マリオネット

しおりを挟みました
しおりが挟まっています。続きから読む場合はクリックしてください
作者:秋道穂花
読了時間目安:1分
※ずっと話が暗いです
僕たちには意志が存在しない。
指示通りの道を歩き、指示通りにバトルをする。
バトルをした後は指示通りポケモンたちを回復させる。

また、暗い洞窟や深い水の中、寒い雪原を歩き回ったり潜ったりする。

僕たちには感覚も無い。
感覚も無いから暗い、冷たい、寒い、疲れなんて感じることも無い。

僕たちには感情も無い。
なんでか分からないけど『悪』と定められた敵と対立しなければならない。
なんで『悪』とさだめられた敵を倒さなければならないのかも分からない。

言葉だってそうだ。
指示通りに通りに周りが発している言葉をただ聞いているだけ。
その人がどういう考えを持っているのかを理解しても「だからなに?」と思う事ぐらいしか出来ない。
それも表に出さずに………ね。

あぁ。僕たちがプレイヤーの分身であるようにプレイヤーと意志、感覚、感情を共有出来たらいいのにな。
そうすれば僕らの生きている世界はもっと色づいて見えるのに………。
プレイヤーの分身として冒険をしている主人公やその主人公を阻む登場人物をテーマに書いてみました。

一生操られ何も考えずに生きること。
楽なのはこういう生き方ですね。
ですが、意志や感情や感覚があるからこそ生きることが楽しいのかも知れませんね。
あなたはどちらの生活が好みでしょうか?

読了報告

 この作品を読了した記録ができるとともに、作者に読了したことを匿名で伝えます。

 ログインすると読了報告できます。

感想フォーム

 ログインすると感想を書くことができます。

感想