第一節 パッチワークなお茶会

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読了時間目安:18分

この作品には残酷表現があります。苦手な方は注意してください

「ううぅ……その場の雰囲気に流されて付き人になるって言っちゃったけどどうしよう……本当になって良かったのかな……」
「うだうだ悩んだって、もうどうしようもねえだろ。さっき書類出したんだし、もう変えられねえって」
「それはそれとして胃がキリキリするんですよぅ……どうなってしまうんだ僕の将来ぃ」

 さっきからずっと情けない声をあげているオレアがいるのはリーグ受付――と言っても、この前のボールの返却を行った巨大なディスプレイのある方ではない。リーグで働いている人たちの為の、事務室の方だ。
 見栄えが派手なあちらとは違って殺風景な受付カウンターだが、まあ裏方なんてものはこんなものである。
 少し目を向こうにやれば作業デスクで働いている人たちの姿も見えるし、正しくワークオフィスって言ったところだ。

「ったく……ま、しばらくはお試し期間ってわけだし、アタシに愛想尽かしたんならやめちまえば良いんだよ。な、ユキハミ」
「ハミ?」
「まだ頭の上に乗っけてるんですか?」

 彼はあたしの頭の上でとぼけた表情を浮かべているであろう雪見大福を見て、少し口角を引きつかせながらそう言ってくる。
 ふと気配を感じてさっと後ろを向けば、事務の奴らはみんな揃いも揃って顔を背けた。
 思わずはぁ、とため息を漏らしながら、悩みの種をワシワシと撫でてやる。

「頭から引き剥がそうとしても抵抗するんだよコイツ。しかもメシの時だけは勘づいて降りてくるんだぜ」
「そんなに懐かれてるの、むしろ羨ましいですけどね」
「お前の甘えったれベイリーフだって負けてないけどな。ったく、メシだけは誰よりもモリモリ食うし誰に似たんだか」
「…………さあ、誰なんでしょうね」

 オレアは渋い木の実を生で齧ったかのような顔になり、そいつはどういうことだと問いただそうとしたところで、不意に受付の方から「フキさーん」と声がかけられる。

「なんだ?書類の不備なら大体オレアに任せたから無えはずだけど……」
「ああいや、書類じゃなくて委員長から電話です。取り次いで欲しいって」
「面倒ごとは御免被りたいが、電話出なくても変わらねえか。しゃあねえすぐ出るぜ」

 ツカツカと受話器を持った奴の元まで行くと軽く手を上げ電話を受け取った。

「で、何タイミング見計らったように電話して来てんだ似非ロリ委員用サマ?」
『書類を出したら私に通知がくるよう頼んでおいたからね。ボクが探し回ってると嗅ぎつかれたら逃げるでしょ?』
「面倒ごとだってのは分かったら要件キリキリ吐きやがれ」
『んもう、せっかちなんだからフキちゃんは。少しくらい世間話してくれたっていいじゃない』
「よーし、切るぞー」

 何か言われる前に有無を言わさず電話を切ろうとするが、その途端受話器の向こうから『待ったーっ!』と絹を裂いた叫び声が聞こえてくる。
 ついでドンガラガッシャンと連鎖的に何かが崩れる音が聞こえてきた。

「おーい、生きてるかー?」
『……半分死んでる。崩れた書類を直す前に手短に要件だけ話すけど、ウユリさんがフキちゃんのこと呼んでたよ。ったくフキちゃんスマホの番号すら教えてないの? 僕が』
「げっ、ウユリの姉さんがかよ。なんか呼ばれるようなことあったっけな?」
『この前のデモの対応に行かなかった悪い子が『一つ貸しにしといてくれ』って言ってたらしいじゃん』

 記憶の奥を探るよう眉間に指を当てること、およそ3秒。そういえば確かに、オレアが南地区にいるのを助けた時にそんなことを口走ったような気がする。

「しゃーねえ、吐いた唾は戻せねえし姉さんとこ顔出してくるわ。ちょうどオレアの紹介にもなるし」
『逃げないでくれて良かったよ。いきなり直接行くなんてことはしないようにね! ちゃんとアポ取ってよ!』
「へいへい」

 短い時間なのにイヤに疲れる電話が終わり、世に言う母親のような、文字通り小うるさいお小言までいただいてしまう。
 思わず頭をボサボサと荒っぽく掻……こうとするが、頭に手が伸びた時点でユキハミが手をモチッと甘噛んできた。

「はぁ、気が抜けてきやがる……悪いオレア、これから少し時間あるか?」
「。会話の内容からして、誰かに会いに行くんですか?」
「腰は重いがしょうがなく、な」
「それにしてもウユリさんって、あのウユリさんですか?」

 その言葉に、少しニヤリと笑って答えてやる。

「多分想像の通りだ。リーグ二位、【奇郭城塞】のウユリだよ」



 街の中央に太く通る幹線道路――この前デモで塞がれたその道を、大型二輪の2ケツでガンガン飛ばしていく。
 頭の上のユキハミも今だけはアタシの胸元に収まりながら、乾いた荒野の風を一身に浴びていた。

「フキさぁん! ヘルメットしなくて良いんですか!?」
「あぁ!? んなもんお前がしてる一人分しかねえよ! 汗臭かったか!?」
「フキさんがヘルメットしてないのが不味いんじゃないかって話ですよ!」

 ゴウゴウと耳元で風が逆巻くため、必然的に二人とも声を張り上げながら言葉を投げつけ合う。
 一人の時ほど無茶はしないが、それなりに速度を出しながら走行車線を走っていた。

「警察にパクられてからそんなことは考えるんだよ! それにお前は運動神経ねえから、事故った時ヘルメットねえと危ねえぞ!」
「笑いながら事故とか言わないでくださいよ! 安全!安全第一で!」
「わーってるよ! まあもう高速降りるから安心しろって!」

 そう言いながら右に舵を切ってインターチェンジを降りていく。料金はもちろんリーグ経費のETCで落とした。
 そのままドロドロと重く低いエンジン音を轟かせながら、中央地区の道路をゆっくりと進んでいく。
 どうにもさっきまで高速道路に居たからか、欠伸が出るほど遅く感じてしまって仕方がない。
 飯屋やスーパーに事務所、時々マンションが居並ぶ姿は、どうにもアタシが普段見ている北地区の雰囲気とは違って、なんだか居心地が悪く感じてしまった。

「それにしてもなんというか、ヌクレアシティってこんなに普通の住宅街ってあるんですね」
「最初はリーグやホテルの従業員が住む場所だったらしいぜ。今じゃあそこで働いてる人も割合としちゃ少ねえし、普通の街だわな」

 そんな軽口を叩きながらしばらくバイクを転がしていると、だんだん街並みが変わっていく。
 建物の間隔は徐々に広がっていき、建物自体もレンガを使ったものや、庭が広くなり植えられている植物の種類も増えていく。

「なんだか凄い高そうな一軒家ばっかりですけど、まだ着かないんですか?」
「もう見えてはいるが、まだ少し遠いな。ま、次来る時はそんな感想も浮かばないだろうよ」

 信号で止まっている間、手持ち無沙汰にユキハミを撫でる。そのまま暫くの間まっすぐ道を進んでいくと、正面に見えてくるのはいっとう大きなお屋敷。
 今日日見ることのないカントリーハウスの門前でバイクを停めて鍵を差し抜き、未だ溜まったエンジンの熱を感じながらスタンドを立てた。

「フキさん、なんだか来る場所間違っていませんか?なんだかフキさんとは対極にありそうな場所ですけど」
「おう喧嘩ふっかけてんなら言い値で買ってやるぞコラ」

 周囲の人がヒソヒソとこっちを見てなんか喋っているのは努めて無視して、鉄柵の近くまで行くとずらりと並んだ人の列が見えてくる。
 ズズズ、と鉄柵が重い音を響かせて左右に開かれると、そこに並んでいるのは白と黒の格式高い仕事着を着た執事とメイドたち。

「「「「「「いらっしゃいませフキ様、オレア様」」」」」」

「そんな仰々しい出迎えは良いって言ってるのに。ほら、オレアなんて驚きで固まってるだろ」

 口をぽかんと開けてアホ面晒してるオレアの顎を無理やり閉じる。それでも未だ頭の処理が追いついておらず突っ立ったままなので、腕を掴んで引っ張っていく。
 さすがに使用人の方もプロで、醜態を現在進行形で晒していやがるオレアに一切触れることはない。
 使用人を海割りの如く進んでいくと、屋敷の正面玄関、木製の精巧な彫刻のなされた人力自動扉が開く。

「ほらオレア、シャキッとしろ。ウユリ姉さんに世話焼かれんぞ」
「世話焼かれる?言葉の割にげんなりした顔してますけど……?」

 赤い布地に錦糸で刺繍された絨毯と、ポケモンのシャンデラなんかが比にならないほど豪華絢爛なシャンデリア。
 写真でしか見たことないような曲線を描く両階段も当然のように敷設されている。手すりにもさりげなく細かい装飾が行われているあたり、目に入る部分だけで一体いくらかかっているのか、考えたくもなかった。

「あらフキちゃん、今日はレーシングスーツじゃない。キリリとしてて可愛いじゃない」
「あっ待って姉さんストップ、ストムグッ!?」

 そこに見えるは嬉しそうな空気をビシバシ出している、ニッコニコ笑顔の女性。白地に赤いアクセントの入ったゆったりめのドレスを身に纏っており、一見すると穏やかそうな雰囲気を身に纏っている。
 しかし扉が開き切った瞬間、まるで散歩に連れて行ってもらえるワンパチの如き様相で、真っ直ぐアタシに突貫。

「凄い……本当に大きい……!」
「あら、わたしのこと知っているの?ありがとう、嬉しいわ!」
「んうー!むーっ!むーっ!」

 濃い蜂蜜色のロングヘアーに、チョコレートのような明るいブラウンの瞳。
 たぽたぽと柔らかい胸も、ふかふかで沈み込むような体も、甘ったるく垂れた目尻も、一つ取るだけで同性のアタシですらダメになりそうだが、それよりも特筆すべきところは一つ。
 ウユリの姉さん、そのタッパがとてもデカいのだ。
 昔興味本位に昔身長を聞いてみたら、当時でなんと2m60cm越えの高身長。アタシがリリーみたいに、姉さんの前では胸元までしか頭が届かない。

「ぷはっ……姉さん、いきなり抱きつく癖は変わってねえみたいだな。アタシじゃなかったら受け止めきれねえだろ」
「フキちゃん、わたしよりも力持ちだから、安心して抱きつけるのよ。さすがにリリーちゃんにはしないわ」
「代わりにリリーを持ち上げて頬擦りしてなかったか?」
「二人とも私からしたら可愛い妹のようなものだもの。少しくらい舞い上がっても目を瞑ってほしいのよ」

 未だ胸元に抱き込まれて、頭を白魚のような手で撫でられながらの会話である。だがここの使用人も慣れたもので、アタシがやって来ればいつもの事だからか、眉一つほども動じていない。
 さすがに恥ずかしいが反抗すれば『あらあら、不機嫌そうな顔も可愛いけど、やっぱり笑っていてほしいわ』と見当違いの言葉と共にギュッと抱きしめられる。
 なので姉さんの気が済むまで好きにさせるか、結果的に一番被害が少なく済むのだ。

「それで、その男の子が、フキちゃんの言ってたお付き候補の子? ふふ、可愛い顔立ちしてるじゃない」
「いきなり抱きついたりしてやるなよ?心臓止まりそうだからな」
「もう、わたしを悪戯っ子みたいに言わないで欲しいわ。それよりも一緒にお茶を飲みましょう?美味しいお菓子が手に入ったから、今日お招きしたの」

 ひとまずウユリ姉さんの抱擁から解放されると、花が綻ぶように微笑まれた。この人に一切の悪意はないからか、強くいうこともできないのでどうにも調子が狂う。
 ふわりと彼女の体から甘い匂いが溢れるなか、フカフカすぎて歩きにくい絨毯の上を引っ張られていった。


◆◇◆◇◆◇◆


「へぇ、へぇ! 最初の出会いはそんなに荒々しいものだったのね!フキちゃんらしいわ」
「はみはみはみはみはみはみ……はみみ!」
「おいてめえ、人の頭で言うに事欠いてクッキー貪った上に食べカス落とすんじゃねえ。しかもそれ一枚いくらすると思ってんだ」
「……僕、普通の安いパック紅茶しか飲んだことないけど、これが美味しいってことだけはわかる……わかります」

 まず姉さんに連れ込まれたのは、あのクソデカいお屋敷の正面とは反対側、裏庭に面したオープンテラスだった。
 この元荒野の街にどうやって手入れしているかわからない花々たちに囲まれ、和やかなお茶会が客人の意思に反して始まっている。というか頼むからアタシの話を聞いてくれ。

「良い茶葉が手に入ったって聞いたから、フキちゃんもこの前のことで断れないだろうって思ったわ。でもまさか、この子のお手伝いさんに、新しいポケモンまで会えるなんて! はいユキハミちゃん、おかわりよ」
「はみみ!」
「姉さん、頼むからコイツをあんまり甘やかさないでくれ……」

 アタシは口が裂けても人のことを言えないが、それでも悲しき小市民オレアに続いて、ユキハミがその見事な食い意地を見せているのは恥ずかしい。アタシですらケーキを丸呑みするのを抑えているというのに。
 奴がクッキーを食べ終わるとすぐさまウユリの姉さんが次のクッキーを手渡すため、プチ永久機関と化している。

「それにそれに、まさかフキちゃんが虫タイプを使ってくれるようになるなんて、わたし嬉しいわ。昔みたいにこのお家にお泊まりして、一緒にユキハミちゃんとどう息を合わせるか、教えてあげようか」

「いやぁ……それはまた今度にしておこうかな」

 姉さんの口から出てきた言葉に、思わず口籠ってしまう。いや確かに姉さんに何か問題は無い、無いのだが。
 そんなアタシのなんとも言えない引き攣った顔を怪訝に思ったオレアは、多分目ん玉飛び出る値段であろうティーカップをそうとは知らずに普通に置きながら、そっとアタシにだけ耳打ちしてくる。

「フキさん、そんなに邪険にする事はないんじゃないですか? こんなに優しそうな人なのに」
「ウユリの姉さんさ、どっかのドチビ成り上がり委員長と違って、マジモンの由緒正しきお嬢様なんだけど、もう5、6回は見合いが破談になっててな。なんでか分かるか」
「いや……実は性格がすごい悪いとか、そんなのすら想像つかないような人ですし」
「ダメになたんだよ。見合って1週間と経たずに相手の奴が。全員オギャリ返って、暫くまともに社会復帰できなかって話だ」

 そう言って姉さんの方を見れば、全く何もわかってない顔でコテンと顔を横に傾けている。本人は至って邪気がないがためにタチが悪い。

「秘密のお話? 二人はもう随分仲良しなのね」
「いやそういう訳じゃないんだが、あー、まあ大体そんなところだな」

 深く突っ込まれて話がややこしくなり、姉さんのペースに持っていかれる前に話を変える。この甘やかしマシーンを前にすれば、気づけば膝枕の上というのはザラなのだ。常に気を強く張っていなければ危険である。

「それより、ただお茶会するためにわざわざこの前の貸しを使ってアタシを呼び出した訳じゃ……いや、姉さんだったら全然ありそうだけど、さすがにそうじゃねえよな」
「お茶会だけでも良かったのだけど、せっかくだからお願い事も用意したのよ」

 そう言って彼女はテーブルに置かれた鈴を手に取り、チリンチリンと可愛らしい音を響かせる。
 するとすぐさま型紙やーっとまざまな布地、はたまたお針子仕事の道具を抱えた使用人たちが音もなく部屋の中にやってきた。
 そのまま姉さん含めて皆がジリジリと距離を詰め始め、思わず背中をそらしたところでソファにトンと触れる。

「フキちゃんの和服、リーグに登録したときのお祝いに送ってあげたきりでしょ?それが今や四天王まで上り詰めた訳じゃない。それでもずーっとあの服使ってくれるのは嬉しいわ」
「ああ、まあ一張羅があれしかねえからな」
「でもルーキー時代のフキちゃんのための和服じゃ、今のフキちゃんには見劣りしちゃうなぁって思うのよ。だから、ね?」

 肩にポンと手を当て、動けないほどの強い力で押さえつけてくる姉さんは、今だけ悪魔に見える。
 彼女が少し動くたびにフワリと良い匂いが漂ってくるが、今だけはそれが嫌な予感を刻一刻と増やしてきた。

「まずは採寸から、始めても良いかしら?」

 その時脳裏によぎるのは、過去の和服が出来るまでの記憶。
 ――膝枕をされ、頭を撫でられただ甘やかしてもらう毎日。食事もそのうち姉さん手ずから給餌されることに疑問も抱かなくなる日々、最後は風呂まで当たり前のように一緒に浸かり、体さえ姉さんに任せきり。
 おかげさまで人間社会への復帰が遅れて、本来のリーグの参加予定日より2ヶ月ほどずれ込んで、リリーから大目玉を喰らったのはよく覚えていた。
 次あれを食らったら間違いなくダメ人間になる、そう確信したアタシが取るべき行動は一つ。

「あばよ姉さん! 茶は美味かったぜ!」

 そう言って身をかがめて姉さんの拘束から逃れ、素早く窓を開け放つと、全速力でバイクまで走って逃げる事だった。


◆◇◆◇◆◇◆


「あの、フキさん逃げちゃったけど良いんですか?」

 その場に残されたオレア怒涛の展開について行けずぽかんと口を開けるなか、ウユリは変わらず和やかに笑っている。
 そのまま彼女は携帯電話を取り出すと、少し操作し、短いメッセージを送信。そのままオレアの手を握ると、フワリと微笑んだ。

「大丈夫よ。フキちゃんが逃げてもわたしの使用人たちがどこで見たか、逐一情報が届くもの。それに、あの子が逃げそうな場所なんて大体見当がつくわ」
「フキさんが逃げそうな場所?」
「ふふ、そのうちオレアくんも分かるようになるわ。あの子、結構わかりやすいもの」

 そう言って立ち上がると、少し顔を赤らめた悲しき少年の手を引っ張る。優雅な動きで腕を引き、自身の臍あたりまでしか届かない彼をそっとエスコート。

「さ、フキちゃんの元まで送ってあげるわ。あの子はもう、わたしの巣の中ですもの」

 そう言って顔が綻ぶウユリの姿に、初めてオレアはゾクリと背筋に冷たいものが走った。

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