【第7話】壊滅

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読了時間目安:11分

この作品には残酷表現があります。苦手な方は注意してください



レントラー
「・・・糞が! 援軍はまだか!!」
マスキッパ
「・・・少尉! ひとまず落ち着いて下さい!!」
レントラー
「・・・すまん、取り乱した。
 ・・・しかし、シャンデラ隊はすぐそこに迫っているようだ」
マスキッパ
「それならここで、僕たちだけでも迎え撃つ事に致しましょう」
レントラー
「・・・それが最善策ではあるのだけどなぁ」

レントラー、溜息と共に、含みのある一言。

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<SIDE ルカリオ>

業火が舞い上がり、鮮血が飛び散るインレッタの中心部セントラルサイド

エルレイド
「・・・待つんだ、ギルガルド」
ギルガルド
「・・・何故貴様らごときを待たなければならない」

ルカリオ
「・・・メリスの計画・・・ 一体どういう事だ!」
ギルガルド
「・・・神話と聖戦終結の実現。 ただそれだけさ」
ルカリオ
「・・・神話、まさか・・・」
ギルガルド
「・・・3匹の心集いし時、時空の真の力が解放される・・・
 ・・・その力こそ、世界を再生する鍵となるであろう・・・」

ギルガルドを追っているとそこへ、ドータクンが合流して来る。

ギルガルド
「ん・・・ 貴様か・・・」
ドータクン
「ギルガルド! 何をする気ですか!!」
ギルガルド
「言っているだろう! 君のお望み通り、聖戦を終わらせるのだと!!
 ・・・話が通じないようだね! ・・・フォルムチェンジ、影討ち!!」
ルカリオ
「・・・それは俺たちの台詞だ。 そっくりそのまま返そう!
 ・・・ボーンラッシュ!!」
エルレイド
「・・・辻斬り!」
ギルガルド
「・・・邪魔はさせない! キングシールド!!」
ドータクン
「・・・ステルスロック!」
ギルガルド
「・・・フォルムチェンジ、シャドークロー!」
エルレイド
「・・・辻斬り!」
ドータクン
「・・・シャドーボール!」
ルカリオ
「・・・悪の波導!」

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ギルガルドを下して、そこから2~30分後の事。
俺たちパーティ全員が中心部の、さっきの場所で落ち合う。

ルカリオ
「・・・しかし、メリスの屑どもが俺たちを狙ってるのは確かだ」
チェリンボ
「・・・という事は、ひとまず・・・」
ムクバード
「案外、られるぐれぇならその前に殺り返しちまった方が良かったりするんだけどな」
ミミロップ
「・・・じゃあ、メリス軍を思い切って迎え撃つ、
 ・・・そういう事でいいのね」
ムクバード
「・・・ああ」
ドータクン
「・・・血で血を洗う戦い・・・ ・・・気は進みませんが、・・・」
ポッチャマ
「・・・僕も戦争なんて嫌。 でも、平和の為なら戦えるよ」
ドータクン
「・・・それなら、まず手始めに神々を助け出しましょう」

俺たちは、捕らわれた時空の神々のもとへ向かう。

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ドータクン
「時空の神々・・・ 何故・・・」

捕らわれし神々を一目見てもなお、自分の目を疑っている。
しかし、ディアルガとパルキア・・・ 2体の神々は確かに、赤い不思議な鎖に
縛られている。

ルカリオ
「あの屑・・・ 一体どういうつもりだ・・・」

シャンデラ
「・・・あなたも殺されに来たのですね・・・」
ルカリオ
「・・・シャンデラか。 その言葉、あんたにそのまま返してやろうか」
シャンデラ
「・・・それはどうですかね。 ・・・何なら、心の神々を殺る、と言うの
 なら・・・」
ドータクン
「・・・良くもふざけた事を・・・!」

振り向くとと、そこには、この間のエムリットが磔にされている。

ドータクン
「ユクシーとアグノムまで・・・ 何て酷い事を・・・!」

確かに心の神々は、3匹とも同じように磔にされている。

シャンデラ
「何がともあれとっとと終わらせましょう! 煉獄!!」

シャンデラ、心の神々の方に煉獄を放つ。
3つの十字架がたちまち業火に包まれていく。

ドータクン
「雨乞い! ・・・漸く炎が・・・」
ルカリオ
「・・・シャンデラ、もう許さない! 悪の波導!!」
シャンデラ
「・・・とっくに解っていますよ。 ・・・火炎放射!!」

ムクバード
「じゃ、俺も助太刀させて貰うか。 燕返し!」
シャンデラ
「くっ・・・! ・・・全軍、殺ってしまいなさい!!」

メリス軍の鎧を着たカラマネロとアリアドス、全軍で一斉に突撃。

カラマネロの兵士
「サイコカッター、一斉発射!」
アリアドスの兵士
「全隊突撃、クロスポイズン!」

ミミロップ
「上等だわ、殺られる前に殺ってやりましょう! 炎のパンチ!!」
ポッチャマ
「僕もいっちょ行くよ! 燕返し!!」
ムクバード
「おっと、俺の事を忘れてんじゃねぇぞ! ブレイブバード!!」

アリアドスの兵士
「糞っ・・・!」「あいつら・・・!」

エルレイド
「もう容赦しない! シザークロス!!」
チェリンボ
「パルスの王女として、神々の事は絶対にお守りします! 種マシンガン!!」
ドータクン
「神の力は絶対に渡しません! シャドーボール!!」

カラマネロの兵士
「おのれっ・・・!」「もう駄目か・・・!」

一方、俺はシャンデラを一騎打ちの態勢に追い込む。

ルカリオ
「・・・水の波導!」
シャンデラ
「・・・エナジーボール!」
ルカリオ
「・・・悪の波導!!」
シャンデラ
「・・・シャドーボール!!」

ミミロップ
「・・・ルカリオ! こんな所に・・・」
エルレイド
「・・・無事ならそれで良いのだが・・・」
ポッチャマ
「・・・でも・・・?」
エルレイド
「知らないのか・・・ ・・・シャンデラの野郎は、軍事攻撃を仕掛けたありと
 あらゆる地域で虐殺を行ってきたんだ。 実際聖戦中、奴に燃やされて灰燼と
 帰した屍は数知れない」
ルカリオ
「あの屑・・・! いけ好かない男ではあったが・・・!」

シャンデラ
「わたしの秘密、ですか・・・ 暴露されてしまっては致し方ありません」

シャンデラが含みのある口調で言い返そうとした、その時。

???
「シャンデラ、これくらいにしておくんだ」
ルカリオ
「ガブリアス・・・!」
エルレイド
「本当の目的を教えろ!」
ガブリアス
「本当の目的、か・・・
 ・・・そもそも僕たちは、何故神々を誘い出したか解るか?」
ルカリオ
「・・・まさか・・・」
ガブリアス
「・・・1万年前の神話にこう予言されている。
 ・・・3つの心の力揃いし時 ・・・時空の力 世界の和平を創る・・・」
エルレイド
「ガブリアス、 ・・・お前そんな戯言を・・・」
シャンデラ
「ガブリアス様は、1万年前の神話に記されたのと同じ方法で、荒廃したこの世界の
 再生をお考えなさっているのですよ」
ルカリオ
「・・・大体、時空の神々の力を、本当にそんな事で制御出来るという
 のか・・・?」
ガブリアス
「・・・兎も角、我が計画を邪魔する者はこの僕の手で消し去って見せよう。
 ・・・シャンデラ、これだけ殺れば気が済んだだろう?」
シャンデラ
「・・・ええ」
ルカリオ
「まてお前ら・・・!」
エルレイド
「待つんだ、まだ聞きたい事が・・・!」

ガブリアスはシャンデラを連れて立ち去ってしまうのだった。

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ビークイン
「・・・レントラー少尉。 例の援軍よ」

ビークインもまたエレキブルやブーバーンの兵士を大勢連れて、レントラーのもとへ到着。

ビークイン
「今の戦況を簡単に教えてちょうだい」
レントラー
「・・・メリス軍の侵攻直前、インレッタ軍による多少の抵抗がありましたが・・・
 ・・・ただ、概ね我々の優勢は保つことが・・・」
ビークイン
「それならそれで良かったわ」
レントラー
「・・・ええ」

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エンペルト
「ユキノオー元帥」
ユキノオー
「うむ・・・ 戦況の報告、と来たか」
エンペルト
「ええ。 ・・・結果的に戦闘回避は失敗致しました。
 ・・・戦禍について強いて言えば、侵略軍を辛うじて掃討出来た、という所
 でしょうか」
ユキノオー
「・・・うむ、・・・」
エンペルト
「元帥・・・?」
ユキノオー
「・・・しかし、過ぎた事を責める気はない。
 かくなる上は・・・」
エンペルト
「パルス軍との連携強化・・・ 何としてでも・・・」
ユキノオー
「うむ・・・」
エンペルト
「ところで元帥・・・?」
ユキノオー
「うむ・・・ ・・・ああ、あれの事か・・・?
 すまないすまない、ありゃ昔からの口癖でのぉ。 
 つい言葉に出てしまうのじゃよ」
エンペルト
「・・・・・・・・」

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<SIDE ルカリオ>

???
「・・・ところで、市街地の被害は・・・?」

俺たちの前に現れたのは、インレッタの若き市長・ユキメノコさん。

エルレイド
「・・・特に中心部はほぼ壊滅状態で、多数の死傷者が・・・」
ユキメノコ
「・・・それなら、わたしたちの軍に救助活動を要請しましょう」
エルレイド
「そうですね。
 ・・・という事だ、ルカリオ、ミミロップ。
 お前たちは安心してメリス軍を追って欲しい。 復旧なら、僕たちの部隊が
 引き受けておく」
ルカリオ
「分かった」

エルレイドと一旦別れてから、俺たち一行は、インレッタの西にあるロッキーの市街地
の方へと戻る。

ルカリオ
「・・・あの屑ども・・・ 一応インレッタで足止め出来ただけ良いのだが・・・」
ミミロップ
「・・・ひとまず軍の動きには警戒しておきましょう」

現実世界に戻ると、インレッタのある方には夕暮れが微かに見える。
外はいつもよりもさらに寒く、粉雪がちらついている。

ドータクン
「しかし皆、寒さは・・・」
ルカリオ
「すまないなドータクン。 俺は平気だ」
ムクバード
「俺は全然だ。 ・・・こんなやり切れねぇ寒さ、十数年に一回来るかも
 分かんねぇからな。 ・・・わはは、駄目だなこりゃ」
チェリンボ
「わたくしも同感です。 わたくしは草タイプですが、どちらかと言うと寒い方が
 苦手でして・・・」
ポッチャマ
「じゃあ、宿の部屋で一緒に温まろうよ。 もうすぐ着くからさ」
ミミロップ
「兎に角、皆もそうだけど、・・・ 特にルカリオ、あんまり無理はしちゃ駄目よ」
ルカリオ
「分かっている」

目指す場所は同じ。 だからこそ、互いに心を温め合う俺たちがいる。

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【TO BE COUNTINUED】
*次回・・・8月7日公開!
      ルカリオの揺れ動く想い・・・ 乞うご期待!

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