ツンデレ先輩とかわいいあの子 中編

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イーブイ「みなさんどうもお久しぶりです! オレはイーブイです!」
アルカ「わっわたしはアルカだよ......って何言わせるんじゃ!」
イーブイ「え~可愛いのに」
アルカ「そういうポジションはお兄ちゃんで十分だから」
イーブイ「じゃあ今度は私のことお姉ちゃんって呼んでくれる?」
アルカ「まあ別にいいけど......お姉ちゃん?」
イーブイ「きゃー! かーわーいい!! 私に甘えていいからね」
アルカ「えーとあんまり姉ってイメージ分かないんだけど......」
イーブイ「それじゃ私からぎゅっとするよ! モフモフモフモフ」
アルカ「ただモフってるだけだよね!?」
イーブイ「お姉ちゃんには妹をモフる権利がある!」
アルカ「それって何ていう兎の家?」

「」←作者

ソルア「ラノベの盛大なネタバレを自ら踏んでしまい、作者はすごく萎えてるようだ」
ノルト「ひゃっ、なにそれマジ怖いんですけど。今回は基本的にフウラ視点だよ~」



ノルト「~♪」

 やがて二匹分の飲み物を買いにいったノルトが意気揚々とこちらへ戻ってきた。纏う雰囲気はなんだかご機嫌そうで、表情はどことなく明るい。

 そんな無邪気な笑顔を見ていると......つくづく「守りたい、この笑顔」なんて感情を抱いたりしちゃったり。

 しかし言うまでもなく彼はまだ何も知らない。まあ知らぬが仏とも言うからね? とにかく今は内緒にしておくとしよう。そうしましょう。

ノルト「ただいまナリ!」
ソルア「ところでお前コロッケ好きなのか?」
ノルト「どこなの? どこなの?」

 彼のいつもと違った語尾からコロッケを連想したソルア。それを探すノルト。

ソルア「まあ今はないけどな」
ノルト「ショボーンなんだナ!」

ノルト「とにかく飲み物買ってきたかも!」
ソルア「どっちだよ」

ノルト「ちゃんと買ってきたっちゃ!」 

 ポケモンバトルを終えたソルアはもらったお茶を片手に、ホッと一息休憩タイム。運動して渇いた喉を潤す。
 なぜか語尾が忙しかったノルトも、今はジンジャーエールをとても美味しそうに飲んでいた。

 しばし休憩した後、早速ユキハはノルトにあの話題を持ちかけてみることに。

ユキハ「ねえ......ところであんたおしゃれとかって興味ないの?」
ノルト「どうかな......? でも僕の魅力がさらに引き出せるなら」

 それに対してノルトは興味ありげといった様子で食いついてくる。うん、いい食い付きね。これは釣りあげがいがありそうだ。

ユキハ「その......私があんたの服選んであげてもいいんだけど......? どうする......?」
ノルト「わぁい!」
ユキハ「勘違いしないでよね、これは私の趣味ってだけだから!」

ソルア「お前嬉しそうだな」
ノルト「えっと......。まあ、お手並み拝見といこうじゃないの!」
ユキハ「私を誰だと思ってるの? ユキハちゃんに任せなさいよね!」

 そんなノルトをラキトがちょっぴり心配そうに、チョコっと同情するように見つめていたのだった。

ラキト「ノルト大丈夫かな......」
セッカ「えっ何のこと?」

         ♢ ♢ ♢
 
 しばし待っているとユキハが戻ってくる。ちょっとニコニコご機嫌そうで尻尾もふりふり顔もほころび。
 さて......ところで肝心のノルトは? キョロキョロと辺りを見回すが、その姿が見えない。
 っと思っていたら、ぴょこぴょこと動く白い耳が恐る恐る覗いていた。

ユキハ「まったくあの娘は何を恥ずかしがってるのよ......とっても可愛いのに」
フウラ「私に任せてください! ノルトごめんね」

 私はリボンを伸ばすと、それをひょこひょこ揺らして彼の気を引く。そしてタイミングを見計らって......

ノルト「ひゃぁっ!」
フウラ「つーかまーえた!」

 リボンで捕まえると、軽くひょいっと持ち上げこっちに手繰り寄せる。

ソルア「なるほど......これがニンフィアの狩りなのか......」
フウラ「たかいたかーい!」
ノルト「よっ余計恥ずかしいよ! というかニンフィアのリボンってパワーあるね」

 そこにいたのは可憐なヒロイン。どうみても百パーセント女の子だった。

 純白のきれいな毛並みはまるで雪の精霊のよう。ふわふわさらさらという感じの尻尾が落ち着きなく揺れる。

 ユキハが選んだという清楚さを感じさせるコーデは、落ち着いた雰囲気でお嬢様っぽい上品なオーラを醸し出していた。

ノルト「あんまり見ないで......」

 しかしその表情は恥ずかしさからか、カアッと赤くなる。その宝石のような瞳はうっすら涙目。恥ずかしいのか、ささささっとラキトの後ろにかくれんぼ。

ユキハ「ごめんね? もしかしてこういう服好みじゃなかった?」

 ユキハは、そんなノルトの様子の理由が分からず困惑しているように首をかしげて不思議そう。

ノルト「あの......気づかないんですか? それ以前の問題に」

 ノルトは頬をぷくーっと膨らませなんだか不満げ。そういう仕草もなかなかに様になっていて正直かわいい。しかし......

ノルト「あの......僕は男子なんですけど!?」

 明かされた衝撃の真実。勇気凛々正直に告白。ユキハはきょとんとした表情で一瞬固まると。

ユキハ「今日ってエイプリルフールだったかしら......?」
ノルト「とっくに過ぎてるから!」

 何を言ってるのかよく分からないといった様子のユキハ。果たしてそれは季節感が狂うほどの驚きなのか。

ユキハ「なんてね冗談よ。ちょっとからかってみたけど」
ノルト「もーユキハさん~~!」

ユキハ「とりあえず分かったわ。あなたは男の子だったのね」
ノルト「分かってくれればいいんです。まあ間違われるのはいつものことだし......まあ平気だよ......?」

 先ほどまでとはうってかわって、ことのほかあっさり納得するユキハ。聞けば彼女の仲間にも、外見が女の子にしか見えない男の娘がいるらしい。

 ユキハは、ほうと感心したような息を漏らすと。

ユキハ「うちのあいつと可愛さで名勝負が出来るんじゃないかしら?」

 そのポケモンが誰か知る由もないが、その誰かさんの苦労を想像して密かにシンパシーを感じるノルトさんだった。

 一方、口の端を微かにつり上げるソルアは合図を送る。それはノルト可愛くし隊の新たな作戦を告げるシグナル。

 ニヤニヤと笑みを浮かべたユキハは怪しげに目を光らせると、先手必勝とばかりにノルトに新たなる提案をする。

ユキハ「ねえコスプレには興味ない?」
ノルト「コスプレ? それある~! 興味ある~!」

 ノルトは一瞬パアッとその表情をキラリと輝かせ、あるあるっと話に乗りかかるけど。

ノルト「ってちょっと待った。何それもしかして僕に可愛い服着せようとしてるんですか? その手には乗らないですからね」

 油断大敵。さすがに二度は同じ手にかからないようで、どうみても女の子なノルトちゃんは警戒の色をにじませすすーっと後ずさる。

ソルア「むー私だって女の子なんだぞ......どうせノルトの方がかわいいですよ~」
ノルト「なんか嫉妬されてる!?」

ノルト「それよりも僕は男の子だよ?」
ユキハ「ええ、分かってるに決まってるじゃない」
ノルト「よかったぁ!」
ユキハ「だから、なおさら可愛くしたくなるんじゃない!」
ノルト「なんなのその謎理論!」

 大いに納得できる理屈を振りかざし、コスプレさせてやる気満々なユキハ。むしろその勢いは先ほどよりさらに増しているような。

ノルト「でも今はこれ以上服持ってきてないよね!」

 着せ替え人形にされる運命を回避すべく思考を巡らせ、ハッとピカッと気付いたノルト。逆王手とばかりに会心の一手を放つ。

 確かに荷物のサイズからして......そうかもしれないけど......。

ユキハ「いろいろ持ってきてるけど?」

 その期待を打ち砕くようにユキハは告げる。どういうこと? と不思議そうな表情のノルト。その衣装はいったいどこにあるのか。

 ユキハは探検家用のバッグを開くと、さも当たり前のように様々な衣装を取り出すのだった。どうやらコスプレさせる準備完了らしい。

 ノルトはかなり驚いたようにお口あんぐり。

 もちろん私だってビックリ仰天丼大盛り状態......というのはちょっと大げさかもしれないけど。ちょっと表現を盛ってみました。かなりね。

 そんな私達に気づいたユキハさんはというと、逆に不思議そうに小首をかしげていた。

 いやいや確かに探検家用のバッグには、ある程度の数までなら何でも入るけどさ。
 そんな使い方があるのか......ちょっと意外で、それはびっくりなの。

 まるで収納魔法なの。それともアイテムボックス?

ノルト「あの......ユキハさん? 用途が違うような気がするけど......」
ユキハ「ポケモン世界の科学の力ってすげーのよ!」

 ちょっとした期待の氷を打ち砕かれたノルトの精一杯のツッコミは、あえなくスルッとスルーされる。

ソルア「なるほど......それは便利だな」

 そんな使用法にちょっとばかし興味津々なのは、この小説のコスプレ好き代表ことカントーロコンのソルアさん。
 へえ~っと感心したようにうなずいていた。
 
 そんな二匹はがっちり握手までかわしていたり。拳で語り合い、打ち解けて、共通の趣味に意気投合。
 コスプレ(させるのが)好き同士芽生える仲間意識。

 あらら、なんだかノルトがいつも以上に青白いような。

ユキハ「その......あんたも可愛くしてやってもいいんだからね? 顔いいし結構似合うと思うけど」
ラキト「いやいや遠慮しておきますよ。もはや僕が最後の砦な気もするし......」

 ラキトの女装姿......私すごく気になります。見てみたかったな......ちょっと残念。

ノルト「もー男の娘が多すぎるよ......ハリマロンさん達カムバック......!」

ハリマロン「ん?」
マグマラシ「どうしたんですか?」
ハリマロン「いやぁなんか誰かがおれのこと呼んだ気がするけど......」
ミジュマル「天が呼ぶ、地が呼ぶ、ポケモンが呼ぶ! 活躍せよと、俺を呼ぶ!」

         ♢ ♢ ♢

 再びユキハと共に、装いも新たに戻ってきたノルト。着ているのはさっきとは異なりセーラー服のコスプレ衣装。ちなみにその足を覆うのは黒のニーソックス。

 スカートを揺らしながら、気怠そうに、とぼとぼとこちらへ歩いてくる。

 さすがとてもお似合いで、その見事な復帰に思わずカムバック賞を贈呈したいくらいだ。
 
 どうみても女子中学生な雰囲気の一匹のアローラロコン。ロリなロコン?
略してロリコン......って違う! 私はロリコンじゃないからね!

 その狐、船乗りの衣を纏いてとあるギルドに降り立つべし......。なんてね。

ノルト「もーなんでなのぉ?」

 発せられるのは少女のような高く可愛らしい声。彼はやや困ったようにぺたんと座り込む。いわゆる女の子座りだ。

 相も変わらずむっと頬を膨らますノルト。その不満げな表情とは裏腹に自然に着こなしておりもはや違和感が仕事してない。

ユキハ「どうしたのよ? セーラー服はもともとは海軍などでも採用されてるし、男の子が着てもおかしくないじゃない」
ノルト「じゃあ、このスカートは?」

 立ち上がったノルトはスカートの裾を抑えつつ、恥ずかしそうにツッコミをもって問いかけとする。

ユキハ「ねえ知ってる? キルトっていう伝統衣装があるのよ」
ノルト「でも、これ明らかに女の子の制服のコスプレ衣装だよね?」

ユキハ「よっよく分かったじゃない! これはあんたの好きなラノベ“最近僕のお兄ちゃんがやたら可愛いんですけど?”に登場するとある学園の制服よ! 感謝しなさい!」
ノルト「海軍の話どこいった! そのラノベは面白いけどね!」

 せめてものツッコミを連打するノルトだったけど、ユキハはまったく意に介さない。
 まるで効果がないようで、ノルトはちょっと呆れたように半眼でため息。

ユキハ「本当に可愛いじゃないの。とっ特別に私の弟子にしてあげてもいいのよっ! 感謝するがいいのよ!」
ノルト「せっかくですが、その師匠宣言はお断りさせていただきます」

 もったいないことにユキハのスカウトを断るノルト。ご機嫌斜めってる感じでプイッとそっぽを向く。

 ここに新たな師弟関係が爆誕からのスタートダッシュということにはならなかった。

 あれあれ? しかしながらノルトちゃんの頬はちょっぴり赤くなってるような。

ユキハ「はぁ......あんたもツンデレね......」
ノルト「いやいや別に僕はちっともツンデレなんかじゃないんだから!」
ユキハ「別にもっと素直になっても......いいのよ......? とっても似合ってるし」

 ちょっと伺うように上目遣い、ちょっぴりデレかけたような態度のユキハ。

ノルト「ちょっとデレても無駄なんだからね!」
フウラ「実はちょっと照れてるんじゃないの?」
ノルト「ちっとも照れてないし、似合ってるって言われて嬉しいとか......ちっとも思ってないもん!!」
ソルア「へーそうなんだー(棒読みー)」
ノルト「なんか誤解されてる? 違うから! 勘違いしないでよね!」

ノルト「まったく......何で僕がコスプレしないといけないの~」
ユキハ「ねえ知ってる? コスプレは家で出来る趣味なのよ! 世間のこの状況にぴったりでしょ」

 なるほど......コスプレってどうしてもイベントとかでやるイメージもあるけど、確かに家でも出来る趣味でもあるわね。ガッテンガッテン。

ノルト「メタ発言......というかここは現実世界とは似て非なるから! 普通に日常生活送ってるからね」

ユキハ「ついでだからあんた達の服も選んであげるわよ?」
フウラ「本当なの? 私ちょっと気になります!」
ユキハ「かっ勘違いしないでよ。私がやりたいからやってるだけだから!」

ユキハ「そこのブラッキー君もどう?」
ラキト「女装はしないよ!?」
ユキハ「させないわよ......とても惜しいけど」
ラキト「えっ何て言ったの?」

 というわけでユキハの提案に乗った私達はそれぞれ服を選んでもらうこととなった。
 彼女のファッションセンスは先ほどのコスプレ前のノルトの姿で証明済みだ。
 つまりユキハ主催のミニファッションショー? 的な......ちょっと大げさかな。

 先に着替え終えたのはラキト。彼は少し落ち着きなくキョロキョロしつつ、おずおずと私に感想を訊いてくる。

ラキト「どうかな......?」

 全体的に落ち着いたクール雰囲気ながらも、程よいを明るさを主張していてなんだか洒落た感じ。
 カッコいい......私が思わず見惚れちゃうくらい。もともとカッコいいけどユキハさんのコーディネートによってそれが際立っている。

 昔はあんなに可愛かったのに......ずいぶん成長したわね。と親目線でちょっと感慨深い。いや姉目線なのかな? まあ今でも十分かわいいんだけどね。

フウラ「まっまあよく似合ってるんじゃない?」
ラキト「あっありがとう......!」

 私の反応を見て、ラキトはホっとしたようにふぅっと息をつく。

フウラ「まあ、私の幼なじみなんだし当然よ! カッコ悪かったら承知しないからね!」
ラキト「そうだよね。昔ちょっと教えてくれたもんね」


 さあ、今度は私の番だ。ユキハに連れられ着替えのためちょっと移動する。
 選んでもらった服は......可愛い......素直にそんな感想を抱く。女の子らしい可愛さを演出しつつ、クールな雰囲気にまとまっている。
 ラキトにも着せたいな......とか妄想しちゃったのは秘密だよ。

 鏡にその姿をうつすと、くるりと回ってみたり。何をやってるんだと恥ずかしくて赤くなったり。でもちょっと楽しい気分だったり。

フウラ「おっおまたせ......!」

 戻ってきた私が声をかける。振り向いたラキトはボーッとした感じでしばし私を見つめていた。
 あれれ......もしかしてお姉ちゃんの姿に見惚れちゃった......? 何てね。

 彼の頬がちょっぴり朱に染まっていることに私は気づかない。

フウラ「どうかな?」

 そんな彼に感想を求める私。ラキトは優しげに微笑むと、私の問いかけに答える。

ラキト「かっかわいいよ......! すごく似合ってるよ」
フウラ「べっ別に褒めても何も出ないんだからね......! でも嬉しいわ......ありがとう!」

 やっぱり誰かから認めてもらうと、さらに自信が湧いてくる。

 ちょうどその時。元気溌剌って感じの快活な声が辺りに響く。イーブイ達が帰ってきたようだ。

イーブイ「ただいま帰還なり!」
ノルト「ええっ! ちょっと待っ」

         ♢ ♢ ♢

 僕は思わずちょっと目を奪われていた。そこにいるのは僕のお姉ちゃん的な存在にして幼なじみ。

 可愛くて強くて凛々しくて、照らすように明るくて。いつか僕が憧れた女の子の姿そのものだった。

 ちょっとドキッとする。しばらく会ってなかったからかな。自分で思っていた以上に寂しかったのかな。

 ここ最近、彼女が昔みたいに明るさを取り戻してきてるからかな。それとも...... 

続く......



ソルア「どうも、うちはソルアやで」
フウラ「僕はフウラなの!」
ソルア「一人称を変えることが流行っているのか?」
フウラ「今回はネタが無いからよ」
ソルア「このコーナーのネタ探しにも、そこそこ苦労してるらしいな」
フウラ「それじゃ何を話せばいいのかしら?」
ソルア「そうだな......ここは女の子らしく恋バナ......ネタが無いな」
フウラ「ソルアって好きなポケモンいるの?」
ソルア「いないぞ!」
フウラ「即答!」
ソルア「どうやってコーナーを盛り上げよう?」
フウラ「次回予告を大いに盛りあげるためのソルアの団、員達?」
ソルア「......なかなか難しいな。よし困ったのからノルトで遊ぼう!」
ノルト「なぜそうなる!?」
フウラ「次回、ツンデレ先輩とかわいいあの子 後編!」
ソルア「この小説のヒロイン、ノルトちゃんが活躍するぞ! ちょっと羨ましい......」
ノルト「えっ何て言ったの?」
ソルア「何でもない!」

正しい関西弁が書けるようにしたい

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