ファインディング・コイ 前編

しおりが挟まっています。続きから読む場合はクリックしてください
 
ログインするとお気に入り登録や積読登録ができます
読了時間目安:4分
 皆さんこんにちは。今日もいつも通り家事を終えた僕は、シーちゃんと一緒にリビングでゆったり過ごしています。普段なら二人で読書をするのが日課なのですが、今日は別の物にお互い興味を持っていました。

 「ねぇシーちゃん、実は朝からずっと気になってたんだけどね…」

 「あ、レオンくんもですか?実は私も、最初に見てからずっと気になってて…」

 僕たちは家事をこなしている間、その存在にちょくちょく意識を向けていた。どうやらシーちゃんも同じだったようで、僕はテレビ台に置かれている謎の袋を手に取った。

 「ん?よく見たら何か書いてある。とれどれ…返却期限?」

 「…あ、もしかしてそれって、マスターが借りてきたレンタルDVDという物でしょうか?」

 シーちゃんの発言にハッとした僕は、袋を開けて中身を取り出す。その手元にはDVDが入ったケースがあり、そのディスクには題名らしきものが書かれていた。

 「これは、えっと…ファインディング・コイ?」

 「どんな作品なのか気になりますね。レオンくん、一緒に観てみませんか?」

 「うん、僕も興味あるな。それなら僕キッチンから、お菓子と飲み物取ってくるよ」

 シーちゃんがDVDプレーヤーを起動してる間に、僕は冷蔵庫からサイコソーダとミックスオレを取り出す。そしてお菓子棚から、ポケモンでも食べれるお菓子「マ○クポップコーン」を開けて、平らなお皿に移す。

 「シーちゃん、ミックスオレで良かったかな?」

 「あ、わざわざありがとうございます。ちょうど私もDVDを入れたところでした」

 一緒にソファーへ座り、二人きりの映画鑑賞会が始まった。


 …物語の始まりは、下流の川でのんびり暮らしているコイキングの場面からだった。他のポケモン達と雑談したり、鬼ごっこなどで遊んだりしながら、自由気ままに生活しているようだ。

 「もしかして、コイキングが主人公なのでしょうか?」

 「何というか…地味だね」

 ポケモンの配役に疑問を抱きつつ、ここから物語が動き出す。
 そんなある日、コイキングが住む地域に嵐が吹き荒れて、水の流れが急激に早くなってしまい、コイキング達は数日間隠れることになった。そして嵐が去り、川の様子を見に行ったコイキングは、見たことないポケモンと遭遇する。
 そのポケモンはヒンバスと名乗り、元々は上流の川の近くにある湖で暮らしていたが、嵐の影響で急流になった川に巻き込まれ、気づいたら下流まで来てしまったらしい。
 そんなヒンバスを助けるために、コイキングは他のポケモンと協力して、川を上ることを決意する。どうやらここから冒険の流れになりそうだ。

 「面白くなってきましたね。ポケモンが川を上る冒険なんて、初めて見るので楽しみです」

 「う〜ん、でも主人公があのコイキングでしょ?ちょっと頼りない気も…」

 僕がそんなことを呟きながら、物語はコイキング達が中流の川に進んだところまできた。
 しかしここでコイキングは、中流には強そうなポケモン達が縄張り争いをしていることを知る。どうやら上流へ向かうには、中流に住む強いポケモンを相手にしなければいけないようだ。
 他のポケモンが迂回するように提案するが、コイキングはすぐにヒンバスを湖へ連れて行くために、正面から突破をしようとする。実はこの時、ヒンバスが慣れない水質の環境によって、体調不良になっていたのだ。
 一刻を争う状況の中で、コイキングは中流域を進もうとするが、シザリガーなどの強敵ポケモンに行く手を阻まれて、周りからボコボコにされてしまう。傷だらけで倒れるコイキングは、この窮地を脱することができるのか?

 後編へ続く

読了報告

 この作品を読了した記録ができるとともに、作者に読了したことを匿名で伝えます。

 ログインすると読了報告できます。

感想フォーム

 ログインすると感想を書くことができます。

感想

感想の読み込みに失敗しました。

 この作品は感想が書かれていません。