第5話 初ポケモンバトル

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この作品には残酷表現があります。苦手な方は注意してください

ルキ、ニース…
当たるそう思い目を閉じた瞬間、私の耳に聞こえた声。

「ニィィィィィ───────!!!!」

閉じた目を開け声のした方に振り向いた。
ニースが耳を立て怒号を放ち、ルキは後ろにいるルカリオの元へ寄り添っていた。
デルビルは体当たりの姿勢から身動きがとれず固まったまま。

「ニース」

耳を立てたまま小さな足で歩いてくる。
憤るニースに、私は来てくれた事に嬉しさと安心でぺたりと地面に膝を着いた。
怖かった、震える手をぎゅっと握り締めてニースの方を見ると、私の方を見ていた。

「大丈夫だよ」

ニースは良かったと嬉しそうに鳴き、二匹のポケモンと人間を睨み付けた。
こんなに怒ってるニースは初めて。
張り詰めた空気の中。

「おぉ、リオルとニャスパーじゃねぇか。
ありがてぇ、ルカリオとリオルセットで値上がりだし、ニャスパーもそこそこ良い値で売れんだよ」

「兄貴、チャンスはチャンスなんすけど、俺のデルビルが」

兄貴と呼ばれたハンターは二匹見て一層嫌な笑みを浮かべた。

「値?そんなにお金が大事?」

ポケモンをお金でしか見れない男達に私は、先程とは違う怒りに身を震わせ立ち上がる。
どうしてそんなにポケモンを傷付けれるのか分からない。
痛い、その感覚は誰もが持ってるでしょう?

「ニース、いける?」

「ニャァ!」

私の言葉に大声を上げ返事するニース。
怒り奮闘するニースの身に突如光輝き出した。
体が大きくなっていく、何時も折り畳んでいた耳が伸び、尻尾は二つに別れ、ふわりと鬣が生える。
光が消え体毛が青く変わり一瞬で変わった姿にシーナは目を見開いた。

「進化だよ進化!」

その声に私は驚き振り向いたそこには、白い服を着た男性と、黒髪の私と同じ年そうな少年がそこにいた。
あの人達の仲間かと一瞬警戒したが、見た感じ違いルキも首を左右に振っていた。

「ルキはそこで見ててね」

ルキはニースが進化した事に驚きながら頷き、私は視線をハンターの二人組に向けた。

「ニース、行くよ」

「ニャオ!」

進化して強くなったその力を、やる気満々なニースの今までとは違う声に私は始めてのポケモンバトルが始まる。

「ちっ、進化したか。
まぁいい、グラエナ噛み砕く」

やってくるグラエナにニースはデルビルを当てて回避する。

「デルビルにグロウパンチ」

ルカリオ母さん直伝技。
腰に拳を握り締めて体を念力で浮かせて一瞬でデルビルの元へと現れ正拳突きを食らわした。

「キャンッ」

飛ばされ何度も地面に打ち付けたデルビルはもう立ち上がる事も出来ず倒れた。

「兄貴すいません」

「役立たずが。
グラエナ、噛み砕く」

役立たず?
言われた下っ腹は悔しそうに唇を噛み締めていた。

「貴方が言えるほど者なの?
私にとって弱いわよ」

ひょいっと避けるニース。

「ニャオォ!」

「了解!
ニース、サイコキネシス」

念力がサイコキネシスになった事を教えたくれるニース。
折り畳まれた耳が立ち上がり青く光輝く姿は綺麗。

「俺はハンターの中で強いと有名だ。
それにグラエナにはエスパー技は効かないぞ」

嘲笑うかのように言う男に失笑する。
本当に馬鹿じゃない?
笑っていた男がグラエナの動きが止まり浮き上がった事に目を見開いた。

「やっぱ貴方弱いね。
デルビルが念力にかかってる時点でミラクルアイ済みなの分からないの?」

息を詰まらせる男に最後の一撃。

「グロウパンチ」

ニースは元々物理の威力は特殊に比べて弱いから、ルカリオ母さんに教わった技。
使うごとに威力を増す技だから、先程よりも威力は上がっているし、頑張れば筋肉だってつくしね。
身動きがとれないグラエナにニースは正拳突きを食らわした。

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