コメディ回(?)。
ここからシリアスしか無いのでねー
「お前たち。妾の肉体は今、世界の中枢にあるのだ。」
アルセウスは一度間を空けて、ごほんと咳払いをした。
目つきが鋭く変化すると、空気は一瞬で変わり、ピリリとした感触がアルトの頬を刺した。
「世界の中枢へ妾が肉体を放置してきたのは、この世界へ来る為だったのだ。妾はこの世界での依り代である人物を探し、妾と波長の合う者の体内に入ることでこの世界に存在することができる。それが、アルトだったのだ。」
アルセウスは一息置きながら、話を進める。
理解しやすいように、丁寧に、かつ詳しく。
アルセウスの話を要約すると、アルセウスは未来のほしのていしを受けて、過去へ時を戻ったものの、何かしらの要因により、アルセウスの肉体はとても消耗し、肉体を世界の中枢に置き、回復を待っている間、アルトの中に入って世界の諸事情を確認していたらしい。
「…ん?アルセウスって、結構前から世界に幻影として現れることが出来たんだよね?」
「うん?そうだが。」
「ならさ、トゲトゲ山の時、助けてくれれば良かったのに。」
「え?あぁ、いやぁ。」
「ええっ、あんな悲惨な時に、私たちを放置してたの…?」
「ご、誤解がある、2人とも。」
「「なら、なんで助けてくれなかったんだ(のよっ)!?」」
「だから、誤解がー。」
「誤解もクソもあるかっ!?あの時、死ぬかと思ったんだぞっ!?」
「いや、話を聞きたまえ2人とも」
とりあえず弁解を聞いてやろう。
という感じで、咳払いをしたアルセウスの次の言葉を待つ。
「その時はー。」
ごくん。
固唾を飲んで見守る。
「サザンドラ達が居ると思わず、アルトの体内でくつろいでいてだなー《げしっ》いったぁっ!?」
アルトが、蔑む様な感じでアルセウスを見下ろす。
「そんな私情で…。僕らを見捨てたの…か?」
「見捨てた訳では無いのだかー。」
「でも、取ってる行動は、見捨てて居ると、捉えられるよね…?」
創造神とは言い難いなりである。
先程、アルトに膝カックンされて、ガーディでいう「伏せ」状態である。
「あ、あぅ…。」
「…?」
創造神の、まさかの声。
そして、尻尾が、なんか、揺れてる、ような…?
も、もっかい…。
その、蔑んだ、瞳を…!
▼創造神は、M。
コメディ回…?
尚、創造神のMは、次回ちょっと取り入れて、終わります。
もう、マゾ設定は、出てこない、予定。