第8話 ご注文は笛ですか?

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 どうも。知らず知らずの低浮上、『悪戯な秋雨』です
 さて、最近はなんかリゼロが世間ではやっているそうで。私はあの手のシリアス感はあまり好きになれないのですが、キャラは可愛くて好きです。OVAも買うかもしれません。アニメも見るかもしれません。時間があればですけどね。今はそれ以上にごちうさのチマメ隊にはまっているので。あ、マヤ派ですどうも。
 では、今回もお楽しみください









ジョインアベニュー
受付嬢「あ、お久しぶりですオーナー!」

龍弥「お、久し振り。元気してた?」

受付嬢は、龍弥の言葉に笑顔で頷く。年齢は龍弥と同じくらいだろうか。少しばかり頬が恍惚としていた

受付嬢「それで、本日はどのようなご用件でしょうか!」

龍弥「いや、立ち寄っただけだ。みんな元気かと思ってな」

受付嬢「では、ごゆっくり見て回ってください!」

龍弥「おう。そうさせてもらうわ」

サツキ「では、参りましょうか」

龍弥「オケオケ」

てことでして・・・






おっちゃん「おう!龍弥!久しぶりだな!」

クジ屋の女性「あら、龍弥さんお久しぶりですわ」

木の実屋の女の子「あ、りゅーやおにーちゃんこんにちわー!」

サツキ「・・・モテモテですね、ご主人様」

龍弥「だな」

まんざらでもなさそうに笑う龍弥。サツキも自分の主人が人気で嬉しいのか、少しだけ口角を上げていた

龍弥「んまあ、ここって結局何もないし、次行くか」

サツキ「了解しました」










ライモンシティ 中央部
龍弥「ん~、どこ行こうか」

サツキ「遊園地行きますか?」

龍弥はその言葉で、アーティに貰ったチケットを思い出す

龍弥「だな。じゃあ、久し振りのデートだなw」





ライモンシティ 遊園地エリア
イッシュでも1,2を争う発展度のライモンシティであるが、その集客減の一つが、この遊園地エリアである。ポケモンジムを兼ねるジェットコースターや、大きな観覧車、そして、ライモンシティのジムリーダーであるカミツレのファッションショーも開かれる名所である。龍弥には思い出の多い街でもあるだろう

サツキ「早速乗りましょうか」

龍弥「ほら」

エスコートをするように先を歩く龍弥。観覧車の乗り場で手を差し伸べた龍弥は、キザな面を微塵も出さずに言い切った

龍弥「お嬢様、お手をどうぞ」





サツキ「綺麗ですね。夕日が美しいです」

龍弥「向こうには、月、か」

龍弥「『今宵は月が綺麗ですね』」

龍弥の言葉に、サツキは笑いながらこう答えるのだった

サツキ「『死んでもいいわ』」

幻想的な景色と、観覧車の回る音をBGMに、ロマンチックな時間が2人を包み込んでいた










サツキ「・・・とても有意義な時間でした」

龍弥「また来ような」

龍弥のそんな言葉に、サツキは頬を赤らめながらこう答えるのであった

サツキ「はい!」

龍弥「で、この後どうする?夕方だけども」

サツキ「晩御飯にしましょうか。外で食べていかれますか?」

龍弥「そうだな。これから作らせるのもどうかと思うし」

サツキ「了解いたしました」

2人の意見が一致し、そろってレストランに足を運ぶ。と、そこで龍弥の持っていたボールから1体のポケモンが飛び出してくる

タッチー「あー、悪いんだけど、私も参加していい?ちょっと、確かめたいことがあって」

サツキ「問題ありませんよ。どうしたんですか?太刀丸さん」

タッチー「あー、やっと本名で呼ばれた」

タッチーの本名は、『大源 太刀丸』といい、龍弥はそれを略してタッチーと呼んでいる。タッチーは龍弥の最初のポケモンであるため、龍弥のすべての手持ちよりも先輩にあたる。特に年功序列がある訳ではないのだが、サツキの生まれつきの性なのか、タッチーには敬語で接しているのである

タッチー「あー、座ってからにしよー」

タッチーにそう言われ、一同はレストランに入っていった









ウエイトレス「お待たせいたしました。『秋の味覚~ロゼの実とマトマの実のミネストローネ』、『ポケ豆とキーの実のラタトゥイユ、ヒメリのソースを添えて』、『ネコブとイアの実のチョコレートケーキ』に『柑橘きのみのスペシャルブレンド』。以上4点でございます。ごゆっくりおくつろぎ下さい」

上に何も載っていないお盆をもってウエイトレスは去っていく。龍弥の前には温かいミネストローネ、サツキの前には綺麗な色合いのラタトゥイユ、そしてタッチーの前には美味しそうなチョコレートケーキとカクテルがおかれた

龍弥「いや、飯を食えよ」

おもわず突っ込む龍弥

タッチー「あー。まあまあ、いいじゃん。龍弥のお金だし」

龍弥「ん~、何にもよくないんだよなあ」

サツキ「それで」

サツキが話を切り出す

タッチー「あー。そうそう」

龍弥「お前のその語頭の口癖何とかならんのか」

タッチーは、龍弥の指摘にも笑いながら答える

タッチー「あー。ま、いんじゃない?でー、話なんだけど」

と、タッチーが本題に入る

タッチー「この前の事件、アローラのとこのメンバーが盗んでった荷物が判明したからね」モグモグ

龍弥「ああ、あれか。で、そのかわいそうな被害者は誰だ?」

タッチー「サザナミタウンの、ビードロおじさんみたいだよ?」

龍弥「・・・あー。あの人か。てことは、盗まれたのも笛か?」

龍弥の疑問に、タッチーは感心して頷く

タッチー「あー。ごめいさーつ。この笛だよー」

そう言ってタッチーは2枚の写真を取り出す

タッチー「あー、わざわざサザナミタウンまで行ってきたんだからねー。感謝してよー」

龍弥はそう言われながら写真を眺める。そこには、太陽と月がモチーフのアクセントが施された笛が写っていた

タッチー「あー。名前は、太陽の笛、と、月の笛、っていうみたいだよー」

タッチーがケーキを食べながら笛の名前を告げる。龍弥は頷きながらさらなる疑問を飛ばした

龍弥「やっぱりこれもアローラの物なのか?」

タッチー「あー。そーみたいだよー?ビードロおじさんが頼んだのは、これのレプリカみたいだけどー」

その言葉に、龍弥は首をかしげる

龍弥「レプリカ?本物じゃなくて、か?」

タッチー「あー、えー、っと・・・あ、あったあった」

タッチーはそう言いながらさらにもう1枚の写真を出す。そこには、先ほどの笛が2本、シンプルながらも荘厳たる台座の上に置かれていた

タッチー「アローラでは有名なやつで、一般人は手に入れることどころか、見ることもできないらしいよー。ビードロおじさんは、これのレプリカでもいいから欲しかったんだねー」

龍弥(本物をパクるならまだしも、ただのレプリカ?ただ欲しいだけなら金を積んででも頼めばいいわけだし、イッシュまで来てるんだ、金がないわけがない。じゃあ、なんの目的で?・・・ま、今考えても分からねえな)

龍弥「よし。サンキュー、タッチー。結局のところ今考えても分からねえし、これ以上の進展はなさそうだな」

龍弥の言葉に、タッチーも同意する

タッチー「あー、まー、本気で調べたいなら、単純にアローラに行くべきだねー」

サツキ「どうされますか?業務はすべて停止していますので、行くことは可能ですが?」

サツキの言う業務とは、チャンピオンとしての業務のことである。龍弥は遠くを見るようにして逡巡すると、次には首を縦に振っていた

龍弥「そろそろ行動の時だな。他のチャンピオンはあてにならなさそうだしな」

そう言って龍弥は3通の手紙を取り出す

龍弥「カロスとシンオウ、それからホウエンのチャンピオンからだ。自分の場所が忙しいから俺に行けとさ」

サツキ「まあ。ご主人様に向かって、簡書ごときで物事を頼むとは。お仕置きが必要そうですね」

龍弥「おいおい。物騒な事はやめてくれよw」

タッチー「あー、話戻すけど、アローラに行く、ってことでいいんだよねー?」

龍弥「おう。もういいだろ。お預けプレイは好きじゃねえ」

サツキ「では、次の目的はフキヨセシティですね」

龍弥「さすがにシルバーの上に乗って6000キロは無理だろーしな」

タッチー「あー、じゃー、明日から行動開始、だね。頼りにしてるよー。サツキー」

サツキ「こちらこそお願いいたします。太刀丸さん」

龍弥「じゃ、今日の宿でも撮りに行くか」

そう言って伝票をもって席を取ろうとする龍弥の服をつかんで、タッチーが一言。

タッチー「あー・・・もう少し食べてこ?」





レジにいる人「9点のお食事で、料金の合計43万になります」

龍弥「どんだけ食ってんだよアイツ・・・」








 と。今回はずいぶんと神経を使う回でした。もっとも大変だったのは、レストランの料理ですね。うかつに鶏肉とか使えないので。
 まあ、あとはタッチーの口調決めたりとか、見切り発車が原因なんですけどね。
 さて、ついに龍弥の旅はアローラへと向かいます。これからの彼らがどうなるのか。そこにもぜひご注目下さい
 ではでは、また次回もお会いしましょう。それまでの読者の皆様に最大の幸運を。ベストウィッシュ!

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