オーレ地方。荒れ果てた不毛の土地。砂漠の広がる荒れた地ではあるが、ここに住まう人やポケモンにとっては先祖代々から連なる唯一無二の大切な故郷である。
大して資源のない地であるからこそ、限られた資源の奪い合いも絶えなかった。資源のなかには、物やエネルギーだけではなく、生き物も含む。とりわけ優れたポケモンは、貴重な物資である。
まだラルトスだった私は、野生で育ち、町の少年に拾われ、それでも幸せに暮らしていた。だがある日、強引に奪われ、私は悪の技術で心身共に調整を加えられ、悪の組織の道具とされた。
他人に所有権のあるポケモンを強引に所有権を書き換えるシステムを開発した組織があったのだ。
オーレ地方の暗部、影の存在――彼らは自らを『シャドー』と称し、暗躍した彼らは、捕まえた私たちを洗脳し、その能力を最大限に活かせるよう機械でコントロールした。組織の人間は私たちに『シャドーポケモン』と自らの組織の名を冠したが、滲み出る負のオーラを見て、人々は『ダークポケモン』と私たちを蔑んだ。
ダークポケモンだろうと、シャドーポケモンだろうと、私たちに希望が無いことには代わりなかった。私はキルリアになり、サーナイトになり。けれども、暗黒面に落ちたままだった。自我を奪われ、普通のラルトスだった私は居ない。救いを求める意思さえ、無い。数え切れない程の犯罪に加担させられた。時には人を、ある時は自分と同じポケモンでさえ襲った。わけもわからず。
そんな私を救った少年は、私の心を解放――リライブし、私に生きる道を示してくれた。その旅の後なぜ交換に出されたのか。なぜ私はホウエンに送られたのか。そして、ホウエンのマスターは、私をカントーに送り出し、シンオウに。やがて私はジョウトに辿り着いた。
思い出した。それら全てのマスターは不思議と同じだった。外見とか出自とか、そんなものでは無い。その心が、トレーナーとしての魂が、すべからく同じだったのだ。
私はどのマスターに仕えても、何も変わらない心地良さを感じていた。思い出した。私の隣にはいつも、“マスター”が居た。
その隣が、私の死ぬまで居たい場所で。魂がここだと叫ぶような強い想いがあったことを、私は思い出した。
※
夢現に目を覚ました私は、木目の天井に目を奪われ、慌てて起き上がる。身を起こして観察した周囲は、古く狭い室内だった。そこに敷かれた布団の上で私は寝かされていたのだ。
ふいに突き刺す視線を感じて、慌てて室内を見渡すが誰も居ない。
布団の上に座り込んだまま、自分の両手を何となく眺める。温かみのある、肌色の、人間の手。
私は一体どうなってしまったのだろう。
部屋にある、古びた窓から外を眺めてみた。そこには、商店が何店か見えた。何かの機器を売っているらしい。さながら電気街であった。
誰かの視線を感じで慌てて振り返った。薄暗い室内に、“それ”は居た。
無表情に私をただ見つめている。血の気のない、白い肌。緑の頭部。赤い瞳。
「サーナイト?」
その赤い瞳は何か闇を抱えたように濁っていた。言葉、テレパスのひとつも発しようとしない。ただ、暗い負のオーラを纏って、そのサーナイトは私に付かず離れず、立っていた。
「貴方は誰?」
やはり答えはない。私は、ブランシェの言っていたことを思い出した。
『きみはこの世界に来て間もない。スタンドはこれから発現していくのだろう。きみもそのうち、背後にスタンドを感じるようになるはずだ』
どうやら、このサーナイトは私のスタンドであるらしかった。つまり、私はこの世界のスタンド使いということになる。同時にそれは、ポケモンである私がポケモンを使役するということを意味していた。
頭がこんがらがってきた。状況を飲み込めないでいる私を、サーナイトは不気味なほど静かに見つめる。
色こそ普通のサーナイトであるが、その身に纏ったオーラはこの子がダークポケモンあるいはシャドウポケモンと言われる存在であることを示していた。
「お、目が覚めたのか」
年季の入った引き戸を開け、入ってきたのはスパークである。
「すまないな、汚い部屋で。アキバの実家だ。一階は商店になってるんだ」
不安がらせないように、声を掛けてくれているのだろう。
「ありがとう」
「ははっ。言葉の割に表情が怖いぞ」
ポケモンだった私は、人間の表情の作り方を知らない。だから。
「ごめんなさい。こういう時、どんな顔すればいいのかわからないの」
その言葉を聞き、スパークは一瞬呆気にとられた表情を見せたが、すぐに笑い始めた。
「ハッハッハ! 笑えばいいと思うよ! ハハッ、綾波レイか! その格好、そうだろうなと思ったよ。青いショートボブ、白い服。ブラウスじゃなくてワンピースなのがちょっと違う気がするが、雰囲気出てるぞ……ん?」
軽口を叩いていたスパークのセリフが途切れて、その視線が私の背後に向かっている。
スパークの背後に青い影が具現化していく。
フリーザー。サーナイト。二体のスタンドが睨み合う。ゴゴゴゴ、という効果音が聞こえそうな威圧感が二者にあった。
「きみに良く似たスタンドだな。やはり、きみもスタンド使いだったな」
微笑んでみせるスパーク。
「どうだ。オレのチーム“インスティンクト”に入らないか?」
「チーム……?」
確か、ブランシェも同じようなことを言っていたと思う。ブランシェはチーム“ミスティック”だった。
「スタンド使い同士はひかれ合う。そう言っただろ? スタンドは強いものから弱いものまで幅広い。弱いスタンドはいつまでも弱いか? そんなことはない。スタンド同士が闘い合うと、スタンドは強さを増していく……だからこそ、スタンド使いは覚悟を決めて闘う」
私の居た世界のポケモンバトルと概ね同じような事情であるらしい。ポケモントレーナー同士は目が合えば闘うものなのだ。
「スタンド同士の闘いは、勝敗がつけば終わり。笑ってバトル終了というわけだが、中にはそうじゃないヤツがいる。スタンドを使い、この社会を裏で操ろうとするヤツが。ヤツらにとっては、スタンドは便利な道具だ。強かれ弱かれ、スタンドを持たない人間にとっては脅威だからな。ヤツらはスタンド使いを集めている。仲間になるなら良し、ならなければ……スタンドごと始末する」
スパークは怒気をはらんだ口調でまくし立てる。
「スタンドは一般人には見えない。その存在も知られていない。知られないために、始末するんだ。スタンドの存在そのものを知る奴が邪魔なんだよ、ヤツらは!」
そう言葉を発するスパークの表情は怒りに紅潮していた。
「その“ヤツら“というのが、あのRの文字の入ったユニフォームの連中なんですね」
「ああ。GOロケット団と名乗っている。ふざけた奴らだぜ! ……ん?」
スパークは台詞の途中で表情を変えた。何かの気配を察知したのだ。そして、私も同時にそれを感じていた。
スタンド使い。近くに来ている。
「敵か味方か……一度会ったスタンドは大体わかるんだが、今回のは初めてだ。行くぜ、サナ。スタンドは二体いる、さすがにオレ一人では分が悪い」
「ひとりよりふたりのほうが仕事が早い、というわけですね……」
「お? 北斗のセリフか? わかるねー!」
今回は滑らなかった。やはりと言うか、これは何かの作品のセリフであるらしい。コウタローやポプラが揃って使っていたので、何となく想像していたが改めて知って可笑しくなった。
あの人たちは、ホントにマネするのが好きだった。可笑しく感じると同時に、切なくなる。
マスターには。マッシュには。コウタローには。カイトには。ポプラには。たくさんの人たちに、もう会えないのだろうか。
「行くぜ!」
スパークが駆け足で廊下へ、そこから階下へ通じる階段を駆け下りていく。私もその後を追う。
店舗になっている一階で目に付いたのは、店長らしき中年男性、スパークに良く似た顔をしている。違うのは髪の色か。金ではなく、白髪をしていた。
そして、店長らしき男の視線の先に太った男がふたり――私はそのふたりの顔に覚えがあった。
「オヤジ……もしかして万引きか?」
オヤジと呼ばれた男は、みなまで言うなとばかりに、手で鋭く制止した。
太った男たちは、時折り、小声で語り合い、店内の品を物色している。一見して、何かを企んでいる雰囲気だった。二人組は結局何も購入せず、そのまま店を出ようとした。
が、カウンターの“オヤジ”が、背後から声をかける。
「お客さん、困りますねぇ?」
「だ、誰でござるか?」
焦ったメガネの方がとんちんかんな質問を投げかける。
「三日月電子の店長の外郎と申しますが、そんなことよりお客さん、お会計。終わってませんよねぇ?」
突然カウンターから出て来た店長に、太った男のメガネの方が焦りを滲ませた声で返答する。確かヤマダという名だ。
「そ、そうであるよ! 我らはただパワーLEDライトを見ていただけであるよ!」
聴いても居ないのに、バンダナの男が慌てて説明を始める。こちらの名は確かスズキ。
二人とも太っており混同しがちであるが、私は「メガネはヤマダ、バンダナはスズキ」という覚え方をしている。
「パワーLEDだって?」
店長は目を細める。
「そ、そうでござるよ。何を隠そう我らはAKB48の親衛隊でござる。次のイベントで持ち込む改チアのLEDを探しに来たでござるよ、ほら、これが証拠の改チア――あ」
ヤマダがカバンから何やら取り出そうとした時――未開封の商品がこぼれ落ちた。
「これ。ウチの商品だね? それに改チアは会場に持ち込み禁止されてるはずだが?」
「う……バレちゃ仕方がないでござるな! くくく、我がムゲンダイナのエジキとなるが良い!!」
ムゲンダイナ――ガラルの災厄の名を出し、ヤマダは何やら両手を胸の前で組み、指を立てる。何かの印を切り、ブツブツと呟いている。
「ほう。こうなったヤマダ殿は手がつけららないであるよ。貴様ら、後悔するであるな……」
バンダナの下のメガネをクイックイッと直しながら、スズキはニヤける。
「臨・兵・闘・者・皆・陣・列・在・前!!」
「何だこのデブ、九字護法を切りやがった……サナ、気をつけるんだ。ヤツもスタンド使い……どんなスタンド攻撃をしてくるかわからない」
スパークのスタンド――フリーザーは構え、私の背後でサーナイトも身構える。
そして出て来たのは、紫の細長い身体をした――アーボだった。スタンド名が“ムゲンダイナ”というらしい。
「邪王炎殺黒龍波!!」
アーボが牙をむき、私の方に襲いかかる!
「キタァァァ――――!! さすがヤマダ殿! おれたちにできない事を平然とやってのけるッ そこにシビれる! あこがれるゥ!」
スズキが奇声をあげながら、ガッツポーズをしてみせる。
「サナ!!」
私の方に牙を剥き、赤い口腔を見せるアーボ。スパークが叫ぶ。
「フッ……地獄の業火に焼かれな……ん?」
ヤマダが勝利宣言をしたその直後、私のサーナイトは念力をアーボに叩き込んだ。追い打ちをかけるように何発も。
「なっ、スタンド攻撃!? その金髪の男だけでは無かったでござるか!?」
その後、とどめだと言わんばかりにサーナイトはサイコキネシスをアーボにぶつける。
「あべし!」
サイコキネシスの輝きが爆ぜ、アーボは地に伏し、同時にヤマダも吐血しながら吹き飛んだ。店内の商品がその衝撃で散らばる。
ヤマダはそのままピクリとも動かなくなったが、死んではいないだろう。このサーナイト、なかなか凶悪である。
「……」
しばし流れる無言の時だったが、沈黙を真っ先に破り、カバンから何やら取り出し、両手に構えたのは、スズキだった。
「フッ……驚くことも無いであるよ。想定の範囲内である。ヤマダ殿は我らふたりの中でも最弱……我が自ら戦場に舞い降りるしかないであるな」
両手に持った妙な筒を構え、腰――重心を低く下ろして構える。その背後に黒いモヤのようなものが立ち込める。
「我が名はスズキ! ヤマダ殿の願いと志、今ここに受け継ぎ、ヲタ芸を打つ!! 我が剣グランドリオン!!」
どうやらグランドリオンと名付けているらしい筒の先端が眩く光る。まるで、暗闇の中に差した一筋の希望の光のようだった。
「あれは改チアか……?」
「ああ、息子よ。そして、あの構えはOADだ」
スパークが呟くと、外郎と名乗った店長が答え、スズキの一挙一動を見守る。
「ったくよ……自由の代償は高いぜ。夢を抱きしめろ。そしてどんな時でも打ち師の誇りは手放すな……しゃぁいくぞー!!」
突然、スズキが声をあげ、手に持った妙なライト――否、改チアを光らせ、右肩に構える。
「タイガー、ファイヤー、サイバー、ファイバー、ダイバー、バイバー、ジャージャー!」
スズキの背後にマタドガスが踊り出て、ガスを撒き散らす。しかし、それはまるでスモークのように、何やら妙な動きを見せ始めたスズキを包み込む。
スズキはガスの暗闇の中、右と左、それぞれの手に握りしめた改チアを輝かせながら、何やらその太った身体に見合わない俊敏な動きを見せ始めた。
それを見た店長の外郎は目を見開く。
「なん……だと……! ハロプロ界隈ならばいざ知らず、未だマイナーなAKB界隈にこれだけのモノノフが居ようとは!!」
「オヤジ……この動きは凄いのか? オレにはよくわからないが……」
そんなスパークの頭部を鷲掴みにし、外郎は叫ぶ。
「よく見ておくがいい。今、我々は時代の大きな岐路に立っているのかもしれん……これは、その筋の者――スジモンしか出せぬ、匠の業っ! まさにプロフェッショナル!!」
そんな外郎とスパークを脇目にスズキは踊り狂う。その横に影が増える。ヤマダだ。
サイコキネシスを受けてなお、ヤマダは立ち上がったのだ。
「ヤマダ殿!! その傷では……?」
「フッ、スズキ殿……戦友がこうして困難に挑もうとしている時に、打ち師たる者寝ている場合ではあるまい?」
ヤマダは、さっと改チアを取り出し、左手を斜め45度に、空を改チアで指す。そして、右手を腹の前に構えるとグルングルンと円を描く。
「や、ヤマダ殿!? いきなりロマンス警報を……!?」
「フッ、最初からクライマックスでござる……ロマンス!!」
そして、ふたつの巨漢が並び、阿吽の呼吸で動き出す。左手をあげる、おろす、クイックイッ、妙な動きをひたすら繰り返しながら、漢たちは叫ぶ。
「タイガー! ファイヤー! サイバー!」
ヤマダが叫ぶ。
「ファイバー! ダイバー! バイバー! ジャージャー!」
スズキも叫んだ。
「あー、もういっちょ行くぞー!! 虎! 火! 人造! 繊維! 海女! 振動! 化繊飛除去!!」
「チャペ! アペ! カラ! キラ! ララ! トゥスケ! ミョーホントゥスケ!!」
まるで何かの呪文のように二人は叫び続け、それを見て外郎は涙を流していた。
「スジモンや……この二人はモノホンのスジモンやで……」
外郎は何故かジョウト訛りだった。スパークは白い目でそれを見ていた。
ふたりのデブの奇妙な動きは加速していく。
「ロザリオ!」
右拳を地面に叩きつけるような動きをし、右手が垂直になった瞬間、左手は水平に。まるで十字を切るようだった。
「からの〜、ムラサメ!」
「からの〜、サンダースネイク!」
バッテンを胸の前に切るような動き、右手を突き出す流れるような動きを、次々と繰り出す。
その度に外郎は「なに、ムラサメからサンダースネイクにこんな繋ぎ方があったとは!?」やら「出るか、アマテラス……!」など、鼻息を荒くしていた。
そして、会場のボルテージが最高潮に達した時、ヤマダとスズキはこちらに攻撃を仕掛けようとし――私の顔を見て、何かの違和感を覚えたのか、その動きを止めた。
「や、ヤマダ殿……」
「す、スズキ殿……」
私の顔を見て、呆然と顔を見合わせる二人。ヤマダのドガースはガスを撒き散らすのを止めていた。
「スタンド攻撃が消えていく……どうしたんだ、こいつら? 闘う“覚悟”が消えた?」
そして、デブ二人は、右膝を床につき、頭を垂れた。
「姫……大変な無礼を働きました」
「如何なる罰もこの身を持って受け致します。むしろ罰をください。罵倒し、あまつさえその御御足で我が頭をお踏みください」
気持ち悪いことを言う。
「我らが剣は姫のもの」
「我らが剣は姫のため」
そして改チアを差し出す。
「作るのに一本、八千円くらいしています。パワーLEDライトを4つ投入しました。この剣で、どうするかは……姫の御心に」
ヤマダがそう言うと、カウンターの中にいた外郎が驚いたように声をあげた。
「その顔……、妙な色の髪をしているからそっちばかりに目を取られていたが、AKB一期生の“サナっち”じゃないか!?」
外郎も加わり、三人の漢たちの熱い視線を受けた私はスパークに助けを求めようと視線を送ったが、スパークはただ肩をすくめてみせただけだった。
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【補足】
〇ヲタ芸とは?
その歴史を紐解くと古く、モーニング娘。時代まで遡ると言われているが割愛する。
ヲタ芸とは、コンサートなどにおいてファンが繰り広げる、独特な動きを伴う踊り、ダンス掛け声のことである。文字通りアイドルオタク等がアイドルや声優などのコンサート・ライブなどで行っている、アイドルのために捧げる応援の芸、応援方法である。オタ芸をすることを打つなどと呼び、オタ芸を楽しむ人たちのことを打ち師と呼んだりする。(文献Wikipediaより)
打ち師は使い捨てのサイリウムや、チアライトという電池式のライトを用いて踊り、時にサイリウムダンスと言われる。市販のチアライトでは光量が少なく、もっと魅せたい場合、分解し、パワーLEDライトをハンダで3から4個ほど連結させることがあるが、これを改良チアライト、ちぢめて「改チア」という。あまりに眩しいので、昨今ではコンサート会場での使用が禁止されていたりする。
〇スジモンとは?
今話で、外郎が口走っていた「スジモン」とは、その筋の者という意味である。スジの者……スジもん……スジモン……!
世の中には「趣味は何」と聞かれたときに、本気であるいは冗談で「人間観察」と答える人がいるが、外郎の趣味は人間観察の中でも、特にスジモンを観察するのが好きで、風変わりな連中の観察をしては記録を取っている。この記録を「スジモン図鑑」と言い、外郎は巷では「スジモン博士」と呼ばれている。また、外郎は珍しい名字で、そのためか、「ウィロー博士」などと呼ばれることもある。
ちなみに息子(スパーク)の本名は、「外郎 雷火」というキラキラネームである。
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