第81話

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この作品には残酷表現があります。苦手な方は注意してください

その後無事にバンギラス達が居る森へと辿り着いたタツミ達。しかし、先日まで居た場所への行き方を忘れてしまい森の入り口で右往左往していた。

タ「全く・・・忘れるなんてどんだけなんだろうか・・・動くGPSと言われた僕も大分お疲れのようだ。うーん、迂闊に入って迷ったら迷惑だろうしどうしようか・・・?」

ス『動くGPSって・・・・。どうしようって言われても・・・そういえばあの場所って空が開けてたよね?』

タ「あー確かに空は開けてた・・・つまり空から探した方が早いって事?」

ス『そういうこと、じゃあ行ってみようか。そっちが陸から探しながら行くよりも早いし何より見つけやすいからね。』


と言うことでタツミはスパイアの背中に、ハリマロンはレガの背中に乗り空から探してみる事にした。するとその場所は案外簡単に見つける事は出来たが、その場所には今の所はポケモン達は居ないようでただ閑散としているだけだった。タツミ達はひとまずそこに降り立ち木々へと腰掛けポケモン達が来るのを気長に待ってみることにした。

タ「うーん・・・でもなんか前来た時と様子がちょっとおかしいなぁ・・・?こんなにもポケモンが居ないもんだったか?」

ス『どうだろうねぇ・・・。でも今はまだ昼間だからかもしれないしもう少し待ってみて来なかったら次の町に行ってみるのも考えた方が良いかも・・?』

レガ『うーん・・・なんか疲れたから僕はちょっと寝て良いかな?午後も移動距離が結構ありそうだったし・・・。』

タ「うん、まだそんなに早く行くつもりは無いからゆっくり休んでていいよ。スパイアもずっと飛び続けていたから疲れたんじゃ無い?休むなら休んでもいいよ?」

ス『僕の方は全然大丈夫!でもハリマロンは慣れない空の旅でもう疲れたみたいだね・・・レガにもたれかかって眠っているよ。』

タツミはスパイアからそう言われレガの方を見てみるとレガは基本的にうつぶせで眠るのだが、背中の翼の部分で丁度影になるところにハリマロンはレガにもたれかかるように眠っていた。

タ「まぁ今まで凄く大変だったみたいだからこんな感じで休むこともままならなかったのかもしれないし・・今はそっと寝かしておいてあげよう。あっ、ティアとかもボールから出しておいてあげようかな。」

タツミはティアとスカイとフィーロをボールから出しそれぞれ自由に行動させることにした。最初はハリマロンの姿を見てそれぞれが驚いたりしていたがタツミから説明を受けて納得したようだ。また、今日の天候は快晴という感じでは無く雲がやや多い天気だったため気温もそれ程上がらずのんびりとするには丁度いい季候だった。

タ「うーむ・・・大体何時くらいに出れば向こうに丁度良く着くことが出来るかなぁ・・・。大体6時か7時には着きたいところだけどそうしたらこっちを・・・。」

ティ『それだったら大体遅くても3時までに出れば着けると思うよ。でもそれは陸路での話であって空路の場合は5時位でも全然大丈夫そう。』

タ「そうなの?やっぱり陸路はごちゃごちゃしているからかな。5時か・・ならまだ全然余裕あるね。ティアとかスカイ、フィーロも遊んでて良いんだよ~。」

フ『僕はタツミの側で日向ぼっこしているだけで別に良いよー。こっちの方がゆっくり出来るし♪』

スカ『確かに下手に動き回って疲れ果てたら元も子も無いですからね。』

ティ『僕達もゆっくりしておくことにするよ。』

タ「そうかい?じゃあスパイアも・・・・って寝ているか。」

先程までタツミと話していたスパイアだったがいつの間にかタツミの側にある木にもたれかかって気持ちよさそうに眠っていた。その代わりにハリマロンが起きてきた。

ハ『あれ・・いつの間にか寝てた・・・!?』

タ「あー・・・そんなに驚かなくても良いよ。全員僕の仲間だからね?」

ハ『そうなんだ・・・。』

ティ『うーむ・・確かにこの地方では全く見ないポケモンだね~。君ってカロスって所から来たんだよね?』

ハ『うん・・・。』

フ『そんなに怯えなくても良いよ、僕達は何もしないからね?カロスってどんな所?』

ハ『そうだなぁ・・・この地方と比べるとあっちが都会かな~。』

スカ『へぇ~・・こっちと比べて都会なんだね~。』

その後暫くはハリマロン達は話していたがどうやら少しは打ち解けたようでタツミの目の届く範囲で元気に遊んでいた。

タ「今日まで色々と気を遣わせてたからなぁ・・・たまにはこんな風にゆっくり出来る時間があっても別に良いよね。」


その後優しく吹くそよ風に吹かれながらタツミ達は木陰で休んでいた。そして、タツミ達が眠りに落ちそうになった時に遠くから聞き覚えのある声が聞こえてきた。

タ「ん・・・?あっ帰ってきたかな。よいしょ、もう起きようっと。」

タツミが体を起こすと視界の遠くに2つの影がありその影はタツミに向かって大きく手を振っていた。どうやらヨーギラスとバンギラスが帰ってきたようで、ヨーギラスの方はタツミの姿を見つけると駆け寄ってきた。

ヨ『タツミ-!どうだった?無事に終わった?』

タ「ご覧の通り何とか無事に終わったよ~。でもちょっと危なかったかなぁ~。」

バ『無事で何よりです。レガさんも無事に戻ったようでこれで一安心ですね。』

タ「あっ、ご無沙汰してます。そうですね、これで一件落着で次に進むことが出来ます・・・ご心配おかけしました、でもどっか行かれてたんですか?」

バ『ちょっと隣の森へ用事で行ってたんです。たまにこうやって行くんですが、今日は近くのポケモン達も一緒の会合だったので・・・。』

タ「あーそうなんですね?なんか前来た時と森の様子が違う気がしてなんかあったのかなって思ってましたよ。」

その後は色々と今までの経緯などを話し今後の事についても話して色々とアドバイスやこれから行く地域の様子などを話し合っていた。その間ヨーギラスはフィーロやティアと遊んでいた。そして、大体話し終わった時にはもう時計の針は17時を指していた。


タ「じゃあそろそろ次の町に向けて出発しようかな・・・?真っ暗な中飛び続けると危険だしスパイア、レガ大丈夫?」

レガ『僕も十分リフレッシュ出来たからもう大丈夫だよ!』

フ『タツミ・・・僕との約束覚えている?』

タツミは以前フィーロとあのごたごたが終わったら一緒に連れ歩くという約束を結んでいた。しかし、ここまでの道のりはフィーロには厳しいと判断しボールの中から出さなかったのだ。

タ「あー・・・そうだったね・・・じゃあフィーロ、一緒に行こうか。でも無理はしないようにね?」

ス『僕とレガが居るから大丈夫と思うけど・・・ただ、フィーロも少しは注意してね?』

フ『うん!』

タツミからそう言われたフィーロは満面の笑みを浮かべ大きく頷いた。

タ「よし、なら行こうか・・・・ってハリマロンはどうするかなぁ・・・ボールの中に入っておくかい?」

ハ『・・・・・はい・・・・。一時だけだけど・・・ボールの中に入っておくよ・・・・。』

タ「う・・・うん、ならよろしくね?(あー・・またボール嫌いな感じか・・・)」

ハリマロンはやや嫌そうにボールに触れるとボールの中へと入って行った。そしてハリマロンが入ったボールを手に取るとバックの中にしまいスパイアの背中に乗った。

タ「それじゃあ色々とお世話になりました。」

バ『こちらこそお世話になって・・・・・色々とありがとうございました。タツミさん達もお元気で・・・。』

タ「はい、ありがとうございます。ヨーギラス、元気でね・・・またどこかで会える日まで・・・。」

ヨ『・・・うん・・・。また会えるよね・・・・?』

タ「さよならじゃ無いからね、またきっと会えるよ。それまで元気でね・・・・。それじゃあ失礼します、スパイア、レガ行こうか。フィーロは気をつけてね?」

ス『了解!』

レガ『うん!フィーロも気をつけてよ?なんかあったら直ぐレガに言うんだよ?』

フ『大丈夫!僕だってそれなりに強いんだから心配しないで!』

バ『あの・・タツミさん、もし宜しかったらこの子も連れて行ってもらえませんか・・・?』

タ「えっ?これは・・・ポケモンの卵・・・?」

タツミがバンギラスから手渡されたのは紛れもないポケモンの卵であった。しかし、以前レスタが入っていた卵とは違い今回はややピンク色に染まっている。

タ「でもこんな大事な物を・・・・僕なんかが・・・。」

バ『昨日隣の森で見つかったそうなんですが、隣の森は治安があまり良くなく危ないからと言うことで比較的穏やかなこちらの森で引き取ったのです。ですが、やはりここでじっとしているよりはタツミさんみたいに優しい方と一緒に行動した方がまだ安心出来るかと思いまして・・・。』

タ「なるほどですね・・・分りました。この子は責任を持って僕が預かります。」

バ『よろしくお願いいたします。それじゃあお気を付けて・・・。』

タ「はい、スパイア、レガ、フィーロ・・・行こうか。」


ヨーギラス達が居る森からヒワマキシティまでは直線距離で大体60キロから70キロ離れている。地図では海沿いに位置している様に見えるが実際町があるのは海岸線から大体内陸へ5キロくらい入ったところで有り海がある訳では無く基本的には森林に囲まれた町と言った位置づけだ。
また周りを自然に囲まれている事からツリーハウスを売りにしておりポケモンセンターやフレンドリィショップ以外の一般的な民家などは木の上に作られておりそれ目当てで観光しに来る人も多いという。しかし、この町まで来るには酷い道を通る必要があり自動車はおろか歩行者でさえも危険に遭遇する程の道を通る必要があり初心者や新人トレーナーにとっては辿り着くのはある意味難関だったりする。
途中にはお天気研究所があるが原則としては関係者以外は1階の展示ブース以外は立ち入りが規制されており休息という休息はあまり出来なかったりする。


タ「あっ、火口の近くは飛ばないようにね?立ち入り禁止区域に指定されているから。」

ス『ここって火山地帯なの?なんかさっきの場所を見た限りでは火山って感じは全くしなかったけどなぁ・・・。』

タ「直ぐ近くに火山があるって訳じゃ無いんだけど結構近いところに火山があるみたい。それだからフエンでは温泉が湧くんだろうね。」

フ『火山が近くにあったら温泉が湧くの?』

タ「基本的には火山の熱によって地下にある地下水が熱せられてそれを汲み上げる事によって温泉が湧き出たって感じなんだよね、特にこのフエンからキンセツに至っては地下水が豊富だから一般家庭向けの水道も地下水がこの世界でも使用されているはずだよ。豊富だから温泉の数も多いって事だね、まぁ間違っているかもしれないけど・・・。」

フ『へぇ~・・・・そうなんだ・・・・。』

レガ『あっ、あれが火口なんだね?結構噴煙も上がっているし凄い活火山なんだね・・・。』

タ「空から見る限りじゃ殆ど同じか・・・。じゃあカルデラもあるかもね。」

フ『カルデラ?』

タ「うーん・・・その話は長くなるからまた次の機会があったら説明することにするよ。それよりも日が大分傾いてきた・・・早めに行こう。」

レガ『何とか着きたいところだけどこの調子だと・・・・日の入りまでにはちょっときついかなぁ・・・。』

タ「まぁなるべく早くでお願い。」


その後なんとか日が沈んでから1時間位経った後町へと到着することが出来たタツミ達であったが、殆ど木々が生い茂る森林地帯を飛んでいたことも有り到着する頃には相当疲労が溜まってきていた。

タ「何とか着いたね・・・とりあえず今日はもう休んだ方がよさそうだから・・・スパイア大丈夫か?」

ス『何とか・・・ぜぇ・・・大丈夫・・・ぜぇ・・・・。』

レガ『肩で息をしているぞ・・・スパイアはもう休んだ方が良いよ。後は僕に任せて。』

タ「じゃあボールの中に入っておいて?フィーロは大丈夫か?」

フ『うん!僕はまだ全然大丈夫!』

レガ『元気だなぁ・・・・本当体力あるな・・・見直したよ・・・。』

タツミはスパイアをボールへと戻しフィーロには周りを驚かせないようにタツミが持っていたパーカーを貸し姿を何とか隠しその後ろからレガを歩かせ何とか周りの視線を誤魔化そうとしたが、いざポケモンセンターの中へと入ってみると人がそれ程おらずこれならば隠さなくても大丈夫だったかと思うほどだった。

タ「これなら隠さなくても大丈夫だったかなぁ・・・さてとさっさと部屋を借りて休もう。」

ひとまずタツミはジョーイさんに部屋が空いているか尋ねたが、どうやら1人部屋はもう埋まってしまっているらしく唯一開いているのがやや広い2人部屋だけと告げられた。

タ「2人部屋か・・・まぁレガとかフィーロも居るからそれ位がまだ良いか・・・じゃあそれでお願いします。」

ジョーイ「はい、分りました。部屋の鍵はこちらです、手持ちのポケモンを出すのは自由ですが炎タイプのポケモンは出さないようにしてくださいね?最近火事が多いとの報告がありましたので。」

タ「分りました。」


部屋自体は1人部屋も2人部屋もそう変わらないのだが広さが2人部屋の方が当然広い。レイアウトは他のポケモンセンターとそう変わらないのだがつい最近改修したのかまだ真新しさが残る部屋だった。

タ「ほぉ~・・結構広いんだね。これなら全然レガとか出していても余裕の広さだね~。」

レガ『本当それ。こんなに足を伸ばしてゆっくり出来るポケモンセンターって無いから楽だよ。』

フ『新しいし広いしやっぱりイイネー♪ボールの中よりも全然楽だよ~。』

タ「それは良かった。さてと、一応夕食にしようか・・・・って何も買ってなかったんだ・・・どうしよう・・・・。」

レガ『ここってなんか店とか無いの?町に出てみたらそれなりに店はありそうなもんだけど・・・?』

タ「まぁ一応行ってみようか、このまま食べずにいたらずいぶん前みたいな事になりかねないからね。」

レガ『恐怖の一泊だったっけ・・・wスパイアと出会わなかったら本当危なかったやつだ・・・w』

タ「そうそう、あの時本当スパイアと出会わなかったら危なかったからなぁ~・・・そうならない為にもちょっと買いだめしておこうかな~どうする?部屋に残っとく?それとも着いてくる?」

レガ『僕は付いていくつもりだよ?フィーロは?』

フ『うーん・・僕は部屋に残っとくことにしようかなぁ~。迷子になりそうだしもしそうなったらタツミに迷惑掛けちゃうからね・・・。』

タ「そうかい?じゃあティアとスカイも出しておくから何かあったら連絡してね?じゃあレガ行こうか。」

レガ『うん!』


町へと出てみるともう夜遅いというのに観光客と思われる人やトレーナーが多く歩いていた。また山奥に近いところにある為夜は寂しい感じの集落かと思いきや意外と明かりも点いており立地している場所や周りの景色とは違い賑やかさがある。
ここからキンセツやハジツゲ、ミナモへと向かうにはミナモを除き険しい峠越えとなり時間と体力だけが消耗していく。特にここのヒワマキシティからキンセツシティへと向かうためにはホウエン地方を南北と貫いている険しい山脈を越える必要があり相当な時間と体力が必要になってくる。
だが、ここからキンセツシティへと向かう人はそうそういなかったりする。

そんな中を歩き続けタツミ達はフレンドリィショップでポケモンフーズとタツミとレガの夕食を買いポケモンセンターへと戻る。戻る道中もカイリューなんてホウエンにいないポケモンを連れている為町にいる誰もがレガの方を珍しそうに見ていた。普段はフレンドリィショップでは人間用の食材は置いている事は少ない若しくは置いていたとしても少数だったりするがここのフレンドリィショップではあまり商店が無い為か人間用の食材も豊富に置いていた。

レガ『うーむ・・・あんまり見られるのは好きじゃ無いんだよね・・・早く帰ろう・・・・。』

タ「そりゃあ自分だってジロジロ見られるのは嫌だよ・・・よし、なら走って帰るか・・・。」


その後ポケモンセンターへと帰ってきたタツミ達であったが、距離が意外とあった為か部屋へと入ったときにはもう息が上がっていた。

タ「ぜぇ・・・ぜぇ・・・買ってきたよ~・・・・。」

レガ『何で飛ばなかったんだろ・・・なんで走ったんだろ・・・・あー・・・きつい・・・。』

フ『どうしたの!?走ってきたの?』

ティ『またどうして・・・あっもしかして・・・・。』

ティアが何かに感づきレガの方をチラッと見た。

タ「まぁ・・・レガって本来はこの地域にいないから相当珍しがられて・・・視線が凄いことになったから走って帰ってきたらこうなった・・・。」

レガ『今考えると本当飛んだ方が一番良い解決方法だったね・・・判断を間違ったよ・・・。それよりも・・・はい、夕食。』

タツミとレガはとりあえず買ってきたばかりのポケモンフーズをそれぞれポケモン達へと渡していく。その時スパイアもボールから飛び出してきた。

タ「あ・・・・炎タイプのポケモンは出すなって言われてたんだけど・・・どうしようか・・・・。」

ス『・・・・極力物に焦げとか燃やさないから・・・ね?』

タ「本当に気をつけてよ~・・・ってほら!尻尾の炎!!!」

タツミが見た先にはカーテンに引火しそうになっているスパイアの尻尾であった。しかしカーテンにはギリギリ触れてないのかカーテンに炎が燃え広がることは無かった。

ス『・・・・やっぱりボールに戻っておくね・・・・。』

スパイアはしょんぼりとしながらボールの中へと戻っていった。それを見てタツミは罪悪感に襲われたという。


食べ終えた後は何時もの通り明日の事を話し合うことにした。案は2つ有りまず直行でミナモシティへ行く案とミナモシティへ向かう途中にあるおくりび山をちょっと見てからミナモシティへと向かう案の2つである。
おくりび山とはミナモシティから大体15キロ程離れた場所にありカントーのシオンタウンのポケモンタワーみたいにポケモンの墓地となっている。しかし、ポケモンタワーと違いこちらは幾分か整備されている為修行や墓参りに来る人で深夜であっても常に人が居るという状態らしい。
しかし、修行する人達や訪れたトレーナーによる度重なるポケモンバトルにより所々床が損傷し一部は脆く立ち入りが禁止されている部分も多数見受けられお墓というよりは一種の修行場という位置づけに今はなっているようだ。
以前はおくりび山とミナモシティへと続く国道を結ぶ連絡船が定期的に運航されていたが現在は廃止されており、ミナモシティへと向かう国道からおくりび山へ向かうにはなみのりを覚えたポケモン若しくは空を飛ぶで辿り着く必要があるが逆ルートは陸路で辿り着くことが出来る。


タ「おくりび山は基本的にはポケモン達の墓地となっているようだね。でも頂上まで行くと霧が晴れていたら綺麗な景色が見れますって書いてある・・・。」

レガ『そのガイドマップ相当心霊スポット推しなんだろうな、でもあんまり墓地は行きたくないなぁ・・・。』

スカ『あの山は確かに墓地が多いですけど観光客とみられる人も多くて結構墓地みたいなしんみりした感じは薄いですよ?修行している人も居ますし・・・。』

ティ『うわ・・・墓で修行ってなんか罰当たりな気がするんだけど・・・っでタツミはどうするの・・・?』

タ「うーん・・・まぁ行ってみて何も無かったら速攻下りてこようかなとは思ってはいる・・・シオンでもそうだけどやっぱり怖いっちゃ怖いよなぁ・・・。でもやっぱり行くのは失礼かなぁ・・・。」

スカ『どうですかね・・・最近は心霊スポットと言ってから訪れる人も多くなったって聞きましたし大丈夫じゃないですかね?』

レガ『まぁタツミがそう言うなら・・・怖いけどお供します・・・・。』

タ「あっ、怖いなら無理にボールの外にいなくてもいいよ?外にいるよりも少しはマシかと思うから?」

スカ『じゃあ私がお供します。私何回かおくりび山には登ったことがあるので道案内も出来ると思うので・・・。』

タ「あっそうなの?じゃあよろしく頼んだよ。フィーロはちょっときついか・・・。」

フ『うん・・・でも入る前までなら大丈夫だから入る直前にボールに入れてくれたら・・・。』

タ「わかった。じゃあ今日は相当無理した行程だったからそろそろ休むことにしようか、みんなお疲れ様、スパイアも今日はありがとうね。」

そう言ってスパイアのボールをちょっと撫でた後テーブルの上へと置きタツミ達は横になった。
以前の車で使ってた社外オーディオを家で使えるようにしてみたけど、相当音質良くて車のオーディオって凄いと思う今日この頃。

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