ページ2:太陽と月の力を持つ者

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この作品には残酷表現があります。苦手な方は注意してください

サザンドラ)「異界見聞録第一章第二節、『太陽と月の力を持つ者』。革命をもたらす者、輝石の光主。その一角、黄色の光主は太陽の炎のような情熱と月の光のような優しさを併せ持つ。その者、太陽と月の力を併せ持ち、その力で世界を照らす―。」




ここは海沿いの小さな町、バニラタウン。
都会の豊かさには及ばないが、ここでは町のポケモン達が幸せに暮らしていた。
ここに住むピカチュウがモーモーミルク瓶が詰まったかごを3つほど重ねて持ちながら走ってくる。
町のポケモンA)「おーい、ボルト君!!ちょっとうちの屋根を直すのを手伝ってくれないかい?」
ボルト)「オッケー!!でも先にモーモーミルク配達のバイトが終わってからな!!」
町のポケモンB)「こっちのお手伝いもお願いね!!」
ボルト)「はいはーい!!」
彼もまた、パールと同じように5年前に突如人間からピカチュウになってしまった。
だが、彼とは違いこの町のポケモン達が寛容なうえにかつて英雄と呼ばれた元人間のポケモンの伝説を信じていたためにすぐに受け入れられた。
ボルト)「あー…やっと今日の分の手伝いが終わった…。」
???)「頑張ってるわね、ボルト。」
ボルト)「あー…。テールか…。ほら、今日稼いだ分だ。」
ボルトはポケが入った袋をテールの一歩手前に向かって放り投げた。
テール)「たったこれだけなの?」
テールはムスッとした顔でボルトを見た。
ボルト)「文句言うなよ…。うちの町貧乏だから仕方ないだろ…。」
テール)「同じ貧乏のおだやか村はギルドの入団試験に必要なお金はギルドが出すのに、なんでうちだけ…。」
ボルト)「知らねーよ。文句なら俺じゃなくてギルド連盟の偉い奴に言えよ…。」
ボルト)「で、いつまで俺はバイトすればいい?」
テール)「そうね…。最低でも後一週間ぐらいは働いてもらわなくちゃね。」
ボルト)「あーあ、俺達に一発で推薦入団貰えるほどの実力があればなぁ…。」
テール)「現実は厳しいものね…。」
ボルト)「なぁ、テール。聞きたいことがあるんだが…。」
テール)「何よ?」
ボルトが右手を裏返して前に出し、軽く念じると、彼の手のひらの上に光り輝くトパーズの結晶体が浮遊しながら出現した。
ボルト)「これ、何か分かるか?」
テール)「!!それは…!!」
ボルト)「知ってるのか?」
テール)「知ってるも何も…。アナタ、輝石の光主だったの?!」
ボルト)「どういうことだ?」
テール)「いい?!今のは信頼できるポケモンならいいけど、基本的にはワタシ以外には絶対に見せたり喋ったりしちゃいけないわ!!それはかつて英雄と呼ばれた6匹のポケモン、輝石の光主である証!!もし悪いポケモンに知られでもしたら命を狙われることになるわ!!」
ボルト)「お、おう…。なんかよく分からなかったけど分かった…。」
ボルト)「でも、俺が輝石の光主だとしたらあと5匹いるはずだろ?どうやって見分けるんだ?」
テール)「そこまでは分からないけど…。」
ボルト)「うーん…。困ったな…。」
ボルト)「まあ、どうにでもなるだろ。」








このとき彼らは知らなかった。他の光主と共にこの星の脅かす大事件に巻き込まれていくことに…。

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