いざ! ポケモンバトル!

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なんかジャノビーが好きな方に少し申し訳ない......
ジャノビーはかっこいいし、かわいいと思う。
旅の途中スタンプラリーに参加することになった僕達。しかし、スタンプ設置場所に普通あるはずのスタンプは、そこにはなかった。
どうやらスタンプを押すにはポケモンバトルをして勝たないといけないらしい。
近くで、すでにスタンプを押したと思われるポケ達がいろいろと話していた。

ピカチュウ「やったねピカッ」
エモンガ「スタンプゲットだぜエモ」
パチリス「すごい! すごいちゅぱぁ! やったねみんな!」

???「君達が次の挑戦者だね!」
フウト「あっはい。そうです」

そして、僕達のスタンプをかけたバトルが始まるのだった。お互いバトルに参加するポケモンはそれぞれ二匹。一対一で二匹ともに戦闘不能になったほうが負けだ。

僕の対戦相手は誰だろうと思っていると、やたらハイテンションな声が聞こえてくる。

???「君が対戦相手だね! てなわけでよろしくー!! まぁこのジャローダ進化間近のあたしにはかなわないだろうけどね! だっていっぱい特訓してきたんだもん。とにかく、よろしくね」

というわけで僕の対戦相手はツタージャの進化形ジャノビーの彼女のようだ
なんか元気だというか、騒がしい......な。

「バトル開始」

ジャノビー「さああたしからいかせてもらうよー! まあ君が先に技を使ってもスピードは私のほうが断然はやいから......」
フウト「ほのおのうず」

相手はいろいろしゃべってるけど、これは真剣勝負だ。もうすでにバトルは始まっている。僕は相手に構わず攻撃する。

ジャノビー「熱い♪ 熱い? 熱い!」

ジャノビー「まったく突然攻撃して来るなんてひどいよー」

相手は涙目で文句を言ってくる。

フウト「これはバトルだ。ニトロチャージ」
ジャノビー「でもあたしだってこのままやられっぱなしじゃないぜ? アクアテール!」
フウト「なんですと!?」

まさかアクアテールとは......想定外だった。相手のアクアテールが直撃して僕はダメージを受ける。
そして、さらに相手はグラスミキサーでたたみかけてくる。僕はほのおのうずでそれを打ち消すが、

ジャノビー「おとりだよーつるのむち!」

まずい......僕は相手のつるのむちに捕まってしまう。そして相手は連続でアクアテールをつかう。かなりまずい状況だ......どうやって脱出するか......。
ニトロチャージで脱出しようとするが、それもアクアテールによって阻まれてしまう。

さすがに強い......印象だけで勝手に楽勝だと思っていたけど。

どうすればいいだろうか......そうだ......! 僕はひっかくを発動する。
相手はその痛みで思わずつるのむちによる拘束を緩める。その隙に僕は脱出に成功する。

ジャノビー「いっくよ~メロメロ!」

なんか相手の口調が移ってきた......! こんなこと考えてる場合じゃない? とにかくメロメロをかわすよー♪

ジャノビー「さて、もうきっと君はあたしにメロメロ♪」

僕はニトロチャージで攻撃する。

ジャノビー「ってあれ! うまくいかなかった? なんで? 君もしかして女の子?」
フウト「な訳ないだろ! かわしたんだよ? ニトロチャージ♪」

そして、僕はサイケ光線でさらに攻撃する。

ジャノビー「塩ラーメンおかわりだだだだ」

ジャノビーは混乱状態のようだ。相手が放つ攻撃はあらぬ方向へ。そして、僕は止めのニトロチャージを発動する。

「ジャノビー戦闘不能」

とりあえず第一戦は勝利することが出来た。僕は試合を観戦していたミライに声をかける。
          
フウト「というわけでとりあえず! 第一戦は勝ったぜ?」
フウト「次は! ミライだよな♪ 頑張れよ!」
ミライ「フウトどうしたの......?」
フウト「僕は大丈夫だよだぜ? とにかくミライ頑張れよ」
ミライ「ボクは大丈夫だ!」

そしてバトルは第二戦目にはいる。そしてミライの相手は、どうやらエモンガのようだ。

エモンガ「どうも俺はエモンガだぜ! よろしくな!」

エモンガ「さあ、どこからでもかかってこいっ」
ミライ(どこからでも鯉?)

「バトル開始」

開始の合図ともに、ポケモンバトルの幕があける。

ミライ「スピードスター!」
エモンガ「おっと、エレキボール!」

まず、ミライはスピードスターで先制する。対して、エモンガはエレキボールでスピードスターを防ぐが......

ミライ「それはおとりだ! シャドーボール!」

その隙を狙ってシャドーボールで相手にダメージを与える。

スピードスターは必ず命中する。防ぐためには技で打ち消さないといけない。そして、技を打ち消すのに注意がいってる間がチャンス。これがミライの作戦だった。

ミライは再びスピードスターを放つ。攻撃はまたも命中しエモンガにダメージを与える。
エモンガはアクロバットで攻撃しようとするが、ミライはギリギリまでひきつけてかわし、そしてアイアンテールを放って相手にダメージを与える。

エモンガは一度上昇して体勢を立て直す。

ミライ「とどめだ。ジャンプからのアイアンテール」
エモンガ「おっと危ない」

エモンガはミライの技をなんとかかわす。一方、技を外したミライは地面へと落下していく。そこをエモンガは見逃さなかった。

エモンガ「エレキボール!」

ミライはなすすべなく技の直撃を受ける......。そして、ミライは焦りはじめてしまう。慌ててシャドーボールを放つが、ことごとく外してしまう。

そこにエモンガの十万ボルトが、さらなるダメージを与える。ミライはスピードスターを放とうとするが、十万ボルトの追加効果により、まひ状態になってしまい技を発動できなかった。ミライの中でさらに焦りが募る。

ミライ(どうしよう......まずい......途中までよかったのに......技が当たらない......。せっかくフウトが勝ってくれたのに......)

ミライは再びシャドーボールを放つが、またしてもことごとく外してしまう。

エモンガ「どうしたんだ、威力は高くても的はずれだぞ」

エモンガは影分身を使おうと思っていたが使わなかった。なぜなら使うまでもなくよけることができたから。

ミライ「シャドーボール! シャドーボール! シャドーボール!!」
フウト「ミライ落ち着け!」

さらにエモンガのエレキボール。ミライはかわせず技の直撃を受ける。

ミライ「スピードスター! スピードスター!!」

ミライが慌てて放ったスピードスターも、エモンガの十万ボルトによって打ち消されてしまう。

そして、エモンガの止めのアクロバット。ミライは戦闘不能になる。

第二戦の結果はミライの負けとなった。第一戦の結果とあわせて一勝一敗、今の段階では引き分けだ。

よって決着は僕とエモンガのバトルによって決まることになった。僕が勝てば僕達の勝ちだ......ミライのためにも頑張らないと。

「バトル開始」

まずは、エモンガのアクロバット。それを僕はタイミングを見計らってかわし、ほのおのうずで相手にダメージを与える。
しかし、エモンガもやられてばかりという訳じゃない。エモンガは十万ボルトを放つ。さすがに威力が高い......。

フウト「くっ......」

ダメージが蓄積してきた......でも、ここでやられる訳にはいかない......。僕はほのおのうず、エモンガはエレキボールを放つ。お互いが放った技はそれぞれ相手にあたる。

フウト「サイケ光線!」

エモンガ「く......」

フウト「いくぞ。とどめのニトロチャージ」

「エモンガ戦闘不能、よって参加者の勝ち」

とりあえずバトルに勝利して最初のスタンプを押すことは出来た。

僕達は次の町に向けて旅を再開する。しかしミライはあれからずっと無言のままだ。
さすがに少し心配になってくる。きっとさっきのバトルのことで落ち込んでるんだろうな......僕はとりあえずミライに声をかける。

フウト「ミライ大丈夫か......」
ミライ「ごめんなさい......私は大丈夫です......」

続く......
バトルしようぜ!

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