第8話  ´´電撃´´の出逢い

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時間は少しだけ戻って……。
 チームラムのみが洞窟に到着するよりも何十時間も前。 コイル達が入るよりも前。
 
 時間の歪みの影響で、ダンジョン内の体感としてはそれほど経たないぐらいの事。
 1匹のポケモンが電磁波の洞窟の奥を見つけて、その先へと調査に訪れていた。

 
 “““““““““““““““

──なんもおかしな事なんてねぇと思ってたのニ、ほんと不思議なもんダナ。
 
 調査とはいえ、退屈に進んでいたいつもの洞窟。
 その退屈を吹き飛ばしたのは見たことの無い薄暗さの続く奥地だった。


 
 自然変動による影響だろうか。 そのポケモンも何度か訪れたはずのこの洞窟に深い階層が現れていた。
 ルーキークラスの救助隊の腕試しや、道具集め、依頼も時折見かける程度の場所。
 初心者向けの低難度なこのダンジョンは電気を帯びて通常ならば視界は開けている。
 
 だが、この奥地、電気は帯びているはずの壁も薄らと明かりを灯すだけで、見える範囲は狭い。 暗い階層がいつもよりもさらに奥へと広がっていた。
 目を慣らしても地面は数歩先が見えるかどうか。 それはダンジョン内の敵ポケモンとて同様な素振りではあった。
 
 
 
 調査へ来たそのポケモンは体格、そして自らの特徴を活かして壁を伝い、張り付きこっそりと進む。
 元々の階層で見覚えのあるような姿をした幻影はそこにはない。
  電磁波の洞窟の出現ポケモンはポチエナ、エレキッド、プラスル、マイナンにビリリダマ。 これぐらいだったはずだ。
 どれも脅威にはなり得ない単純な攻撃しかしてこない者ばかりだ。

 だが、現状この謎の奥地で見るのは明らかに戦闘能力の高そうなポケモン。
 
 元々の階層で見たエレキッドの進化した姿のエレブーに、明らかに凶暴そうなグラエナなども目にした。
 1匹で進まず、調査のためにアリスの元に一度戻るべきかとも考えた。
 だが、気になっていた。
 興味深い異変を感じて先に進んでしまっていたのだ。


 

 明らかに洞窟全体が纏う電気の量がおかしい。


 
 
 個ポケ的には、居心地はとてもいいぐらいの電気。 電気は本ポケにとって栄養でもあるし、ここでならいくら蓄電しても問題はないのだから、どんな現象や自然変動がこの洞窟の電気量を異常にしているのか’興味’が湧いてしまった。
 元々、’冒険家’なんてのをしていた時の癖だろうか。探究心が止まらなかった。
 盗電……と言われてしまえば聞こえは悪いが極小のこの身体を活かして、でんきタイプのポケモンから電気を頂くのもこのポケモンの得意技なのだから。
 少しぐらい美味しく頂いても問題はないだろう。そう考えていた。
 


 さて、そう深くは進まず2,3階層降りた時だ。
 少し細めの通路――とはいえ本ポケが何匹分も収まる幅なのだが――を抜けると広い部屋の、行き止まりの階層に辿り着く。
 本ポケの目の前に飛び込んだのは、それこそこんな初級のダンジョンの奥には居ないボス級ポケモン。
 ダンジョンの奥を住処にする伝説や幻と呼ばれるポケモンは多くいるが、この洞窟での報告はなかったポケモン……。
 いや、むしろ他の大陸ですら発見したという報告は聞いた事のないポケモンだ。
 
 古い文献や御伽噺で見た程度の知識だが、名前は確か、“レジエレキ“と言っただろうか。
 空間の歪みでどこか遠い地域のダンジョンとでも繋がって現れてしまったのだろうか。

 
 休眠状態、だろうか。 黄色い球体のような身体は動く気配はなく、静かに、だがダンジョン内の他のポケモンとは比べ物にならない電気の量を纏う。
 とある地方では、大陸中の電気供給をこの1匹だけで満たしてしまうと文献が残っている程の電気の量のはずだ。
 洞窟全体の異常の正体はこいつだろうが、起きて暴れたりしなければ問題は無い。そう思いたい所だ。

 中々お目にかかれないポケモンな上にこんな電気の量。
 ダンジョンの奥というのもあって他のポケモンは現れない……。

 そう思っていた。

 
 岩の隙間から飛び出し、隠れるのをやめて……。
調査に来た本ポケはレジエレキの方をまじまじと魅入っていた。

 
 ──少しぐらい吸ってから帰ってもバレないカ……? いやいや、ゆっくりしてる場合じゃねぇヨナ。 だいぶ時間も経ってるだろうし、’オイラ’もそろそろ疲れたからナ。 一旦帰ってアリスと救助隊本部に報告をして再調査の検討をしてからの方がいいよ、ナ……。

 ごくり……と、目の前の大量の電気を見て唾を飲む。
 当ポケにとって見れば、セカイイチと呼ばれる最高に美味しいリンゴ。 いや、どこかの宿場町で食べた"スワンナ"というポケモンの絶品料理ぐらいのご馳走だろうか。

 
 ――いやいや、途中から難易度が大きく変化するダンジョンなんて初めてだ。 早めに一度報告をしないと、今後初心者――ルーキー――の救助隊が危険な目に遭ってもおかしくない。

 ここはグッと堪えて、気持ちを切り替える。また来れる。調査で来なければ行けないはずだ。
 
 
 己の身体よりも更に小さい特注バッジを取り出して、帰るために掲げようとする。
 救助隊連盟は律儀に各々のポケモンの体格に合ったバッジを送ってくれたりもする。 こんなに小さなバッジ――本ポケにとっちゃ丁度いい大きさではあるが――一度落としでもしたら探すのも大変だろう。
 それこそ“目“が良くないと体格の大きいポケモンには見えないぐらいに。 傍から見たらその辺に転がる石ころ以下の物だろう。


 そんな思考を巡らせて帰る準備をしていた時だ。
  後ろから何者かが、相当近くまで来た足音でようやく気づくほどにレジエレキと、そして今バッジの準備に集中していた。
 カッ!カッ!と地面を硬い爪が蹴る音が後ろから聴こえ、はっと息を飲む。
 

 !?
 ――なっ、完全に……油断してタ……!


 
 振り返れば、道中で見かけたグラエナ。
 そのキバが獲物であるこちら目掛けて、レジエレキの電気を反射させながら光り輝いていた。
 



 
“““““““““““““““““



 
 "真横"にいるピカのほっぺも、ダンジョンの壁も、どちらもその静電気の放出は止まる気配は無さそうだ。
 パチッ、パチッと音を鳴らす。 感電とかはしなさそうで何よりだけども。
 
 小さな森の時と変わらず、耳を立てて警戒、辺りを探りながら歩くピカ。
 オレも周りは見ているし、さすがに居ないだろうとは思いながらも、岩の隙間も時々確認してみる。
 アリスさんのアドバイスで小さめのポケモンという情報はあるけれど、実際の所どのくらいの大きさなのかはわからないアリスさんの相棒。
 
 コイルと出会った場所までの道中よりも、突然暗さが増した奥地。
 電気の流れがあるはずなのに明らかに視界の狭さを感じる。
 さっきまでの道よりも奥は暗いな〜?と呟いたら、“不思議のダンジョン化の……影響なんじゃないかな……“とピカがそう言って、ゆっ〜〜〜くり歩く速度をオレに合わせたのは奥地に足を踏み入れてすぐだった。

「なぁ? 前歩くのはピカが担当だろ? なんで、いつの間にかオレが前になってるんだ?」
「あ、あはは……。 こんなに暗いとは思わなかったし、それに暗闇ならクキの方が周りの様子見えるでしょって思って……ね?」

 確かに、昨晩そんな特技を見つけはしたが、早々に活躍するとは思わなかった。
 真横に居たと思えば、いつの間にかほぼオレの背中の たね を防御に使うぐらいに後ろに配置を変えていたピカは、どうやら暗い所は苦手らしい。 手はずっとたねに置いてオレに身を寄せたままになっているし、話している小声も若干震えているぐらいに怖いというのは伝わる。
 変な所怖がりなんだな……。まぁ、これはこれで可愛いとも思うような……。 いや、ピカもオスだし“可愛い“は何か違うような……。


(あ、待ってその先何かいる)
(ん?)

 小声でそう伝えられ、壁に寄って身を潜める。
 怖がりながらもその割りには音で敵の位置は察知してくれているようだ。
 
 おかげで、見えてない曲がり角の先の敵に気づかれないように、そいつが通り過ぎるのを待ったりしながら戦闘は避けながら進んでいく。
 “身体の大きいポケモンが多そう……“そう感知したピカ。 歩く音や動く音だけでそこまで分かるものなのかとは思うけど、その聴力のおかげでひとまず戦闘は避けて行けそうだ。
 
 身体が大きい、という事は進化をしているポケモン、だろうか。
 直感で進化しているポケモンは強いなんて感覚と、そしてダンジョンの雰囲気が変わったのもあって、なるべく戦わないように移動するのを提案したのはオレだった。

 後ろからも来ていないか、入る部屋に敵はいなさそうか。 不思議な暗さの中を慎重に進んで行った。
 


「ねぇねぇ、実はもうアリスさんの相棒さん、とっくに脱出してるとか、ないかな……? コイルさんも見てないって言ってたし、こんな奥に先に来てたとしてももう帰ってたり……して……」

 2つぐらい階を降りた辺りで弱気な声が後ろから聞こえた。
 たぶん、さっさと帰りたいんだろうなぁ。 暗いし。
 危なかったらすぐにでも帰ろうとは打ち合わせてはいるけど、まだ捜してるポケモンは見つかってない。

「なら、早めに帰るか?」

 後ろで震えるピカに決定を投げようとは思わないけれど、正直進んでも“いる“か“いない“かは賭けに近い。
 そのポケモンの見た目を正確に知らない上に、先に探索に来ていたのが自分達よりもダンジョンに慣れているはずの救助隊の一匹。
 無事に先に帰ってくれてるのがもちろんいいが、もしも を考えると引き返さなければよかったなんて事になりたくはない。
 オレもどっちつかずではある……か。
 

「うぅん……。 もう少し進んでからにしよ?」

 少し悩んでそう返事が返ってくる。
 ピカとしても帰りたい気持ちと、見つけたい気持ちとの戦いなんだろうなぁ。
 帰ってるなら帰ってますよ〜、なんてどこかに目印でもあれば……。そんな事も考えている時だった。

 しばらく真っ直ぐの通路を進んで、少し様子の違う階の雰囲気を感じた。
 ずっと先を見れば明るく開けた場所があるのが分かった。
 と、思えば後ろの おくびょう が前に出る。 明るければ問題ないらしい。

「あそこ、奥に誰かいる。 早く行こ!」

 前に出て振り返って言うやいなや4足の体勢に変えて駆け出そうとするのを見て、咄嗟につる2本を前にぐるりと回して静止する。
 「わーおっ!?」と驚きながらつるの手前で立ち止まってくれる。
 咄嗟だったとは言え、つるで包み込むようなコントロール。 朝は上手く行かなかったから自分でも少し驚く。
 上の階での戦闘でコントロールも少し身について来たみたいだ。

「ちょっと待てって。 離れた場所でまた倒れられたりしても、オレが困るから」
「あ……あはは、そっか一緒に行こっか」

 頭を搔いておどけるピカ。
 遠距離から つる で援護出来るようになったとはいえ、昨日のように遠くで倒れられるのはごめんだ。
 ゆっくりと、つるを縮めて戻す。
 
 
 

 奥の部屋までは狭いこの通路一本道。
 当たり前のように、下ってきた階段は後ろにはなかった。
 途中に分かれ道は無し。
 
 明るいその場所の手前で様子を伺うことにする。
 通路よりも明るいその部屋のような空間。見れば理由は一目瞭然。
 部屋の中央付近にいる黄色い球体のようなポケモンの発する電気だろうことは分かった。 明らかに強い光を放っている。
 オレたちがいる通路と、その球体のポケモンの間には、なにかに引っかかってもがいて唸るグラエナの姿があった。

 
「あれ、“エレキネット“かな?  あの黄色いポケモンのわざだとしたら戦ってるようにも見えるけど……」

 もがく敵に気づかれないよう小声で相談を始める。
 ピカの発言からあれはエレキネットというらしいのに引っかかってるのは分かる。 黄色い電気を纏った網のような、わざの名前そのままと言えばそのままだけど。
 でも、 だけど、だ。
 グラエナと対峙しているように見える黄色い球体のあのポケモンは戦闘中には見えない。 動いて、ない……?

「いや。 あいつの わざ だとしたら、その、エレキネット?とか言うので捕らえてとどめ刺さないのはおかしくないか? それにあのポケモン、寝てるみたいに動いてないような……」
「うーん……?だとしたらあのエレキネットって……もしかして?」
「もしかしそうだよな。 アリスさんの相棒はいるのかもだけど、どこにいるかだよな」

 見えるのはグラエナとその真ん丸な奴のみ。
 小さい、壁などに隠れられるほどのポケモンという情報があるのだから、どう考えてもあの丸いのは目的のポケモンでは無いだろう。
 じゃあ、どこに……。

 幸いグラエナはネットを引き剥がそうと必死で気づいていないし、向きもこちらではない。 距離もある。
 それなら……。

 思い切って2,3歩足を踏み入れ、通路から部屋へ、視界を広げる。
 この明るい部屋、天井が通路よりも少し高い。
 
 左……

 右……


 
 床を見渡しても他にポケモンの気配は無い、ようにも見える。
 転がってるのは石ばかり。 道具が落ちてるとかも……

 
 床を注視してるその時だった。

 カサリ……

「え…?」

 
 背中のたねに何かが落ちて来たのを感じた。
 オレが部屋を見渡すために前に出たから後ろにピカ。 ピカが触れられる距離感ではない。
 頭上からの攻撃でもされたのかと内心ドキッとするが痛みはないので疑問に思う。
 何が降って来た? 石にしては乗ったままのようだし、軽い。 

 
「ピカ、今なんか落ちて背中に――」
「――お前タチ救助隊だよナ? 助かった……」

 ピカに向き直って何が降って来たのか聞くより先に、その “何か“ は せっかち に話し始める。
 話せる、ってことと助かったと言い始めたからおそらく何かピンチだったのだろう。
 というか部屋の天井に張り付いて、オレが入ってきたので降りて(落ちて?)来たようだ。
 
「あっ! もしかして、もしかしなくてもアリスさんの相棒のポケモンさんで間違いないですか?」

 
 背中に乗られたせいで、オレからは姿が見えないんだけども……。 乗ってる、のか。
 ピカがそのポケモンに話し始める。

 
「アリスの事知ってんなら話は早いナ……。 オイラは“バチュル“の“チェシャ“、救助隊“ワンダー“の……って自己紹介とかゆっくりはいいからとりあえず一旦ここから出るゾ! オマエらじゃあのグラエナには勝てねぇダロ?」
「たしかにここの敵は強そうだし目的はチェシャさんを探すことなんですけど、あれ? でも帰るならチェシャさんも救助隊バッチは持ってないんですか?」
「オイラのは使おうとしたタイミングであのグラエナに襲われて落としちまったんダヨ」

 
 背中の所で会話されてて動けないけど、とりあえず捜してるポケモンのようなのは分かった。
 帰るなら絶好のチャンス。 依頼はこれでコンプリート。 帰っても問題ない、

 けど、

 するりと つる2つでバッジを取り、見つめる。

 
「…… …… 。」
「――おい緑の? まさか使い方が分からねぇとかじゃネェだろうナ?」
「緑のって、オレはクキです。 使い方は平気なんですけど、なんて言うか……」
「バッチ、無いと困るよね、やっぱり」

 そう、無いと困るだろう。 なんて考えていた事をピカが代弁する。
 ダンジョンを脱出する緊急手段なわけだ。 戦闘中にはそんな暇が無く使えないとしても、依頼のポケモンをダンジョンから戻したりできる必須のアイテム。
 
 同じ事考えてたねと言った具合に笑顔のピカと目が合う。 そんな顔を見たらふっと少し緊張が緩んだ気がした。

 
「ソレはソレで助かるけど、オイラのはバカみてぇにちいせぇんだ。諦めた方が……って、おっと」

 振り返った揺れで、振り落とされないようにチェシャさんが少し踏ん張るのが分かる。
 グラエナ側に向き直ってもう一度床に目を凝らす。

 左にも右にもやはり見当たらない……。
 
「どこら辺に落としたとか、何となく分かりませんか?」
「アイツに襲われた時に落としたカラな、アイツの足元辺りだと思うゾ。 だから、ホントに諦めて帰らネェか?」
「帰らないですよ、なんかほっとけないですし」
「まじめ だなオマエ……、困ってるのを助けたいと思うのは救助隊としては正解なんだろうケドナ。 危ない時に引き返すのも大事だカラな?」
「それは分かってるんですけど、またここまで降りてきて探しに来るのも大変ですからね」
「まぁ、そうだナ。 今帰るかの決定権はオマエらに任せるとしても、2個ほど、悪いシラセだけ教えといてイイか?」
「え?」

 悪い事ってなんだろう、とゴクリと唾を飲む。
 もしかして他の敵が近づいて来てるとか、あの丸いポケモンが起きたら襲って来るかもしれないとか何か想像を膨らませる。
 
 
「マズ、オイラは今咄嗟に自分で逃げらんネェからな?」
「えっと、それってどういう?」
「グラエナの攻撃で噛まれて、脚を痛めちまってンダ。 エレキネット で縛った隙に、ゆっくり何とかこっちの壁まで逃げて様子を見てたトコにオマエらが来てくれたってコトだ」
「な、なるほど」
 
「ケガしてるですか!? オレンのみ食べてください!?」
「なんでそんなすぐにオレンが出せるんだよオマエ……、貰うケドよ」

 オレンのみはケガの治りも早くなるんだったか、ピカが背中のバチュルに渡しているようだ。
 にしても、反応が早い辺りさすがピカだなぁと思う。

 
「それで、2個ってことはもう1つあるんですよね……?」
「あぁ、だから帰るのをススメてたんだがな。 エレキネットそろそろ切れるゼ?」
「「え」」
 

 
 驚くチームラムのみの声と、そんなに都合の良いベストなタイミングで切れるかというところでグラエナはエレキネットを引きちぎりこちらをにらみつけて来る。


 
 唸り声のするその姿に息を飲んだそんな時。 その足元に小さく煌めく何かを見つけた。

「あっ! あのグラエナの足元にやっぱり何かある……」
「うそっ!?何か見えた? それにクキ、このタイミング!?」


 あれがバッジなのか確信はないけれど、あの位置の物を回収は出来るのだろうか。
 向き合ってしまった時点でバッジで帰るには時間を稼がないといけない。

 さて、どうしたものか……。
 

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