急転直下

しおりが挟まっています。続きから読む場合はクリックしてください
 
ログインするとお気に入り登録や積読登録ができます
読了時間目安:14分

「はいはい、そんなに興奮しないでちゃんと一人一つのシートに座るんだぞ~?ヨーギラスは流石に前に乗せるのは危険過ぎるか・・・じゃあリザード、ヨーギラスを2列目に座らせて・・・・!?」

はっ!?ヨーギラスをシートに乗せた途端一気に車の車高落ちたんですけど!?えっ?!ヨーギラスってそんなに重いの!?だってあのスーパーマサラ人だって肩に乗っけてたよね!?人が肩車できる位の重さなら車の車高下がらないよね?これじゃあ自然ローダウンだよ・・・擦らないようにしないとな・・・。ってリザードどんだけ力持ちなんだよ・・・

『おー寒い寒い・・・・あ~暖か~い・・・生き返るぅ・・・・外は寒いからあまり出たくないなぁ~。』シート幅いっぱいに伸び

『おい!!ハクリューお前3列目全部占領するんじゃねぇよ!!第一お前の体長いから迷惑なんだよ!!もうちょっと俺に対して配慮って物をしろよ!!お前だけのシートじゃないんだぞ!!』

『配慮も何もトオルさんの家族になったのは僕が一番最初なんだから、謂わばリザードの先輩ってポジションでしょ?先輩には何でも後輩は譲るものよ?それよりもリザードってそこまで器が広くないのかな~。あ~だから些細なことでいっつも喧嘩腰になるし未だにグラエナに勝負しかけようとするんだ~へぇ~。』

『!?』

「おいおい、リザードそれ本当の話かよ?あれだけグラエナに対してもうちょっと優しく接しろっていつも言ってるだろ~。そんなに急いで進化しても良い事なんてないって。毎日トレーニングとか欠かさないから分かるけどさ・・・・」

『俺だってそれ位は分かってるよ!!でもな・・・早くこの青空を飛びたいんだよ!!!それ位はトオルだって分かるだろ!?俺の気持ち!!』

「分かるけどさ・・・だからと言ってグラエナにばかり勝負を仕掛けようとしなくても・・・そんなに勝負がしたいんだったらハクリューに仕掛ければ良いんじゃないの?だってハクリューはレベルもそこそこあるし倒せば経験値もそこそこ入るでしょ?」

『!?なに言ってるの!?トオルさん!!僕を倒したって経験値なんてそんなに入りませんよ~(汗)ははは・・・。』

『だろうな、見た目で何となく判断出来るわ。』

今日僕達が向かうのはそこそこ近場でポケモン達も暇しないと思われる阿蘇山である。ここから大体直行でも3時間は掛かるからこんな寒い早朝の朝に車を出すわけだけど、車の中は暫くエンジン掛けっぱなしでヒーター全開だったからそこそこ暖かくなってたし、家を出る時はかなり寒そうにしていたハクリューも乗り込んだら寒そうでは無くなったから良かった。

『でも今日行く阿蘇って所ってどんな所なの~?僕達が行っても退屈しないところ?こんな寒いときに出てあげたんだから退屈だったりつまらなかったりしたらアクアテールでバシッ!!って叩くよ~?』

「大丈夫大丈夫、多分退屈はしないところ。それよりも結構掛かるから大人しくしてるんだよ~?特に高速乗った後とかはふざけて驚かしたり変な事企てたりしないこと。下手すると全員あの世行きになるからな?良いね?」



年末帰省ラッシュの当日と言う事もあり、九州道はやや車の数が多かったが、後付けで付けたテレビを見る限りでは今年はなんと飛行タイプのポケモンで空を飛び帰省する強者が多数現れたと言っていてもうこの世の中なんかよくわからねぇっと言うのが率直な感想である。現に追い越す車の中にはポケモンと思しき物体も居たり、空にはポケモンが多数飛んでいたりとちょっとこの世界どうなってるのか分からない状態だ。この世界もポケモンと人間が共存する世界になったというのを実感するには十分だった。

「すこし車は多いけど、これ位の交通量なら普段通りに着けそうだな。」

九州道の玉名PAにてこの後どのように進むかと言うのをナビを見ながら進めて行く。あー・・・このナビ去年のモデル型落ち買ったもんだから凄い古い地図しか入ってないよ・・・でも大まかな道路は載ってるからっと・・・ってハクリュー達なんかやけに静かだな・・・?一体なんだ?高速載ったばかりの頃はギャーギャー騒いでいて煩いなと思ったほどだったのに・・・?ん?寝てるのか・・・まぁ今日朝早かったからな・・・そっと寝かしておいてあげるか。グラエナとヨーギラスは起きてるけどそれぞれ窓の外見たり手元に与えたおもちゃで遊んでる・・・運転する僕にとっては凄く助かる!!何もしないで寝ててくれるなら今の内に出発して

『うーーん?アレ?ここ何処??もう着いたの?』

あぁぁぁぁぁぁぁ最ものトラブルメーカーハクリューが起きてしまったじゃないかぁぁっぁ!!出来れば高速降りるまで起きないで欲しかったわ・・・この調子だと・・・もしかして・・・

『おっ?もう着いたのか?ってここがその阿蘇って所なのか?周りトラックと車ばっかりじゃないかよ?こんな所で何しろってんだ?』

やっぱりリザードも起きてしまった・・・もうトラブルメーカーが寝ててくれたからここまで快調に来られたのになんでこんなもう少しで高速降りると言うところで起きてきますかねぇ?本当もうちょっとタイミング良かったら良かったのになぁ・・・・


阿蘇山に着きましたえぇ、あの後は特に何も無く到着したけどやっぱり久々に車が多い高速乗ると疲れがドカッと出るな・・僕も年を取ったもんだ。

『それでここが・・・その・・・・遊ぶところ・・・??なんか人多くない?えっ?観光スポットって事を忘れてたって?・・・もう!!トオルさんしっかりして!!!』

やっぱりここは人が多かったか・・・・じゃあここは後回しにして他の所回ってみますか!僕も阿蘇なんて大学生時代以来なのよね~だからもう数年は上ってないし色々な所変ってるからよく分からないのよねぇ・・・取り敢えず次はこのガイドマップに載ってる所行ってみましょう!

『もうちょっと穴場的な観光スポットに連れていってくれたら良いのにね・・・人が多すぎてもあまりちょっと乗る気じゃ無いよねぇ・・・・。』ボソッ

『それトオルまで聞こえてるからな?お前・・・。』

「(´・ω・`)」




あの後色々と回ってそこそこ楽しめた。・・・っと言っておけば大丈夫か・・・途中何度も道間違ったりしたけどその度にポケモン達はギャーギャー笑ってたし・・・さっ、帰ろうか。今日も1日色々回ってポケモン達も楽しんでくれたみたいだし良かった良かった。じゃあーもう帰りは遅くなるだろうから帰りにどこかで食べてから帰ろうかね・・・ってあの影は・・・もしかして!!!



『久し振りね・・・トオルさん・・・・いや・・・もうトオルって言った方が良いかしら?』

「アキ・・・・・お前・・口調まで変ったのか?そこまでお前を変えた物は一体何なんだ?教えてくれないか?」

『・・・貴方なんかに教える必要は無いわ。どうせ貴方は聞いてもここで消える運命なんだからね。』

教える必要ないって・・悲しい事言うなぁ・・・・。それよりも目の前に居るのは紛れもなくあのルギア・・・でもトオルさんって言う言い方からすると記憶は戻っていたのか?まぁ前に言ってた元夫って言い方から分かったけど・・・あんまり信じたくなかったな~・・・アキが自分の意思であんな事をしているなんて・・・ん?あいつの後ろに止まってる黒いクラウンともう1台のハイエースは・・・そういえばあのハイエースどっかで見た事あるぞ・・・?もしかしてあの最初の騒動の時に運んでたy

『トオル!!何ボーッとしてるんだ!!!逃げるぞ!!』

そうリザードから怒鳴られハッ!っと僕は我を取り戻した。しかし、逃げると言ってもイプサムはちょっと遠い場所に止めてしまっている・・しかもあっちにも数人の奴らの仲間みたいなのが居るしな・・・逃げようにも逃げる事が出来ないパターンか・・・じゃあしゃーない・・・リザード・・・ハクリュー・・・グラエナ・・ヨーギラス・・・うん。

「僕達の研究で家族や恋人をポケモンにされたという人は君達が最後だよ。他の人は簡単に見つかって簡単に処分できたのに・・・・君達に至っては探すに探したさ・・だってこの子僕達が洗脳しても中々君の事を喋ろうとしてくれなかったからね・・・・君達は色々な所まで深入りしすぎた・・・そして、私とポケモンにある癒着があると言う事に気付いてしまった・・・私の未来の為にもここで消えて貰う事になるよ。・・・勿論残念だけどそちらのポケモンさん方もね?・・・やれ。」

「・・・・今だ!!!みんな総攻撃しろ!!!グラエナ!!」

僕が合図すると同時にハクリューはアクアテールをあの男へ、リザードは火炎放射を周りの白衣を着た研究員達へ、グラエナは僕が投げたイプサムの鍵をキャッチし咥えるとヨーギラスを背中に乗せたまま研究員へと突進しそのまま車へと向かった。・・・どうか車まで辿り着ければこの後の事は多分どうにかなる!!!!?????うっぉぉおっぉ!?後ろの方はがら空きだった!

「おっ!!!おい!!アキ!!お前僕を捕まえて何をするつもりだ!!!」

『何って??そりゃあ勿論ここから落としてあげるのよ。消すのは最後にすると思ってたけどそれは私からの最後のプレゼントかしら?・・・この高さじゃ落ちたら貴方ももう生きてはおけないわね♥最後くらいは楽に死なせてあげたかったけど・・・今まで楽しかったわ・・・さようなら・・トオル・・・さん。』

「!?ちょっと待て!!おい!!!!うぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」

『はっ!!!!トオルぅぅぅぅぅぅぅ!!!!!』

『あらあら、あの可愛い坊やも一緒に逝ったのね。あの人の為に命を無駄にする事は無かったのにね~あの子は生かしておいてあげて後でたっぷりと可愛がってあげたってのに・・・ふふ・・・。』

『リザード!!!ちっ!!こいつら!!何とも・・・お前らキモい!!!!こっち来んな!!!触んな!!汚い!!あー顔だけじゃ無くて性格もキモいキモい!!』

『トオル兄ちゃん・・・・!!』

あぁ・・・目の前が霞んで見えてきた・・・今までの思い出が相馬灯のように見えてくる・・・楽しかったなぁ・・・あの旅行・・・車買った時は超嬉しかった・・・そして最後にポケモンって言う今まで見た事も無い生物と仲良くなれて良かった・・・・あぁ・・僕はあと数秒で死ぬのか・・・出来ればもう少しだけポケモン達と居たかったなぁ・・・年始くらいはみんなで迎えたかったなぁ・・・







・・・・ル・・!!トオル!!!しっかりしろ!!おい!!!目を覚ませ!!!』


ん?僕まだ生きてるの?それとももう天使か何かが呼んでるのかい?にしても言葉使いが荒い天使だなぁ・・・取り敢えず目を開けてみるか・・・あれ?なんで目の前がオレンジ色なんだ?もしかして僕地獄に落ちたの?えっ?天国って普通真っ白で地獄は赤色ってイメージがあるんですけど?えっ?しかもなんか凄くスースーする・・・?風?僕死んだんじゃ無いの?

「これって一体・・・どうなってるの・・・・?」

『良かった・・・・本当良かった・・・間に合って・・・もう心配掛けるなよ!!俺より先に死ぬなんて絶対許さないからな!!!』

えっ?この声って・・・リザード・・・?でもあいつは確か空を飛びたいとはずっと言ってて努力はしてたけど現時点で空は飛べなかったはず・・・・・・・あれ?何これ?僕空飛んでるぅぅぅぅ!!!ってお前!!進化しとるやないかい!!!

「リザード・・・ってえぇ!!!????!?このタイミングでリザードンに進化したのぉぉ!!!!すごくねぇぇ!!?!?まったく理解が追いつかないよぉぉぉ!!!」

『俺が進化できなかったらトオルは死んでたんだぞ!!!もう少し俺に感謝したらどうなんだよ!!!それよりも一気に行くぞ!!一気に!!・・・・あの女共もうムカついた・・・俺の命の恩人に・・・・許せねぇ!!!』

ちょいまちぃぃぃl!!!!速すぎ!!速すぎ!!!振り落とされるって!!!しかも尻尾の炎めちゃ勢いよく燃えさかってるって!!熱い熱い!!!そ・・それよりもあいつらに今度は倍返ししてやる!!



『トオルさん・・・・はぁ・・・はぁ・・・・。』

「君も中々しつこいねぇ~君進化したらカイリューになるんだし僕達と一緒に来たらどうかな?そう悪い様にはしないよ?それにカイリューになったら凄く良いポジションにしてあげるし、どうかい?僕達と一緒にこの世の中をもっとよくしないかい?えっ?嫌だって?」

『嫌だ!!絶対お前らなんかの仲間になるもんか!!!第一トオルさんが居ないこの世界に生きていたってもう意味が無い!!お前らの仲間になるんだったら僕はここで死ぬ!!!それ位の覚悟はある!!』

「ちっ・・やっぱりあいつの仲間だな・・・本当話が分からない面倒な奴だ。残念だが、君ともお別れだ・・・やれ。」

『(クッ・・・・!!!!ここで終るわけには・・・・・でももう体が動かない・・・・!!!!)』

「僕は死にましぇぇぇぇぇん!!!!!」
PCがブルスク出しましてね・・・どうしようも無かったんですね。はい。

読了報告

 この作品を読了した記録ができるとともに、作者に読了したことを匿名で伝えます。

 ログインすると読了報告できます。

感想フォーム

 ログインすると感想を書くことができます。

感想

感想の読み込みに失敗しました。

 この作品は感想が書かれていません。