Chapter1〜2 お疲れ様会

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お疲れ様会

 タチワキシティ某所、ショッピングモールのフードコート。プレイヤ学園中等部のポケモン演劇部に関係する生徒や一部の父兄、ポケモン達が集っていた。

マドカ「『マインドショック!』Chapter1~2をお読みくださった皆さん、お疲れ様でした! 全ての始まりともいえる第1話にあたるChapter1と、物語の基盤を作ったChapter2、いかがでしたか? あたし達としてもこれから何が起こるのか全く予想がつかなくて、ハラハラしています」
ライム《いやいやいやちょっと待て!》
マドカ「どうしたの、ライム?」
ライム《オレ達最初のFilm1から入れ替わってただろ? どうしてお疲れ様会になった途端、元の姿に戻ってるんだよ? いやそもそも、『マイショ』ってお疲れ様会なかったハズだろ? お疲れ様会っていえば、大先輩『きぼまほ』の名物じゃねーか!》
マドカ「それが作者から言われたんだけど、『マイショ』は『きぼまほ』との差別化を図るためにお疲れ様会をやらないつもりでいたんだって。でも、やっぱり『マイショ』もこんだけキャラいるし、もっとあたし達がいろんな人やポケモン達と関わっているのを見たいから、やることになったって」
ライム《なんだそりゃ、作者の気まぐれってことかよ……》
オウリン《まぁいいんじゃない、ライムっち。ぼくとしても、もっと多くの人にぼく達のことを知ってもらいたいから。そういう意味では、お疲れ様会っていい機会だと思うんだ》
ライム《うーん、リンがそう言うなら……》
アキヨ「ライムちゃんって、もしかしてリンちゃんに弱いのかなぁ?」
コウジ「それにしても、お疲れ様会では俺達人間とポケモン達が会話できるようになってるんだな」
スダチ《これもお疲れ様会が、不思議な力が働いているおかげですわね!》
コウジ「まさにここまで読んでくれた人達向けの、ボーナスルームの特権って感じだな!」
ハクロ「ククク……この小説を読んでいる人達の総数は、占いで調べたところによると……」
カガミ《やめとこうぜ、ハクロ。それよりマドカ、乾杯の音頭は取らないのか? みんな待ちくたびれてるけど》
マドカ「あ、そうだったね!」

 マドカの促しで、参加者各位は手元のコップを手にする。マドカは大きく深呼吸をし、緊張しながらも挨拶とねぎらいの言葉を述べた。

マドカ「『マイショ』の序盤、まずはお疲れ様でした。本当にこの作品は山あり谷ありの状況に置かれ続けていたんですけど、ここまで来れてよかったって思ってます! 今日はこれまでの経過を振り返りつつ、今後の予想話に花を咲かせられたらなーって思ってます!」

 フードコートは暖かな拍手に包まれた! その姿にマドカは、主人公として嬉しく思った。

マドカ「それじゃあみなさん、乾杯!」
「「かんぱーい!」」



★ ★ ★



①マイショの歴史

マドカ「そもそもこの作品が生まれたのは2019年。ポケモン小説のコンテスト『ポケスト25』の参加作品だったんだよね」
イブキ「えーっ!? 『マイショ』って最初は短編作品だったの!?」
アキヨ「そうなんですよぉ、イブキ部長。この時から登場してたのは、マドカちゃんとライムちゃんのコンビ、会長とスダチちゃんのコンビ、私、マドカちゃんママ、マドカちゃんパパだけだったんです。あの時の私は、実は生徒会の副会長だったんですよぉ」
オウリン《ぼくは影も形もなかったよ! アキヨちんのパートナーも、別のポケモンにされていたからね》
ビーナス《ワタシに至っては名無しのトゲキッスでしたよ。ミノリもネームドキャラではなくて、しかもクラスの委員長だったんです》
ソルダム《今はマドカちゃん達と隣のクラスだっけ?》

 ビーナスはうなずく。

カガミ《な、なんだかみんなすっげぇ好き勝手言ってるけど。実際どんな話だったんだよ?》

 ここはひとつ、ともうひとりの主人公であるライムが説明を始める。

ライム《オレとマドカが入れ替わるっていう大筋は一緒なんだ。でも、プレイヤ学園が芸能関係の養成学校だったり、ミノリにあたるキャラがマドカを妬む黒幕だったり、パパさんの職業が大道具じゃなくて映画監督だったり、細かい設定がかなり違っていたんだ。オレも9歳とかそんぐらいだったんだぜ》

 しゅぱぱぱぱぱーん!!!

マドカ「ら、ライム!? 大丈夫!?」

 この時、何が起こったのかライムにもよく分からなかった。ものすごい速さで自分の身体にパンチやキックがクリティカルヒットしたんだろうけど、あまりにも一瞬すぎて説明ができない。
 で、今ライムはどうしているかというと、地面に伸びている。頭の上をアチャモ達がピヨピヨ鳴きながら飛んでいるのが見えた。

ビーナス《ミノリを悪役に仕立てるなんて、なんて不届き者なんですか! 見損ないましたよ、ライムさん!》
ライム《オレじゃねえよ!》

 ひゅん! と起き上がったライムが頭にたんこぶを抱えているのもお構いなしにビーナスにツッコむ。

サヤカ「でもミノリ先輩が黒幕なんて、今じゃ全然考えられないですよ! こんなに優しいのに!」
ミノリ「さ、サヤカちゃん……」

 ミノリに熱いハグを交わすサヤカ。ミノリも照れてこそいるけれど、まんざらでもなさそうだ。ついでにビーナスも寄り添っている。

ライム《お前ら、暑苦しいけど話戻すぞ》

 閑話休題。

ライム《作者は、この短編版『マイショ』にかなり不完全燃焼感を抱いていたみたいなんだ。そこで生まれたのが、1回目の連載版マイショ。ここでプレイヤ学園のおおまかな設定ができてきたんだな。ただポケモン演劇部の設定は、超エリート部だったみたいだぜ》
イブキ「あ、それ私も少し出てたから知ってる! 確か優秀な役者だったマドカが、他の部員から妬まれちゃうんでしょ?」
ライム《その通りだ。ちなみにオレの不幸体質設定もここから始まったみたいだ……》
ギン《マドカとライムは、修正のたびにハードモードになるんだべなぁ》
マドカ「作者はもうちょっとあたし達に優しくしてほしいよ、まったく」
ライム《で、これにリメイクを加えたのが2回目の連載版マイショだ。これはほとんど今の設定と変わらないな》
ユタカ「3度目の正直にして、ようやく俺達が生まれたというワケか」
タンジー「私達イースターも、ここから初登場したのよね」
ライム《ただ、こっちも物語が進むにつれてイースターや他のポケモン演劇部員の掘り下げが足りないと作者が感じたみたいだ。それで今回、2回目の連載版をベースにリメイクしたのが、現行の3回目連載版ってワケだ。こうして自分で言うのもアレだけど、作者の言い訳みたいで苦しくなってくるな……》
マドカ「ま、まぁまぁ! 試行錯誤の末にここまで来たと思えば!」
コウジ「ちなみに、2回目の連載版と今回って何が違うんだ?」

 ぶっちゃけ「そんなない」とライムは前置きしながらも続ける。

ライム《リンが色違いになってたり、今まで全身黒ジャージだったハクロ先輩の夏服設定が追加されたり、一部のキャラの見た目が変わってる見てーだな》

 該当者であるオウリンとハクロは、えへんと胸を張ってアピールする。

ライム《一番大きな変更点は、イースターがFilm1からその陰をチラつかせていることだな。あとはアキヨがコウジに片思いしていた設定があったんだけど、オミットされてることも結構デカいと思うぜ》
アキヨ「会長への片思い設定は、ラブコメを期待していた人にはちょっと残念だったかもしれないねぇ」



★ ★ ★



②Chapter1~2の振り返り

ケイジュ「Chapter1は花鳥風月の作品の中でも珍しく、第1話がまるまる第1章になっているんだな」
コウジ「それぐらい重要な要素がたくさん詰め込まれてるってことですよね。マドカとライムの入れ替わりから始まって、ライムのママ・キヨミの死もそうだし」
ブロッサム《ボクちゃんはカガミお兄ちゃんが、ライムお兄ちゃんにした意味深発言が気になるのだ!》
チェリー《マドカちゃんとライムちゃんの身に起こった出来事を見た後にカガミちゃんの発言を見返すと、カガミちゃんが黒幕なんじゃないかと思っちゃうわ》
カガミ《オイラはもう分かってることを言ったまでなんだけどなぁ……ちょっと侵害だよ》

ミノリ「そういえば、マドカさんとライムくんが事故に遭ったのと同じぐらいに、別の場所でも何か動きがありましたよね」
ケイジュ「その通りだ。ボルトロスとトルネロスの反応がって言ってたよな」
マドカ「あたしとライムが入れ替わる前に、空に浮かんでいた2つの影も気になるよね。飛行機とかヘリコプターじゃなさそうだったし」
アケビ「そういえば、マドカちゃんのお父さんはシンオウの人って言ってたけど、外国の血が混じっているのかい?」
マドカ「そうだよ。パパがシンオウ人、ママがイッシュとジョウトのハーフだから、正確にはクォーターになるんだ」
コウジ「この設定は割と昔からあるよな」
マイヤ「それから、この物語の世界はプラズマ団が壊滅したあとの世界なのね。プラズマフリゲートがソウリュウを氷漬けにした事件があった後の話みたい」
ハッサク「ただ、プラズマフリゲートはまだ残っているみたいだね。油断は禁物だよ」
イブキ「Chapter2はポケモン演劇部の廃部騒動を中心にしつつ、新たな目標へのつなぎになっているね。青春部活モノに舵を切ったってカンジ?」
ニッケイ「そうでもなさそうだよ。一発キャラで終わるかと思ってた俺がFilm4で再登場してるし。しかもケイジュの友達っぽいもんな」
タンジー「ケイジュ、ニッケイ、そして私。ミノリもつながりがあるみたい。この4人に共通するのって何かしらね。くすくすくす!」

スダチ《コウジ様の掘り下げがなされたのも、このChapter2の特徴ですわね》
コウジ「やっと俺もマイショの古参キャラ、三番手の貫禄が出せた気がするぜ」
ライム《えっ、コウジって三番手だったのか!? てっきりアキヨだと思ってた》
コウジ「失敬な! 俺はマイショの中でも頭脳派キャラなんだぞ?」
ライム《あ、はい。そうだな……》
イブキ「でも、あの時のコウジくんはずるいよ! 自分を悪者に見せておいて、ケイジュ先生と裏で活躍してるなんて!」
サヤカ「そーですよ! サヤカ、会長のこと本気で鬼だと思ってたんですからね!」
マドカ「あたしもライムに言われなきゃ、気付かれなかったよ!」
コウジ「分かった、分かったから! 悪いって思ってるから!」

 イブキ、サヤカ、マドカに詰め寄られ、コウジはたじたじだ。

エイコ「ところで、ポケモン演劇部防衛戦で会長の妹さんが土壇場ですごいパワーを使ってたじゃない。あれ、どういうこと?」
マドカ「あたしもよく分からないんですよね。こう、ライムとひとつになってるような感じがしたっていうか」
ライム《文字通り、心をひとつに、ってヤツなのか? アレ》
ケイジュ「ま、ただのパワーアップや火事場のばかぢからじゃなさそうなのは確かだな」



★ ★ ★



③今後

コウジ「タンジーさんが新聞記者として、ポケモン演劇部に近づいてきたな。これは一波乱二波乱起きそうな予感しかしないな!」
マドカ「待ってよ待ってよ! あたしとライムだって、入れ替わったままで元に戻る手がかりがないんだよ!? そっちも解決させたいよ!」
サヤカ「マドカ先輩とライムくんの話ばっかなのはズルいです! サヤカの頑張り物語もあるハズですよね!」
アケビ「泥臭さが目立つから、もっと美しさを補給しよう! ボクを主役に置けば、美しさ成分が増すに違いない!」
マイヤ「子ども達の話もいいけれど、私達大人組の葛藤も描いてほしいわよね!」
ニッケイ「そうだそうだ! 病院で働くポケモンドクターの一日とかやるべきだろ!」

 おいしい食べ物コーナー、ダークファンタジー、プラズマ団の創設話、ミュージカル風ストーリー……。人間達は好き勝手にわぁわぁと盛り上がっている。

スダチ《人数も多いですし、収拾がつきませんわ》
ブロッサム《ライムお兄ちゃん。みんなが言ってること、全部マイショでやりきれるのだ?》
ライム《さすがにChapter3で全部やるのは難しいけど……何らかの形で実現はするんじゃね?》
オウリン《ぼくはライムっちならできると思う!》
カガミ《ま、気楽にやればいいと思うよ》
ライム《そんなワケで締まらないけど、皆さんは引き続きマイショの世界をお楽しみください!》

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