手持ちの状態確認

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読了時間目安:3分
 準備を終えてポケモンセンターから出た俺は、近くの広場で自分のポケモンを全員登場させる。皆が個性派揃いの手持ちだからこそ、実際に自分の目で確認して今日の調子を把握する。

 「シウバ、昨日のエリート野郎とのバトルは良かったぞ。苦手なタイプに対しても自分の戦闘スタイルを貫けば、どんな相手だろうと関係ないさ」

 「バシャッ!」

 自信に満ち溢れた表情で俺に応えるシウバ。アチャモの頃は、非力な自分に悔しがる様子も見られていたが、バシャーモに進化してからは実力もさることながら、それ以上に自信を持つようになったのが大きい。行動力で皆を引っ張れるエースに成長してくれて、育て親である俺も誇りに思うぜ。

 「フラン、昨日はいきなり相性最悪なポケモンと戦わせてすまなかった。お前の本質はダブルバトルで発揮されるからな、頼りにしてるぞ」

 「フラァ〜イ♡」

 そんなこと気にしてないかのように、フランは俺に体を擦り付けてくる。ナックラーだった頃は、素早さが遅くて負けるバトルが多かったけど、フライゴンに進化してからアタッカーとして活躍できるようになった。日常生活でも助けられてることもあって、俺はフランに頭が上がらない。

 「ペッタ、自由気ままに戦うのは良いが、俺の指示はちゃんと聞いてくれよ」

 「ケケッ」

 昨日リーリエとのバトルで、勝手に攻撃をして勝負を終わらせてしまったペッタ。昔から言うことを聞かない時があり、こいつの奇想天外な動きにいつも苦労させられる。

 「ララ、昨日はスピアー達を相手によくやってくれた。一発だけ喰らった毒針の傷は大丈夫か?」

 「ララ〜ン」

 大丈夫だと言わんばかりに、ララは華麗な動きを見せてくれた。小さい頃から磨き上げてきたその剣技は、進化してからも更に輝きを放っている。

 「カインは…出すと面倒なことになるから止めておこう」

 一度ポケモントレーナーを辞めてからも、唯一手放さなかった俺のカイリュー。自由奔放で遊ぶのが好きなんだが、あまりにも体が大きすぎて、少し動くだけでも環境に影響を及ぼす。出す時は慎重に場所を選ばないと大変なことになる。

 「さて、こんなもんか。そろそろリーリエが来る頃か…」

 「わ〜これがグランさんのポケモンですか!やっぱり強そうですね!」

 いつの間にかリーリエが到着していて、俺の手持ちを見て目を輝かせている。そんなリーリエに対して、俺のポケモンはそれぞれ違う反応をした。
 シウバは頭をかきながら照れくさい表情をしていて、フランは少し警戒するように俺の側に来る。ペッタは特に気にせずに、俺の頭に乗っかって来て、ララは嬉しそうにピョンピョン跳ねている。

 「準備できたみたいだな。早くニビジムに行こうか、ハンスも待ってるからな」

 「あ、はい、分かりました。少しドキドキしますね…」

 緊張したような様子のリーリエと一緒に、俺はポケモンをボールに戻してジムへ向かう。

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