第4話 入学テスト

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「それでは最後のテストです」


皆さんこんにちは!

私はライナ!!

今は、レンジャースクールの入学テストの最中なんだ!


「このピカチュウを、キャプチャしてください」

「わかりました!」


キャプチャかぁ。

実際にスタイラーを使ってやるのは始めてだけど、きっと大丈夫!


「キャプチャ・オン!!」

シュッ

私は、キャプチャ・ディスクをピカチュウ目掛けて飛ばした。


「はぁぁあああ!!っ、はあ!」

や、やった……!?


パチパチ

「お見事。良いキャプチャだったよ」

「あ、ありがとうございます!」

それじゃあ、最後にポケモンレンジャーのお決まりのセリフを。

「キャプチャ完了」



「よーし、いいだろう。なかなかやるもんだな」

「あ、ありがとうございます……?」

な、なんか…、雰囲気変わった……?


「フッフッフ……」

あ、明らかに変になった~!?


「私の名前はキャプス。

 今からお前は我々の仲間なのだ」

それって、スクールの生徒って意味……?

な、なんか別の意味で言ってない?

キャプス先生……。


「謎の軍団、“スクール団”の一員となった証として、お前が今使った“スクール・スタイラー”を与える」

あ、ありがとうございます……。

で、良いの………?


「そして、我々と共にこの世界をこの手で……」

「キャプス先生ったら!」

!誰!?


「早々変なお芝居で、私の生徒をからかわないでください!」

あ、貴女が私の担任の先生なんですか……?

……って、やっぱ芝居だったんだ;;


「あはは、ごめんごめん。

 気分が盛り上がっちゃって」

気分の問題ですか。


「えー。レンジャースクールの入学テストは、見事に合格です!」

「中々のキャプチャでした」

「ありがとうございます!!」

やったね!

これで、今日から私もレンジャースクールに通える!!


「合格おめでとう!

 今日から貴女はレンジャースクールの生徒です」

「私は貴女の担任の先生。

 アンリと言います。よろしくね」

「よろしくお願いします」

アンリ先生かぁ。

優しそうな先生だなぁ。


「教室で仲間が待ってますよ。一緒に行きましょう!」

「はい!」

タッタッタッ

「よい学園生活をっ!」


タッタッタッ

建物から出るとき、キャプス先生の声がしたなあ。

“よい学園生活をっ!”か……。

楽しみだな!



「そういえば、クラスには貴女の知り合いがいますよ」

「知り合い?」

誰だろう?

……あっ!もしかして、従姉のあの子かな!?

だと良いな~。

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