第6話 奇妙なポケモン

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ラルド達は、次の町ユーラスタウンを目指すのだった

ユーラスタウンに行くためには、森を通る必要があるので、ラルド達はその森の中を歩いていた・・・

「なあ、ラルドお前が調べていたのは何なんだ?」

ゴールドがラルドにたずねた

「ああ、そろそろいいかな」

ラルドはためらうように言った

「ロイヤルシティに行く前のもりであった奴らがいただろ」

「ああ」

「あいつらが何をやっていたか気になったんだ」

「それで?」

「で、その場所に行ったらこれを見つけたんだ」

ラルドはバッグから紙切れを一枚取り出しゴールドに見せた

「これをよんでみな」

その紙切れにはこうかかれていた

「この森に伝説のポケモン【ラティアス】と【ラティオス】がいる。この二匹を捕獲し【ロケット団】に対抗するんだ」

そのあとにも、文字が書かれていたが汚れてしまって読めなかった

「ロケット団ってもしかして・・・」

ゴールドはそう思った、以前ジョウト地方でラジオ塔が占拠され、占拠していたのが【ロケット団】という奴らが占拠したということを知っていたからだ

「しっているだろう?お前も、俺はよく知らないけどジョウトに住んでいたお前なら」

「ああ、あいつらがこの島に」

ゴールドは思いつめたような顔をし始めた

「それで、俺は町で、ロケット団について調べたんだけど、確信のある情報は無かったんだ」

「そうか、しかしどうするもしロケット団がこのマーレ島で、何かを起こすとしたら警察に知らせたほうがいいんじゃないか?」

ゴールドがラルドに言ったが、ラルドは首を横に振って

「警察はだめだ、こんな確信の無い情報では、動いてくれないよ」

「そうしたらどうする、この情報を知っている人は俺達しかいないんだぜ」

「いや、まだ知っている人がいるよ、この紙切れに文字を書いた人たちさ」

「そうか、じゃあその人たちを探せば何とかしてくれるかもしれないな」

「ああ、でも探すのはきわめて困難なはずだから旅をしながら探すのはどうだ」

ラルドはそう提案したが、ゴールドは

「そんなのんきにいっていいのか?相手はいつなにをするかわからないんだぞ」

「でも、こんな広い島をどうやって探すんだ?」

「そうか・・・うーん、じゃあ旅をしながら探すしかないな」

「それしかないだろ、じゃあ決まったところで次の町に早く行くとするか」

「ああ」

こうしてラルド達は次の町ユーラスタウンを目指すのだった

そしてそのころエメルは、【R】のマークのついた奴らがいた森にいた・・・

「慎重に行かないと、もし私の記憶が正しければあの【R】のマークは・・・」

エメルは思いつめたような顔だった

そしてエメルは、一本の木を見つけた

「この木は!?」

エメルは驚いた、ある一本の木だけものすごいあとがついているのだった

「この木、普通のポケモンのわざで傷が出来たんじゃない」

エメルはそう思った。普通の人ではそんなことが分らない様なことだが、エメルはオダマキ博士の娘なので普通の人がわからないようなこともわかった

その木は、全てのタイプのわざで受けてはいなかった。まるで、悪意がこもったようなわざだった

「いったいどんなわざを使ったんだろう?」

エメルがそう思ったとき、後ろの草むらが【がさ】と音を立てた

エメルは音がしたほうを見た、するとザングースとザングースのトレーナーらしき人がいた。そいつはがっちりした体つきの男だった

そのトレーナーは、胸あたりに【D】のマークを付けていた

「あなたは?」

エメルがそう聞くと

「その傷を見てしまったようだな、しかもその傷が普通のポケモンのわざで出来たものじゃないとわかっているとなれば、きさまを消すしかないな!」

そのトレーナーは、語尾を強く言って

「ザングース!きりさくだ」

ザングースがエメルに向かってきりさくをしてきた

「くっ!」

エメルはそのきりさくをうまくかわした

「出てきて!グリーン」

エメルはグリーン(ジュカイン)を出した

「グリーン!リーフブレード」

リーフブレードはザングースに当たった

「ちっ!ザングース!ダークラッシュ!」

ザングースは、今まで誰も見たことのないような技を出してきた

「何ですって!」

そのわざは、グリーンに当たり効果抜群のわざだった

「グリーン大丈夫」

グリーンは、立ち上がったがとても辛そうだった

「相手はザングース、それなら」

エメルがそう思うと

「ザングース!ダークラッシュ!」

ザングースが、グリーンめがけて攻撃してきた

「グリーン!かわらわりよ」

グリーンはかわらわりをし、かわらわりとダークラッシュがぶつかり合った

「グリーンがんばって!」

エメルはそういった

グリーンは力を上げダークラッシュを押し切ってザングースにダメージを与えた

「ちっザングース!ダークラッシュ」

またダークラッシュをしてきた

「グリーン!ギガドレインよ」

グリーンはギガドレインをザングースにあて回復した

「ザングース!」

ザングースは、戦闘不能になった

「くそっ!覚えていろ!」

トレーナーは、ザングースを戻し、森の奥深く隠れていった・・・

「ふーグリーン大丈夫?」

エメルはグリーンにそう言うとグリーンは、大丈夫そうな声を出した

「グリーン、今のポケモンのことを調べるため、いったん町に戻ろう」

そういってから、エメルは、ロイヤルシティに戻っていった

こうしてラルド達は、ユーラスタウンを目指し、エメルは、さっきのポケモンについて調べるためロイヤルシティに戻るのだった

第5話終了第6話に続く・・・

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