今回もクーア視点です。
スタンプラリーの旅を続ける私達。しかしその途中、道に迷ってしまう。
そして、そこでは謎のポケモンに追いかけられる。とりあえず、バトルでのアリサの活躍でピンチを脱することはできた。
そして、今はようやく森を脱出することができたところだ。
ようやく通る予定だった道が見えてきた。
ラルナ「つーかーれーたー」
アリサ「大丈夫?」
ラルナは疲れてる様子。ずっと歩いてきたからね......。そして、空を見上げるとかなり暗くなっていた。
アリサ「そろそろ暗くなってきたね......」
クーア「今日はこの辺で野宿にするか」
ラルナ「えっ野宿!?ホテルとかないの?」
クーア「こんなところにある訳ないだろ」
とりあえず、今日はこの辺りで野宿をすることにする。その後は、テントの準備をしたり、夕食を食べたり。
ふと、アリサは夜空を見上げる。今日は晴れていたため星がよく見えた。
アリサ「星がきれいだね~」
ラルナ「そうなの?ボクも見る!」
そして、ラルナも空を見上げる。しばらく星を眺めていたが突然こんなことを呟いた。
ラルナ「遠くの町のポケモンもきっと同じ空を見上げてるのかな......?」
ラルナは何かを懐かしむように、遠い星空を見上げる......。
クーア「そうだね......」
アリサ「二匹ともどうしたの?」
ラルナ「きっと遠くの町のポケモンも同じ空を見上げてるんだろうな......と話してたの」
アリサ「確かにそうだね...」
そして、翌朝......私はいつも通り寝坊したラルナを起こす。
ラルナ「あと五分......」
クーア「朝だぞ」
ラルナはまだ眠そうだ。そして、その後は朝食を食べて次の町へと向かう。
そして、しばらくすると次の町が見えてきた。私達がいた町よりは比較的大きい町だった。
ラルナ「ついに、着いた!」
アリサ「そうだね~」
ラルナ「さあ、ラノベを買いにいこう!」
クーア「スタンプラリーに参加するんじゃないのか?」
ラルナ「別に、スタンプラリーは逃げないよ!」
クーア「フウト達との差がどんどん開いていくぞ」
ラルナ「最近話題のカフェがあるんだよね~そして話題のスイーツが」
クーア「仕方ないな~」
結局スイーツの誘惑に負けた私は、このあたりで最近話題になっているとあるカフェによることにした。私もいきたかったから、ちょうどよかったかな?それにおいしかったからね!
そしてその後は、結局しばらく町を散策することになった。
そして、次の町に向かうか......って何か忘れてるような......?
クーア「ってスタンプラリーに参加するんだった!」
ラルナ「えっなんのこと?」
クーア「参加したいと言ったのはマリンでしょ...ラルナが忘れてどうするの」
ラルナ「そうだった!」
私は重要なことを忘れるところだった。私達はスタンプラリーに参加するんだった......ちなみに、何で知っているかというとフウトに教えてもらったからだ。
とにかく、スタンプラリー受け付けへと向かい、参加申し込みを済ませる。
最初のスタンプ設置場所へと向かう。
そして、到着するとラルナはあたりを見回す。そして、戸惑ったような表情で、
ラルナ「あれ?スタンプがないよ!」
クーア「だからスタンプ押すにはバトルで勝たないといけないんだよ」
ラルナ「そうだった!」
そうして、スタンプをかけたポケモンバトルが始まる。
相性とレベルの問題で、私とアリサがバトルに参加することに決まった。
相手は電気タイプと草タイプだからね......。
そして、私達の対戦相手はというと、
ジャノビー「さあ相性が悪いあなたが、この私に勝てるかな~♪」
クーア「勝って見せるよ」
ジャノビーの彼女のようだ。
「バトル開始」
ジャノビー「前の私とは違うわよ!先手必勝グラスミキサーだね?!」
クーア「冷凍ビーム!」
私は相手の放ったグラスミキサーをかわして、冷凍ビームを放つ。
ジャノビー「引っ掛かったな!とっておきの新技リーフブレードだぜ!」
クーア「さあ、どうかな!れいとうビーム!」
私が放った冷気は相手に直撃する。ジャノビーは何で~?と呟く。
ジャノビー「なんで~」
クーア「私だって事前に対策してるからね!」
ジャノビー「こうなったら~!メロメロだよ!」
相手はメロメロを使うが、私は構わずアクアジェットで突っ込む。
ジャノビー「あれっおかしいな......またかわされたのかな~相手は男の子だから効果あるはずなのに!」
クーア「私は女の子なんだけど......」
なんか複雑なような気もするけど、結果的にはバトルに有利にはたらいたから別にいいか......。
ジャノビー「でも、私だってそう簡単には負けないよ!もう一度グラスミキサー!」
今度は技の直撃を受けてしまう。さらに相手はリーフブレードで畳み掛けてくる。
私はさらに、ダメージを受けるがとっさにバルーンをつくりダメージを緩和する。
バルーンははじけ、水が降ってくる。
そして、さらに私はもう一度バルーンをつくりそれを使ってジャンプする。
クーア「アクロバット!」
そして、草タイプに有利な技で上から突っ込む。
ジャノビー「飛行タイプなんてずるいですよ!」
ジャノビーは不満そうな様子だ。アクロバットはあたり相手にダメージを与えることができた。
そして、私は止めの冷凍ビームを放つ。
ジャノビー「やな感じ~」
相手のジャノビーは戦闘不能になる。そうして第一戦は勝利した。
ラルナ「お姉ちゃんにしてはやるね~」
クーア「私の方がレベル高いけどね」
私は第二戦に出場するアリサに声をかける。
クーア「アリサ頑張ってね!」
アリサ「ありがとう!私頑張るよ~!」
そしてアリサの相手はフウト達の時と同じでエモンガのようだ。
「バトル開始」
まず、エモンガはエレキボールを放つ。アリサはシャドーボールでそれを打ち消す。
さらに、相手は十万ボルトを放つ。アリサはさっきと同様に技でそれを打ち消すが、
エモンガ「甘いね!アクロバット!」
相手のアクロバットでダメージを受けてしまう。
そして、エモンガは再び距離をとると
エモンガ「かげぶんしん!」
かげぶんしんを発動する。そして、それでアリサを翻弄しながらエレキボールを放つ。アリサはかわすことができずにダメージを受ける。
リボンで相手を捕まえようとするが、エモンガはうまく距離をとって捕まらないようにリボンをかわす。
次第にアリサの表情に焦りの色がでてくる。そして、エモンガにペースを崩されていく。技が外れがちになり、ダメージも蓄積していく。
アリサ(ちょっとまずいかも......)
クーア「アリサ、一度ここは落ち着いて!」
アリサは一度落ち着く。しかし、相手は構わず攻撃してくる。
アリサは落ち着いてまずは自分の技で相手の技を防ぐ。攻撃は少し当たったがダメージを少なく抑えることができた。
その後は、相手と互角のバトルに持ち込む。
相手は再びかげぶんしんを使う。アリサはリボンで影をなぎはらい、でんこうせっかで相手に接近する。
相手にそのまま突っ込みバランスを崩したところをリボンで捕まえる。そして、リボンで振り回してそのまま投げつけ、マジカルシャインを放つ。さらにすてみタックルで畳み掛ける。
そして、エモンガは十万ボルト、アリサはマジカルシャインを放つ。
二つの技はぶつかり合い拮抗していたが、最終的にはアリサのマジカルシャインが押し勝つ。
エモンガは戦闘不能になった。
そうして、第一戦、第二戦共に勝利し私達はスタンプを押すことができた。
アリサは嬉しそうにスタンプの台紙を掲げる。
アリサ「私達勝ったよ~」
クーア「そうだね」
ラルナ「そっそうだね......」
ラルナは少し元気がない様子だった。
クーア「ラルナ大丈夫......?」
ラルナ「うん、ボクは大丈夫だよ......!」
とりあえず、夕方になっていたのもあって、今日はこの町に一泊することにした。
続く......
スイーツの誘惑......