第21話 水龍の洞窟

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(ライ目線)

ー水龍の洞窟ー

「・・・・」

ポツン・・・

天井の突き出た岩から、水が滴り落ちてくる

「・・・静かね」

「ああ・・・」

ダンジョンで、こんなに静かなわけがない

「・・・なにかありそうね」

「だな」

敵が出ないかどうか慎重に進んでいる時だった・・・

奥の方から、ポケモンの鳴き声が聞こえる

「来るわ!!」

「わかってるって!」

奥から出てきたポケモンたちは、俺とセイラに攻撃を仕掛けてくる

「“リーフブレード”!!」

セイラが、敵を草の剣で切り裂いていく

「・・・・・!!セイラ!」

俺は、セイラを引き止める

「どうしたの?」

「・・・こいつらって、悲しみにくれたポケモン・・じゃないか?」

「どうしてそんなことがわかるの・・?」

「なんでかって・・?それはな・・・」

すると、セイラが切りつけたポケモンたちが立ち上がる

「こいつらが、悲しい目をしていることと!!痛いという感情を持っていないからだ!」

「・・・・厄介になってくるわね」

「・・ああ」

オレたちは、ポケモンたちに囲まれる

「この範囲なら・・電撃波で麻痺させることができるぞ?」

「けど・・・大丈夫なの?」

「多分・・な。セイラは、離れてくれ!」

「わかったわ!」

俺は、セイラが離れたことを確認し、攻撃を仕掛ける

「“電撃波”!!」

電気の波がポケモン達を襲う

「よし!!いまのうちに!!行くぞ!」

「ええ!」

オレたちは、ポケモンたちが飛び出してきた奥の方へ向かう

(でも・・・なぜだ?・・・なぜ、ここにこのポケモンたちが・・・・・)

この疑問が晴らされるまで・・・あと数十分だった

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