この作品には残酷表現があります。苦手な方は注意してください
結局忘れ物三昧で五回も家に戻る羽目になった。
忘れ物の中には博士からの手紙まで入っていたのだから救えない。
つくづく自分が嫌になるなぁ。
そんなわけで既に十分の遅刻。やばい。
そりゃあ博士だって暇じゃない、今日はこの後用事があるとかで面会の予定時間は三十分。
更にカズヤは度重なるシャトルランで疲れ切っている。
(紛れもなく私のせいだが)
……間に合わない。
今から走っても着く頃には博士は車の中だろう。
軽く舌打ちをし、打開策を考える。
このミアレの人混みの中、バテているカズヤを連れて走りきることは不可能。ならば
こうするしかあるまい。
私はカズヤの首っつらをひっつかみポーンと高く放り上げた。
短くてすみません!挙げ句間開いちゃって…申し訳ない!