第104話

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この作品には残酷表現があります。苦手な方は注意してください

登場ポケモン→ ・レガ→カイリュー ・スパイア→メガリザ-ドンX ・スカイ→ロコン ・ヴォーグ→ウィンディ
        ・ポル→ミズゴロウ ・ルタ→ナエトル      ・ルディナ→ポッチャマ

タ「へぇ~結構色々と置いてあるもんだね、てっきり洋服とかが主かと思ったらこう言ったアクセサリー屋とかね・・・でもこの品揃えは流石デパートに店を置いてるだけある。」

スカ『そうだよね?色々とあるけど種類豊富すぎないかしら・・・。ってか今まで行った町でこんな風に品数豊富な所ってそうそう無かったような・・・?』

タ「確かタマムシとかコガネのデパートは凄かったと思うけど、ホウエンじゃそれ程百貨店ってのが少なかったし何より寄らなかったからね。おっ、これって何かご利益か何かあるみたいだね、もしかしたらスカイにはこれが似合うかもしれないよ?どう?」

スカ『えっ・・・?ちょっと見せて・・・うん!私これが良い!』



タ「えっ・・・?これで良いって?珍しいなぁスカイが僕のセンスで選んだものが良いって・・・何かあった?」

スカ『特に理由は無いけど・・・それ私も何か良いな~って思ったし、何よりタツミが選んでくれた・・・それだけいいから。』

ちなみに何故こんな所で買い物しているのかというと、タツミ達は街中観光を終えポケモンセンターへと帰還する予定だった。しかしその途中で今日の夕食が無い事に気づいたスパイアが唆したため、たまたま近くにあったデパートにて今日の夕食を買おうと入る、デパートの中は様々な店が連なっておりそれぞれがキラキラと輝いていた。食料品があるのはデパートの地下なのだがその地下へと続くエスカレーターの手前にとあるアクセサリー屋さんがありそこに入ったと言う事である。

タ「でも・・これ何かスパイアの方が付けてたら似合う気もするけど・・・まぁ値段もそれ程しないみたいだしスカイが良いって言うなら買っても良いけど・・・?」

そのアクセサリー屋さんで売っていた品物の中に、たまたまタツミが見ていたアクセサリーでスカイに似合いそうなのがあり、それは綺麗な菱形にカットされた真珠のような装飾品がつり下がったネックレスであった。

スカ『ありがとう!タツミが見せてくれた時にも何か縁を感じちゃって・・・。』

タ「なるほどねぇ・・・まぁ物によるけど縁ってあると思うから特におかしいことじゃないか・・・。じゃあ買うかね。」

タツミはそれをスカイから受け取るとレジへと向かい支払いを済ませる。値段はそれ程しなかったが、デパートの中にある店舗から購入した為か財布の中から金が飛んでいった。

タ「うーん・・・今週はギリギリか・・・じゃあスカイ付けるかい・?」

スカ『うん!』

エスカレーターの横にあるベンチに座り、先程買ったネックレスをスカイの首元に付ける。ただ、以前タツミがプレゼントしたスカーフを身に付けていた為、そのスカーフを一旦外しネックレスを付けた後に再びスカーフを付けると言った感じになった。物としては、店頭で見た時は少々大きい感じだったが意外と付けてみると適度に余裕がある感じで丁度良かったようである。

スカ『うん!私の思った通り!やっぱりこういうのが合った方が何か良いじゃない?』

タ「そんなもんかね・・まぁ早い所買ってからポケモンセンター行くよ-。」

その後タツミ達は地下へ降り今日の夕食を購入、しかしやはり種類が多かった為中々選ぶのに難儀したという。そして購入した後は足早にポケモンセンターへと戻った。



レガ『うーん・・・何か今日のご飯豪華すぎない?それにスカイも何か変なアクセサリー付けてるし・・・何かあった?』

スカ『変なアクセサリーって失礼な!これはタツミが選んでくれたネックレスなんだからね!!』

レガ『なるほど!だからセンスがn』

ス『レガ、そこら辺にしとけ。色々と言いたい事はあると思うけどそれ以上は身の安全の為に心の中で叫んでおけ。』

レガ『なるほど。』

タ「・・・遠回しに傷つくわー。別に何時もと特に変わらないと思うけど。あっ今日も何時ものように早い者順でお願いします~良い物はどんどん無くなっていくから気をつけて。」

ス『!?ってあんた達早すぎない!?異様に素早く取ったね・・・こりゃ負けてられないな・・。』

タ「あっ、技使ったり反則技使ったら速攻ボールに戻すんでご注意下さい。特にレガとスパイアはね?」

レガ『念を押されてしまった・・・・そしてまさか後輩達から先手を打たれるとは・・・こりゃ力ずくで取らないと不味いな・・・ってポルとかルディナとか早すぎない!?って量取り過ぎでしょ!!』

ポル『関係ないね。』

ルデ『本当、もうちょっと寛容な心で対応して貰いたいもんですね~。』

レガ『はぁ?(呆れ顔)』

ヴォ『まぁまぁそこまでぶち切れなくても・・・まだ相手は子供なんですからね?』

スカ『子供と言ってもやって良い事と悪い事とか周りの事を考えて行動することくらい出来るでしょ?』

タ「なんでみんなけんか腰なの?こりゃ明日からは質とか量を落とさないといけないかなー。喧嘩になるくらいならそれぞれに用意しますけどいかがです?」

ヴォ『それは・・・でも合うポケモンフーズなら良いかな~。ってレガさんは関係ないですよね?だって何時もタツミと似たようなの食べてますしポケモンフーズ食べないですし。』

レガ『まぁそうなんだけどね、ポケモンフーズって何か味薄いって言うか何か食べた気がしないって言うか何か食べ物じゃない(きっぱり)』

ス『そこまで言う必要ないでしょ・・・。それにタツミ・・・・・・量を減らしたり質を落とす・・・それだけは勘弁・・・流石に昨日の感じだと朝まで持たないよ・・・ね?レガ?』

レガ『僕そんなにお腹空かなかったし味も分からないかった(棒)』

ス『こいつ・・・・寝返ってな・・・・後で覚えておけよ・・・・。』

タ「あっ、スパイアは次また喧嘩したらクラウンと交代ねー。だから言動や行動に気をつけて。」

ス『ぐっ・・・・仕方ない・・・・分かった・・・でもいつかはこの敵討ってやる・・・。』

レガ『ニヤリ・・・・』

タ「レガも同罪なんで次何かしでかしたらルビアかウィングと交代でっせー。今後の行動にご注意下さい。」

レガ『 わ か り ま し た 。』





食べ終えた後は何時ものごとく作戦会議を敢行する。今回は1個1個の町が遠い為念入りに調整しないと途中で物資が切れたり最悪遭難と言う事にもなりかねない為、念には念を入れて作戦を綿密に立てていく。

タ「なるほど・・・小さな町は幾つかあって、商店は幾つか設置されているからそこで補充は出来るけど、町自体の規模はそれ程大きくなくてあまり通行する人は少なくて路面もそれ程良くない・・・・か。」


これから向かうクロガネシティへは大体距離とすると60キロ程度、ぶっ通しで歩き続けるとなると半日以上掛かる距離になる。クロガネシティは四方を山に囲まれた場所に存在しているので、辿り着くには一旦山を登らなくてはならない、それ以外の所は基本平坦な道を歩く事になる為それ程苦にはならないと思われる。


ス『何かちょっと不安になる感じだね、だけどまぁ炭鉱で栄えているならば大丈夫でしょ?それなりに作業員は居るだろうしダンプとかは通ってると思うし。』

レガ『何かあったら空を飛ぶとかで逃げれば何とかなるかもしれないよ?・・・そういえばタツミ自転車あったよね?』

タ「おっ、そういえば自転車出しますか?出しちゃいます?山に入るまで自転車で行くとなると大分短縮できると思うよ・・・ちょっと待ってて・・・確かこの距離なら・・・分からん。」

レガ『えぇ・・・でも自転車なら結構楽に行けそうだから良いんじゃないかな?それに僕だって空飛んで付いていけば丁度良いし!』

ス『ちょっと待てレガ、何もう明日の付き添いは決まったような顔をしてるんだ!まだ決まってないからね?!』

レガ『はい、じゃあ次行きましょ。』

ヴォ『でもそれよりも天気の方が心配では?確か明日は雨だったと思うけど・・・・フィーロどう?』

フ『っと言われましてもねぇ~私も天気予報士じゃないんですよ~そこら辺分かってます~?何時も何時も聞いてきますけど結構探るの面倒なんですよ~。』

ス『んで、明日の天気は晴れ?雨?どっちやフィーロ。』

フ『明日の天気はヴォーグの言うとおりに雨だね、それも結構つよめの雨って感じがするね。』

タ「なるほどか・・・じゃあもう一泊するのも有りかな~。じゃあ明日は取り敢えずみんなを一旦ジョーイさんに預けて万全を期して貰うとして今日はこれで終了~。また明日やりましょ。」

ス『それでどうするこれから?まだ夜は更けてないよ?』

レガ『もう寝るベ。』

フ『僕ももう寝ることにするよ、お休み~。』

ヴォ『え・・・みんな早いね・・だってまだ・・・ってもう10時なの!?何かまだ外が明るいし騒がしいから全然時間感覚ずれちゃってたよ。僕も寝ようかな~。』

タ「まぁみんな好きな時に寝て良いからね~、さてと片付けますかねぇ~面倒ですねぇ~。・・・・さっさとやってしまお。」

スカ『じゃあ私が今日は手伝うよ?タツミだって疲れてるでしょ?』

タ「まぁまぁかな、でも別に大丈夫だよ。スカイの方もずっと外に出てたから疲れたんじゃない?」

スカ『私の方はまだ大丈夫!だから手伝うよ~背中に乗せて?』

タ「まさかのスカイもヴォーグみたいな感じか・・・。」

ヴォ『ん?呼んだ?』

タ「もう寝ろ。」



片付けはやはり1人でやるよりも2人でやった方が早く終わった。終わった時の時間は11時をちょっとまわった所で普通の人にとっては十分遅い時間だったのだが、何故かタツミは気分がハイになっていたのか眠れなかった為ちょっと身体を疲れさせる為に近くの公園を回る事にした。

タ「ちょっと身体疲れさせて眠くなるようにしてくるよ~みんなは寝てて良いからね・・・ってスカイ以外はもう寝てるか。」

スカ『私も行くよ?だってまだ眠くないし良いじゃない?』

タ「Oh・・・Yeah・・・まぁゆっくり歩こうか。」

タツミとスカイ以外はもう既に寝息を立てて夢の世界へと行っていたので、今回はスカイと2人で公園を少しの時間だけ散歩することにした。ちなみに何時もならばレガ若しくはスパイアが必ず付いてくるのだが今回は疲れたのか2人とも眠ってしまっていた。

タ「ほぉ~やっぱり流石都会というかなんというか。こんな時間になってもやっぱりタクシーは多いし人も少し歩いているねぇ~じゃあのんびりと歩こうk」

スカ『あれ?タツミどうかした・・・・タツミ!!!!!!』

スカイは話の途中で急に静かになったため不思議に思いながらもタツミの方を見た、すると・・・・

タ「はぁ・・・はぁ・・・・一体誰や・・・・・こんな時間になっても狙ってくるって暇人もおったもんやな・・・・。」

タツミは右肩と右足にそれぞれやけどのようなものを負っていた。どうやらどこからか火炎放射などの炎系の技が狙われて打たれたようである。

タ「いててて・・・スカイは大丈夫?」

スカ『そんな事よりタツミの方は大丈夫なの!!?そんなに酷い怪我・・・すぐに病院に運ばないと・・・・。』

???「そうする必要は無い。なぜならそいつはここで死ぬからだ、分かったならそこをどけよ。」

スカ『誰!?・・・・あんたは確か・・・・あの時に来た・・・・。』

スカイは声がした方を見た・・・するとそこには以前会った事がある・・・・・の姿があった。またその横にはパートナーだったフライゴンまで目に正気が無い状態でスカイを睨み付けていた。

タ「スカイ・・・逃げるんだ・・・・あいつらは強い・・・・怪我するぞ・・・?」

スカ『タツミを置いて逃げられない!!!こいつら・・・・!!!』

スカイは火炎放射を放つ、しかしそれはゆうに軽く避けられりゅうのいぶきが放たれた。しかし、スカイも負けじと持ち前の素早さを活かしりゅうのいぶきを左右に避けながら徐々に距離を縮めていく。

???「そんな事しても無駄だよ?僕のポケモンはね、強いんだから?・・・フライゴン・・・本気で消して良いよ?」

タツミは背筋に悪寒が走る、その言葉にはどうも凄い殺意が込められていたのが声を聞いただけで分かったからだ。

タ「スカイ!!!逃げろ!!!!!そいつらは危険だ!!」

スカ『タツミはそこで見てて!!私だって何時までも弱いままじゃ無いんだから!!!!』

スカイは至近距離から火炎放射を放ちそのまま炎の影に隠れ最接近した・・・・しかしそれは相手にとっては見透かされていたようで、フライゴンはスカイの本気をあざ笑うかのように炎を爪で引き裂いてそのままスカイにドラゴンテールを打ち込む。スカイは為す術も無く技を受け地面に叩きつけられてしまった。

???「無駄なことを・・・そんな事したってそいつのためにならないのにねぇ・・・まぁお前は後でのお楽しみでとっといてやるよ。」

スカ『うぅ・・・。』

タ「スカイ!!・・・・・誰か他に居ないのか・・・!!」

・・・は倒れ苦しんでいるスカイを足で払いのけると今にも倒れそうなタツミの元へ近づき、フライゴンに破壊光線を打つように指示をした。それを聞いたタツミはもう駄目だと思い目を瞑る・・・・





タ「・・・・・・・・・?」

しかし、タツミはいつまで経っても襲ってこないぶつかった衝撃と痛みに違和感を感じ目を開ける。すると目の前には暗くてよく見えないが何かしらの壁があるのが見えた。

???「ちっ・・・邪魔が入ったか・・・運の良い奴め、・・・・・・次は無いと思えよ。」

そう冷酷に吐き捨てると・・・・はフライゴンの背中に乗り凄い勢いでその場から逃げ去っていった。そしてそこに残ったのはタツミとスカイだけだったのだが、一体誰がタツミの前に壁を即座に作ったのかは分からないが取り敢えずタツミはスカイへ近づこうとする。

タ「スカイ・・・大丈夫か・・・・?」

スカ『私はやっぱり守れなかった・・・・弱かった・・・・・・これじゃタツミのポケモン失格だ・・・・。』

タ「何言ってるん?精一杯守ってくれた・・・それだけで嬉しいよ?さぁ帰ろう?痛て・・・。」

スカ『私は・・・今のままじゃタツミの元にいれない・・・・このままじゃいけない・・・もっと強さを手に入れないと・・また同じ事を繰り返す・・・きっとそう・・・強さだけが・・・欲しい・・・・。』

タ「スカイ?・・・・ちょっとどこ行くの?ねぇ?スカイ!!」

スカイはタツミの呼びかけにも応えず暗闇の中へと消えていった。しかし、明らかにその様子からすると何かしらのショックを受けてしまっているのは明らかでありこのままで事故に巻き込まれる恐れもあった為、タツミは追い掛けようとしたが足が痛く思うように動けずただスカイの背中が消えていくのを見ているしか無かった。

タ「スカイ・・・。」

その後暫くした時に近くを通りかかった通行人がタツミを発見し、救急車を手配・・・その後病院にて治療と警察から事情徴収をされその日は病院で一泊することとなった。


タ「お金オワタ\(^o^)/こりゃ今週すんごくピンチざます・・・・どっかで何かバイトでもしないとなぁ・・・。」

看護師「なに言ってるの~まずは自分の身体を治してからでしょ。それに治療費は今回に至っては事件性があるって事で保険会社が払うから今回の手出しは少ないと思うわよ?」

この世界でも保険と言う概念はあるようで、今回の治療の大方はその保険会社から支払いがされるとの事だった。

タ「それなら良かった~・・・あっ!!!ポケモン達忘れてた!!!」

看護師「えっ?もしかしてポケモンセンターに居る?だったら連絡して連れてきてもらう事も出来るよ?そうする?」

タ「お願いします・・・・すっかり忘れてた・・・・絶対また心配してるよ・・・それよりもスカイはどこ行ったんだろう・・・・。」



レガ『本当に!!!!タツミは自分の立場を弁えてってなんかい言ったら分かってくれるの!!!!しっかも夜中に近くの公園に出て行くなんてそれだけで自殺行為でしょ!!!』

ス『レガ、ちょっと煩い。ここ病院だし暫く黙っておこうか?それでタツミを襲った奴ってのはまたこの前聞いたようなポケモンって事で良い?それともまた違う奴?』

タ「そうね・・・ポケモンも居たけど明らかに懐かしい声が聞こえてきたんだよな・・・何かな・・・暗くてよく見えなかったから分からないけど恐らく人間とポケモンそれぞれ1人ずつだな。」

ス『そうか・・・・・翼を持った奴ならもうこの町にはいないか・・・仕方ない今回は諦めよう。』

ヴォ『ん?』

ス『きっと何時か・・・退治するんだ、必ずぶっ潰してみせる。こんな目に遭わせておいてのうのうと逃げるなんて飛んだやろうだ・・・あー腹立つ。』

ヴォ『ところでさっきから思ってたのが・・・スカイどこ行ったの・・・?』

レガ『あっそういえば気づいていなかった・・・タツミどこ?もしかして別の病室?僕看護師さんに聞いてこようか?』

タ「スカイなら・・・・何処か行ってしまった・・・・自分の無力さを嘆いて昨日の夜に暗闇に消えていったよ・・・。」

ヴォ『えっ・・・・でも外雨降ってきたよ・・・?』

そう言われタツミは窓の外を見る、夕方に降り出すと言われてた雨はもう既に本格的に降り始めており傘をさす人がそれぞれ濡れないようにと足早に移動している。

ス『流石にこの雨じゃ・・・幾ら水耐性があったとしても厳しい・・・でも僕でも既に厳しいからちょっと探しに行けない・・・・レガ、行けるか?』

レガ『了解!!それじゃ行って来ます-!!』

そう言うとレガは一目散に外へと駆け抜けていった・・・病院内は騒がしくしたり走ったりするのは極力禁止行為にあたるのだがそれもお構いなしに外へと向かっていった。

タ「でも相当悩んでいるようだったし・・・ずっとああ思ってたのかな・・・・?」

ヴォ『えー、でも何も言ってなかったし特に変わった様子は無かったよ?だから違うと思うけど・・・。』

ス『それよりもまずは怪我を第一に治すことに専念してて。まぁその様子ならもう少しで退院出来ると思うけど・・・。』


それから1時間してからずぶ濡れのレガが病室へと戻ってきた、あまりにもびしょ濡れだったのを見ると相当あちこち探し回ったのだろう・・・しかし、病院側からすると迷惑だったようで病院のロゴが書かれたタオルがレガの翼に掛かっていた。

タ「びしょ濡れやん・・・まずは風邪引かないように身体拭いてから話してねー、翼の所のタオル掛かってるみたいだから。」

レガ『うぉ!今までタオル掛かってるの気づかなかった!一体誰がこんな所にかけていったのやら・・・・。』

ス『いやいや普通気づくやろ!それにそんな所に掛かっているにもかかわらず気づかないってどんな神経してるねん!その翼は飾り物か?』

レガ『スパイア、ここは病院なんだから静かに過ごしましょ?かなり廊下の方にも響いてると思うよ。』

ス『ぐぬぬ・・・・こういう時だけ優等生ぶって・・・・。』

タ「それで見つかった?・・・・でも帰ってきてその様子だとすると見つからなかったようだね。」

レガ『タツミが言った公園とか町とかをくまなく探してみたんだけど・・・ごめん・・・全く手掛かりがつかめなかったよ・・・昨日の夜って事だからもしかしたら町の外に出た可能性も示唆されるし・・・・どこに行ったのか・・・。』

タ「そうか・・・ありがとねレガ・・・警察に捜索願出しておこう・・・そうすれば少しは見つかる可能性は高くなると思うけど・・・でもポケモンって多いからな・・・。」

ヴォ『でもスカイってロコンだからこっちの地域じゃ出ないでしょ?だからすぐ見つかるんじゃ無いかな?』

タ「こっちは観光客も多くて結構カントーの方のポケモンとかも多いみたいなんだよ?もしかしたらだけど・・・・まぁ後は警察に任せる事にしよう・・・。」



取り敢えず今後のあれは大方決まってきたような気がしますね~。

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