File 29 -八岐の鉄蛇-

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読了時間目安:19分

この作品には残酷表現があります。苦手な方は注意してください

レヒト会長と寸断されたえっこ・ユヅキとそこに合流したスィフルは、博物館の地下深くに辿り着く。敵に通信を妨害されながらもレヒトと合流を試みるが、合流ポイントでえっこが目にしたものとは……?
えっこ、ユヅキ、スィフルの3匹は、館内の地下1階展示室内を突き進んでいるようだ。レヒトと合流するために一度引き返すことも考えたが、レヒトが調べた限りではユヅキたちに最短で合流できるルートが地下2階へ向かうものだったらしく、多少のリスクを覚悟で先に進むことにしたようだ。


「なっ!? そこか、遂にお出ましってわけかてめぇ!!」
「でも何か様子が変だねあの敵、まるでこちらを攻撃する素振りが感じられない……。常に一定以上の距離を保ってるし、ここはさっきの回廊と違って地面は石の床……。電流を流すのも無理だし、あの距離ならいくら何でも飛び道具撃ってきても余裕で対処できちゃうし。」

「まさかっ……!! くそっ、やられましたね……。レヒト会長との連絡が付かない、通信用の電波をジャミングされたか……。恐らくあの突き出たような形の目でしょうね、あそこから妨害電波を発して通信機器を遮断しているのかも知れません。」

新たな機械蛇が壁に張り付いているのが見えたが、その個体は壁からこちらを睨み付けたまま全く動こうとせず、攻撃の気配も感じられない。しかしその顔からカタツムリの角のように飛び出ているような目から妨害電波を発しているらしく、えっこたちはレヒトとの連絡を絶たれてしまったようだ。敵は絶対に攻撃されない間合いを保ちながらジャミングを続けるつもりらしく、えっこたちはレヒトと連絡が付かないまま先へ進むことを余儀なくされた。


「えと……この部屋だよね? 地下2階の南西の展示室……ほぼ石板のある部屋の隣みたいなもんだけどね。」
「おいっ、あそこに倒れてるのレヒト会長じゃねぇか!? 会長っ、大丈夫っすか!!!?」

レヒトと落ち合う予定だった展示室に辿り着いた一行は、完全な暗闇になっている部屋の中を慎重に歩いていく。先程の妨害電波蛇も相変わらず尾行してきているが、やはりこちらに直接攻撃を行うつもりはないようだ。

そんな折り、スィフルが床に突っ伏しているレヒトの姿を発見した。3匹が駆け寄ると、一見目立った外傷こそないものの、酷く疲弊して動けなくなっている様子が伺えた。


「気を付けて……この先に奴らが…………。よりにもよって……最奥の石板がある部屋に陣取っているなんて……。」
「一体何が……!? まさか奴らと交戦を? レヒト会長だけを孤立させて襲撃したのかあのクソ野郎共……!!」

「目立った外傷が見られない辺り、先程と同じような通電攻撃や毒ガスなどによる攻撃、何かしら体内に影響を及ぼすような手段で攻撃されてしまったのかも知れませんね……。仇討ちに行こうにも、この扉の先に何があるか分からないだけに、非常に危険だし分も悪いか……。」

レヒトはスィフルたちに敵の存在を伝えると、そのまま意識を失ってしまった。幸いにも気絶しているだけのようだが、目立った外傷がない以上敵の攻撃の正体が掴めず、敵陣に無策に突っ込むのは賢明とは言えないだろう。


「しかし妙なもんだぜ、奴らはさっきから俺たちの居場所を最初から知ってるみてぇに待ち伏せしてやがった……。俺たちが2階で見つけた奴らも、えっことユヅキが戦った2匹も、さっきからストーキングしてきやがるそこのでんでん虫もよ。」
「まさか何か印を付けられたのか……? 例えるなら発信機のような…………!!」

「あっ、何これっ!? さっきの蛇みたいな奴のミニバージョンがマントの裾に!!」
「オイオイ、俺の翼にもっ!! マジかよこのタダ乗り野郎!!!!」

まるで場所が筒抜けになっているかのような状況から、何かの罠を室内に張っていたりはしないかと考えていたそのとき、えっこがある発想に至る。果たしてその通り、えっこのマントとスィフルの翼に流さ2cm程の小さな機械蛇が噛み付いてぶら下がっているのが見えたが、捕まえる間もなく俊敏な動きで床を這いずり回っていき、石板部屋のドアの隙間から室内へと消えていった。


「そりゃまあ場所も分かるよね、コイツらがしがみ付いてたなら……。私とえっこが潰した2匹、会長が退かせた2匹、そこに張り付いてる1匹、さっきの発信機代わりのが2匹、少なくとも7匹いるのは確かだね。」
「倒せてないのは5匹もいるのか……。その内3匹は偵察と通信妨害、2匹は恐らく戦闘要員、残りがどれだけいるか不明ですが、慎重に踏み込む他ないですかね……。」

「それならコソコソやるより、いっそのこと思い切りぶっ壊して突入した方が、かえって反撃されるリスクが少ないかもな。今までのパターン見てると、大人しく気配を消して待ち伏せしたり妨害したりってのが多いしな。」
「ねちっこい奴らだよね。まあそれならさ、私が斧で一発撃破するからさ、えっことスィフルでサポートをお願いね。敵が飛び出してきたりすると危険だし。」

ユヅキは斧を思い切り振りかぶったかと思うと、そのまま一気に展示室の入り口ドアを殴って破壊した。相変わらずのユヅキのフルスイングの威力に呆然とするえっことスィフルだったが、敵が飛び出てくる気配が感じられないため、意を決して中へと踏み込んでいった。






「出てこいコラァ、どうせ待ち伏せてやがんだろ!!」
「なるほどな、やはりスィフルさんの言う通り、待ち伏せしているというのが現実のようです。それにしても、あの8匹目の蛇の姿が何やら異様ですが……。」

「何か根元部分というか、尻尾部分というかがやたらとデカい塊になってどっしり構えてるよね。しかもよりによって石板の真ん前で待機してるし……、石板を手に入れたければ、遠慮なくぶっ飛ばしてくださいってことなのかな?」

8匹目の機械蛇は胴体部分こそ1階や2階で現れた機械蛇そっくりのサイズと見た目だったが、尻尾に当たる部分が巨大な鉄の塊になっており、まるで丸々と膨れ上がったジャガイモか百合根から、蛇の身体が生えてきているように見える。

続いて視線をそのすぐ手前側に移すと、不思議な輝きを隙間隙間から漏れ出している大きな石板が目に飛び込んできた。8匹目の蛇はそんな石板の近くから積極的に動こうとはせず、石板を守る守護者の如くどっしりと鎮座していた。


「間違いない、あれは世界石の輝きですよ……。しかし何故あれがこんな場所に? ともかく、石板を手に入れるためには戦闘は避けられないか……。」
「とはいえ、あの体たらくじゃあ凄く動きもトロそうだね。遠距離攻撃とかしてくるかもだから気は抜けないけどね。」

「それにしてもあの穴ぼこだらけの岩みてぇな塊、嫌な予感しかしねぇんだよな……。意味もなくあんなバカデカい代物を身体にくっ付けたりしねぇだろうしな。」
「穴や凹み……そして鉄の塊から伸びた身体……。もしかして!!」

えっこ曰く、敵の近くに置かれている目的の石板は、間違いなく世界石で作られているとのことだ。空のアーク内部にあった世界石と違い、不思議な光を放つ部分が外側にあまり曝露していないためか、そのエネルギーを外部に放出して何者も近付けないということは起こらないらしい。

ユヅキとスィフルも慎重に相手の元へと向かおうと距離を詰めるが、何かに気付いたえっこが急に振り返る。


「あれってさっき倒した機械蛇……!? 私の斧で頭を叩き潰した跡がある……!!」
「会長のハイパーボイスで外装が吹っ飛んだ奴らもいやがる……!! それがあのデブい奴のとこに向かっていく……ってことは合体するってことかよ!!」

「さっきの目玉が突き出た個体も加わっているし、鞭みたいに細く伸びているのは俺とスィフルさんにくっ付いていた小さな発信機係の蛇が変形したものだろうか……? どうやら同じ身体に首が合計8個、恐らくここにいる全ての機械蛇を集結させて、万全の体制で石板を守るつもりらしいですね。あの石板がエネルギーを持つがために、奴らとしては何者も近付けさせたくないのでしょうかね。」

機械蛇たちは塊状の台座部分に次々と合体し、1つの大きな機械生命体へと姿を変えていった。1階と2階で出てきた4本の蛇、妨害電波を出す蛇、石板の部屋にいた本体の合計6つの首が伸び、えっことスィフルにくっ付いていた発信機の蛇2体は細い体はそのままに身体だけが延長され、まるで鞭のようにしなやかな触手となって台座部分から地面へ垂れていた。


「人間世界のどっかの国の神話に頭が8つある蛇が出てくるとか聞いたことあるけどよ……。そんなもん機械で再現されてもありがたみがないってもんだぜ。」
「あのアース線みたいな触手……それに電線が蜘蛛の巣みたく張り巡らされたこの部屋の構造……。えっこ、地上に立ってたら危ないよこれっ!!」

「同じ手は二度と喰らいませんよ、プルヌスさんがくれたコイツを試してみましょうかね!!」

えっこがComplusからスケボーのような板を取り出して放り投げる。それはまるでドローンのように上面にプロペラが4つ付けられた板であり、えっこの義足の重力反転ユニットと組み合わせることで、空中浮遊する簡易足場となるようだ。


「このインスタント足場さえあれば、ひとまず地面や天井伝いの電撃は大丈夫……。コイツの製作費もこの間のスクーター共々ツケにされちゃったんでね、こんなとこで死ぬつもりはないです。」
「それにしても動かねぇな奴はよ……。積極的にこっちを攻めるってよりも、あの石板を守ることに特化したみたいな感じだな。あの巨大な鉄の塊じゃ、身軽に動けない代わりに退かせるのも一筋縄じゃいかねぇだろ。」

「だね、恐らく単体で攻撃してきた奴らが博物館内部に誰かが侵入するのを食い止めるために動いてたのに対して、コイツはあの石板の部屋まで侵攻を許してしまったときの最終兵器って感じだね……。攻め落とされなきゃ負けじゃない、守り抜く側は勝っても引き分けでも構わないわけだし、迎撃特化なのも頷けるよ。」
「まあじっとしてても始まらねぇ、俺なら電撃も効かないしこの中じゃ一番素早いんでね、こちらから攻め込んでやるぜ!!」

スィフルはそう告げると、空中から敵の正面に一気に攻め込む。敵との直線距離が4m程度の場所で一度様子を見るがアクションはなく、そのままゆっくりと距離を詰めていく。そんなとき、何かに気付いたえっこが声を上げた。


「スィフルさん、ダメだ!! それ以上近付くと危険です!!!!」
「うわっ、何だよいきなり……。ってあれ、今何か一瞬キラリと光ったよな俺の目の前で……。」

「恐らくは先程の小さな発信機蛇じゃないでしょうか、奴は体を無理やり引き伸ばしたかのように、まるで細いワイヤーにでもなったかのように変形してその台座にくっ付いていた……。そして今は更に細くなったのか、ここからじゃ姿が見えないくらいに細くなっている。多分奴の体はピアノ線のような金属線で作られていて、それを解いて細いワイヤーにし、自分に近寄る相手を切断するための罠として活用しているのでしょう。」

どうやら発信機役だった首が細いワイヤーのような姿になり、近寄る相手を切り飛ばす罠になっていたようだ。もしスィフルが気付かずに、それも最初の勢いのまま近付いていたら首と胴体が真っ二つに切断されていたかも知れない。慎重に攻め込んだ自身の勘のよさと、えっこの洞察力により命拾いしたスィフルは一度敵から離れてユヅキたちの元へ戻ってきた。


「おおっ、俺が攻め込んだから向こうも攻撃に出るってか? その距離からなら、十分に回避する余裕があるけどな。」
「飛び道具だね、そんなとこから撃ち出したって当たりっこないよ!! なっ……!!!?」

「どうしたユヅキ……!! って何だよその脚の怪我、確かに攻撃は回避したはずなのに!!」
「してやられましたね……今錐のようなものを放ったのは2階で出てきた首でした。恐らく奴もさっきの発信機と同じく、内部に見えにくいワイヤーを隠し持っているのでしょう。ユヅキさんを直接狙ったんじゃなく、飛び道具を跳んでかわした彼女の着地点にワイヤーが張られるように、ワイヤー付きのオモリを射出したんだ……。」

敵は円錐型のオモリを発射し、そのオモリに先程と同じワイヤーを取り付けていたようだ。その結果、ジャンプしたユヅキの着地点にワイヤーを張ることに成功し、彼女の脚を斬り付けることができたようだ。とはいえ不幸中の幸い、ワイヤーはユヅキの踵部分を軽く掠っただけらしく、出血はそれなりにあるが致命的なダメージではないようだ。








「あの細さ、暗視ビジョンでも簡単には視認できませんね……。それが高速で射出されればなおのことでしょう。それにユヅキさん、そのお怪我では……。」
「大丈夫、血が出てるだけで全く動けないなんてことはないと思う……。ごめんね、こんなときにこの有様で……。」

「いえ、奴は石板を狙う相手以外はあまり気に掛けないようですし、その出血量だとすぐに手当をしないと……。今日のところは引き上げてまた今度に……。」
「その必要はないよ、一刻も早くえっこを向こうの世界に送り届ける手掛かりを探さなきゃならないのに、こんなとこで立ち止まってなんかいられない……。大丈夫、数分以内にアイツをぶっ飛ばしたら、応急処置もできるし石板も手に入る。」

怪我の処置を最優先に考えるえっこだったが、ユヅキはあくまで戦闘を続行するつもりらしい。おぼつかない足取りで壁に刺さっている先程の飛び道具を引っこ抜き、手に取って敵を睨みつけた。


「どうせこのワイヤーを巻き取ろうと思ってるんだよね? 来るなら来なよ、相手になってあげるからさ。」
「そいつはマズいぞ、奴はあれだけのスピードでオモリを発射しながらワイヤーを張り詰めたんだ、恐らく巻き取るスピードも尋常じゃねぇ!!」

「ユヅキさん、危険です!! 今すぐそのオモリを離してください!! 一気に巻き上げられたら、勢いのまま敵の身体の手前にあるワイヤーで身体を切断されてしまいます!!」
「私が簡単に釣り上げられちゃう小物かどうか、力比べってとこだね。釣り上げられるどころか、竿ごと海中に引きずり込むつもりだけどさ。」

その直後、敵のワイヤーはリールに付いた釣糸の如く一気に巻き取られ始めた。数m程そのまま引きずられるユヅキだったが、思い切りその場に足を踏ん張り、先程スィフルが切られそうになった設置型ワイヤーのある位置の寸前で踏み留まった。


「危ない危ない、ちょっとギリギリだったかな。でもここからが本当の勝負なんだから!!」
「ユヅキさん……手を貸しますよ!!」

まるで巨大魚を釣り上げようとする釣竿のように、敵の首はユヅキを引っ張ってワイヤーに引っ掛けようと試みる。しかしユヅキも驚異的な腕力でその力に抗い、一進一退の攻防が繰り広げられた。やがてえっこはインスタント足場を地面と垂直の方向に立てると、地面に降りてユヅキの元へと駆け寄った。


「おいえっこ、お前の身体やパワーじゃ歯が立たねぇ、ユヅキも無理せず戻ってこい!!」
「俺じゃあ非力ですね、確かにね。だからこそ、この自然が持つ力を少しばかり借りるつもりではありますが。」

「うわわっ!? 何これ、えっこが後ろ方向にもの凄い力で私を引っ張ってる!? どういうことなのこれ!?」
「そうか、あの足場と重力制御装置!! あれを自分の真後ろに地面に垂直になる形に置いて、強い重力で身体を引っ張れば、身体が真後ろ方向に『落ちる』力が加わることになる!!」

えっこが地面と平行に、簡易足場に着地する方向に引っ張られていくことで、自分の体重と高出力にした重力とでユヅキを真後ろに引っ張っていく。一方の敵は大物を釣り上げようとする竿のように、細かく向きを変えながらユヅキを引っ張り上げようとするものの、やがて耐え切れずに根元の台座ごとぐらりと前方へ傾き始めた。


「離せないだろうね、そんな蜘蛛の糸みたいな細さで私の脚をさっくり切れる強さだもん、引っ張ったところでそう簡単には切れることはない。だからこそ、それを利用させてもらうまで!!」
「よしっ、後一息で奴を転がせる!! えっこ、俺の体重もそのボードに向かって上乗せしてくれ!!」

スィフルがえっこの元へと近付き、重力装置の効果範囲内に入った瞬間、更に敵の身体がズルズルと前方へ引きずられていった。そのまま敵の身体が地面を転がり、丁度150度くらい下方向に転がった段階で、えっこが咄嗟に前に身を乗り出した。


「あの巨体なら、設置型のワイヤーも巻き込まれて曲げられているはず……。今なら石板を奪いに行ける!!」
「私たちはなるべくこの有利状態を維持する、素早く取ってきて!!!!」

こちらと石板のある場所とを隔てる設置型ワイヤーも、既に敵の塊のような身体に巻き込まれて潰されるか切れるかしているだろう。えっこは懐中電灯でワイヤーがないかを確かめつつ、転がされて動けない敵を尻目に石板の元へと駆け寄って行った。一瞬世界石のエネルギーの強さにたじろぐえっこだったが、Complusに入れておいたエネルギー遮断素材のシートで石板をくるんでComplus内に格納後、テキパキとこちらに戻ってきた。


「できるだけ早い内に脱出しましょう!! 奴とこれ以上ムダな消耗戦を続ける意味はない!!
「了解、俺が会長を外に運び出す!! 建物の外に出たら直ちに連絡するから、お前らもそのワイヤーを離して脱出するんだ。」

スィフルの言う通りにえっことユヅキがワイヤーを保ち、スィフルは表にいるレヒトを連れ、天井を破壊して地上階へと逃げていった。やがて彼からの合図を確認すると、えっことユヅキも一斉にワイヤーを手放して脱出に着手する。相手は急に引きずられる力がなくなったことで勢い余って後ろに転がり、再び体勢を崩してしまった。


「よしラッキー、今の内!! そんなぼてっ腹してるからいざという時動けなくなるんだよ、ダイエットしなよこの丸蛇さん!!」
「全くですね。勝たずとも守り抜けば勝利というならば、こちらも勝たずとも奪い取れば勝利なんでね。余計な消耗をする前に立ち去ることにするよ。」

予め頑丈そうな部分にスィフルが縄梯子を掛けておいてくれたため、えっこたちはスムーズに地上階へと避難できた。建物の外でスィフルと合流したえっことユヅキは、敵に追跡されない内にエレベータに乗り込んで、地下世界へと帰還していくのだった。

(To be continued……)

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