第2楽章お疲れ様会

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 星空町内にあるご飯屋『ひとつまみ』。 自分達の物語に一区切りをつけた登場キャラ達が、例のごとく集合していた。

モモコ「はい! というワケで、『ポケモン・ザ・ワールド~希望の魔法使い~』第2楽章を読んでくださった皆さん! お疲れ様でした!」
ミツキ「実に全30話にわたる長丁場になったな。 第1楽章の倍よりちょっと超えてるじゃねーか!」
ライヤ「第2楽章は、主に町のポケモン達とのかかわりや、星空町の魔法使い達のバックボーンについて語られました。 それだけ、僕達を取り巻くポケモン達が多いってことですよね」
コノハ「それはそれとしていいんだけど……。 第1楽章はパーティーして終わったのに、第2楽章はとんでもエンドすぎない!? どういうことなの!?」
ライヤ「まぁまぁコノハ、そのところもこれから話していきましょう

 まったくもう。 コノハは風船のように頬を膨らませプリプリしている。 かと思えば、コノハの目の前にある木でできたコップに、クリーム色のミックスジュースが注がれた時。 一瞬にしてコノハはぱぁっと目を輝かせた。
忙しない様子でジュースを注いでいるのは、ひとつまみのアルバイト・カケル。 1匹1匹の欲しい飲み物のオーダーを取るその姿は、正にプロと言っても差し支えない。
 ほどなくして、お疲れ様会参加者全員のコップに飲み物が注がれた。 モデラートはそれを確認すると「始まるよ」と参加者各位に呼び掛ける。

モデラート「そしたら、今回の乾杯の音頭はモモコにお願いしようか」
モモコ「う゛ぇえ!?」

 1回目のお疲れ様会がミツキであるならば、モモコの番が回ってくるのは順当。 何を言おうか全く考えていなかったモモコは、いつかの日のように頭で考えながら話し始める。 この世界の魔法使い、もといポケモン達は無茶ぶりがお好きなのかもしれない。

モモコ「えーと、そうですね。 ほんっとうに長丁場お疲れ様でした。 わたし自身も、この第2楽章でいろんなことがたくさんありすぎて、正直ビックリしています。 でも、『きぼまほ』はどんどん進んでいくってことなので! 第3楽章も頑張っていきましょう!」

 ひとつまみ全体が、盛大なる拍手に包まれた。

モモコ「かんぱーい!」



* * *



①第2楽章全体を通した感想

モデラート「第1楽章は新生チームカルテットの結成がメインになっていたけど、ライヤも言ってた通り、今回はボク達他の魔法使いやその他のポケモン達にもスポットが当たっていたねぇ」
ガッゾ「オイラも運動会で大活躍したゾ!」
フローラ「この間に人気投票もあったみたいだけど、星空町の魔法使いの中であたし圏外だったのよ! 次こそはリベンジしたいわ!」
クレイ「俺もできることなら、次の人気投票で雪辱を果たしたい」
トスト「クレイ、オレも圏外だったから気持ちは分かるけど……そのビール、オレにも飲ませてくれよぉ」
フィル「実際、次の人気投票ってあるのかい?」

 フィルの的を得た発言に、凍り付く参加者一同!

リリィ「そこは、作者のみぞ知るってところね……」



リオン「ボクとシオンのお話もあったのですよ。 まさか主役回が作られると思わなかったのでオドロキなのです」
シオン「あの回でオレ達に興味を持ってくれる読者さんが増えたら、オレ達も嬉しいぜッ!」
ディスペア「この『きぼまほ』がみんなを主役にしたお話だって強調されているのね。 ボロクソ言われてる花鳥風月ちゃんにしてはステキだと思うわ」

ふしぎ博士「ワシも満を持しての初登場! ワシの登場によって、物語もさらーに深みを増していったよね?」
コノハ「このヘッポコ科学者が、思いのほか読者さんの反響が大きくてね……」
ライヤ「もちろん、僕達についても分かってきたことがたくさんありましたよね! 僕とミツキ、コノハとの出会い。 ミツキとおじいさんの話、モモコの過去や病気のこと、コノハが実はハーフだったこと……」
モモコ「あとさ! ライヤのウェポンも変わったよね! 今まで魔法使いの武器とか楽器って変わったことないから、これってすごいことだよね!」
ライヤ「そ、そうでしょうか……? 照れますね」
ミツキ「特にモモコの謎は、『きぼまほ』の中でも重要なポイントになってるからな。 さらに謎が謎を呼んでるぜ」



ドレンテ「ボクのことも忘れちゃいけないね。 SNSを中心にネタにされ続けてきたボクが、やっと超重要ポジションであることを知らし示すことができたよ」
ミツキ「いやだから、何でお前がここにいるんだよ」
ドレンテ「今回は作者から、重要なお知らせがあるって言われたからね。 ボクもお疲れ様会に参加するようにって言われているんだよ」
モモコ「ってことは、あの気持ち悪いおばさんまた来てるの!?」
ドレンテ「いや、まだここには。 ちょっと遅れて来るみたいだよ」
ライヤ「ところで、ドレンテは最新話で『アユム』って呼ばれてましたけど……それってどういうことですか?」
ドレンテ「実はそれについても____あっ、時間だからボクは席を外すね」
コノハ「何なのよもう……」



②第2楽章の反響まとめ

スーノ「な、長いお話ってだけあって、読者の皆さんの反応も様々でしたね! 読んで下さってる方が多い分、反響も大きくなっているのが分かります」
モモコ「ぶっちゃけ、登場してるキャラとしてみんながインパクトあったのどの話?」

ミツキ「32話」
フィル「32話だね」
リオン「32話なのです」

モモコ「えぇ!? みんなもっと他にないの!? わたしはミツキがミュルミュールになった時が一番衝撃だったんだけど……」
コノハ「アタシはライヤのウェポンが変わった時かなぁ。 やっぱチームカルテットのメンバーに何かが起こると衝撃的よね」
マナーレ「同じ意味では、私はモモコの暗黒魔法発動が謎を深めたと思う。 私やマスターの動向も意味深だと、読者の方々から感想をいただいているな」

ライヤ「32話に関しては、SNSを中心に『泣いた』『なんて言えばいいのか分からない』『読むのが怖い』と読者の皆さんが悲鳴を上げる事態になりましたからね」
フローラ「ある意味、この容赦ない描写が続いた頃から、『きぼまほ』始まった感あるわね! あたしの回も、なかなか反響おっきかったんだから!」
リリィ「ただ、その前から不穏な描写はちらほらあった気がするの。 私やフィルのお話も、みんなに起こりうるものだったから……」



花鳥風月「ちょっとしがない魔法使い達? わたしのごちそう残してあるんでしょうねぇ?」



 バーンと勢いのある音を立てて、肥え肥えの見た目中年の人間の女が現れる。 颯爽という言葉はとても不釣り合いだ。

シオン「うわぁあああああああああ! 出たぁああああああああああ!」
フィル「優雅じゃない人間のおばさんが来ちゃったね……」
フローラ「作者、またちょっと太った?」
ガッゾ「うわ~ん! 怖いゾ~! オイラ達も食べられちゃうゾ~!」
花鳥風月「いやいや、わたしポケモンは食べないから。 あ、カケル。 わたしオムライス食べたい」
カケル「は、はいっ! 少々お待ちくださいませ!」
ミツキ「カケルは誰にでも従順だなぁ……」



③第3楽章に向けてお知らせ

モモコ「ところで作者。 重大発表があるって聞いたんだけどどういうこと?」
花鳥風月「ふっふっふ! ようやく第3楽章に突入するワケだけどね? ある意味ここが『きぼまほ』の転換期になる楽章ということになるんだよ」
ミツキ「転換期?」
花鳥風月「そこで! わたし花鳥風月から読者の皆さんへ! ばばぁーんっと! 『きぼまほ』にまつわる最新情報をお届けするよ!」

 ひとつまみがざわつき始める。 転換期? 最新情報? どういうことだろう?

花鳥風月「まずは、こちら! ジャジャーン!」



その1.キャラクターデザインのマイナーチェンジ



ミツキ「な、何だよ!? 俺達、顔でも変わっちまうのか!?」
モモコ「他のポケモンになっちゃうとか!」
ライヤ「登場キャラがみんな人間になるとか、ですか? いや、でも……」
コノハ「はいはいはいはーい! 全員8頭身!」
花鳥風月「ちっがぁああああああああああう!」

 続けざまに飛んでくるチームカルテットの疑問を、花鳥風月は野太い声で一蹴する。

花鳥風月「もうすでに、新しい表紙を読者の皆さんはご覧いただいているでしょうか? 三角帽子にケープみたいな形のマント。 あれこそが、新しい魔法使いのコスチュームなのです! いわゆる、人間の学校や職場で制服が変わるのと同じノリです! もちろん、チームカルテットだけでなく他の魔法使いキャラも、同じデザインに変更します」
フィル「あれかぁ、一気に格調高くなったと思ったよ」
リオン「なんだか新学期が始まるような気分なのです」
花鳥風月「さて、盛り上がりたいのはヤヤコマなんだけど、次の最新情報いきます! こちらです!」



その2.星空町に新しい魔法使いがやってくる!



みんな「えぇえええええええええ~~~~~~~っ!? なんだって~~~~~~っ!?」

 理性を忘れて混乱する一同! ひとつまみは混沌となり果てていく!

花鳥風月「この手の作品に追加戦士はつきものだと思うけど、もちろん『きぼまほ』も例外ではありません。 4匹の新しい魔法使いが、星空町マジカルベースにやってきます!」
リリィ「ど、どんな子達なのかしら……」
花鳥風月「実は今、この場に! 新しいコスチュームを身に着けて来てくれているんです!」

 再びどよめく参加者一同。

花鳥風月「それではさっそくお呼びしましょう! 第3楽章から登場する、『チームハーモニー』の皆さんです。 どうぞっ!!」

 花鳥風月の呼びかけにより、新しいマントと三角帽子を身に着けた1匹のポケモンがひとつまみに入ってくる。 青くて丸い頭と黄色いくちばしがトレードマークのそのポケモンは、ペンギンポケモンのポッチャマだ。 その愛嬌のない目つきに、モモコはデジャヴを感じる。 

トスト「ん? あいつ……前のお疲れ様会の時に来てたよな? 一瞬だけ」
クレイ「よく見ると、ガッゾと同じぐらいの歳に見える」
ガッゾ「やったー! お友達が増えるゾ!」

 どよめく魔法使い達の声が煩わしいのか、ポッチャマは明らかにイヤそうに顔をしかめる。 それはそうとして、続けて別のポケモンが入ってきた。 大きな耳が特徴的な、こざるポケモンのヒコザルだ。
彼もまた、初めて出会うポケモンではなさそうだ。

ミツキ「あいつって、一回俺達と会ってるよな?」
マナーレ「諸刃の洞窟で助けたヒコザルじゃないか? まだモモコが仮加入だった時に」
リオン「よく覚えているのです」

 少し緊張気味で、固い表情をしているヒコザルの次に入ってきたのは、誰もが知っているポケモンだった。 その姿を見て、参加者一同は今日一番に騒然とする。 なぜならそのポケモンは、先ほどまでドレンテと呼ばれていたハズのイーブイだったのだ。

モモコ「!?」
フローラ「ちょっとちょっと!? あれどういうこと!? 何でドレンテが魔法使いのカッコしてるワケ!?」
ふしぎ博士「あの太った怪物が、茶色の子を呼び出したのはこれが理由じゃったのか……」

 そして最後に入ってきたポケモンの姿に、さらに魔法使い達はギョッとする。 今日はいったいどうなっているんだ! 彼もまた、魔法使いなら知っているハズのポケモン。 アンテナポケモンのデデンネ、ユズネだった。

ミツキ「お、おい! ユズネ!?」
ユズネ「ちゃーっす、ミツキ。 前回のお疲れ様会以来やな!」
ライヤ「ど、ど、ど、どういうことですか……? ユズネが帰ってくるってことですか!?」

 無論、ユズネの登場に一番驚いているのはミツキ達だった。 絶望的と思われた彼が、復活することが確定したのだから。

花鳥風月「はいそんじゃ、自己紹介してみようか」

 花鳥風月に促され、チームハーモニーの面々は自己紹介を始める。 先陣を切ったのはユズネだった。

ユズネ「はいはいはいはーい。 さっきミツキにフライングされてもうたけど、ワイがユズネでーす。 この『チームハーモニー』のリーダーやることになったんで、そこんとこよろしゅう!」
ドレンテ?「えぇと、ボクはドレンテ……じゃなくて」

 物議を醸したイーブイは、いったん咳払いをすると改めて自分の名前を伝えた。

アユム「アユムです。 ドレンテだけどアユムです。 なんやかんやでこのチームで魔法使いやることになるらしいです、はい」
タクト「おおおお! お、オレ、タクトっていいます!」

 ドレンテ、もといアユムが自己紹介を終えようとした時。 タクトと名乗るヒコザルが滑り込むように自己紹介をする。

タクト「ね、念願の魔法使いになれるって聞いて、オレ、感激です! 頑張りますのでよろしくお願いします!」

 その初々しさにほっこりする参加者一同。 しかし、最後のポケモン____ポッチャマの自己紹介は非常にそっけないものだった。

アリス「……アリス。 アリスも魔法使いになりたくて、星空町に来た」

 それだけ? と言いたげに、ひとつまみに微妙な空気が流れる。

花鳥風月「そんなワケだから、みんなもこの4匹のことをよろしくね!」
ミツキ「いや、意味わかんねぇよ! 全員1回は何らかの形で登場してるし、中には既にガッツリ本編に関わってるヤツもいるし!」
モモコ「そ、そうだよ! ちゃんと説明してよ!」
ライヤ「僕、頭がこんがらがってきました……」
コノハ「作者! ちゃんと言わないとその頭アフロにしてやるわよ!」
花鳥風月「はいはいはいはいはーい! そこんとこもちゃあんと、第3楽章の中で分かってくるから落ち着いて落ち着いて」

参加者一同「「落 ち 着 い て い ら れ る か !」」

花鳥風月「はい、じゃあ最後のお知らせいくよー。 今回はストーリーに関わらないお知らせになるからね」



その3.第2回名場面セレクト&キャラクター人気投票開催決定!



フローラ「やったぁぁああああああ!」
トスト「これで雪辱を果たせるな、クレイ!」
クレイ「ふむ、これはありがたい」

花鳥風月「まぁこれは、第3楽章終わるぐらいまでを締め切りのめどにする予定ですね。 実際、前回の人気投票がモモコちゃんが風邪引いたことでドレンテくんのキャラが見えてきたこともあったり、ディスペアさんのミステリアスさが際立っていましたからねー。 今回もちょっと余裕を持った投票期間を設ける予定です」
ライヤ「始まる時期は決まってないってことですか?」
花鳥風月「そうねぇ。 まだ第3楽章が始まってすらいないからね」

花鳥風月「そして、人気投票なんですけど既にルールは考えてあります。 前回とちょっと変更を加える形になります!」

・1人5キャラまでの投票が可能
・『きぼまほ』に登場しているキャラクターであれば誰でも可能
・同じキャラでも別の名前が用意されているポケモンに関しては、別キャラとしての投票も可能
・ただし、全て同じキャラに投票することは不可能

コノハ「後半はどういう意味?」
花鳥風月「一番いい例でドレンテくんで説明するね。 例えば、ドレンテくんはアユムくんという新しい名前と魔法使いの姿があるワケだけど、今活躍中の『悪役としてのドレンテ』だけが好きな人もいると思うんだ。その場合、ドレンテくんとアユムくんを分けて投票することもできるってワケ。 逆に、ドレンテくんのキャラもひっくるめてアユムくんが好き! って方はアユムくんに投票してあげてください」
リオン「登場してないキャラに投票しろと言われても、なかなか無理があるのです」
花鳥風月「ただし、最後にもある通り、5キャラの枠を全て花鳥風月にして投票! とかそういうのはやめてください。 いくら花鳥風月がプリティだからって、それは困っちゃいます!」



 その発言に、ひとつまみ全体が凍り付いた。



* * *



コノハ「どうなっちゃうのよ! 『きぼまほ』、トンデモ展開の連発じゃないのよ!」
モモコ「まさか1年半も凍結してると思ったら、こんな爆弾隠してたなんて……」
ライヤ「でも、僕はワクワクします。 まだ知らない世界が、これから広がってるってことですもんね!」
ミツキ「それもそうかもしれねぇな」

モモコ「それじゃ、今回のお疲れ様会はここまでにしたいと思います! 引き続き、『きぼまほ』の世界をお楽しみ下さい!」

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