Color.10 無色透明な白昼夢①②③

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10話 最後の決心
その日は朝から大雨だった。
強烈な悪寒を感じ、茜音は名無し神社へ向かうことに。
家を出る前に母に引き留められるが、「必ず帰ってくるから」と言って家を飛び出る。
名無し神社に向かうと、先にケガレとの交戦を終えたシューマの姿。
シューマの願いの短冊に穢れが吸い込まれると、願いの短冊が光を帯び始める。
シューマが願いを叶えようとするのを茜音は防ごうとするが、間に合わず。
元より穢れを溜めた願いの短冊に本当に願いを叶える力があるはずもない。短冊は周囲の土地の穢れを更に吸い取り、ジラーチのケガレとなって顕現する。
そしてどこかから現れた「センセイ」がここに来て本性を現す。
「センセイ」はケガレとジラーチの力を使って無意識下で茜音が1話時点で望んでいた自分にとっての「馴染む世界」を汲み取り、好きな父、父の小説、好きなゲームであるポケモンが混ざって現れた「向こう側」と、「こちら側」を混ぜた世界を興そうと目論む。そのために今ある世界を「ハラウ」のだ、と。
そのままジラーチと共にセンセイは本殿へと消えていき、さらに周囲には大量のケガレが現れる。(ザングースやゴルバットなど、どこかで見たケガレ達)
降りしきる豪雨の中、茜音とシューマは戦う。
シューマのお陰で茜音はケガレ達の包囲網を突破。包囲網に取り残されたシューマに後を託された茜音は一人でイーブイと共に本殿へ向かう。(ここでハッキリと自分が大事にしたいものを口にする)
本殿へ向かうまでにも難関がいくつか立ちはだかるが、イーブイと共に突破する。
(ケガレとの戦闘⇒本殿でイーブイ色んな進化を見せる。サクサク進行したい)
(道中、家族・友人との絡みも出せればいい)
最終的にセンセイ、ジラーチとの対峙。センセイからいろんな問答を投げつけかけられながら戦う。色相や鮮烈感美の詞を引用しながら返せるとオシャ。
(この辺のやり取りは十八番なので詳細は決めず自由にやろう。茜音自身の願いの短冊を使うプランも有)
ジラーチを撃破(イーブイと相打ち位が望ましい)。さっきまでの大雨が嘘みたいにピタリと止む。
それに伴い、「あちら側」由来の人、モノ、ケガレも消えていく。ただし何か一つだけ痕跡が残る。(イーブイ由来かシューマ由来か未定。茜音と好感度が高い方が残る)
ケガレや「あちら側」由来の出来事は結局どこまでが現実でどこまでが幻なのかは分からない。きっと白昼夢のようなものなんだと考えるが、それを通じて得たものは確かに現実のものである。
結局のところ短冊による願いを叶えることは出来なかったが、自身が現実で築き上げた周囲との絆、自身の成長によって得られた未来を切り開く力を手に、自信をもって日常へと帰っていくのであった。

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