本文冒頭
0.
ずるずると、青色の竜を引き摺って、前へ進む。夜、僅かな明かりの中、流れ出る血が軌跡を作っている。
時間は無い。それが一番手っ取り早い方法だった。
青色の竜の死体。地中を泳ぎ、仲間を何体も引きずり込んで殺した青色の竜。今は動かない。皆で炎を浴びせ、首を抉り、腕を蹴り折り、足に爪を突き刺し、口の中に炎を流し込み、腹を抉った。
その死体を引き摺って、強い電気の流れる柵に押し当てた。体に電気は全く走らなかった。
そして、俺ともう数体の仲間が押し当てている間に、他の仲間達がその死体を蹴りつける。
がしゃ
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