【第025話】不可触の絶壁 / チハヤ(果たし合い、vsウィッグ)

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この作品には残酷表現があります。苦手な方は注意してください

« vs協和音の奏者 果たし合い ルール »

・3on3のシングルバトル。学生のみ交換可。
・特殊介入(メガシンカ、Zワザ、ダイマックス、テラスタル)は計1回まで。
・境界解崩は計2回まで。
・先に手持ちポケモンが3匹戦闘不能になった方の負け。

□対戦相手:ウィッグ
✕コロトック
・???
・???

□学生:チハヤ
・シキジカ
・パピモッチ
◎パモ

※備考……現在、境界解崩「無衰ノ共鳴」が展開中。一度発生した音は減衰することなく、半永久的に反射し続ける。
 学生・チハヤと、試験官プロクター・ウィッグによる、今年度初の果たし合いプレイオフ
最初の盤面は、チハヤのパモがウィッグのコロトックを撃破する快進撃を見せた。
学生側が強敵試験官プロクターに一歩リードした予想外の展開に、会場は大いに盛り上がる。
「ま、マジかよ………!!」
「あのチハヤとか言うやつ……ウィッグ先生のポケモンを倒しやがった……!!」
注目度は、嫌が応にも上がっていく。

 その喧騒の中、最後列の席からじっとフィールドを見つめる者がひとり。
「…………。」
左腕で頬杖をして一点を見つめるのは……黒衣の観測者ジャッカニューロの一員、長雨レインであった。
そんな彼の肩を、背後から何者かが叩く。

 長雨レインが振り返るとそこには……
「……なんだ、迷霧フォッグか。」
「どもっす。」
迷霧フォッグは小さく一礼し、長雨レインの隣に座り込む。
長雨レインも服の裾を除け、彼のためのスペースを作り直した。
「調べ物の最中じゃなかったのか?」
「えぇ……まぁ、行き詰まったんで休息っすよ。」
会場の熱気が苦手なのか、自身の首筋に数回霧吹きを撒く迷霧フォッグ
肩も凝っているらしく、余程その『調べ物』とやらに苦闘していたようだ。
「っつーか……長雨レインさんがこんな所に来るなんて珍しいっすね。てっきり、学生のバトルになんて興味がないものかと。」
「あぁ。別に、僕もバトルそのものには微塵も興味がない。境界解崩ボーダーブレイクが使われている以外は、至って普通の戦いだからな。だが……」
「だが……?」
「……あのチハヤ・カミシロという男が気になってな。もしかしたら、なにかの拍子に尻尾を出す・・・・・かもしれないと思ったんだ。」
「なるほどねぇ……。」
そう言いつつ、迷霧フォッグの視線もまたチハヤの方へと映る。
序盤の難敵を倒し、小さくガッツポーズを決めている様子が見えた。

こーして見ると・・・・・・・、マジで普通のチャラ男って感じっすけどね……」
「……その言い方だと、お前も奴の何かに勘付いた・・・・か?」
「っすね。まぁ……ちょとばかし不自然な点はボロボロと。」
「やっぱり……。」
そうして黒衣のふたりは、不審な目を向ける。
今こうして戦っている、ただの・・・学生へ……



 ーーーーー一方のフィールドでは。
倒れたコロトックをボールへと戻し、ウィッグが次のポケモンのスタンバイをしていた。
「(ここまでは計算通りザマス。ボクちゃんの本領発揮はここからッ……!!)」
そうしてウィッグは、2匹目のポケモンをすかさず呼び出した。

「じらららッ!」
「(あ……アレはッ………!!)」
ボールから飛び出てきたのは、空中に浮かぶ紅色の球体。
……に付随する、青色の昆虫のような姿のポケモンだ。
このポケモンの名前はベラカス。
サイコパワーを自在に操って浮遊する、むし・エスパータイプのポケモンだ。
特殊な攻撃を多用する、コロトック以上のトリッキータイプである。

「ベラカス……また厄介なポケモンが……!!」
「……まずいな。ベラカスとチハヤとの相性は最悪だ。」
客席のシグレとシラヌイも、渋い顔をする。
そう……彼らは気づいていたのだ。
このベラカスというポケモンの脅威に。


「(あのプカプカ浮かんでる奴がどんなポケモンかは分からねぇ……!だが、攻めるっきゃねぇ……!!)」
チハヤは迷わず、パモへと攻撃の指示をする。
「パモッ、『ほうでん』だッ!!」
「が……じじっ……?」
「 『 ほ  う  で  ん 』 ッ!!!!」
「がじじーーーーーーーーーーッ!!」
チハヤはひと文字ずつ、強調するように叫ぶ。
いよいよフィールド内に蓄積されたノイズが勢いを増してきたのか、彼の肺活量でも指示が届きにくくなってしまっている。
結果、パモはワンテンポ遅れて攻撃をすることになってしまった。

 四方八方に放たれた火花は、ベラカスもろともフィールド全体を覆い尽くす。
コレだけの広範囲攻撃であれば、相手は避けることも難しい。
……が、しかし。
「……じららっ!」
「(う……嘘だろ!?まるで効いてねぇ……!?)」
なんとベラカスは、全くの無傷で『ほうでん』を受けきったのである。

「まだだッ!パモッ、もう一発『ほうでん』ッ!!」
「がじじーーーーーーーーっ!!」
しかしそれでも、チハヤは攻撃を続ける。
たまたま撃ち漏らしただけのはずだ……と、パモも的を比較的絞って電気を放った。

 ……が、糠に釘。
相変わらず。ベラカスには一切のダメージが入っていない。
一切の動作を見せていないにも関わらず、放った電撃全てを無効化していたのだ。
「(ど、どういうことだよッ!?タイプ相性では問題ねーはずだろ……!?)」
そう……その辺りはチハヤも抜かり無い。
タイプ相性はしっかり頭に叩き込んだので、そのレベルのミスはしない。
故にこのベラカスの鉄壁の防御は、余計に謎めいたものなのだ。

「チッ……電撃が駄目なら殴るっきゃねぇ!パモッ、『マッハパンチ』だッ!!」
「がじじーーーーーーーーッ!!」
遂に遠距離攻撃を諦めたチハヤは近接戦に切り替え、パモに攻撃を指示する。
目にも留まらぬ速さの助走に乗った拳が、ベラカスの球体を殴りつける……


 ……寸前で、パモの動きが止まる。
「がじっ……!?」
まっすぐ飛び込んでいったはずのパモはベラカスの目前で一切の動きが取れなくなり……
「じらららっ……!」
そしてそのまま、90℃ほど曲がって遠くの地面まで激突する。
「ぱ、パモッ……!?」
そこへすかさず、ウィッグのハンドサイン。
『サイコショック』の光弾が装填され、倒れ伏したパモをめがけて一斉に降り注ぐ。

「ま、まずいッ……パモッ、後ろだ走れッ!!!」
チハヤは叫び、方向指示と共にパモへ回避を促す。
……が、聞こえない。
既に騒音は限界値以上に達し、パモの耳には届いていなかったのである。
そのまま『サイコショック』は無慈悲に着弾。
パモへと大ダメージを与えた。

「が……じじ………。」
「ぱ、パモーーーーーーーッ!!」
遂に体力の限界を迎えたパモは戦闘不能。
チハヤはポケモンを1体失うこととなってしまったのだ。

「(そんな……何が起こったってんだよーーーーーーッ!?)」
眼の前でパモを襲った謎の力に気づかないチハヤ。
その一方……観客席のギャラリーらは、何名かこのギミックに気づいていたようだ。

 それはシラヌイも例外ではない。
「あ、アレは一体……?」
「ベラカスの技、『コスモパワー』だ。」
尋ねるシグレに、シラヌイが丁寧に説明する。
「え……でも『コスモパワー』って確か……」
「うん。周囲の空間をちょっと歪める程度・・の技だね。少なくとも、『ほうでん』を無効化したり、突っ込んでくるパモを叩き落とすことはまず不可能だよ。」
そしてシラヌイのその言葉に……続けてテイルが継ぎ足す。
「……そう、『コスモパワー』だけ・・ならね。」
「え、それって……」
「……《無衰ノ共鳴リゾナンサ・イナヴスタヴィラ》の効果。『音』……つまりあの空間には、大気の振動が蓄積され続けている。」
「その振動を『コスモパワー』で自分の周囲に集積させれば、近寄る物体を超振動で弾くことが出来る……!!それは『見えない壁』の完成って事だ!!」
そう……これこそがウイッグの生み出した発動者の技工デザイナーズコンボ
音の減衰しない空間だからこそ実現する、絶対防御……!!
正面からの突破、正攻法の一切を拒否する超絶ギミック……!!
これこそが、チハヤに対して有効に働く絡繰のワケである……!!

「じゃあ、あのままだとチハヤくんは………」
「あぁ。攻撃を全部無効化されて……ハメられるッ………!!」


「(フッ……奴はベラカスの戦術に気づいてないザマスッ……!このまま行けば……勝てるッ……!!)」
迷うチハヤは、未だにこの落とし穴に気づいていない。
真っ向勝負を仕掛けても埒が明かないこの状況にて、彼は2つめのボールを取り出す。
そしてそのボールに向かって、小声で何かを囁く。
「……………。」
「(アレは……何を伝えているのでしょう……?)」

 観客たちが騒然とする中で、チハヤは強く頷く。
「………じゃ、そういうことだ。頼むぜ………パピモッチッ!!!」
そして天高く投げられたボールからは、丸っこい体躯のポケモンが意気揚々と登場したのである。
「わむっ!」
彼が2匹目に選んだのはパピモッチ。
どういう理由かは……未だ分からず。
ただ、どう見てもこの状況を突破できるポケモンではない。

「そんな……一体パピモッチでどうしろと……!?」
「………ッ、ま、まさかチハヤ……!?」
その時……どうやらシラヌイは気づいたようだ。
チハヤが考えていたことに……!!

 するとチハヤは、解崩器ブレイカーを取り出す。
そして先程までパピモッチが入っていたボールを、そこに装填したのである。
「あ、あり得ないッ!チハヤくんは境界解崩ボーダーブレイクを使えないはずでは……!?」
「違うッ……アイツが起動しようとしているのは………!!」
シラヌイがそう言った直後、チハヤは解崩器ブレイカーのボタンを押す。


「迷わねぇで一気に行くぞ………パピモッチッ、ダイマックスだーーーーーーッ!!」
「わむむーーッ!!」
解崩器ブレイカーは紅色の光を放ち、瞬間、パピモッチの身体はずんずんと天高く巨大化していく。
そして遂には、十数メートルにもなる巨体へと化したのだった。
『Wammmmmmmmmーーーーーーーーーーーーーーーー!!』
特大の咆哮が、閉ざされた空間内でけたたましく轟く。
これぞダイマックス……ガラル地方に伝わる、ポケモンの巨大化現象だ。
使用ポケモンによって性能が大きく変わることがないこの特殊介入を、チハヤは選んだのであった。

「だ、ダイマックスだとーーーーーーーーッ!?」
「特殊介入……このタイミングでかッ!!?」
1度しか使えない切り札を早くも切ってきたチハヤに、会場は騒然とする。
境界解崩ボーダーブレイクを使えないことまで加味すれば、実質的にはコレが最後の伏せカードである。
「そ、そんなッ……いくらなんでも早すぎますッ!」
シグレも言うように、この選択は些か早計である。
それだけに、勝負の雲行きはよりいっそう怪しくなったのだ。

「普通に殴って駄目なら、もうこれしかねぇ!パピモッチッ、『ダイアイス』だッ!!」
『Wammmmmmーーーーーーーーーーーーーー!!』
パピモッチは叫び、口から巨大な冷気を吐き出し、天に放つ。
破裂した無数の氷が、ひょうになってフィールド中に降り注ぐ。

「そうか……ダイマックス中は聴覚が鋭敏になる……!!トレーナーの指示が届くのか……!!」
「チハヤくん、まさかそれを狙って……!?」
「(……ちがう。それはただの偶然。彼の真の狙いはそこじゃない……。)」
テイルは既に、チハヤの真意を見抜いていたようだ。

 が……しかし。
「(『ダイアイス』……確かに強力ッ……だがッ……!!)」
それでも、ベラカスに攻撃は届かない。
『コスモパワー』で捻じ曲げた空間によって、本体への攻撃をシャットアウトしているのだ。
当然、雹なんて歯牙にもかけない。

「(ダイマックスを切るとは愚かッ……寧ろ的がデカくなっただけザマスッ!!)」
ダイマックスわざの直後は隙が出来やすい。
ウィッグはすかさず『サイコショック』を指示し、パピモッチへと攻撃する。
無駄なく命中した光弾は、パピモッチへ着実にダメージを与えていった。

『Wammmmmmm………!!』
「怯むなパピモッチッ!!もっかい『ダイアイス』だッ!!」
しかしそれでもチハヤは一切退かず、続けてダイマックスわざを指示する。
再度放たれた氷の破片は、フィールドへ降り注ぐことになった。

「無茶ですって……!そんな力押しで、ベラカスの鉄壁は破れないッ……!」
シグレの言う通り、ベラカスには相変わらず攻撃は当たらない。
降り注ぐ雹の尽くが着弾寸前で弾かれ、本体を貫くことは一切ない。

 ……はずだった。

「じららっ……!!」
「べ、ベラカスッ……!?」
『ダイアイス』を撃ち終わるその直前……なんと最後の一発が、ベラカスにヒットしたのだ。
今まで鉄の守りを見せていたベラカスが……隙を晒したのである。

「ど、どういうことですか一体……!?」
「わからない……コレは……。」
急に見えた好機……その理由は、シラヌイも見抜けず。
が……このフィールドに降り立った霜。
空間内の温度が下がり、降り立ってしまった白い霜。
それを目にしたテイルは……悟る。

「(……来た!頃合い……!!)」

 それと同時に……チハヤは次の指示をパピモッチへと出した。
「今だパピモッチッ………『ダイバーン』で決めろーーーーーーッ!!」
「わむむーーーーーーーーーーーーーーッ!!」
パピモッチから放たれたのは、今度は冷気でなく火球……。
巨大な火の玉が天高く放られ、上空で破裂して降り注いだのである。

 その火球はベラカスに直撃。
無慈悲な火花が上がり、大ダメージが入ったことを嫌でも伝えてくる。
「じららっ………!!」
「(べ、ベラカスッ……!?ど、どういうことザマスッ……!?防御が……働いていないッ……!?)」
ウィッグにも、何が起こったのか分かっていない様子であった。
しかしその答えに……すぐ彼も気づくことになる。
「(はっ……まさかッ………!?)」



 ーーーーー遡ること1日前。
コテージ横の岩場にて、テイルはチハヤに明日の作戦の基礎を叩き込んでいた。
「……じゃあチハヤ。ちょっと物理の話をするから聞いて。」
「えー、俺、理科苦手なんだけど。」
「……馬鹿でも分かるように簡潔に終わらせるから。覚えなさい。」
「ば、馬鹿でもって……」
そう言うとテイルは、どこからか取り出した小さなホワイトボードに、雑めな模式図を書く。

「……いい?『音』っていうのは空気の振動。そこまではわかる?」
「お、おう……(全然分かっていない)」
「……んで、空気っていうのは分子の集合体。コレが活発に動いている状態……つまり高温だと、音はより伝わりやすくなる。逆に分子の動きが鈍くなると、音は伝わりにくくなる。」
「え、えーっと……(全く理解が追いついていない)」
テイルは最小限の説明に留めているつもりだが、チハヤの脳ではやはり限界があったようだ。
小難しい理屈を挟んだが……最終的にテイルは、一文でこの話の結論を纏めることにした。

「……要するに、音に困ったら気温を下げなさい。それだけ覚えて。」
「な、なるほどな……!気温を下げる手段てーと……えっと………」



 ーーーーーそう、これはテイルの入れ知恵だ。
「(奴は『ダイアイス』で気温を下げて、振動を伝わりにくくした……その結果、ベラカスの防護壁が剥がれたってことザマスかーーーーッ!!)」
結果的に昨日の予習が身を結び、ベラカスの鉄壁の布陣を突破する鍵となったのである。

 間もなく、ダイマックスわざを3回放ったパピモッチの身体は巨体を保てなくなる。
エネルギーが切れ、元のサイズへと縮小していく。
「わむむっ……!!」
しかしそれでも、彼女は休まない。
怯んでいるベラカスの元へと一目散に駆け寄っていき、攻撃の構えに入る。

 チハヤの指示はもう聞こえない。
なので迷わず、自己判断にて『ほのおのキバ』を繰り出したのである。
強烈な噛みつき攻撃は、ベラカスを正確に捉える。
間違いなく致命傷のダメージが入り、相手の戦闘不能は秒読みだ。




 ……と思われたその直後。
ベラカスの身体が白く光り始める。
「(な……なんだアレ……!?)」
チハヤが疑問に思った次の瞬間……

 なんとベラカスは、パピモッチもろとも爆発したのである。
「わむむっ!?」
「な、何ーーーーーーーッ!!?」
鮮やかな閃光とともに吹きすさぶ爆風に、パピモッチは思い切り吹き飛ばされる。
至近距離でダメージを食らった彼女は致命傷……そのままダウンしたのだった。
「ぱ、パピモッチッ……!?」

 だが、彼女の犠牲は無駄ではなかった。
ベラカスも同時に戦闘不能……相手のポケモンを1体減らすことに成功したのである。
「(お疲れ様だぜパピモッチ……だが、これで残るは1匹ッ……!この勝負を決めればッ……!!)」
いよいよ勝負は大詰め。
この1戦を乗り越えることができれば、晴れてチハヤの勝利である。

「(……と思っているなら甘いザマスね。今のベラカスの技は、ただの自爆ではないッ………!)」
ニヤリとほくそ笑むウィッグ。
その笑みは、あまりにも不気味極まるものであった。
そうしてウィッグとチハヤは、同時に3つめのボールを装填する。


「行くぞシキジカッ……ラストふんばれッ!!」
「めるるーーーーっ!」
チハヤのポケモンは、当然シキジカ。
ラストまで残しておいたエースポケモンだ。

 一方、ウイッグのサイドは……
「きるるるるーーーーーっ!!」







「………え!?こ、コロトック!!?」
なんと、先ほど戦闘不能になったはずのコロトックが現れたのであった。
「う、嘘だろ……!?アイツはさっき倒したはずじゃ………!!?」

 まさかのコロトックの再登場に、会場は騒然とする。
その要因は間違いなく、先のベラカスの爆発だろう。
そしてその技の名前は……
「『さいきのいのり』ッ……!自身の肉体を爆散させて生贄とすることで……戦闘不能のポケモンを復活させるッ!!禁断の蘇生術ッ!!!!!」
「な……何ですってッ!!?それじゃチハヤくんは……」
「あぁ……もうシキジカ1匹しか残っていないのに……ウィッグ先生のポケモンを2匹も倒さなくてはならないッ!!」
[人物ファイル]
☆リベル・バゼット(28)
☆所属:DRAGON-FLY社社長秘書、聖戦企業連合
☆外見の特徴:茶髪のショートヘア、黒いメイド服
☆ひとこと:DRAGON-FLY社の社長秘書。遠慮のない物言いと、攻撃的なバトルスタイルが特徴。時間に厳しい。でも使ってる時計は安物。


[ポケモンファイル]
☆ベラカス(♀)
☆親:ウィッグ
☆詳細:浮かんでいる玉のサイズが他個体よりも大きめ。感情表現が乏しいため、ウィッグも扱いには少し苦労している模様。

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