未来への咆哮

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 個室の中に、少女は眠っていた。
 その顔はアローラのマスターによく似ていて、窓ガラスに光の加減で映る今の私の顔にもよく似ていた。
 何かのモニターのようなものがベッドサイドに置かれていて、痩せ細った少女の身体からはチューブのようなものが何本も伸びており、それを視線で辿ると何かの薬品なのかわからないが液体をパックしたものに繋がっている。
 私が人間であれば、少女が今どれほど危険な状況に置かれているか理解できるのかもしれない。痩せ細った以外は、静かに目を閉じてベッドに横たわるその様子は、ただ眠っているようにしか見えなかった。

「マスター、聞こえますか」

 声を掛けてみる。返事はない。

「サナっち、起きてください」

 呼び方を変えても、身動きひとつ取る素振りも無かった。 
 サオリは、長く目を覚ましていないと言っていた。まるで植物のような状態を、植物人間というと知識では知っていたが、この目で見るのは初めてだった。

 この少女はもう、目を覚ますことは無いのだ。科学の力はすごい。そのような状況下でも、人間を生き永らえさせている。
 しかし、これは“生きている”と言えるのだろうか。ただ、死んでいないだけに、私には見えた。
 ふと視線を感じ振り返る。そこには緑のサーナイトが静かに佇む。スタンドはその名の通り、ただそこに“立っている”。この世界のポケモンは自我がないのだろうか。考えたこともなかった。

「あなたは誰」

 問いかけても、サーナイトは答えない。

「あなたも誰」

 問いかけても、ベッドの少女は答えない。

「私は誰」

 問いかけた瞬間だった。
 爆音と共に、病室の天井と扉が吹き飛び、私は慌ててベッドに眠ったままの少女を庇うようにして抱きしめた。
 幸いにも、私の背後のスタンド――サーナイトが崩れ落ちる天井を全て防いでくれたお陰で私も、眠ったままのサナっちも怪我は無かった。
 ここは最上階だ。屋上で何らかの爆発があり、天井が抜けたというところだろう。幸いにして、このフロアは今はこの特別個室の他は空床であり、怪我人の心配は無さそうだが、上に居た者はどうか。
 瓦礫の山と化した最上階フロアには、GOロケット団のしたっぱと呼ばれる残党や、キャンデラ、スパーク、ブランシェも倒れている。
 全員、傷だらけだった。
 視界に入ったのはサオリだ。

「サナか……逃げるんだ、規格外のバケモンだよ、こいつらは……」

 サオリは苦悶の表情で睨みつける。その視線の先で、ミュウツーが宙に浮いたまま、腕組みをしてこちらを見ている。
 様子を見ているようだった。

「こいつら、とは……?」

 嫌な予感がした。
 サオリは「こいつら」と複数形で言ってのけた。敵はミュウツーだけではないのだ。
 ただでさえミュウツーは最強を冠される伝説の存在である。かつ、私の読みが正しければ、このミュウツーは私の知る、こことは異なる世界のレギュレーションに従って闘う。この世界の“スタンド”と呼ばれるポケモン達ではまず間違いなく足元にも及ばない。

「ポプラさんは?」

 唯一、太刀打ちできるとすれば、同じくこの世界とは異なるレギュレーションを持つポプラしか居ない。

「ポプラさんは、異世界からやって来たっていう紫の髪の男と戦ってる。GOロケット団の一員では無いらしいが、よく似たユニフォームを着てるんだ……私たちでは手が出なかった。強すぎるんだ。ルールなんてありゃしない……」

 ルール無用、ロケット団、紫の髪。
 恐らくは悪の道を歩んだダンデに違いなかった。それとポプラは戦っている。予想は的中した。敵はミュウツーだけでは無い。

「あの白い妙なスタンド一体に、私たちスタンド使いが束になっても勝てない……ありゃ何者なんだ」

「その主……スタンド使いはどこにいるの?」

 サカキの姿を探すが見当たらない。私の予想では裏でサカキが手を引いているはずだった。

「あいつは野良だ、スタンド使いはいないよ」
「主がいない……?」

「そうさ、くそっ、悔しいよ、あんな野良に、皆で挑んで勝てないなんて。それに、ポプラさんの足を引っ張っちまってるんだ。満身創痍の私たちを庇いながらじゃ、いくらポプラさんでも満足に戦えない。私たちがここに居るから、ポプラさんは全力で戦えないんだ……」

 呻くサオリだが、彼女以外はピクリとも動かない。彼女の強さは、この世界のスタンド使いの中でもずば抜けているように見えた。それが適わないのだ。

「力がほしい、力が。強くなりたいよ……ただ歌って踊れるだけのアイドルじゃなくてさ……どんな相手にも負けない、卓越した肉体と、洗練された技術、それさえあれば、あんな悪党ども、すべて燃やし殺し尽くしてすらやるのに……」

All Kill Burning すべて燃やし殺し尽くせ ……」

 それは、こことは異なる世界線で。
 このサオリとは異なる人生を歩んだサオリがたどり着いた、最強の境地だった。
 私の口から漏れ出たそのフレーズを聞いて、サオリは慌てて止める。

「ダメだサナ、少なくともあんたの能力はポプラさんとは違う。手合わせしたから分かるよ。あんたは、“普通”だ。あの白い悪魔ミュウツーと闘っちゃいけないよ」

 この世界の普通。
 ポケモンはスタンドであり、スタンド攻撃と呼ばれる固有の技しか使えない。通常技と必殺技と、それぞれひとつずつ。
 その制約では到底ダンデには叶わないだろうし、今浮かんでいるミュウツークラスには数人がかりで挑んだとして、深手を負っていない時でも勝てるかどうか。

 辺りを見渡す。
 そこには、敵も味方も死んでいるのかも分からない惨状が広がっていた。
 私がやらねば誰がやる。今ここで動くことができるのは私だけだ。だが、この世界のルールの範疇でしか戦えないサーナイト一体だけで私は勝てるのだろうか。使える技は、ねんりきの連打と、必殺技のサイコキネシス。果たして、同じエスパーのミュウツーに、サーナイトで太刀打ちできるのか。

 上空では黒いリザードンが舞い、鮮やかな炎を吐き出している。その背には悪ダンデの姿も見える。
 それに対し、ポプラはどういう原理か宙を舞っていた。東の国に伝わるといわれる“舞空術“と称されるものかもしれない。古の時代、マサラ人はその秘術でもって、空を自由に飛ぶことすらできたと言う。
 ポプラの周囲でも、ブリムオンが宙に浮かんでおり、何らかの秘策を使っているようだった。
 互角に見えるが、私が現れたことで若干、ポプラは背後に向ける注意を減らすことが出来ているようで、戦局はポプラの優勢に傾きつつあった。

「サナ……迷っているのか……」

 倒れている一人が声を絞り出す。青いスーツを着たブランシェである。

「ブランシェさん……」

「私の予感では、お前は強い。ポプラさんに似た魂の輝きを感じる。足りないのは覚悟だ。……覚悟とは、暗闇の荒野に……進むべき道を切り開くこと……!」

 私の不安を見透かして、ブランシェは言う。
 やるべきことは決まっていた。ミュウツーに向き合う。
 勝てないかもしれない。しかし、ポプラが戻る時間稼ぎはできるはずだ。

「覚悟はいい? 私はできてる」

 私の背後のスタンドに声を掛ける。緑の彼女サーナイトは微かに頷いた。ミュウツーへの宣戦布告だ。

 サーナイトは、右の手で念力を繰り出し、それを防いだミュウツーの隙をつくように左の手で更に念力を繰り出す。微かに揺れたミュウツーに、同じように右左と念力を連打する。
 サーナイトにエネルギーが満ちていくのが、主である私にも伝わってくる。

「サイコキネシス!」

 大声で叫ぶと、サーナイトは白の裾野をはためかせ、両手を胸の前に構えると、溜め込んだエネルギーを一直線にミュウツーへと撃ち込んだ。
 私の着ている白のワンピースがあまりの風圧にちぎれそうになる錯覚すら覚える。頭上の帽子を思わず抑える。
 普通の敵であれば倒れるだろう。しかし予想どおり、ミュウツーはそこに立っていた。やはりこの程度では駄目だった。
 持てる全てを出し切り仕掛けた攻撃だ。これを超えるダメージを私は与えることができない。空を舞うポプラと悪ダンデの闘いも未だ終わる気配は無かった。

 ミュウツーは静かに近寄り、サイコキネシスの輝きをサーナイトに向けて撃ち込む。サイコキネシスはサーナイトを直撃し、その背後にいた私を、病室の奥へと吹き飛ばした。
 アローラのマスターのベッドにぶつかり、ベッドは派手に壊れた。

「ま、マスター……」

 眠れる少女は変わらず、静かに目を閉じて地面に横たわっていた。怪我は無いようで、ひとまずは安心だ。

『弱い。弱すぎる』

 何者かが私の頭の中に直接語りかける。この感覚はテレパシーである。咄嗟にミュウツーを見る。間違いなく、このエスパーの仕業である。

『サナ。貴様は悪魔の実のせいで、むしろ弱体化したようだな。人間とは逆なのか、実に興味深い』

 テレパシーで伝えられる内容は、ひとつの予感を抱かせた。

『私はこの境地に達したぞ。さすがは、別の世界で“進化の秘法”と呼ばれる禁術だけある。数多ある世界でも、この高みに到達した“私”は、私しか居ないだろう……』

 ミュウツーはサイコキネシスを立て続けに私のスタンドであるサーナイトに連続で叩き込む。

『弱い、弱い弱い弱い弱い! うぬら、弱すぎるわぁ!』

 瀕死状態となり倒れたままのサーナイトの頭を踏みつけ、自らの傷は自己再生で回復していく。

「あなたは……サカキ?」
『いかにも私はサカキだ、元人間のな。そういうキミは、元サーナイトのサナ』

 そして、超能力で浮いているのか瞬時に私に近づくと、私のネックレスを奪い取った。せっかく、ブランシェに取り戻してもらったと言うのに、何も反応出来ないほど一瞬だった。

『これは、キーストーン……くくく。また私は強くなれるわけだ』

 サカキだったミュウツーはひどく嫌な、一言で表現すると、邪悪な笑みを浮かべていた。

『分からないと言った顔をしているな、特別に教えてやろう。強さがすべてなのだよ、結局のところな。幾つもの世界を亘り、私は理解した。所詮この世は弱肉強食……強ければ生き、弱ければ死ぬ。世界は至ってシンプルだ。そして、人間の境地もたかだか知れている』

 その白い手に握ったキーストーンと呼ばれた石のあしらわれたリングを通したネックレスを握りしめ、ミュウツーとなったサカキは何やら念じ始める。

『うごごご……』

 光が集まり始め、みるみる姿が変わっていく。それは、進化を超えた進化といわれる“メガシンカ”そのものであった。

『これがメガシンカ……』

 ミュウツーとしての体を失い、形態を変えたサカキは呟く。

『力がみなぎってくる。しかし、同時にこの虚無感は何だ……“無”か。そうか。“無”なのだな』

 瞳を閉じて、ミュウツーサカキは云う。

『無こそすべて。無こそ始まり。ならば、すべてを破壊し、始まりの無に戻ろうではないか』

 そして、私に向き合う。
 私はアローラのマスター、否。この世界の“サナ”を守ろうと身構える。

『もうお前ごとき、怖くなどない。どの世界線のお前だろうと負ける気はせぬ』

 右腕を頭上に掲げ、何かを握るような動作をする――瞬間、部屋の隅の瓦礫ごと、倒れていたロケット団のしたっぱたちが消えた。
 まるで空間ごと消えたように、床のコンクリート部分も球体の窪みのように地面が抉れている。
 このような技は見たことがないが、エスパータイプの技の応用だろう。
 サカキだったミュウツーは、その力を次の標的――キャンデラたち三人のカラーチームリーダーと、周囲に倒れているGOロケット団のしたっぱ連中の居る方へと向ける。

『ファファファ。これが無の力だ』
「待ってくれ、ボス!」

 高らかに笑い声をあげるミュウツーの前に、ロケット団の幹部アルロが飛び出してきた。それにシエラ、クリフも続く。
 それぞれ、スパーク、キャンデラ、ブランシェに倒され、満身創痍の状態であったが、何とかここに辿り着いたといった風情だった。お世辞にも今この場で戦力とは呼べそうにもなかったが、それでも彼らはその身を呈して、かつての主へ懇願した。

「サカキ様。確かに我らは敗れました……しかし、命はまだあります。スタンドも健在です! 命ある限り、やり直し、必ずや我らGOロケット団の悲願を果たします!」

「失敗した部下たちの命、無下に奪わないで下さい!」

 アルロ、シエラが訴えるが、そこに向けて、ミュウツーは無慈悲にも“無の力”を放とうとする。
 三人の幹部は目を見開き、咄嗟に自らを庇うようにスタンドがその前に飛び出す。

『先に“無”へ帰るが良い。私も直にそこへいこう……』

 そして、虚空へとミュウツーの右手が振りかざされ、黒い球体のようなものが発生する。それは三人の幹部と三人のチームリーダーに向かう。

「マジックカード発動“ブラックホール”!」

 突如、黒いリザードンが私たちとミュウツーの間に舞い降り、宙にぽっかりと黒い穴が空き、そこにミュウツーの放った攻撃が吸い込まれていく。

「あ、あなたは……」

 アルロが声を絞り出す。

「貴様より遥かに強い次元にいる通りすがりのレインボーロケット団員だ。覚えておけ」

「レインボー……? なぜボクたちを助けるんです?」

「お前はあの女を守ろうとしたんだろ」

 アルロははっとしたように倒れたキャンデラに視線を送る。

「図星かよ。だけど居たのさ、オレにも守りたい女がな」

 悪ダンデはそこまで言うと、サカキだったミュウツーに向き合う。

『キサマ、裏切りか? そもそも豊穣の王はどうなったのだ?』

「失敗したぜ?」

 ミュウツーと化したサカキが尋ねると、あっさりと悪ダンデは言ってのけた。

『何とも不甲斐ない……だが、もう今の境地に達した私に世界の道理など最早どうでもいい。あの女の思惑などもどうでもいい。そもそもセカイを行き来するタイミングを誤るからこうなったのだ。我が最強、その証左に全てを破壊して無にしてやろう』

「うるせえよ、サカキ」

 悪ダンデが遮る。

「サカキ。もう呼び捨てだ、この野郎。仮にも貴様の部下につき、信念を持っている貴様をちっとは敬ってたが……。今の貴様にゃ尊敬できるもんの欠片もねぇ。貴様はこんなヤツじゃなかったはずだ」

『五月蝿い』

 それ以上の会話は無用とばかりに、ミュウツーサカキの二撃目が繰り出される。それは黒いリザードンに跨った悪ダンデに向かう。反撃しようと慌てて何やらカードのようなものを調べ始めるが、すぐに良い手が見つからない。

「ブラックホールとはなかなかじゃないか。無をもって無の力を無力化する、いいねェ」

 ポプラの声がする。そして、立て続けにポプラは叫んだ。

「魔封波じゃ!」

 宙に浮かんだまま、ポプラは両手をグルグルと回し、叫ぶ。何らかの“気”が込められているのだろう。ミュウツーの放った黒い球体はその軌道を大きく逸らし、先程ダンデの作ったブラックホールへと吸い込まれるように消えていった。
 それも僅かばかりだ。すぐにミュウツーはブラックホールの淵に白い手をかけ、這い上がってくる。そして、ブラックホールを空間ごと消し飛ばした。

「なんてやつなんだい、バケモノだね」

 それを見てポプラが好戦的な笑みを浮かべる。身体に流れるマサラの戦士の血がポプラを刺激しているようだった。

「ババア、なぜオレを……」

「なぜ助けたのかって? だてに女を80年以上やってるんじゃないよ。泣かせるじゃないか。女を守ろうとするその姿勢に共感したんだろう? あたしの若い頃にそういう男も居たが、そっくりだよ」

 悪に染まったダンデが問うと、あっさりとポプラは答えた。

「はっ、ババア。何歳なんだよ」
「16歳だよ」
「いやどう見てもウソだろ。80は超えてるだろ」
「あんたそれは対応としては間違いだよ」

 軽口を叩きながら互いに肩を並べる。
 静かに二人の後ろに続く。ポプラの後ろには、赤のキャンデラ、青のブランシェ、黄のスパークが。ダンデの後ろには、GOロケット団のアルロ、シエラ、クリフが。

「よくわかんねぇが、東京がやばそうなら戦うまでだな」
「GOロケット団が無ければ今頃俺は……返し切れない恩だが、俺の知るボスは死んだ。あそこにいるのは、知らない誰かだ……」

 スパークが言うと、クリフは決意を固めてミュウツーと化した、かつてのボス・サカキに向き合う。

「フッ……日本を滅ぼす訳にはいかない」
「私の知るボスはあの異形の中で苦しんでいる……ボスが苦しむのを見たくないもの。さっさと終わらせてあげるわ!」

 ブランシェが言うと、シエラが返す。シエラは目の前の異形が姿だけではなく、魂のレベルで変わり果てたことを悟っているようだった。

「アルロ。お前たちとは闘い合っていたが、世界が消えちゃ元も子もない。この闘いこそ、負けられない」
「ボクにとって、負ける、というのはよく理解できない概念ですね。それは、今までも、これからも変わらない」

 キャンデラがそう言うと、アルロはばつ悪そうに顔を背け、そっぽを向いて言う。素直にれないアルロの強がりが見えた。

 昨日の敵は今日の友って古い言葉があるけど――。GOロケット団の幹部、カラーチームのリーダたち。敵だった者たちが手を取り、巨悪に立ち向かおうとしていた。

「サナ。あんたはどうなんだい」

 私の隣で、この世界線のサオリが言う。
 きっとこれは、この世界の分岐点。私の決断が世界を救う――知るのは怖くもあった。

 ――サイコメトリー。物に遺された記憶や想いを読み取る能力。私が他のサーナイトよりも優れていた分野であり、このために遥か昔、故郷のオーレ地方で悪の組織に洗脳され、良いように利用されてきた。
 私のスタンドであるサーナイトと目が合う。無表情な彼女はそれでも微かに頷いたように見えた。

 私も、だから、彼女の手を取ることにした。
 この世界に生きる私、サナの手を。

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【補足】魔封波とは?
 東の日出ずる国に伝わる、術者よりも遥かに強い敵でも封じることが出来る強力な技。だが、その代償として術者の身体への負担は激しく、場合によっては命を落とす事もあり、実際に、東の国では緑の肌をした大魔王相手に使用し命を落とした術者も存在する。
 ポプラはかつての強敵手であるマスター道場の主からその技を見様見真似で練習を重ねて習得した。
 本来は、密閉出来る容器と「大魔王封じ」と刻印されたお札の使用が絶対条件で、どちらか一つでもないと封印は失敗に終わるが、ポプラはその応用で妖力を込めてお札の代用とし、密閉出来る容器の代用にブラックホールを利用した。ご都合主義である。
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