はじまり

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読了時間目安:12分
ちょっとこう言うの書きたくなったので書きました。
更新は2個連載するので今連載してる「強いという意味」が終わるかちょっと書くのが飽きて来た時に書く感じでやろうと思っているので更新はかなり遅いです。
それでもよかった読んでいってください。
ちなみに短編で出した「私は」の続きの話です。
この世界に人間はいない
この世界はポケモンしかいない
ポケモン達しかいない世界
豊かな自然もあればポケモン達がいっぱいの町もある人間だけの世界と変わらない
これはそのポケモンだけしかいない世界での物語。

ある時私と言う生命が生まれた、私はヒバニーと言うポケモン、だった。
ヒバニーだった私はある時ある事件に巻き込まれた、それはある謎の集団による街の破壊、そしてギルド襲撃。
私は未熟ながら戦い絶望した、だけど私の街、私が通ってる訓練所、私達の場所を一人で守ってくれた英雄がいた。

その英雄は名前や個体が一切わからない、助けてもらった皆んなは一瞬だったのでどんな姿かもわからないと言う。
名無しの英雄
私はそんな彼に憧れた、あの時助けてくれた姿、強さ、安心、絶望した私を救ってくれた彼、そんな彼に憧れた。

そして私はあれから必死に特訓して、ヒバニーからエースバーンへと進化した。
進化して私はとっても強くなった。
そしてとっても迷惑なぐらい元気になった。

街の人はみんな私の事を元気で明るいお人好しな子と思っているらしい。
あの事件からもう10年は経っている、街に出た被害はとても酷かった、街のみんなは皆んな絶望した顔で少し暗かった。
私はそんな街は嫌だと思い、街で困っている人がいたら積極的に手伝い、元気がない人には明るく接したりする際必ず、

「私がいるから大丈夫!」

と言い続けて、私は街のみんなと仲良くなった。ね?ちょっと迷惑な元気でしょ?

そして今私はそんな街で走っている。
走ってる道や通り過ぎる建物は昔と全く変わってしまったが、皆んな笑顔で楽しそうに過ごしている。
通り過ぎていくポケモン達は皆んな私の名前を呼ぶ、私はちゃんと返事をして先に進む。

今私が向かっている場所は、昔から憧れがいっぱいある場所。そう、ギルドに向かっている。

私が昔から通っているギルド、このギルドはギルドマスターが受け取った依頼を誰に任せるか誰を向わせるかをギルドマスターが決める方針で行ってるため、それぞれが自分に見合った依頼を受けれると言ったちょっと安心できる部分があるギルド。

まぁそのせいでとても退屈な依頼ばかり任されて文句を言ってしまう事も多々ある。
しかもあの事件からちょっと厳しくなり、以前までは盗賊退治なども任せてもらえてたりしていたが、今ではベテランにしか任されないといった事もある。

ギルドの入り口で念入りな検査を受けた後、私はある部屋に入った。
その部屋はとても緊張感があり、毎回入る前に少し深呼吸をしてしまうほど。
部屋にいるのは私が入っているギルドのギルドマスターであるポケモンと私の相棒であるポケモンがいた。

「エースバーン、ちょっと遅刻だね。」
「だって今日起こしに来てね!て言ったのに起こしてくれないんだもん酷いよ!」
「僕はちゃんと起こしに行ったよ、でも全然起きなかったのが悪いでしょ?」
「ぐぬぬ…」

今話してる相手が私の相棒、体は細く青色が目立つ身体をしているポケモン、そして昔私と一緒に特訓したり、過ごしたりしていたメッソン、彼が成長した姿が今目の前にいるインテレオンだ。

「エースバーン、インテレオン、そろそろ話しても?」
「はっ!すみません!ギルドマスター!少し喋り過ぎました!」
「ごめんなさい!以後気をつけます!!」
「そこまでかしこまらなくてもいい、敬礼もいらない、気を楽にして聞きなさい。」

ギルドマスター、このギルドの一番偉いポケモンで、身体の色んなところから刃が出ていて鋭い目をしてるいるポケモン、その名はキリギザン。とても強い。

実はキリギザンはこの街出身ではないみたいで、遠い何処からか来たらしく、たまたまこの街を寄ったら色々問題を抱えているギルドを見て見るに耐えないと言いいつのまにかこのギルドのマスターとなっていたらしい。

キリギザンの前にはちゃんとギルドマスターはいたのだが、あの事件で亡くなってしまった。
ちなみに他のギルドの間でもキリギザンは頼られているみたいでたまに他のギルドからも依頼が来たりする。

「さて、今回君達二人に来てもらったのは盗人退治を君達に任せたい。」
「盗賊退治!?本当ですか!マスター!」
「あぁ、本当だ。」
「マスター、今まで僕達がやりたいと言っても迷子探索や農家の手伝いなどしかやらせなかったのにどう言う風の吹き回しですか?」
「まぁエースバーンもインテレオンも力や経験をつけて来た頃だし、そろそろ任せてみようと思ってな。」
「また、何か厄介ごとが付いて来たりしないですよね?」
「いいから行ってきなさい、盗賊についての情報は細かく書いてある書類を渡すので行きながら確認してくれ、以上。」

私とインテレオンはキリギザンに敬礼をして部屋を出た、後ろから小さな声で
「だからそんなかしこまらなくてもいいんだけどなぁ…」
と少し困った感じで言っているのが聞こえた。

「ギルド入ってからの初めての盗賊退治かぁ〜腕がなるなぁ〜!!」
「そう悠長に言ってられないかも…」
「え?どう言う事?」

私はインテレオンの方を見た、インテレオンはさっき貰った盗賊についての書類を見ながら何か考えていた。

「この盗賊、退治に向かった他のギルドの腕利きを4人も倒してる。」
「それがどうしたの?盗賊なんだし数的有利で戦われてそのギルドが不利だったんでしょ?」
「いや…1人だ…たった1人で倒してる。」

私は耳を疑った、私達が受けた依頼は多分熟練者に任せる依頼、今まで経験しろと言う事で雑用な事ばかりさせていたキリギザンがどうして私達にこの依頼を任せたんだろう。

「何かマスターに考えがあっての事なのかな?」
「やっぱり、厄介ごと付いてきてるじゃあないか…」

          ・

「さて、これでどうなるか。」

エースバーンとインテレオンが部屋から出た後私は椅子にもたれながらコップを片手にくつろいでいた。

「あの依頼は他ギルド達からの救援依頼、退治に向かった奴らは消して弱くはないギルドに入るなら誰でも知っているような者たちばかりだ。
にも関わらずたった1人に全員がやられて持っていた荷物を全て取られている、だからなのか依頼内容には盗賊なんて文字があった。
依頼してきたギルドもたった1人にやられたなんて認めたくなかったんだろうな。
そんな依頼をあの2人に任せるのはちょっと危険かもしれない、だけどあの2人が一番このギルドの中で強いコンビだからこの依頼を任される奴が他にいない。
私の判断は合っているのだろうか。」

私はさっき渡した依頼についてそしてその依頼を何故あの2人に任せたかを語ったが返答や質問は来なかった。
理由は簡単この部屋には私1人しかいないからだ。

「独り言多いな…私は…」

          ・

ギルドから出て私とインテレオンは依頼の場所に向かう前に二つ寄り道をしていた。

「エルレイド先生、喜んでくれるかな?」
「多分喜んでくれるけど心配もするだろうし、出会い頭心配しながら頭撫でて泣くかもな。」
「ちょっと…会うの嫌になったかも…」

今向かっている場所は、昔私とインテレオンがとてもお世話になった先生、エルレイド先生の家に向かっている。

「エルレイド先生こんにちは!!」

私は先生の家の前ででっかい声で先生を呼んだ。
すると家の扉が開いて誰かが出てきた。
緑色の髪の毛に白い肌、先生とそっくりなポケモン、サーナイト。
先生奥さんが出てきた。

「こんにちはエースバーンにインテレオン、ごめんね…今掃除してたのちょっと待ってもらえる?」
「こちらこそごめんなさいまさか掃除中だったなんて、全然ゆっくりで大丈夫ですよ!」

すぐ連れてくるわと言ってサーナイトは扉を閉じた。
そして数分待つと奥からカラカラと何かを運んでいるような音が聞こえて来て扉が開いた。

「やぁ、エースバーンにインテレオン久しぶりだね!」
「エルレイド先生こんにちは!」
「お久しぶりです、エルレイド先生。」

扉が開いたら中からエルレイド先生が車椅子に座って奥さんのサーナイトに押されながら出てきた。
エルレイド先生は昔あの事件の時暴れていたガフリアスの攻撃によって大怪我をしてしまい一名は取り留めたけど足が一切動かなくなってしまいそれからは先生もやめて静かにサーナイトと一緒に暮らしてる。

「それで今日はどうしたんだい?」
「先生!私達ね今から盗賊退治してくるんだ!」
「盗賊退治!?ほ、本当かい?」
「はい、本当です。」

エルレイド先生はそうかとニッコリ笑ったけどすぐに困ったような顔になった。

「よくあの子がそんな依頼2人に任せたね。」
「本当ですよ、マスターは今まで私達にそう言う依頼させてくださいて何度も言っても絶対させてくれなかったのに今日いきなりだもん、びっくりしましたよ。」
「特にもう力と経験がついて来た頃って言ってて最初耳が壊れたかと思いました、経験も何も全くしてないのに。」
「あぁ、多分それ嘘だね、経験とか関係なしにあのギルドそう言う討伐とか救助とかの依頼受けないようにしてるらしいから。」
「「え!?」」
「あれ?聞いてなかったの?あの子そう言う危ない依頼は他のところがやるだろうから家はやらずに行こうて言って討伐依頼とかは全部拒否してるんだけど、知らなかった?」

今までずっと農作業手伝いや街の掃除とか色々やって来てたけどあれは全部マスターが判断して私たちにやらせてたと思ってたけどただ依頼が来ても断ってたから全然討伐依頼とかできなかったのか…

「じゃあ何で今回僕達にこんな依頼を任せたんでしょうか…」
「うーん、多分他のギルドが泣きついて来たから仕方がなくか君達2人を持て余し続けるのが勿体なすぎると思い始めたかのどっちかかな〜」
「ならもっと早くこう言う依頼を僕達にやらせて欲しかったです…もうエースバーンの修行相手は辛い…」
「えぇ〜私はいつ何があるか分かんないから何もない日とかに寝る時間を削ってまで互いを鍛え上げただけじゃん。」
「もう最近三徹とかし出して…」
「はは…エースバーンも修行とかやるのはいいけどほどほどにね…」

それからしばらく世間話をしてそろそろ出発しないといけない時間になった。

「じゃあ先生!行ってくるね!」
「ちょっと待ってエースバーン、少し守って欲しいことがある。」
「ん?何?」
「絶対無理はしちゃダメだからね、敵わないて思ったらすぐ逃げるんだよ。」
「うん、わかってる、でもちょっと守れないかもしれない。」
「何故?」
「仲間がピンチの時誰かがピンチの時私は敵わない敵に対しても戦いに行くかもしれないから。」
「わかってる、君はそう言う人だ、依頼が終わったらまた来てよ今度はお茶とか出すよ。」
「うん!楽しみにしてる!じゃあ行ってきます!!」
「行ってらっしゃい。」

今から始まる私の物語、これからどんな出会いがあるか楽しい事があるか悲しい事があるか全くわからない。
未来の私がどんな姿になっているのかもわからない。
わからない事だらけだけど、そんな事でいちいち不安になっていたら生きていけない。
下を向かず前を向いてしっかり歩いて行こう、上を向く事があったとしても歩いて行こう。
物語を途中で書くのを辞めずにずっと書き続けて行こう。
私の物語を作るのは私自身なんだから。

                 続く

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