0 ~時渡り~

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「ニャォ。」
「あぁ、そうだな。」

見渡せば広大な草原に、俺とニャオニクス♂は呆然と突っ立っていた。風が吹けば靡く草花に、昼寝には気持ち良いだろう場所だ。確かに気持ち良かった、気持ちは良かったけど…

「ここ、どこだ?」
「ニャオッ!!」

慌ただしく辺りを見る少年は、遠くにある見たこともない物に目を向ける。高々に建てられた塔?

「あんなんあった?」
「ニャオニー。」
「設計計画は?」
「ニャオゥ。」
「だよな。」
「ニャッ。」

俺が知らないあるはずの無い物がある。俺の知っている場所では無いのは確かだ。

「テレポートで違う場所に行ったとか?」
「ニャニ。」
「ないか。」

ニャオニクス♂が敵意に反応しないはずが無いしな。預けた皆はあいつの元でもあるし大丈夫だろう。

「ニャオ、行ってみるか?」
「ニィ!」

ニャオニクス♂と呼ぶのが面倒な俺はニャオと呼んでいて、目印となる塔へと俺とニャオは向かったのだった。

「セレェビィ~」

その背中を木から隠れ見守るポケモンがいた。



ここが何処だが全く分からない。ちょっと休憩がてらに昼寝をしたんだ。

「ニャオ、どこ行こうか?」

ちょっと出来た休憩時間、ニャオと二人で町をぶらぶらしてた。

「ニャォ。」
「あぁ、楽しそうだ。」

ポケモンセンター横のバトルフィールドでバトル子達。

「リザード、切り裂く!」
「あまい!レントラー高速移動からの雷の牙!」

リザードは避けられ、腹に雷の牙が当たる。

「これで終わりよ!アイアンテール!」

膝を付くリザードはレントラーの尻尾の一撃で倒れた。悔しがるトレーナーに、余裕綽々と近付くもう一人。

「進化したレントラーちゃんは強いんだから~」
「俺だって、リザードが進化したらレントラーなんか一瞬で倒してやる!」
「相性は私の方が有利ね。」
「相性でバトルは決まらない!」

ライバル同士の二人を見ていると懐かしく感じる。新人の頃の俺もこんな感じ、ではなかったな。こう言う二人を知ってるのか。バトルしあって何度も勝ち負けて俺に挑んでくる奴等。勝った方が俺とバトル出来るって面倒になった記憶がある。二人同時に相手したっけ。ライバル同士でもあってなかなか息の合った二人だった。

「ニャオニ!」
「あ~、もうそろそろか?」
「ニャオゥ。」
「じゃあ又あいつら来そうだな。」 
「ニャオニャ!」

楽しみそうに頷くニャオに俺はその場から離れて公園へと向かった。小さな子達がポケモン達と遊んでいる。平和だと思いながらベンチに横になった。

「ニャオ?」 
「あぁ、ちょっと眠い。少し寝るか。」
「ニャオニャィ。」 
「ん、お休み。」

少し寝不足で子供達の遊ぶ風景を最後に眠った。

「セレビィ?」

眠る瞬間不思議な鳴き声が聞こえた気がしたけど、眠気には勝てなかった。

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