とあるフォッコとお化け屋敷!

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今回もフウト視点です。もう少しでイーブイの日ですね!

スタンプラリーの旅を続けている僕達。その途中、とある町にてピカチュウ、エモンガ、パチリスの三匹組と出会う。
スタンプラリー参加者同士いろいろ話も盛り上がり、その後はせっかくだからとエモンガの提案でポケモンバトルをしたのだった。

昼食を食べた後は少し観光を楽しむことにする。とりあえず、その日はその町にて一泊することにした。

翌日旅を再開して、次の町に到着した僕達。

そこは自然豊かな田舎町で田畑や草原、森などが広がり建物はまばらだった。それでも中心部にはいくつか店もある。

さて、スタンプの設置場所はどこだろうか、僕達は辺りを見回す。

そして、少しポケモンが他より集まってる場所があった。といったって数匹だけど......

どうやら、やはりここがスタンプ設置場所のようだ。

ミライ「スタンプを押す条件は何かな?」
フウト「きっとポケモンバトルじゃないか?」

きっとスタンプを押す条件はポケモンバトルだろう......そう思ってた。

ミライ「今度は勝ってみせるよ!」

ミライのやる気も十分なようだ。さあバトルしようぜ! と意気込む僕達。

フウト「とりあえず聞いてみるか」

確認のためスタンプラリーの関係者と思われる二匹のポケモンにスタンプを押す条件を聞く。ところが、その直後の言葉は耳を疑うものだった。

ニャオニクス♂「えっバトルじゃないけど......」

えっ、いやこっちがびっくりだよ......当然バトルだとばかり思っていた僕らは拍子抜けしてしまう。

ニャオニクス♀「今回の条件はこのお化け屋敷を突破することよ」

もう一匹のメスのニャオニクスが今回の条件を説明する。確かに、いつもポケモンバトルとはいってなかったけど......。まさかお化け屋敷とは思ってなくて、正直少し驚いた。

ミライ「えっ...あっ...どうしよう......」

一方、そのことを聞いたミライは少し動揺している様子。とりあえず声をかける。

フウト「ミライ大丈夫か......?」
ミライ「お化け屋敷少し苦手で......」

どうやらミライはどうやらお化け屋敷が苦手なようだ。

でも、きっと他にも怖いものが苦手なポケモンもいるだろう? そういうポケモンはどうするんだ! と思ったけど、彼等の話によると別のルートが存在しているらしい。

フウト「ミライどうする?」
ミライ「いってみるよ!」
フウト「わかった。でも無理はするなよ......」

ここをパスして別の町でスタンプを押すという選択肢もあるんだけど......とりあえずどうするかミライの希望を聞くと、ミライはどうやらチャレンジしてみるらしく意を決したようにうなずく。

というわけで、結局僕達はというとお化け屋敷に入ることに。

中は薄暗い......いかにも典型的なお化け屋敷って雰囲気だ。とりあえず進んでいく。

フウト「大丈夫か? 無理するなよ!」
ミライ「大丈夫...! ちょっと怖いけど」

ミライは少し怖がってるみたいだけど一応大丈夫なようだ。

ミライ「うわっ」
フウト「大丈夫か......?」
ミライ「ボクは...大丈夫...だ」

強がってるのか遠慮してるのか、でもさっきのはちょっと僕もびっくりした。

やっぱり僕も少しは怖い......かも。いや、なんでもない。いっとくけど別に平気だからね......タブンネ。

ミライ「ぎゃあああ」
フウト「僕まで...びっくりするじゃないか...」
ミライ「ごめん......でも、怖い...」

ミライは僕にぴったりくっついてくる。

フウト「大丈夫か......?」
ミライ「大丈夫......だよっ!」

無事に出口にたどり着くと、ミライはホッとした様子でこう呟く。

ミライ「怖かった...でも無事たどり着いた......」
フウト「そうだな。よく頑張ったな」
ミライ「でも思ったよりは平気だったかな......? 怖いけど」

ニャオニクス♂「お化け屋敷脱出おめでとうにゃお~!」

無事ミッションをクリアした僕達は二つ目のスタンプを台紙に押す。

ミライ「やったね!」
フウト「ああ、そうだな!」
ミライ「二つ目のスタンプ......ゲットだぜ!」

二ヶ所がうまったスタンプラリーの台紙を見ると、なんというかちょっとした小さな達成感を感じる。

やがて次の町に向かおうとするのだが、ミライはどうやら何かちょっと物足りないような表情になる。

フウト「ミライどうした?」
ミライ「でもやっぱりなんか物足りないな......」
フウト「お化け屋敷がか?」
ミライ「違うよバトルしたかったなって」

確かにね......その気持ちは分かる。特にミライは前のスタンプを押すためのポケモンバトルで負けたからね......今度こそ勝ちたい、リベンジしたいという思いもあっただろう。

そんななか、ニャオニクスさんがある提案をする。

ニャオニクス♂「せっかくだから、ぼく達とバトルしようよ!」

続く......
にゃおにくす!

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