難しい話は苦手だ。

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この作品には残酷表現があります。苦手な方は注意してください

キャラ紹介作りましょうか・・・ちょっと時間掛りますけど・・・(早くやれ)

「貴方は人間を辞めなければあと数日で死にますっていきなり知らない人から言われたらどうするよ?」

「・・・はっ?」

仕事の昼休憩中にコンビニ行こうとしていた僕は、会社からコンビニまでの道中でたまたま高校時代の友達とばったりと再会してしまった。いやまぁ面倒無事になったなぁと僕はすぐに思ったのだが、何年かぶりにこんな所でばったりと再会してしまったと言う事と、そのままの成り行きで近くのラーメン屋で昼食を一緒に取る事にした僕。ラーメンが来てさてこれから食べようかとした瞬間に彼の口からいきなり上記のような言葉が飛び出して来た。仕事以外で難しい話はしたくないけどなぁ・・・それになんか話が長くなりそうだから止めて欲しいなぁ・・・ラーメンが伸びてしまうじゃないか。

「いきなりどうしたよ?お前がそんな人間の生物学的な心理学的な事言い出すなんて変なキノコでも食ったんじゃないのか?そもそも生きる為には人間を辞めないといけないってどういう事よ?そもそも人間は他の物体や生物になる事は出来ない筈だぞ?まぁ僕の奥さんは不慮の事故で人外になってしまったけど(ボソッ」

「いや・・・俺も人づてに聞いた話だから信憑性は確かじゃないけど、最近余命僅かな人とか様々な原因で人間を辞めたいとか思ってる人の所に突然知らない人間が現れてそう提言してくる人がいるって話しなんよ。」

「ほぉ~・・・それで人間を辞めるぞー!!って言ったらどうなるん?本当に現世とおさらばって事になるの?よくあるトラックに轢かれて転生したって物語的な感じで良い訳??」

「残念ながらよくある転成したらチート級な強さになったとか魔王になったとか魔物になったとかそういうライトノベル的な感じじゃないらしいけど、どうやら最近色んな所で話題になっているポケモンになるらしい・・・・よ?って話。」

よく思うんだけど、この世界にはポケモンだけじゃなくて犬とか猫とかも現に普通に存在して居るのよ。なのになんでポケモンなの???何故人外になる=ポケモンって構図なのか・・・そもそもその時点でおかしくない?

「聞く話だと、人間のDNAとポケモンのDNAは合致率が高くて比較的副作用とかがないかららしい。だから簡単に人間からポケモンにする事が出来ると言う話らしいな。ただ、逆のポケモンから人間へは何故か出来ないという事らしいけど俺にはさっぱり分からん。」

また僕は独り言が出てたのか・・・それよりもなんかその話・・・前会ったあの北海道リザ―ドンの言ってた集団のやってる事と似ている気がするな・・・あの集団もポケモンにしてた気がする・・・これは一旦持ち戻って検討してみる必要があるな・・・そんな事よりもラーメンが伸びる。





ハ『それはなんか気になるようなそうでも無いような感じの話だね。人間を辞めてまでポケモンになりたい人ってがそもそも居るのかしら??僕的には人間の方が生きやすいと思うけどなぁ~だってポケモンになったら痛い思いしながら戦わないといけないし、見た目と強さで全部判断されちゃうから生きづらいと思うよ?だってリザ―ドンだって見た目で強そうだからって理由で結構目付けられてるし。』

リ『それはハクリュー自身の考えだろ?俺としては目を付けられても付けられなくてもどちらでも良いと思うけど、確かにリザードとかの頃と比べると幾分かは強い感じってレッテル貼られてる感じはしてるな。でもやっぱりそれぞれ一長一短はあるって感じで全部話は丸く収まると思ってる。(やけくそ)そもそも人間からポケモンになったからって何があるってんだ??まずはその部分から考えていかないといけないだろ?』

「見た目で判断されるってのはあるだろうなぁ~・・・それでそいつの話を聞いてて思ったのが、元々こういう人間からポケモンになるって一つの事案は一部の人間が考えていただけだったけど、それを聞いた大きなどこか分からない組織がそれを利用して今回の事件へと発展しているって事なんじゃないかなって。何となくそう考えると辻褄が合うというか妙に納得する部分があるのよね。そうじゃないとおかしいでしょ?」

ル『つまりは今回の事件はそれをどこか知らない大きな組織が利用しただけって事??じゃあその謎の組織は特に苦労も何もせずにいとも簡単に戦力を手に入れる方法を確立する事が出来たって訳なんだ・・。人間から強いポケモンにして、そして洗脳さえすればいとも簡単に伝説級の強さを持つポケモンを仲間かそれか奴隷として確保する事も出来るし、自分達に忠誠するように仕組めば命の危険もない・・・うーん、なんかこれ相当な財力がある組織じゃないと出来ない気がするぞ?』

「そうなんよねぇ・・・でもこの広い日本・・・財力だけ持った会社は数多くある訳で・・・これは僕達だけで動くには少々辛い部分がある気がしてきたよ?でも、もう一つ疑問なのが、あの北海道で起こったリザ―ドンとバンギラスの自我喪失事件よ。簡単に伝説級の強さを持つポケモンを作れる(?)事が出来るのならば、そもそもリザ―ドンとかバンギラスにあのよく分からない紋章を打って何をしでかそうとしたのかは分からないけど、仲間にする必要はなかったんじゃないかな???」

リ『あの時はごめん・・・。でもトオルが言う事も確かにあるな・・・なんで伝説級のポケモンを作れるのに俺達を奪おう(?)としたのか・・・そこもなんか解明しないと釈然としないって言うかあれというか・・・。』

「大丈夫だって。別にリザ―ドンのせいじゃないから気にしなくて大丈夫だって。だからそんなに気にしないでね?んじゃみんなもう今日は疲れたから寝ましょう。この話の続きをするならばまた明日って事でね?」





リ『トオルはああ言ってたけどやっぱり凹むよなぁ・・・あんな感じに我を忘れて攻撃しまくっていた何て・・・本当俺としてもなんかずっと後悔してるんだよなぁ・・・モヤモヤもずっとしてるし、何よりもなんかトオルを攻撃したって思うとショックでショックで・・・。』

ハ『まぁそんなに気にしなくても良いと思うよ?トオルさんだって特に何も思ってないみたいだったし、それにリザ―ドンとバンギラスがああなったって事は他のポケモンでもああなった可能性があるって感じだから不可抗力って感じだし。だから深く気にしないで良いと思うよ?それよりももう何ヶ月も悩んでいるみたいだけど、そんなに長期間悩まなくても良いからね?考えすぎててずっとリザ―ドンは本調子じゃなかったみたいだし、そんな様子だとトオルさんだって心配になるよ?』

リ『そうか?・・・・分かった・・・ちょっと俺も考えすぎていたのかも知れないから暫くはその事に付いては忘れて見る事にするよ。』

・・・・リザ―ドンとハクリューが何か話しているのを僕は寝たふりをしつつ聞いている。えっ?趣味が悪いって?・・だ・・・だって聞こえて来ちゃうんだからしょうがない事でしょ?それにしても北海道から帰ってきてからずーっとリザ―ドンの様子がなんか何時もと違うなって思ってたら、やっぱりあいつあの自我を忘れた事を気にしてたのか・・・もう理由は判明しているから別に気にする必要ないって言ってたのに。親の自分に似て考えすぎるのかも知れないなぁ・・・じゃあ明日は元気づける為にリザ―ドンとバンギラスの好物でも買ってきてあげますか。それで少しでも元気出してくれたら良いね。

ゾ『兄ちゃんまだ起きてるのか?それとも寝れないのか??寝れないんだったら僕が横で寝てあげるぞ!』

「・・・僕が起きているって事は他のみんなには内緒ね?そんな事よりもゾロアも早い所寝なさいよ?もう23時過ぎてるし、明日だってまだ平日で僕は休みじゃないんだからね?あー早い所休みが欲しい・・・そもそも休みも給料も足りてないって・・あっ。」

ハ『トオルさんまだ起きてたん??・・じゃあ今の僕達の会話・・・。』

「はい・・・別に盗み聞きするつもりはなかったんだけど・・・・なんか盗み聞きした感じになっちゃってごめんね。それよりもリザ―ドン!本当気にしなくても大丈夫だからね?僕は別に何も思ってないし、理由が判明しているから特に何も考えてないから安心して?それよりもまた何時ものリザ―ドンみたいに振る舞ってくれた方が僕としては助かるからお願いね?」

リ『そうか・・・・トオルもそう言うなら・・・分かった!!何時までも考えてる何て何時もの俺らしくないからな!!また明日からも元気に頑張るぜ!!!』

「・・・元気になってくれるのは良いことだけど、あまり無茶しないようにね。そんな事よりもハクリューも早い所寝なさいよ?もう23時過ぎてるし、それにハクリュー達は幾ら明日以降、何の用事もなくて朝早く起きなくても良いかも知れないけれども僕は仕事に行かなきゃいけないんだからね?その事について分かってる??」

ハ『失敬な!!僕だって早く起きる時は起きるし、用事があるときは用事があるんだからね!トオルさんも僕の事を見くびらないで欲しいな~!!』

「はいはい、そんな事で意地張ってないで早い所寝るよ~?んで、ゾロアももういい加減寝なさいよ。まだ貴方子供なんだからね?子供は早く寝ること、良い?」

ゾ『はーい・・・。でも今は夏休みの時期だから少し位夜更かししても平気じゃ』

ハ『はよ寝ろ。』

ゾ『はーい・・・。』


翌日僕は仕事へと普段通りに行く。・・・昨日あんな感じで言ってたハクリューは起きもしてないじゃないかよ・・・まっ何時もの事だから見慣れた光景だ。ハクリューが寝ている横を起こさない様にそーっと移動して、リザ―ドンが作ってくれた弁当を持っていつも通りの混雑した道を走る・・・渋滞したこの国道ももう見慣れたもんだ。以前から住居は変わってないけど、配属先が何回か変わって今いる場所は車通勤じゃないと厳しい場所だからアコードで通勤している。毎日長距離通勤は危ないから俺が送るってリザ―ドンは張り切っていたけれども、毎日は流石に厳しいし、それになんか別の問題を起こしそうな予感がした事から間に合わなさそうな時だけにして貰ってる。・・・・空を見れば飛行タイプのポケモンで通勤・通学している人達が優雅に飛び去っていく・・・そんな中を僕はMT車で渋滞にはまるという何ともまぁ苦行とも言える状況で通勤しているのだ。

「それにしても今日は渋滞が酷いな・・・何時もよりも早めに出てきてて良かったもんだわ。でもここが混むってなんか珍しいなぁ~何時もはここ通勤最速レースが繰り広げられている場所ってのに。あーあ、まだまだ休日まではほど遠いって言うのに何で僕はこんな所で渋滞にはまってるんでしょうかねー。」

このままでは会社に遅刻してしまうではないか。まさかこんな所で停滞を喰らうとは思ってもいなかったぞ・・・っと、その前に早い所解決策を考えなければならない・・・確かこの交差点から曲がれば峠越えで一応ショートカット出来たはず・・・よし!急がなければ!!遅刻してその分時間給取る事になったらばかばかしくなる!




結果的に会社には間に合った・・・っと言うよりも僕と同じ方向から来る人全員が遅刻したからあんなに急がなくても良かった気がするのは僕だけの話。にしてもなんであんな所で混んでたんだろ???さてとお仕事お仕事!・・・っと思ってPCを開いた瞬間

「おい!!みんな急いで帰って!!なんか外で複数のポケモンが暴れててこっちに来てるって情報があるから!!今日はもう特休扱いで良いから早い所安全な場所に帰ってくれ!!これは命令だからね!!早い所全員解散!!」

顔を真っ青にした課長が僕がいる部署に急いで駆け込んできてそう告げるとまた別の部署へと走って行く。お疲れ様なこった。それよりもポケモンが暴れてるってどういう事??ネットニュースには今の所なってないけど、Twitte〇には複数上がってるな・・・まぁみんなもう帰りだしたから僕もちょっと遠回りして帰りましょうかね~折角朝から仕事休みになったし!



・・・・って吞気な事言ってる場合じゃなかった。窓の外を見るとなんか色んな所で黒煙上がってるし、サイレントかも結構聞こえてくるからこれ多分ただ事じゃない気がする。急いで帰る事にしよう。

外に出てみると辺り一面焦げ臭い匂いがしたが、幸いにも視界はクリアな状態だったので僕は急いでアコードへと乗り込みエンジンを掛ける。そして華麗に発進・・・あぁ!!エンストした!!こういう緊急事態の時はやっぱりATの方が良いなぁ~!!もう1台買おうかな~ってそんな事は後で考える事にして・・・よし!!今度はちゃんと発進できた!国道へと勢いよく飛び出すと色々な所から避難する人達だろうか、車や人で国道はごった返していた。これでは逃げられる物も逃げられなくなる!!っと言う事で僕は裏道の山越えを駆使しつつ隣町へと避難する事が出来た。逃げている間にも車のナビ画面には緊急情報受信中と言う項目があってこういうのもあるのか!と僕は何故か一人で感動していたのだった。

あれ??あの暴れてるポケモンのお腹になんかあの時のリザ―ドンとかバンギラスに付けられてた紋章付いてない???うぉ!!こっちに攻撃して来やがった!!車を壊されてたまるかぁぁ!!逃げるんだよー!・・・・ってあのポケモンなんか襲われてない??あっ!!危ない!!仕方ない!!!




ハ『それでそんな状況の中逃げまくって、最終的には高速に逃げ込んで事なきを得たって事?そんな事よりもお腹に紋章が付いた大型ポケモンが暴れている・・・そう考えるとあの時のリザ―ドン達と症状が似てるって事だよね・・・つまり今回のこの騒動の発端は同一犯である可能性が???』

「そうなんよねぇ・・・今回は運良く高速が通行止めになる前に帰って来られたから良かったものの、高速が通行止めだったら今頃どこで何をしているのやら・・・下手するともう死んでたかもしれないな~。それで、ハクリューが言う通りに同一犯って考えて大丈夫そうだね??かと言って今から確認しに行くにはリスクが高いし、職場の近くまでまた行くのは気持的に萎えてしまう・・・ネットやテレビでやってる限りではそう考えても大丈夫そうな感じはするのよなー。」

リ『・・・・・・・(´・ω・`)』

ル『そんなにしょんぼりする事無いと思うよ。今回の事案とあの時の事案は全くの別物なんだし、それにリザ―ドンとバンギラスは実害出してないから良いじゃない?』

バ『実害出してはいるんだけどね・・・植えられていた木とか岩とか滅茶苦茶に破壊したみたいだし・・それに役所からトオルお兄ちゃんが怒られるという事も発生してしまったし・・・。』

「その事に関しては、まぁ大目に見てあげるから大丈夫大丈夫。それよりも今回の事件と前回の事件は同じ組織が関与していると思われるからその点について洗いざらい探っていけば・・・はっ?」

僕は情報収集のために付けていたテレビのニュースを見てまた驚いた。そこには明らかにレシラムと思わしきポケモンが写っていたのである。・・・取り敢えずこんなこの地方にいない筈の伝説のポケモンがいるって事は明らかにアキもいるはずだよね・・・ってかあれアキの友達で間違い無いよね???あれれ~いつの間にこんな所に来ていたの~??

グ『あれって明らかにあの時のレシラムってポケモン???じゃああの女ルギアも居るんじゃないの??だってこのポケモンってこの地方にいないし、そもそもこんな伝説のポケモンが何体もいるってのがおかしいと思うし。あっ・・・・』

ル『一応僕も伝説のポケモンって扱い・・・・・・・・・(´・ω・`)まぁ・・僕は伝説のポケモン扱いされたくないから大丈夫なんだけど・・・。』

「ルギアはまぁ・・・アニメの方でも多くの個体が出てきていたからなぁ・・・あれって全部別個体と考えて良いのだろうか・・・別個体だったら多分5,6体いる計算になる・・・って今はそんな事考えずに。じゃあつまりは今はあの紋章のせいで自我を忘れている状態って事なのかな???それに記憶まで改変されていたとすると・・・辻褄は合うなぁ。」

リ『じゃああの男とかもいるって事になるな・・・ますます色々と混乱してきた。』

あっ、避難勧告まで発令されてしまったじゃないか。でもまぁあんな感じで大型ポケモンが町を暴れながら破壊しているとなると避難勧告くらいは出されるか・・・テレビとかネットで見る限りでは九州全域で同じような事が起こってるみたいだし、これはもう家から出ないという選択肢を選ぶ他ないのでは??

ゾ『おっ、このリザ―ドンは昨日見たあのリザ―ドンにそっくりだぞ?』

そう言われてテレビを見てみると、確かにあのリザ―ドンにそっくりなジャケットにリュックを背負ったリザ―ドンが写っている・・・えっ?あっ、お腹に紋章あるな・・・って事はあの後捕まってるのか。うーん・・・さてどうするか。ここから避難所まで行くのはなんかリスクが高い気がするし、かといってこのまま家の中にいるってのも中々リスクが高いような気もする・・・うーんどうしましょう。

ハ『所でさっきから思ってたんだけど・・・このウサギみたいなポケモンなんよ?』

「あっ・・・すっかり忘れてた。うーん・・・どう説明すれば良いのか・・・。」

僕はそのウサギみたいなポケモンを前に考え込んでしまった。
長距離通勤はリスクが伴いますし、帰りも遅くなるので出来るならば避けたい案件ですよねぇ・・・

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