エピローグ
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――時は経ちクリスマス三日前。
ボクたちはこの後も数々の試練をこなした。
ウラウラ島での試練を突破し、デンキZ、ゴーストZ、アクZをゲットした。
ここでの島巡りもあっという間だった。
そして今日、ユウちゃんからこんなことを言われた。
「近くに、サンタの町があるらしいよ」
「…………!」
おそらく、あの、一年前のあの村だ……!
ボクたちは、そこへ向かうことにした。
……近くとはいうものの、島の外れの方にあるため、行くのに一日ほどかかった。
……今日は12月24日。クリスマスイヴだ。
ちょうど、去年と一緒。
……と、そこに、こちらへやってくる影が……。
『ミミッキュ! ミミッキュだよね!? 久しぶり!』
あのときのデリバードだ!
『デリバードさん……!』
ボクは、デリバードに今まであったことを話した。
『……本当に、君をプレゼントにして申し訳なかった』
デリバードが謝る。
ボクはそれに、こう返した。
『いいえ。むしろ、ありがとうございました!』
ボクは微笑む。
本当にそうだ。だって、デリバードがいなかったらユウちゃんに出会えなかったのだから!
『なあ、ミミッキュ』
『?』
『今日はイヴだろう? だからさ……』
デリバードがボクに囁く。
……なるほど、いい考えだ!
*
――夜。
ユウちゃんとボクはポケモンセンターの宿泊所にいる。
ボクはそーっと抜け出して……。
次の日の朝。今日はクリスマスだ。
「おはよう、ミミッキュ……? あれ、ミミッキュがいない……?」
ユウちゃんが外に出てきた。
「ミキューッ!!」
「!?」
サプライズ。ボクは、プレゼントをもっている。
「ミミッキュ……どういうこと……?」
「ミキュ! ミキュ!」
「開けてってこと……?」
「ミキュ!」
ユウちゃんが緑色に赤いリボンのかかったプレゼント箱を開ける。中に入っているのは……。
「ピカチュウの……ぬいぐるみ?」
「ミキュ!!」
「ミミッキュが作ったの?」
「ミキュ!」
「…………」
「ありがとうーっ!!」
ユウちゃんに抱きしめられる。
ボクは今……とても嬉しい!!
このプレゼントは、昨日、頑張ってボクが作ったもの。
ユウちゃんが好きなピカチュウのぬいぐるみ。
このぬいぐるみは、ボクの心。偽りのない、本心。
ユウちゃんに喜んでもらうために、つくったもの……!
「あれ、これは……?」
と、ユウちゃんがあるものに気がつく。それは、ぬいぐるみの首にかかっている、とあるものだった。
ユウちゃんがそれを手に取って見る。その、とあるものというのは……。
「Zクリスタル……?」
「ミキュ! ミキュ!」
「もしかして、ミミッキュZ……!?」
「ミキュー!」
そう、これはミミッキュZ。実は、デリバードがボクたちへ、とプレゼントしてくれたものなのだ。
「ありがとうミミッキュ! これでミミッキュのZワザ、使えるね!」
「ミキューッ!」
ユウちゃんがボクをギューッと抱きしめる。それに僕もギュッと抱き返した。
今日はクリスマス。みんなの希望が溢れる日。
……ボクとユウちゃんが出会って一周年。
ボクたちは、これからもずっと一緒だよ……!!
「ミミッキュ」
「ミキュ?」
「チャンピオン……一緒に目指そうねっ!」
「ミキュっ!」
ボクたちの冒険は、まだ、始まったばかり。
*
クリスマスの奇跡。
クリスマスという日は不思議な日だ。色々な奇跡が起こる。
ボクたちも、この奇跡のおかげで出会うことが出来た。
……多くの人に、奇跡が起こりますように……。
――完――
ボクたちはこの後も数々の試練をこなした。
ウラウラ島での試練を突破し、デンキZ、ゴーストZ、アクZをゲットした。
ここでの島巡りもあっという間だった。
そして今日、ユウちゃんからこんなことを言われた。
「近くに、サンタの町があるらしいよ」
「…………!」
おそらく、あの、一年前のあの村だ……!
ボクたちは、そこへ向かうことにした。
……近くとはいうものの、島の外れの方にあるため、行くのに一日ほどかかった。
……今日は12月24日。クリスマスイヴだ。
ちょうど、去年と一緒。
……と、そこに、こちらへやってくる影が……。
『ミミッキュ! ミミッキュだよね!? 久しぶり!』
あのときのデリバードだ!
『デリバードさん……!』
ボクは、デリバードに今まであったことを話した。
『……本当に、君をプレゼントにして申し訳なかった』
デリバードが謝る。
ボクはそれに、こう返した。
『いいえ。むしろ、ありがとうございました!』
ボクは微笑む。
本当にそうだ。だって、デリバードがいなかったらユウちゃんに出会えなかったのだから!
『なあ、ミミッキュ』
『?』
『今日はイヴだろう? だからさ……』
デリバードがボクに囁く。
……なるほど、いい考えだ!
*
――夜。
ユウちゃんとボクはポケモンセンターの宿泊所にいる。
ボクはそーっと抜け出して……。
次の日の朝。今日はクリスマスだ。
「おはよう、ミミッキュ……? あれ、ミミッキュがいない……?」
ユウちゃんが外に出てきた。
「ミキューッ!!」
「!?」
サプライズ。ボクは、プレゼントをもっている。
「ミミッキュ……どういうこと……?」
「ミキュ! ミキュ!」
「開けてってこと……?」
「ミキュ!」
ユウちゃんが緑色に赤いリボンのかかったプレゼント箱を開ける。中に入っているのは……。
「ピカチュウの……ぬいぐるみ?」
「ミキュ!!」
「ミミッキュが作ったの?」
「ミキュ!」
「…………」
「ありがとうーっ!!」
ユウちゃんに抱きしめられる。
ボクは今……とても嬉しい!!
このプレゼントは、昨日、頑張ってボクが作ったもの。
ユウちゃんが好きなピカチュウのぬいぐるみ。
このぬいぐるみは、ボクの心。偽りのない、本心。
ユウちゃんに喜んでもらうために、つくったもの……!
「あれ、これは……?」
と、ユウちゃんがあるものに気がつく。それは、ぬいぐるみの首にかかっている、とあるものだった。
ユウちゃんがそれを手に取って見る。その、とあるものというのは……。
「Zクリスタル……?」
「ミキュ! ミキュ!」
「もしかして、ミミッキュZ……!?」
「ミキュー!」
そう、これはミミッキュZ。実は、デリバードがボクたちへ、とプレゼントしてくれたものなのだ。
「ありがとうミミッキュ! これでミミッキュのZワザ、使えるね!」
「ミキューッ!」
ユウちゃんがボクをギューッと抱きしめる。それに僕もギュッと抱き返した。
今日はクリスマス。みんなの希望が溢れる日。
……ボクとユウちゃんが出会って一周年。
ボクたちは、これからもずっと一緒だよ……!!
「ミミッキュ」
「ミキュ?」
「チャンピオン……一緒に目指そうねっ!」
「ミキュっ!」
ボクたちの冒険は、まだ、始まったばかり。
*
クリスマスの奇跡。
クリスマスという日は不思議な日だ。色々な奇跡が起こる。
ボクたちも、この奇跡のおかげで出会うことが出来た。
……多くの人に、奇跡が起こりますように……。
――完――
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