第59話

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この作品には残酷表現があります。苦手な方は注意してください


あれから1時間ちょっと・・・あの後すぐにタツミをポケモンセンターへと連れて行ったクラウン達。最初はジョーイさんも驚いた様子だったがすぐに状況を飲み込んだようで医務室へとタツミを連れて行った。

ス『・・・僕が・・・・僕が・・・・タツミを・・・・?』

ク『今度はスパイアがノイローゼか・・・。まぁ記憶がない間にタツミに酷いこと言ったとなっちゃノイローゼにもなるわな・・。』

レガ『僕なんてへなちょこカイリューって言われたんだけど・・・。結構ショックだったぞ・・・。』

フ『それよりもタツミ大丈夫かな・・・・。』

ル『でも元に戻ってとりあえずは一安心ですね。あのままだと本当困ったことになりそうでしたから・・・。』

ク『うーん・・・まぁそうだけどね・・・。でも今度はスパイアの方をケアしないといけなさそうだね・・・。』

レガ『まぁスパイア、そんなに気を落とすな。タツミが死んだわけじゃないんだから・・・。』

ス『・・・・でも僕は・・・タツミにも酷いことも言ったし・・・しかも下手すりゃ死なせていたかもしれないって・・・・。』

レガ『うーん・・僕への謝罪は無しですか(汗)まぁもうすぐ手当も終わるだろうからそんなに気を落とすな。』


暫くしてジョーイさんが出てきた。そしてすぐ後に腕に包帯が巻かれたタツミが出てきた。その表情は先程までの辛い表情ではなくどこか穏やかな表情だった。

タ「どうもありがとうございました。」

ジョーイ「いいのよ、でも気を付けてね。ポケモンの技を体に受けて命を無くす人もいるのよ?そのことだけは忘れないでね。それじゃお大事に。」

ス『命を無くす・・・!』

レガ『あー・・・聞こえちゃってたか・・・。』


ク『タツミ!大丈夫だった?』

タ「うーん・・何とかね。ただやっぱりヒリヒリするなぁ。でも暫くはこうして冷やしておく必要があるって。暫く不便だけど仕方ないね。あれ?スパイアは・・?」

ク『あそこで・・・・。』

タツミはクラウンが指差したところ見るとリザードンの威厳なんてどこに行ったと言えるほど一目で落ち込んでいると分かるスパイアの姿があった。

タ「あー・・・やっぱり気にしていたか・・。あれは不慮の事故なんだけどね・・。」

レガ『僕なんてへなちょこカイリューって言われてるんだけど・・・・。』

タ「ははは・・・まぁあの状態だったから気にせんといてあげて。それよりも・・・。」

タツミはスパイアの元へと歩いていく。しかしいくら近づいて行ってもスパイアはまったく反応しない。それどころかため息をついたりしていて長い首も地面につきそうなくらい落ち込んでいた。

タ「スパイア。」

ス『はい!!』

急に声を掛けられたことが相当びっくりしたのかスパイアは声が裏返って返事をした。

タ「そんなに落ち込まなくていいよ。」

ス『でも・・・・僕のせいでタツミとかみんなに迷惑かけてしまったし・・・・。』

タ「あれは恐らくだけど怒りでメガ進化したからだと思うよ。だから長くあの姿が持続したと思うし我を忘れてあんな言動とか行動をとったと僕は考えるけどね。だからスパイア自身の問題じゃないよ。僕の問題だ・・・。」

ク『!?なんでタツミのせいになるんだよ!タツミはまったく何もやってないじゃないか!』

タ「いや、僕がもうちょっと早く立ち入り禁止の看板を見つけていればこういう事にもならなかったのかなと思うし・・・何よりもスパイアをこんな目に遭わせたのは僕の責任だ・・。」

ス『そんな・・・・。』

レガ『タツミ、それは誰の責任でもないと僕は思うよ。簡単に言うと不慮の事故、どうしようもなかったんだから誰の責任でもないよ。勿論スパイアでもないけどね。』

タ「レガ・・・。うん・・・でもスパイアごめんね・・。僕がもうちょっと早く気づいていればこういう事にならなかったのに・・・。辛い思いさせて・・・。」

ス『そんな・・・。謝るのは僕の方だよ・・・。ごめん・・・・。それとレガも言ったかどうかわからないけどとりあえずごめん・・・。』

レガ『まぁ今回の事は水に流しておくことにするよ。』

ス『・・・みんなありがとう・・・。』

タ「さてと、これからどうする?もうここはポケモンセンターしかないみたいだし・・・。このまま北上するとマサラに着いちゃうんだよね・・・。あっという間に一周したなぁ・・・。」

ク『本当だね・・・。ジョウトの時とは大違いだね。』

タ「まぁあっちは何もかもが初めてだったからね~。驚きと発見の連続ってことかな?」

レガ『まぁ一回マサラに戻ってから次にどこの町に行くか決めるってのが一番最良なんじゃないかな?』

タ「それもそうだね。じゃあ行こうか。でもレガ大丈夫?なんか結構ダメージ受けてたと思うけど・・・。」

レガ『うーん・・・そうだねぇ・・・。強くなったスパイアにちょっと痛めつけられたからなぁ~。今回は大事を取ってパスするよ。』

タ「わかった。じゃあスパイアよろしく頼むよ。」

ス『うん・・・。』


幸いまだ暗くはなかったので何とか明るい内にマサラまで帰れるかと思ったが途中で日が落ちてしまい回りが静寂の闇に包まれ始めていた。

タ「あちゃー・・・やっぱり暗くなる前に渡り切るのは難しかったか・・・。」

ス『・・・・・タツミ・・・。』

タ「?どうした?疲れた?」

ス『いや・・・そういう意味じゃないんだけど・・・。どうしてもあの事が気になって・・・。』

タ「あー・・・大丈夫よ。僕もたまに考えすぎるけど何とか生きてるからね。あんまり気にしたってなるようにしかならないんだから・・・。」

ス『タツミに酷い事言ったと思うと・・・もう・・・僕・・・。』

タ「気にするな、でも確かに僕は綺麗ごとばかり言って知らない間にみんなに迷惑かけていたのかもしれないね・・・。本当ごめん。」

ス『!?いやタツミのせいじゃないよ、元はというと僕が怒りに任せて我を忘れたから・・・。』

タ「うーん・・・メガストーンは海に落ちちゃったし・・・暫くは心配いらないと思うよ。」

そう言い聞かせてタツミがなぐさめようとしたがそれでもやはりスパイアは自分を責めているようで

ス『でも・・・タツミが・・・もし・・・死んでしまっていたら・・・・ああ・・・僕って・・・。本当僕って・・・。』

タ「おいおい、勝手に殺すな。・・・スパイア。」

スパイアはタツミに呼ばれ振り返った瞬間・・・バシンと頬を平手でたたかれた。叩かれたと言っても相当強くではなくポンっと本当に優しく叩くと言った感じだった。しかし、叩かれた瞬間スパイアはまるで状況が飲み込めないように口を開けていた。

ス『タツミ・・・!?』

タ「実際やってしまったことはどうにもできないし時間が過ぎても変えることは出来ない。けれどその後の行動次第では以前以上の出来になる。実際これも綺麗事だけど僕自身が体験してきて良く分かってきているから・・・。あと叩いたのはまぁ目覚ましと思ってもらえると良いかな?」

ス『タツミ・・・・・・・・うん・・・・・ごめん・・・。過去の事は悔やんでも仕方ないよね・・・。・・・うん!タツミに言われて目が覚めたよ。ありがとう。』

タ「それでこそ何時ものスパイアやな。さて、早めにマサラタウンにたどり着こう。」


結局マサラタウンに着いたのは日付が変わった後だった。一応オーキド博士に会おうと予定はしているがこんな真夜中に訪れては失礼に値する。そこでタツミは仕方なく海岸にキャンプを張ることにした。どうやらここはきちんとしたキャンプ場がありカントー地方を一周した人の休憩場所として設置されているようだ。


ク『おっ、スパイアが元に戻ったな。』

レガ『ようやく元通りの平穏な日々に戻れるな。』

ス『うん・・・タツミに言われて目が覚めたよ。みんな迷惑かけてごめん。』

タ「まぁスパイアもこういっているから・・・ね?さてかなり夜分遅いけど夜食と言う名の夕食にしようか。・・・って食べる人いる?」

ク『僕はお腹空いたから食べたいけどみんなは?』

フ『僕はちょっといいかな?』

ル『私はもうちょっと寝ます・・・。』

レガ『僕は・・・少ないなら・・・。』

ス『飛んできたから僕は食べるよ?』

レ『zzz・・・。』

タ「うーん・・・じゃあ食べたいって言った3人だけにしようか。」


食べ終わったのはもう2時近く。食べていた組以外はもう既に夢の中。静かな砂浜で車も通らないので騒音もなく聞こえるのは波の音だけ。

ク『はぁ~満腹満腹。これでようやく心置きなく寝られる。』

レガ『食べてすぐ寝ると胃に悪いぞ。暫く起きとけよ?』

ク『そういわれてもねぇ・・・・もう既に眠い・・・。』

タ「時間も時間だからゆっくり寝るといいよ。所でスパイアは?」

レガ『えっ?そういえばさっき体動かしてくるって言ってどっかに行ったよ?』

タ「そうか・・・なんか心配だから運動がてら探してくるよ。」

レガ『じゃあ僕も行こうっと。タツミと同じく運動がてらにね。』



ス『・・・・・・・・・。』

ただ波の音だけがする静かな砂浜。もう夜中だから真っ暗なのは当たり前だが星の光や月の光のおかげで視界はやや利いている。そんな中月や星の光以外の光と言うとスパイアの尻尾の炎だけが燃え上がっていた。

ス『・・・?なんだろうあれ・・・。』

スパイアが見つけたのは砂浜に打ち付けられた自発光している不思議な石・・・メガストーンだった。どうやら海流のせいで一旦海に落ちたメガストーンが流れ着いたようだ。

タ「おっ、スパイアいたいた。おーい、スパイア!」

レガ『・・・・あいつが持っているのって・・。』

タ「まさかのメガストーン・・・。なんで・・・?海に落ちて行方不明になったはずなのに・・・。」

ス『あっ、タツミ!レガ!』

その時何故かスパイアが手にしていたメガストーンとタツミが持っていたメガストーンが同時に光だしそれと同時にスパイアも光に包まれた。

レガ『まずい・・・・またあんな状況に陥るかもしれない・・・。タツミは僕の後ろに隠れていて。』

タ「う・・・うん・・・。」

暫くしスパイアを包む白い光が無くなりその場にはつい昨日までかなり荒れていたリザードンXの姿になったスパイアの姿があった。

レガ『スパイア・・・・。』

タ「・・・・いや今回は大丈夫そうよ?」

レガ『えっ?』

タツミからそう言われもう一回スパイアの方を見返したレガは確かにとうなずいた。

ス『えっ?何この姿・・・。えっ?えっ?』

オロオロするスパイアに近づいていきそれがメガ進化だと教えるタツミとそれを見いていて何時ものスパイアと確認出来て安心するレガ。確かに先日の事があると双方共によくないので 今回の事は幸いだった。

タ「まぁ・・・それが原因で昨日ああなったんだよね。でも今日は特に何もなかったみたいだね~。不思議だなぁ・・・。やっぱり怒りに任せて進化するとダメなのかな?」

レガ『多分そうだとは思うけど・・・。スパイア調子はどう?』

ス『なんかあんまりなぁ・・・。でも力は湧いてくる感じはするかなぁ~・・・。』

タ「まぁ僕はそっちの姿の方が好きかなぁ~・・・・。」

ス『ほほほほほ本当!?』

タ「まぁそうだねぇ~・・・。」

ス『・・・・・・・照れるなぁ・・・。』

レガ『スパイア顔真っ赤やぞ・・・。まぁ何時ものスパイアと言っちゃそうだけどなぁ・・。』

タ「それよりももう寝よう・・・。3時近いし明日は博士と会わないといけないし・・・。」

レガ『それもそうだね~。僕も今日は疲れちゃったから寝ようっと。』

ス『・・・・・(照)。』

タ「?スパイアどうした?顔真っ赤だぞ。」

ス『大丈夫!それよりもタツミありがとう!』

タ「?まぁなんだか知らないけどどういたしまして。それよりも早く寝よう。」

タツミ達が寝床に戻った後も暫くスパイアはタツミの一言が頭から離れず眠りに就けなかったという。


―――――――――――――

翌朝はやや曇天で予報では雨の可能性もあると言われたような微妙な天気だった。

タ「スパイア・・・まだその姿だったの・・?」

ス『うーん・・・元の姿に戻らないんだよ~・・・。メガストーン投げても・・・。』

タ「うーん?なんでだろ・・・まぁ不自由なさそうだし今回は前回みたいに暴走モードにも入ってないみたいだから大丈夫か・・・。暫く様子みよう?」

ス『そうしてみるよ・・・。』

レガ『まぁ暴走モードに入らないだけマシだよ・・・。あの暴走モードだけはどうしてもダメだわ・・・。メンタルも傷つく・・・。』

タ「気にしすぎだよ。へなちょこカイリューって言われて落ち込むのは分かるけど引きずり過ぎは危険よ?」

レガ『それもそうだね~・・・忘れることにしよう・・・そうしよう・・・。』

ク『レガも相当痛いところ突かれたんだなぁ~。』

レガ『そうそう・・・特にへなちょこってところが・・・ってクラウン!!』

タ「はいはい、そこまでにして・・・とりあえず朝食にして博士のところに行くよ?」


朝食の時は少々クラウンとレガが険悪気味だったが何時もの事と割り切りさっさと済ませる。一応今日は行けるところまで行くというプランのようだ。

タ「さてと・・・みんな終わった?出発するよ。」

レガ『まぁ今日の所は良いけど次言ったらげきりんぶちかましてやる。』

ク『そこまでせんでも・・・。』

タ「はいはい。みんなボールに戻っておいてねぇ・・・。」

とりあえずタツミはスパイア以外をボールへと戻した。

タ「さてと・・・行きますかねぇ・・・。スパイア今日も宜しくね。」

ス『うん!』

マサラタウンは総人口自体は少ない小さい街だがやはり研究所があると言うことで訪れる人は多い。以前来た時とあまり変わってはいないが唯一違うと感じるのは新米トレーナーと思われる
子供が多く歩いていたと言うことだ。

タ「子供が多いねぇ・・・。やっぱりスパイア出しておくと相当注目集めるか・・・しかもその姿だしね・・・。」

ス『うん・・・視線があっちこっちから感じるよ・・・。』

タ「一応ボール戻っとく?あんまり気分良くないでしょ?」

ス『うーん・・・まぁこのまま出ておくよ・・・。ボールに戻っても大して変わらなさそうだし・・・。』

タ「そうだなぁ・・・空を飛ぶで研究所まで行くか?」

ス『そうして・・・。』

っと言うことであまりにも人が多くただでさえスパイアは珍しいポケモンなのにそれにまたメガ進化したままなので余計に目立つ為空を飛ぶで迂回することにしたタツミ達。

タ「うーん・・・前来た時はそれほど人多くなかったんだけどなぁ~・・・。」

ス『今日ってなんかイベントでもあったのかなぁ・・・。』

タ「どうだろ?あっあのでかい建物が研究所だからあそこに降りて・・・ん~研究所の周りには人はあんまり集まってないなぁ・・。」

スパイアはオーキド博士の研究所の玄関にタツミを降ろすと少々後ろへ下がった。

タ「?どうした?別に危害を加えるような人ではないと思うけど・・・。」

ス『いや・・・ちょっと嫌な予感がしたから・・・。タツミも気を付けたほうが良いかも・・・。』

タ「?」

タツミは少々疑問に感じつつも研究所の扉を開けた。すると・・・・


???「こらーー!!!待たんかーー!!!」

タ「!?」

ス『タツミ危ない!』

扉を開けるといきなり怒号が飛んできて何かが向かってくるのが見えた。だが、スパイアがタツミを掴み空へと飛んだので何とか大参事にはならずに済んだ。

ス『ふぃ~・・危なかったー。』

タ「スパイアありがとう・・・お蔭で助かったよ・・・でもあれなんだろ?」

どうやらオーキド博士に追いかけられて何かが飛び出してきたようだがそれがポケモンなのか何なのかタツミには分からずにいた。

タ「うーん・・・良く見えないなぁ・・・。スパイアもう降ろしていいよ。」

ス『うん、わかった。』


オ「いや~すまんすまん。急にこいつが逃げ出しおったからな。・・・それよりもそのリザードンってもしかして・・・。」

タ「そうです、メガ進化したリザードンです。」

オ「おお!やっぱりそうか!いや~あの石にそんな力があったとはな・・・わしもまだまだ勉強しないといけないなぁ。」

タ「それでオーキド博士にちょっと相談があって・・・。」

オ「?」

タツミは今までの経緯をオーキド博士に話してみた。

タ「・・・・っという訳なんですよ。今回は何もないみたいですが戻れないみたいですし・・・。」

オ「うーん・・・ちょっと待っておいてくれんか?メガ進化に詳しいと定評がある他の地方の博士に聞いてみるから・・・。」

そう言い残すとオーキド博士は奥の部屋へと走って行った。そして部屋に残された2人。

タ「うーん…博士でも分からないか・・・。」

ス『でもタツミがこの姿が良いっていうなら僕このままでもいいけどね♪』

タ「まぁ僕はそう思っているけどその姿のままだとスパイアきつくない?メガ進化って体力使いそうなんだけど・・・。それよりも口元の炎邪魔じゃない?(小声)」

ス『いや、別に体力の衰えは感じないよ?逆にこっちの姿の方が力が湧き上がってくるから強くなった感じはするけどね!それと邪魔じゃないよ?』

タ「聞こえてたのね・・・。そうか・・・・。まぁゆっくりと打開策を考えていけばいいか・・・。」

数分後にオーキド博士が戻ってきたが、他の地方ではメガ進化するポケモンはいてもそこから戻らないと言うのは聞いたことが無いという回答だったと言うことを聞かされた。

タ「うーん・・・まぁ本人は不自由ないと言ってますし僕も特段気になるとかはないので暫くはこのまま行こうと思います。わざわざ聞いてくださってありがとうございました。所で急に飛び出してきたのって何なんですか?」

オ「あー初心者用ポケモンなんじゃがな・・・問題児でな・・・。それでしょっちゅう逃げ出すからな・・・。こっちも結構手を焼いているんだ。誰か良い人に当たるといいんじゃがなぁ・・。

タ「ははは・・・そういう事だったんですね。良い人に会えることを願ってますよ。それじゃあ研究頑張ってください、失礼しました。」

オ「いやいや、こっちも久々に研究したいと思う課題に巡り合えた気がするよ、気を付けて行くんじゃよ。また時間があれば寄りなさい。」

タ「はい、お邪魔しました。スパイア行こうか。」

ス『うん!』

タツミ達はオーキド研究を出て町を出た。



―――――――――――
リュ「あれ~・・・確かにココから電波出ているんだけどなぁ・・・。どこいるんだろ?ん?どうしたフッシー?」

フ『なんか近くにヤバそうな奴いるぞ?』

リュ「マジか・・・。こんなに鬱蒼とした森の中じゃ土地勘ないこっちが圧倒的に不利か・・・。じゃあ一旦引き上げるとしますか・・・。」

???『グルルルルル・・・・』

リュ「あっ、これ真面目にやばいやつか・・・。しゃーない・・・まぁ突破しないといけないなら戦うしかないかぁ・・。行くぞ!みんな!」

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