この章の必要用語

【この章の登場人物】
➷アイビー
　今年で齢14になる、ポケモントレーナー。亜麻色の髪に蛋白石のような瞳をしている、人形顔の娘。
　行動に一貫性が無い気分屋で、機嫌が良いと歌を歌う悪癖がある。“平穏に生きたい”と宣うが承認欲求が強く自己の存在を隠そうと出来ない。恋に生き愛に踊る恋愛体質の子供であり、空想家のきらいのある我儘で傲慢な高貴華。


➸メタモン
　アイビーの相棒ポケモン。高い知能を持ち、自分の記憶の中にあるものならどんな物にでも姿を変えることが出来る。それ故に使える技が［へんしん］一つであるのに非常に有能で優秀。頭の悪いアイビーの代わりに頭脳係として働くことが多々ある。


➸ゾロアーク(ヒスイの姿)
　アイビーの手持ちポケモン。太古の昔に存在したヒスイ地方で息をしていた旧い種族の生き残り。身に抱えた怨嗟の炎を攻撃力に変換することによって、己の精神を平生に保っている愉悦主義の戦闘民族。


➷ロイバ
　アイビーの養父。宝石商をしている男。現在カロスへと出張に行っている。アイビーの性質を知った上で娘に迎えた、アイビー曰く『変人』。
　本名タイラ・ロイバ。カントー地方の生まれ。黒髪に黒目、童顔の男。


➷コスモ
　アイビーの同級生でクラスメイト。オオハルグループの会長の一人娘であり、次期当主として育てられている。
　本名オオハル・コスモ。濡れ羽色の髪に青色の瞳が印象的な美少女。相棒はプリン。


➷ライラ
　アイビーの同級生でクラスメイト。入学初日に配布されたポカブとトラブルを起こし火傷しかけた。
　本名ヤマキ・ライラ。


➷スミ
　アイビー連行の任務を受け学園を来襲した男。アルカディアーク団の首領の腹心。
　黒髪に赤目、右頬に蝶の刺青が印象的。相棒はルカリオ。


➷ゼラム
　アイビー連行の任務を受け学園を来襲した男。アルカディアーク団の最高幹部の一人。エキムの兄。
　綿飴色の髪に若草色の瞳の美丈夫。相棒はゴチルゼル。


➷エキム
　アイビー連行の任務を受け学園を来襲した男。アルカディアーク団の最高幹部の一人。ゼラムの弟。
　チョコミント色の髪に若草色の瞳の美丈夫。相棒はランクルス。




【この章に出てくる用語集】
➤フェニックスフィア学園
　主人公が入学する学校。14歳から六年間修学し卒業と共に就職するための橋渡しをしてくれる学校。現代でいう高校と大学を合体したような学校。
　旧校舎があるが現在は使われておらず、“立ち入り禁止”のテープが貼られ生徒は立ち入れないことになっている。

➤アルカディアーク団
　カルトの要素を含んだ悪の組織。活動目的は現在時点で不明。何故かアイビーの身柄を拘束しようとしている。
　ツキミという男を首領とし、スミを腹心の部下として、首領の元に最高幹部が揃い、その下に構成員が揃う組織図をしている。