今回は番外編です。遅刻しましたが一応ハロウィン回です。あと今回もクーア視点です。
ある秋?の日のこと......
アリサ「ハッピーハロウィン!」
クーア「そだね~」
ラルナ「ついに来た......念願のハロウィン回!」
そう、今日はハロウィンの日。そして、マリンは嬉しそうな様子でそう言う。以前からハロウィンを楽しみにしていたのだ。
フウト「みんな楽しそうだな」
ミライ「フウトも一緒に楽しもうよ!」
そんな私達の様子を見ていたフウトがそう呟くと、ミライはフウトも一緒に楽しもうよと誘う。
アリサ「ところでいつの間に秋になったんだっけ?」
クーア「そういうことは気にしないで」
アリサはある意味当然の疑問を持ってるようだけど......まあそういうことは気にしないで。
ヒョーガ「フウト達旅をしてたんじゃないのか?」
ミクル「そういうのも気にしちゃダメ」
ルナト「ハッピーハロウィンっテナ」
そして、しばらくして......
ラルナ「ヤッホー!お姉ちゃん!」
クーア「さすがラルナはやいね...でなんの仮装してるの?まあ聞くまでもないか」
ラルナ「ふっふっふボクこそはこの小説の絶対的主人公、完璧なヒーロー、国民的アイドル、世界の美男子、そして天才魔法使いマジカル☆ラルナここに見参!」
ラルナは魔法使いの仮装をして得意気にそう言う。なかなか似合ってるんじゃないかな?ちなみに私はというと怪盗の仮装だ。かっこいい衣装がよかったからね。
クーア「私はとりあえず怪盗の仮装かな?」
ラルナ「おおかっこいい......いや......まあ悪くないんじゃない?」
クーア「素直じゃないなあ」
そして、ラルナはお菓子をもらおうと近くにいたミライに声をかける。
ラルナ「トリックオアトリートお菓子くれないといたずらするぞ」
ミライ「あっマリン」
ラルナ「出たああああお化け~」
どうやら、ラルナはミライの仮装に驚いたようだ。そういえば怖いもの苦手だったからね......。ラルナは怖がって少しの間ガタガタと震えていた。
ミライ「ねえフウト?これってそんなに怖いかな?」
フウト「全然」
ちなみに、ミライは吸血鬼の仮装だ。そんなに怖くないと思うけど......まあいきなりだったしラルナはびっくりしたんだろうな......。
ミライ「ラルナ~しっかりして~」
ラルナ「怖かった......」
ミライ「なんかごめんね......」
ラルナ「気にしないで。今は大丈夫だから」
そういえば、フウトの仮装は決まってるのかな......私がそんなことを考えていると、ラルナも気になってたようでフウトに質問する。
ラルナ「ところでフウトまだ仮装決まってないの?」
フウト「ああ、そうだけど」
フウトの仮装がまだ決まってないことを知ると、ラルナは悪戯っぽい笑みを浮かべて言う。
ラルナ「それじゃ、ボクが決めてあげるよ」
フウト「ああ、ありがとう......ってしまった!」
ああ、フウト......気づくのが遅かったみたいだね......まあ頑張ってね......。
マリン「じゃじゃーん!」
フウト「なんで僕がこれを着ないといけないの!」
そして、ラルナが選んだ衣装は巫女服だった。フウトは文句を言うけど......
ラルナ「フウトがこれ着るのに賛成なポケモン手をあげて!」
アリサ「はーい賛成でーす」
フウト「そんなに僕にコスプレさせたいの?」
アリサは大賛成といった感じで真っ先に手を挙げる。そして、フウトはミライに助けを求めるが......
フウト「ちょっと待ったミライ助けて?」
ミライ「たまには......かわいいフウトも見てみたいなぁ。だっていつもかっこいいから」
フウト「ミライ~」
どうやら、今回ばかりはミライもラルナに賛成のようだ。フウトはそんな~とため息をつく。まあ、ミライの意見も分かる気もするけどね。
というわけで、フウトは巫女服を着ることになった。
フウト「なんで僕が......」
ミライ「フウトかわいい!」
アリサ「クーアは怪盗の仮装なんだね!かっこいいと思うよ!」
クーア「アリサも天使の仮装似合ってるよ」
そして、アリサは笑顔でフウトに言う。
アリサ「フウト一人称変えてみよう!」
フウト「いやだ~!天使のような悪魔の笑顔で言うな!」
ミライ「フウトお願い」
フウト「そんな上目遣いでこっちを見るな!」
フウト「仕方ないな......私はフォッコのフウトよ!べっ別にかわいくなんかないんだからね!」
ラルナ「ツンデレフウトちゃん」
フウト「うるさい!」
フウト「ラルナ達が言うから仕方なくやってるだけなんだから!勘違いしないで!」
一方、セーラー服の仮装をしたミクルが不満そうな表情で言う。
ミクル「あの~私達もいるんですけど~」
アリサ「ごめんごめん忘れてないよ」
ミクル「今の段階では出番が少ないんだからせめてこういうところでは活躍しないと」
クーア「メタ発言はほどほどにしよう」
ミクル「私はセーラー服だけど......どうかな似合ってるかな?」
ルナト「似合ってると思うっテナ」
ミクルはルナトに似合ってると言われて嬉しそうだった。少し頬を赤らめてありがとうと言う。
ラルナ「びっくりした~ルナトいたんだね」
ルナト「ちょっとひどいっテナ」
ラルナ「ごめん、ごめん」
ヒョーガ「オレはカウボーイだぜ!」
ルナトは猫、ヒョーガはカウボーイの仮装だ。
一方、ミクルはフウトに気づいたようだ。でも彼がフウトだとは気づかなかったようでこう質問してきた。
ミクル「でそこにいる子は?」
ラルナ「フウトだよ~」
ラルナがそう答えると、ミクルは驚いたような表情で言う。
ミクル「えっそうなの!?かわいいんじゃない?」
フウト「私は別にかわいくなんかないんだからね!」
ミライ「フウト一人称戻していいんだよ......」
フウト「あっ......」
ミクル「本当にかわいい」
ミクルがかわいいというと、フウトは恥ずかしがりながら否定する。
そして、その後もハロウィンを楽しむ。
アリサ「お菓子くれないといたずらだよ~」
クーア「はい、お菓子をどうぞ。そこのかわいいお嬢さん」
アリサ「なんかかっこいい......」
マリン「トリックオアトリートお菓子くれないといたずらするぞ」
アリサ「はいお菓子」
ラルナ「やったぁ!」
ルナト「トリックオアトリートお菓子くれないといたずらするっテナ」
ミクル「えっと......はいお菓子」
ミクルは顔を赤くしながらお菓子をルナトに渡す。
ルナト「ありがとうっテナ」
ちなみに、ミクルがルナトに渡したのはチョコレートだった。
ヒョーガ「これってなんか違うような......ハロウィンというよりバレンタインだな」
ミクル「だって、バレンタイン回なかったんだから」
一方、ラルナはお菓子をもらおうと再びミライに声をかける。
ラルナ「トリックオアトリートお菓子くれないといたずらするぞ」
ミライ「あれーおかしいなーお菓子忘れてきたのかなー」
ラルナ「お菓子がないならいたずらするよ!魔法発動!」
ミクル「なんで魔法使えるんだ?」
ヒョーガ「きっとハロウィン回限定じゃないか?」
一方、ラルナにいたずらの魔法をかけられたミライはあることに気づく。フウトは驚いた表情をしているミライに声をかける。
フウト「ミライ大丈夫か?」
ミライ「すごい。ボクアシマリになってる!」
フウト「いたずらされたのに嬉しそうだな」
ミライ「すっご~い」
そう、ミライはラルナのいたずらによって一時的にアシマリになったのだ。
ミライは嬉しそうに飛んだり跳ねたりしている。その時ふと何かを思いついたようだ。
ミライ「そうだクーア、バルーンのつくり方教えて!」
そして、私にそう頼んできた。
クーア「もちろんいいよ」
ラルナ「そこはボクの出番でしょ......」
ラルナは少しがっかりした様子で苦笑いしながらそう呟く。
ミライ「なんかごめんね~」
フウト「トッ......トリックオアトリートっ!お菓子くれないといっいたずらするんだからね!」
ミライ「はい、フウトの好きなシュークリーム」
フウト「あっありがとう~!」
その後はとりあえずみんなでお菓子を食べる。
ラルナ「シュークリームたくさん幸せ~」
フウト「シュークリームおいしい!」
ミライ「お菓子おいしい~」
アリサ「そうだね~」
ルナト「おいしいっテナ」
ミクル(よかった~)
続く......
ラルナ「読者のみなさんトリックオアトリートお菓子くれないといたずらするよ!」
クーア「もう、ハロウィン過ぎたけどね......」