第7話 ロケット団との遭遇

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そしてラルド達はユーラスタウンを出て、次の町アフトシティを目指していた・・・

「ラルド、ちょっと休憩しようぜ」

ラルド達は山越えをしていた。ゴールドが疲れるのも無理はないだろう

「そうだな休むか」

ラルド達は、近くの岩の上に座った

「それにしても、この山全然人がいないな」

それにきずいたのは、ラルドだった

「今日天気が悪いからじゃないか」

ラルド達のいる山の空には、雨雲があったが、まだ降ってこなかった

「しかたない、ゴールド、雨宿りが出来そうなところを探してそこで休もう」

「そうだな」

ラルド達は立ち上がり、雨宿りが出来そうなところを探した

数分後、ラルド達は、洞窟を見つけた

「おっ、あれなんかいいんじゃないか」

最初に見つけたのはゴールドだった

「そうだな、早速行こうぜ」

ラルド達が、その洞窟に近づいた時、雨が振り出した

「降り出したな、ゴールド早く行こうぜ」

ラルド達は、洞窟に向かって走り出した

「ふぅ、ついた」

走ったのはものの15秒ほどだったが、山登りをしたラルド達にとっては、大変疲れていた

ゴールドが、リュックを置くと、洞窟の奥に入っていった

「この洞窟そんなに広くないな、もう行き止まりだ」

ゴールドが行き止まりと言ったところは、入り口から見える場所だった

「どうでもいいけど休もうぜ」

「ちょっとまってラルド、なんかこの壁に、小さなくぼみがあるぞ」

そのくぼみは、直径20cmほどの小さな穴だった

「そのくぼみは、わざの【ひみつのちから】を使うと秘密基地が出来る場所なんだよ」

ラルドは、そういった。よく考えれば、ホウエンには、小さなくぼみなどたくさんあるので、ラルドが知らないわけはなかった

「ふーん」

そういいながら、ゴールドは、戻ってきて、腰を下ろした

「雨やみそうもないな」

そういったのはゴールドだった

「ああ、今日はこの洞窟で、一晩過ごすことになるかな」

そうこうしているうちに、あっとゆうまに夜になった。雨はやみそうもない

「仕方ない、今日は本当にここで寝るか、ゴールド」

「ああ」

2人は、寝袋を出してそこで寝始めた

そして、夜はふけていく・・・

ちょうど0時ごろ、洞窟の外から、足音が聞こえた。その足音でラルドは、起きてしまった

「だれだ、こんな夜中に」

ラルドが、外に出てみると雨はやんでいた

「おっ、雨やんでるじゃん」

そういった時、洞窟の左側から声が聞こえてきた

「なんだ?」

ラルドは、そう思いつつ見に行くと、話し声が聞こえてきた

「奴らに、先を越さすな!勝利は我が手に!」

ラルドは、その声を出している奴らを見ると胸の当たりに【R】のマークがついていた

(ロケット団だ!)

ラルドは、そう思った、ラルドは、この事態をゴールドに知らせるため、戻ろうとしたそのとき

「がさ!」

大きな音を立ててしまった

(しまった!)

「誰だ!」

団員からの声が飛ぶ

「まずい、急がないと」

ラルドは、洞窟に戻った、洞窟は少し見つかりにくい場所にあったが、すぐばれるだろうと思っていた

「おい、ゴールド起きろ」

ラルドは、ゴールドの体をゆすりながら、起こした

「何だよ、ラルド」

ゴールドが、不機嫌そうに起きた

「どうもこうもないんだよ。この洞窟からとっとと逃げるぞ」

ラルドはそういって、寝袋をバッグに戻した

「どうしたんだよ急に?」

「ロケット団がいたんだよ、しかも俺が、音を立てたから、今頃俺を探しているはずだ」

「なんだって!」

そう言うとゴールドは、おきて寝袋をしまった

2人ともリュックをしょって、洞窟から出るタイミングを計っていた

「よしいまだ」

ラルド達は、急いでその洞窟をでて、隠れながら山頂を目指した

そのとき、1人の団員が、ラルド達を見つけた

「おーい!ガキがいるぞ」

団員が、大きな声で言った

「ちっ」

ゴールドは、そう思った。そして団員が言ってきた

「きさまらここで何をしている」

その質問にラルドが言い返した

「それは、こっちのセリフだ。ロケット団がここで何をやっているんだ」

「ほう、われらの名前を知っているとは、きさまらあいつらのスパイか」

そのとき他の団員が4人ほどきた

「どうした」

その中の一人が、最初からいた団員に聞いた

「こいつら、あいつらのスパイみたいです」

「そうか、ならば倒すしかあるまい」

そう言うと、5人の団員が、ボールを取り出し、ポケモンを1体ずつ出してきた

「くそ、ゴールドやるぞ」

「おう!」

ラルドたちもボールを出した

「行け!ゲイト」

「行くんだ!マグマラシ」

2人はゲイト(ワニノコ)とマグマラシを出した

相手のポケモンは、5匹ともグラエナだった

「行け!ゲイト、みずでっぽう」

「マグマラシ、かえんぐるまだ」

2匹の攻撃は、別々のグラエナに当たった

「グラエナ、ひるむな!とおぼえ!」

グラエナ5匹がいっせいに【とおぼえ】をした

「ちっ、これじゃまずいな」

ラルドはそう思った

「ラルド、ここは、俺達ももう1匹出そう」

「そうだな」

「なにをごちゃごちゃ言っている、グラエナ!かみつくだ」

「行け!ロック」

「行くんだ!モココ」

「ロック!てっぺき」

ロック(コドラ)は、かみつくをてっぺきで防いだ

「ロック!がんせき封じ、ゲイト!みずでっぽう」

「マグマラシ!かえんぐるま、モココ!10万ボルト」

4匹の攻撃は、混ざり合い、巨大な攻撃力を生み出した。そしてその攻撃は、5匹のグラエナに当たった

「グラエナ!」

けむりが晴れグラエナたちを見ると、戦闘不能になっていた

「今だ!ゴールドポケモンたちをボールに戻して、この山を下山するぞ」

「わかった」

2人は、ポケモンたちをボールに戻し頂上を目指した

「おい、あいつらがいないぞ」

団員がそれに気がついたのは、ラルド達が、頂上を目指し始めて30秒後のことだった

そのころラルド達は、山頂を目指して走っていた

「なあ、ラルド。いったいどうしてこんな山にロケット団がいたんだ」

ゴールドが聞いた

「分らない、でも【奴らに先を越させるな】って言っていたから、その【奴ら】が関係していると思うんだけど・・・」

「そうか、今そんなことを考えていても始まらないな。さっさとこの山を下山しようぜ」

そういっているうちにラルド達は、山頂についていた

「よし、やっと山頂だな。あとは下るだけだ、行こうぜラルド」

「ああ」

こうしてラルド達は下山して行った。幸いにもくだりの道は直線一本という変わった山だった

そして、ラルド達が下山しているころ、ラルド達を取り逃がした団員は

「きさまら!失敗したな」

「はっ、申し訳ございません。ボス」

5人の団員がいっぺんに頭を下げた

すると、ボスは、近くの幹部に言った

「おい、こいつらをあそこに連れて行け」

「はっ」

幹部が、団員に近づいてきた

「ボス、それだけはやめてください」

団員達が必死に言った

「とっとと連れて行け」

幹部は、グラエナたちを出し、団員達を連れて行った

「いったい奴らは、何をする気だ」

そしてそんなことが起きている中で、ラルド達は、下山し終わっていた

「ふぅ、やっと下山できたよ」

ラルドが、一息ついた

「さあ、さっさと町に行こう。あいつらが、また来ると面倒だからな」

「そうだな、行こう」

こうして、ラルド達は、次の町アフトシティを目指すのだった

第7話終了第8話に続く・・・

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