第十七話:三年前の真実

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読了時間目安:4分

この作品には残酷表現があります。苦手な方は注意してください

残りの勇者を見つけるためにルナバットへ向かったパール達。
そこで出会ったRGBのブルーからレッドの行方不明事件に関する真実を聞かされた。
神々の砲台―。
それは勝者を犠牲にすることで起動するこの星の最終兵器だ。
三年前―。
西暦2627年の事―。
レッド達は巨大隕石の衝突を避けるために神々の砲台へと向かった。
レッドとブルーは、神々の砲台の起動に必要なエネルギーを供給するため、バトルを繰り広げていた。
ブルー)「ぐっ…。やっぱり強いなレッドは…。オレの負けだ…。」
レッド)「ブルーも大分強くなってきてるじゃん。そろそろオレを抜かせるんじゃないのか?」
ブルー)「そう言ってもらえて光栄だぜ。」
クリスタル)「レッドさん!!ブルーさん!!神々の砲台の起動の準備ができたわ!!」
ブルー)「よし、レッド。脱出するぞ。ここにいたらオレ達までエネルギーにされちまう。」
しかし、レッドは動こうとしなかった。
レッド)「そうか…。そういうことだったのか…。」
ブルー)「レッド?どうした?」
レッド)「ようやく意味が分かったよ…。神々の砲台の引き金は"引くもの"じゃない…。"なるもの"だったんだ…。戦いに勝ったオレが…神々の砲台の引き金になるんだ…。」
レッドの口から衝撃の言葉が発せられる。
ブルー)「な…?!」
クリスタル)「え…?何、言ってるの…?どういうことなの…?」
レッド)「この神々の砲台は、戦いの勝者を犠牲にすることで起動するものだったんだ…。そしてオレはこの戦いに勝ってしまった…。」
ブルー)「まだ…。まだそうと決まったわけじゃないだろ?!強制帰還システムさえ起動すれば…!!」
レッド)「ごめん…。オレはここに残る。赤の勇者として…。探検隊として…。最後の使命を果たす。」
ブルー)「お前…!!ふざけんなよ!!お前はいつもそうやって自分が犠牲になればだれかを救えるなんてカッコつけてんのか知らねーけどさ!!でも!!今のお前には帰るべき場所があるだろ?!いつまでクリスタルを待たせる気だ!!」
レッド)「分かってる!!分かってるよ!!帰るべき場所があることも!!愛してるポケモンを待たせていることも!!でも…でも…!!」
レッド)「他に方法がなかったんだ!!それはお前も分かっていることだろ!!」
グリーン)「やめろ二匹とも!!ケンカしている場合じゃないだろ!!」
レッド)「それにあの時…。お前とぶつかり合った時の衝撃で強制帰還システムが作動できなくなってしまった…。」
ブルー)「な…?!」
クリスタル)「そんな…!!」
レッド)「ありがとうございました…。いいバトルでした…。ブルー…。」
レッドはブルーに今までの感謝も込めて礼を伝えた。
レッド)「ブルー…。グリーン…。先輩達や師匠や街の皆にごめんって伝えてくれ…。」
レッド)「神々の砲台よ!!オレを引き金にしてこの星に迫っている巨大隕石を破壊してくれ!!」
ブルー)「レッド!!」
グリーン)「レッド!!ダメだ!!」
しかし、光は無情にもレッドを包み込み、強制帰還システムによりブルーはレッドの元から引き離された。
レッド)「みんな…。今までありがとう…。」
レッド)「そしてごめん…。行ってくる…。」
レッドは一筋の涙を流し、笑顔のまま光の中へと消えていった…。
クリスタル)「レッドさん…!!ダメ…!!レッドさん…!!いやぁぁぁぁぁっ…!!」
クリスタルは膝から崩れ落ち、泣き叫んだ。
神々の砲台は力を発揮し、巨大な虹色のエネルギー波を放ち、巨大隕石を破壊し消し去った。
―こうして一匹のポケモンの青年の命と引き換えに、ポケモンの世界は救われた。
今回はレッド編になりますのでいつものあやつらは出てきません

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