15-1 雁字搦めの片道切符

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読了時間目安:19分

この作品には残酷表現があります。苦手な方は注意してください



 影のような何かに連れ去られた私は、その大きな背の上で……おそらく仰向けになっていた。
 断言できないのは、私自身が仰向けになっているのか、立ってよりかかっているのか、はたまた逆さにひっくり返っているのか分からず、とにかく感覚がつかめないでいたからだった。
 そんな不思議な空間にいた私の視界には、様々な角度に浮いた陸地とそれらを繋ぐように上下左右色んな方向に流れる水源が見える。
 今見えているのはハッキリ言って一般的な常識が通じない空間のようだった。
 でもこの景色には、滅茶苦茶なように見えるけど、一定の法則があるようにも感じて。
 とにかく自分がここに居るという実感がわきにくい場所だった。

 彼女に声をかけられるまで、私は“私”であることを忘れかけていたくらいに。

「……ああ、気が付いたんだね」

 定まらない意識の中、動く目だけで発言者を探す。すると、わりと目の前に彼女たちの顔が現れた。

「探さなくてもボクはここにいるよ」

 左から顔を覗き込まれる。茶色のボブカットの彼女とその手持ちの黒と赤の毛のポケモン、ゾロアークはかがみながら、私を見定めてくる。
 しばらくふたりは私の様子をうかがっていた。そして眉をひそめ、私の名前を呼んだ。

「久しぶり。まだキミはキミのままみたいだね。アサヒ」
「…………サモン、さん」

 記憶を取り戻すまでは無邪気に再会を望んでいた相手。サモンさん。
 けれどすべてを思い出した今の私では、この再会を素直に喜べなかった。

「こんな形では会いたくなかった」
「ボクもだよ。でも、この現状の原因は、わかるよね」

 問いかけられて、私は目蓋を閉じて考える。
 その言いぶりから、彼女はここまで強引に出張ってくる予定ではなかったのだと推測する。
 それこそ【ソウキュウ】の公園で会ったのは偶然を除いて、ずっと陰ながら私が動く時を待っていたんだと思う。
 いざ私が行動を起こしたときに、対処をするための実動員がおそらく彼女。サモンさん。
 その彼女が私の前に姿を現した。あんなに目立つ方法で、私をこの世界に強引に連れ去った。私の行動に対応した。
 彼女に指示を出したアイツがアウトだと判断した私の言動。
 ……原因の心当たりは、言うまでもなかった。

 あの、手を伸ばしてくれた彼を思い浮かべながら、私は質問に答える。

「うん。私が、ビー君に助けを求めてしまったから、だよね」
「……そうだね」

 静かに肯定するサモンさん。彼女もゾロアークも暗い表情だった。
 彼女はさっき私が言ったようなことを繰り返した。

「正直キミとは、ここで再会したくはなかったよ。アサヒ」
「私もだよ。サモンさん」

 こうして、世界の裏側【破れた世界】にて。
 私たちは、望まぬ形で再び対面することとなった。


 サモンさんは大きなため息をひとつ吐くと、私宛の忠告を口にした。

「キミが敵だと言い切ったアイツからの伝言――――『次はない』……だってさ」

 彼女の口から発された敵と思っている相手の存在の示唆に、正直に恐れからビクつきそうになる。
 それでも私は強がりながら、伝言役のサモンさんに返答した。

「へえ。今回は見逃してくれるんだ……」
「まあ、サービスなんじゃないかな。まあ、次同じようなことをしたら、関係した者もどうなるかは、ね……」
「……私が助けを求めた相手を巻き込むってことだよね。本当に嫌な性格しているよね」
「否定はしないよ」

 ちらっとこの不思議な【破れた世界】を飛んでいるポケモン、だと思う大きな背中から飛び降りられないか思考を巡らすと、こちらを見つめるゾロアークの視線にくぎ付けにされる。
 その視線から逃げように右手を目蓋の上にかぶせ、大きな嘆息をついた。

「サモンさん……どうしても、見逃してくれないかなあ?」
「ゴメン、アサヒ。キミには悪いけどボクはアイツの味方だから。ボクは、ボクの意思でアイツに協力しているから」
「……そっか」
「うん……話題を少し変えようか」
「いいけど……もしかして、また歴史のお話?」
「そうだよ」

 げんなりする私に、「敵を知り己を知れば……ってやつだよ」と小さく笑いかける。
 指の隙間から見える彼女の笑顔自体は、憎み切れなくて何だか複雑な気分だった。


***************************


 彼女は紡ぐ。アイツにまつわる話を、語っていく。

「発明、というと最近では500年前カロス地方のアゾット王国にいるエリファスという科学者が見つけたポケモンの能力を使ったからくりを生み出す“神秘科学”なんかが有名だけど、もっと遥か過去にも似たような……いいや。今の文明より高度な技術と文化があったと言われるらしいんだよね」
「なんか途方もないなあ……」
「同感。まあ、現在ではほとんど過去の遺物、オーパーツは遺されていなく、あったとしても今でも仕組みを解き明かせないモノがあるとか。アイツもそんなオーパーツを作り出し、1000年前のヒンメルを支えていた一人だったんだ」
「オーパーツ、ね……そういえばアイツは何を作ったりしたのかな?」
「そうだね、王族専用の生体認証のシェルターとかかな。ああでも、こんな文献も残っているよ」

 そう言ってサモンさんは携帯端末のモニターに資料を映し出し、私に見せてくれる。
 古代文字で書かれた石板の写真の下に、訳された文章が載っていた。そこにはこう書かれていた。

“その者、あらゆるものを生み出した
 人々は、その者の生み出したものを使い、豊かになった 
 その者は、老いず死なない身体をつくることに、成功する”

「老いず死なない……つまり、不老不死……?」
「そう不老不死。ここまでくるとおとぎ話みたいだよね。この文献を最初に見た研究者は絵空事だと相手にしていなかったそうだよ」
「まあ、普通信じられないよね」
「うん。でも、その当たり前を崩す出来事があったのは憶えているだろうか。カロス地方にて目撃されたあの巨人のことを。その場で彼と再会したフラエッテという花の妖精ポケモンのことを」
「テレビで見た覚えがあるよ。あんなに大きい人がいるなんて、当時はびっくりしたよ」
「その彼らは3000年の時を生きているらしい」
「……2000年さらに昔になってない?」
「間違ってないよ。正確には不老不死はアイツの発明ではない。巨人のものかもしれないし、もっと昔にもあったのかもしれない。でもアイツがその技術を甦らせたのは頭脳の持ち主なのは事実だ。でもそんなアイツにもできないことはあった」

 彼女はページを移動し、次の文献を示す。
 続きにはこう書かれていた。

“けれど、その者にもつくれないものがあった
 それは、『生命』
 その者には、『生命』をつくり出すことが出来なかった”

「アイツは、壁にぶつかった。アイツのもともと居た場所では、どうしても『生命』を作り出せる環境がなかった。それから長い時の中で、アイツはひたすらその手段を模索し考え続けた」

 考え続け、探し続け、試し続けた。
 アイツにとって、それは途方もない道のりだったのかもしれない。文字通りすべてをかけたものだったのかもしれない。
 でもその望みの為に目をつけられた私たちにとっては、正直はた迷惑極まりなかった。

「考え続けて……そして条件が整ったんだね」
「うん。アサヒ、キミの存在とユウヅキの協力のお陰でね」

 私とユウヅキが、アイツに出逢ってしまったのが運の尽きだとするのなら。
 アイツにとっては、やっとつかんだ奇跡だったのだろう。

 だって私たちこそが、アイツの目的に必要なパーツであり駒だったのだから……。

 押し黙る私に、サモンさんは「こんなこともあったよね」と振り返る。

「しかし、アイツがキミを人質にユウヅキに協力を取り付けた後、まさかキミ自身が【セッケ湖】に身投げしようとするとは。驚いたよ」

 ゾロアークが能力で私たちに幻影を見せる。それはあの日のような、月明かりだけが世界を照らす深夜の湖だった。
 その月と夜空と湖面を眺め、当時のことを思い返す。

 あの日。
 私を助けたければ、自分に協力しろとアイツはユウヅキを脅した。
 でもその時から、彼も私も悟っていた。たとえ協力しても、私が無事でいる未来はないと。
 ……でも、ユウヅキはそれが解っていても私の手を離さないでくれていた。
 決して離そうとしなかった。

 ああ……やっぱりそうか。
 先に、手を離したのは、彼を置いて行ったのは、私だった。

「あの時は、私さえいなくなればユウヅキだけは自由になれると思ったんだ……ううん、嘘。本当はすべてから逃げ出したかった」
「嘘ではないと思うよ。現にキミはこうして逃げずに生きている」
「そう、かな」
「そうだよ。キミはギリギリで思い留まったんだ。で、いろんなものに耐えきれなくなったキミとキミの心を守るために、ユウヅキはアイツにこう言っていたよ」
「……なんて?」
「『お前の目論見の為にも、今アサヒが失われるのは困るんじゃないか――――俺にできることはなんでもする。だから、オーベムにできる記憶操作について、知っていることをありったけ教えろ』って」

 その彼の行動の、意味は。
 私の記憶を消した行動の意味は、言うまでもなかった。

「それだけ、生きていて欲しかったんだと思うよ……アサヒに」
「わかっている。わかっているよ、痛いくらいに。苦しいくらいに……そうしなきゃ私は今こうしてここに居なかった……!」

 しゃくりを上げる私を、サモンさんたちは憐れむ目で見つめる。

「実際はキミらも被害者なのに、ヒンメルの彼らはキミたちこそが加害者だと信じている。とても皮肉だね。ボクはその妄信を利用して大勢を誘導したわけだけど、疲れるし嫌になる。集団なんてやっぱり愚かだ」
「ううん、それは違う。彼らの怒りはもっともだよ。だって私たちがこの地方に来なければ、“闇隠し”は起きなかったんだから」
「でもそれは、ユウヅキの親を捜すためだったんでしょ?」
「そうだけど……」
「それは、そんなに望んじゃいけないものだったとは思えないけどね」

 彼女は心の底からそう思っているという風にずけずけと言い切った。
 それを皮切りにしたかのように幻影が解ける。
 直後、再び世界の境を突き破り、私たちの世界へと戻って来た。
 晴天の空と、重力が戻ってきて、静かな着地音がする。
 私はここまで運んでくれたポケモンの背から、半ば落とされるように降ろされた。

「ありがとう、もう少ししたらまた出番があるから、それまでお休み」

 労うサモンさんの声に呼応するようにまた影のようなシルエットになったポケモンは、風を起こしながら【破れた世界】へと帰っていった。

 身体の感覚が戻って来て、何とか座りこむ。
 辺りを見渡すと、結構な高所にある大地の上だった。
 彼女が「ユウヅキはあそこにいるよ」と指をさす。つられて見たその方向には、高い場所にもかかわらずそびえる大きな遺跡があった。
 記憶と合致したその遺跡は、確かに以前来た場所だ。

 彼女は誘うように、私を後押しする言葉をかける。

「キミは、まだ彼に執着するのかい」
「するよ。だって引き下がれないから」
「なら、死なない範囲で自由にすればいいよ、アサヒ。ただし、これからディアルガとパルキアを呼び出し留めるために無茶するユウヅキを止めることも、アイツは許さないけどね」
「……許されなくても、ユウヅキのところに行かなくちゃ」

 結局のところ間に合わないと、彼の身が危ないのは変わらない。
 たとえ彼の無茶無謀を止めることは出来なくても、
 たとえ私には彼を追いかけるくらいしか出来なくても、
 私がしたいと思ったのは、諦めない先にあることだったから。

「私は彼と隣に立って、一緒に生きるって決めたから。だから行かなくちゃ」

 ……たぶん、ここから先はビー君には頼れない。
 助けを求めるだけ求めて、先走ってしまうのは心苦しい。
 でも今の私に立ち止まる時間は、残されていないのだと思った。

「じゃあ、行ってくる」

 遠方のビー君に向けての言葉。当然彼からの返事は返ってこない。
 代わりに、サモンさんが私を送り出してくれた。
 片道切符のその先へ。
 彼女は私を見送った。

「行ってらっしゃい」


***************************


 限られた荷物の中を探る。みんなの入ったモンスターボールはちゃんとあって安心した。でも重要な携帯端末が見当たらなかった。
 代わりに『一応、預からせてもらうよ』と書かれたメモが見つかり、いよいよ本格的に連絡手段が断たれていることを思い知らされてめげそうになる。
 預かっていたデイちゃんのロトムも心配だ。
 でも申し訳ないけど嘆いている時間さえ惜しい。歩きながらでも切り替えないと。

 遺跡の方へ歩いていくと、入り口付近で誰かがポケモンバトルをしていた。

「! ソテツさん……それにハジメ君……」

 ソテツさんはフシギバナを、ハジメ君は、姿形は進化しているけど、黄色いスカーフを腕に巻いていることからマツだと思うゲッコウガを従えて、実践形式でバトルをしていた。
 フシギバナの攻撃を着実に見切って、反撃の『みずしゅりけん』を放っていくゲッコウガのマツ。ハジメ君もソテツさんも、ポケモンたちの行動に合わせて無駄なく立ち回っていく。

「すごい……」

 思わず感嘆の声を漏らしてしまう。
 しかし、彼らは私の存在に気づいていないようだ。

 誰かに腕をつつかれる。
 そのつついてきた主は、サモンさんのゾロアークだった。

「あ……貴方、ついてきていたんだね」

 頷くゾロアーク。おそらく彼らに気づかれていないのは、ゾロアークが幻影の力で私の存在を隠しているからなのだろう。
 助けを求めちゃダメ、ということか……だったら、せめて少しだけ学ばせてもらおう。

「ドルくん、お願い」

 モンスターボールの中からドーブルのドルくんを出す。
 私を案じて見上げるドルくんに、「きっと、大丈夫だよ。ビー君も後から来てくれるだろうし」と笑いかける。
 その時、ふとソテツさんの言葉を思い出す。

 ――――『笑えなくなったらどうしようもない』

 笑うことを控えた彼を見て。今更になって、その笑顔を作ることの本質の一部分を垣間見た気がした。
 ずっとこの言葉は、自分自身を奮い立たせる言葉だと思っていた。
 でも今は、それと同時に自分が笑うことで、他の誰か励ます。そのための作り笑いだったんじゃないかって思えていた。

(ソテツさんは、そうやって周りを気遣っていたんだ)

 彼がユウヅキを傷つけたのは許すことはできない……けど、なんだかんだありつつも、改めてその面倒見の良さに、圧倒される。
 まあ……それが凄いところでもあり、真面目過ぎるところでもあったとは思うけどね。
 多少ワガママに生きても良かっただろう、とは思っていたけど、ワガママに行動した結果があれだと思うと、他人のことは言えないけど、どうしてもこう思ってしまうのであった。

「不器用だなあ」と……。

 何度も仕切り直し、飛び交うフシギバナとゲッコウガのマツの技の攻防の中、私はドルくんにあの技を『スケッチ』させた。
 その技が、今持てる手札の中で、使い道があると思ったから……借りることにした。

「最後にこの技お借りします」
「きっと、使わせていただきます」
「……いままでありがとうございました。元師匠」

 言葉は届かなくとも一礼をして、私はドルくんとゾロアークと共に、遺跡の内部に突入する。
 一瞬だけ振り返ると、見えていないはずなのにこちらを向いているソテツさんの姿が見えた。
 ハジメ君に「どうしたのだろうか」と尋ねられ、「いや、なんでもないよ」と返すソテツさん。

 そして彼は一瞬だけ自然な苦笑を見せた後、そのまま背を見せハジメ君に向き合っていった。

 私も先に足を進める。
 ちゃんと言葉を交わしたわけでもないし、視線は合うことはなかったけど。
 これが私にとっての破門であり、卒業でもあり、別れだったのだと思った。


***************************


 影に攫われた彼女の携帯端末に連絡を入れようとしたが、電源が切られていて繋がらない。
 焦燥感を無理やり抑えつつ、さっきルカリオと見つけたヨアケの波導を頼りに線路上を着実に速足で俺たちは進んでいた。
 わりとすぐ崖際地帯を越え、森林地帯に入る。レールを頼りに前進するも、目的地まではまだ距離があった。

 しかし遠い……ふもとの駅についても、ヨアケの反応は小山の上の方にある。オンバーンの力を借りるにしても、そこまでは温存しておきたい。
 けれど、まずいな。さっきから何だか頭が熱を帯びて、息が上がりやすくなっている気がする。
 ルカリオもどこかしんどそうだ。やっぱり慣れない無茶をしてヨアケの波導を一緒に探知したからなのだろうか。
 一旦戻るか? でも戻ってもあの破損した【ハルハヤテ】が走れるとは思えないし……。

 悩んでいたら、ぐるぐると回る思考を吹き飛ばすような、排気音が背後から迫っていた。
 俺らの横を通り抜けたのは、見覚えのあるいかついバイク。
 そのバイクにまたがって運転していたのは、ジュウモンジだった。
 奴はグラス越しに、驚く俺とルカリオを見て静かにこう言った。

「依頼の報酬、まだだったよな」
「ジュウ、モンジ……」

 さらに後ろから、クサイハナ使いの男のバイク、それに二人乗りするアプリコットと彼女を追いかけて空中をサーフするライチュウのライカ。オノノクスのドラコに乗ったテリー。線路脇道路には義賊団<シザークロス>のトラックがやってきていた。
 バイクから飛び降りたアプリコットが、軽く怒りながら俺とルカリオに詰め寄る。

「水くさいよ……お礼も言わせずに行っちゃうなんて」
「…………悪い、それどころじゃなかったんだ」
「うん。事情は分からないけど……アサヒお姉さんに何かあったんでしょ」
「…………」

 黙りこくりながらも頷く俺に、アプリコットは口調を和らげて、見上げる形で俺に視線を合わせる。

「……話したくないことを詮索はしない。だけど困っているのなら協力させて」
「…………頼っても、いいのか? 俺はお前らのこと……」
「散々邪険に扱って邪魔してよくぶつかっていた。でもファンになってくれてさっき助けてくれた。十二分に頼ってくれてもいいんだよ。つまり、」

 すっかり元気になったライチュウのライカと一緒に、彼女は格好つけてこう言った。

「ファンサービスくらい、ちゃんと受け取ってよね?」
「そういうことだ。【オウマガ】目指しているんだろ。うだうだ言わず運ばれとけ」

 彼女の言葉にそう付け加えるジュウモンジ。その口元は、珍しく朗らかに笑っている。
 アプリコットを始めとした奴らも、笑顔を見せた。
 ルカリオと顔を合わせる。それから俺らも疲れた笑みを浮かべ、厚意に甘えることを決めた。

「助かる、頼めるか」
「うん。もちろん」

 はにかむアプリコットの差し伸べた手を取り、俺たちは【オウマガ】へ向かった。


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ゲストキャラ
テリー君:キャラ親 仙桃朱鷺さん

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