No.19 † 港町の出会い †

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読了時間目安:11分
ポケモンマスターズを始めました。
ジムリーダーやらいろいろ呼べるとのことなので、早速お出迎えを繰り返す。
星3で飛行タイプのジムリーダー・ナギさんや、星4の四天王のシキミさん、星5のクリス(?)さんが来てくれたりしましたが
本当に来てほしいのはフウロさんとナツメさんなんだよな……
俺が本腰を入れるのは、この2人をお迎えしてからになると思います。

どうも!御無沙汰しています、柔時雨です。
今作に関しては此処で綴らせていただくより、後書きの方で綴ろうと思いますので

早速……今作を覗きに来てくださった皆様、どうぞゆっくりしていってくださいね。
次の町へ向かう道中

「……何?はぁ……まったく。わかった、何とか持ち堪えてくれ。それじゃあ」
「コルボー、どうしたんだ?」
「いや、仕事先でちょっと厄介事が起こってな……至急戻らなくてはいけなくなった。」
「そっか……丁度、この先のコルポスの港からもシンオウ行きの船が出てるからさ、それに乗って帰ればいいさ。」
「あぁ、すまんな。俺としては、もう少し……それこそ、今お前が向かっている西の最端の町へも行ってみたかったんだけどな。」
「またいつか機会があるさ。次にまた纏まった休みが取れた時にでも遊びに来いよ。」
「そうだな。次の楽しみに取っておくか……」

「えっ!?わかりました、そこで待っていてください。もうすぐ私もそっちに着きますから。では、また後程。」

「フクスの方は何が遭ったんだ?」
「いえ、その……先日お呼びした友達が、もうコルポスに到着しているそうで……」
「待たせてるっつうわけか。」
「急な呼び出しだったはずなのに、わざわざ来てくれたのか……優しいんだな、フクスの友人は。」
「ただ、これ以上待たせると、いつ癇癪を起こすか判らないので、なる早で次の目的地……コルポスでしたか?そちらへ向かいたいのですが……」
「わかった。んじゃ、休憩はこの辺にして、そろそろ出発しようか。」

*****

港町・コルポス
フィリア大陸西方の玄関口であり、数多くの豪華客船や貿易船、漁船が出入りしている。
近くには市場や浜辺もあり、観光名所にもなっている。

「それでは!私は友達を迎えに行ってきます!」

フクスは軽く敬礼をしてから、人混みの中へ駆けて行った。

「忙しねぇなぁ……ちゃんと合流できんのか?あれ。」
「連絡を取り合えるなら問題無いだろう。さてと……それじゃあ、俺もそろそろ行くよ。」
「あぁ。此処まで同行してくれて、ありがとな!楽しかったよ、コルボー。」
「こちらこそ、随分世話になったな。退屈する暇も無かったぞ。」
「それなら良かった。なぁ……また会えるよな?」
「まぁ、ライブキャスターもあるし、何なら俺の休みを待たずに、お前がシンオウ地方に遊びに来ても良いんだぞ?ウラヤマって人の屋敷を訪れてみるといい。」
「そういや、そこで警備員の仕事してたんだったな。わかった、そのうち遊びに行かせてもらうよ。」
「おう。と言っても、禄に案内してやれないだろうがな。そろそろ時間か……またな、アーシェ。」
「うん!またな、コルボー。」

乗船するコルボーを手を振って見送った後、私は再び人ごみに目を向けた。

「んで、フクスの奴はちゃんと合流したんだろうか?…………何かあったら、ライブキャスターで連絡できるんだし、ちょっと浜辺の方にでも行ってみるかな。」

◇◆◇

1人で何気なく浜辺を探索していると、汽笛が聞こえ、客船が沖へと出航していくのが見えた。

「あれにコルボーが乗ってるんだな。シンオウ地方か……」

船の進行方向へ視線を向け、まだ見ぬ地方がどのような場所なのか想像していると、爪先に何か柔らかいモノが当たったのに気付いた。

「ん?」

視線を前方へ向けると、そこには黄色に縦に3本のラインが入った球体が設置されていた。

「何だ……何だこれ??」

迂回するように反対側に回り込んで、その正体にようやく気付く。

「こいつは……!」


【 ホエルコ 】
たまくじらポケモン / 高さ : 2.0m / 重さ : 130.0kg / 水タイプ
目の上についている鼻の穴から体に溜めた海水を吹き出し、人を驚かすのが大好きなポケモン。
普段は海で暮らすポケモンだが、少しの時間なら地上でも生活できる。
晴れた日は砂浜に上がり、ボールのように弾んで遊ぶ。たくさんの海水を飲みこむほど、高く弾むようになる。
極々まれに群れが砂浜に打ちあがるのは、大昔陸に棲んでいた名残といわれている。
身体が渇くと、元気がなくなってしまう。
毎日1トンのヨワシを喰う。


「体が渇いてる……砂浜で遊んでるうちに、やっちまったのか?」

私はホエルコの体に触り、概ね状況を把握した。

「みんな、出て来てくれ。」

私は4つのモンスターボールを投げ、自分のポケモン達を呼びだす。

「ガバイト、海に向かって砂を掘り進んで溝を作ってほしい。他の皆は私と一緒にホエルコを押してくれ。」
「「「「( `・ ω ・) ” 」」」」

指示通りガバイトがホエルコの居る場所から海に向かって一直線に砂を掘り進んでいき、私とバシャーモ、キリキザンとシルヴァディでホエルコの体を海へ向かってコロコロと推し進めていく。

ホエルコの体が無事に入水する瞬間、バシャーモが咄嗟に後方へ跳び退いた。

「ふぅ……体が丸いから、比較的楽に済んだな。今度からは体調管理に気をつけて遊べよ。いつもこうして助けてもらえるとは限らねぇんだからな。」
「( ・ ω ・) ” 」
「わかればいいんだ。皆もお疲れ様、せっかくだし此処で少し遊んで……ん?」

ポケモン達に語り掛けていると、ライブキャスターの呼び出し音が鳴り響いた。
通話するために何やかんやしていると、画面にフクスが映し出された。

『もしもし、アーシェさん。今、どちらに居るんですか?』
「あぁ、すまねぇ。ちょっと浜辺を散歩してたんだ。そっちは無事に合流できたのか?」
『はい。今からそちらへ向かいますので、少し待っていてください。』
「ん。わかった、待ってる。」

- 数分後 -

砂浜でポケモン達を自由に過ごさせている光景を眺めていると、フクスの声が耳に入って来た。
その声がした方へ視線を向けると、フクスの隣を茶髪をボブカットにした子が並行して歩いている姿が映った。

「アーシェさん、お待たせしました。」
「いや、それほどでもねぇんだけど……そちらさんが、お前の友人か?」
「初めまして、ボクはサモン。フクスさんにはいきなり呼ばれたから、この地方に関する下調べがまったくできてなかったんだけど……何とか無事に来れて良かったよ。」
「遠路はるばる、ようこそフィリアへ。私はアーシェ・バーンハルウェン。一応、ポケモントレーナーをやってるよ。」
「…………そうだね。それは、そこに居るポケモン達を見れば判るよ。」

サモンの視線が私のポケモン達に向けられる。

「それじゃあ、無事に合流できたことだし、ポケモンセンターに向かいましょうか!」
「そうだな。皆、ボールに戻ってくれ。」

私がポケモン達をボールに回収した時、サモンが首をかしげて口を開く。

「…………?アーシェさん、ホエルコの回収を忘れてるよ?あの子もあなたのポケモンじゃないのかい?」
「え?あぁ、いや。あのホエルコはお前達が来る前に浜に打ち上げられていて体も乾いた状態でさ。それを助けてやっただけだよ。」
「そう……」
「それじゃ、ホエルコ。私達は行くから、お前も群れに帰りな。」

私とポケモン達と一緒に居たホエルコに群れへ帰るよう促すが、ホエルコは自力で転がりながら私に擦り寄ってきた。

「ホエルコ?」
「懐かれちゃったみたいですね。」
「これはもう、連れて行ってあげるしかないんじゃないかな?」
「ん~…………そうだな。ちょうど仲間を増やしたいと思っていたところだし、海を移動できるポケモンが欲しいって思っていたんだ。ホエルコ、一緒に来てくれるか?」

私の問い掛けにホエルコが縦に揺れ動く。

「よしっ!それじゃあ……」

私は荷物の中から空のモンスターボールを取り出し、ホエルコの額にボタンを押し当てる。
手の内でボールが開き、ホエルコを吸い込んだと同時に閉じた後、カタカタと揺れ動いた後……カチッと音を立てて停止した。

「うふふ。これからよろしくな、ホエルコ。待たせたな、それじゃあポケモンセンターに行こうか。」

✝✝✝

その日の夜
コルポス・ポケモンセンター

「さてと……風呂にでも行くかな。フクスはどうする?」
「私は後で行きますので、気にしないでください。」
「そうか。」
「あっ、じゃあボクは一緒に行こうかな。アーシェさんにはいろいろこの地方の話を聞きたいし。」
「え?」
「え?」
「サモン……お前、女湯に入るつもりなのか?」
「そりゃそうだよ。」
「まぁ、確かに見た目的にいけなくもないけど……それでも、男の子を入れるのはなぁ……くそっ!こんなことならコルボーに出立を1日ズラしてもらえばよかった……」
「え?いや、ボク……女なんだけど……」
「またまた……女湯入りたさにそんなこと言って………………マジなのか?」
「口で言って説明して信じてもらえないなら……一緒に来て。」

私はサモンに腕を掴まれ、客室内にある洗面所へと連れ込まれた。

~数分後~

「すんませんでした!まさか弟じゃなくて妹だったなんて……」
「いや、アーシェさんは何も悪くないよ。ボクをこの地方へ呼んでから今日会うまでの時間の中で、フクスさんが事前に説明をしておいてくれれば、よかったんだから。ねぇ?フクスさん。」

ギギギ……と、いびつな擬音が当てはまりそうな動き方で、サモンがフクスの方へ振り替える。

「いやぁ、事前に言わなくても会った時に紹介すれば良いかなぁって。それにしても、アーシェさん……ふふっ、サモンさんを男の子……」
「お前、いつか絶対に泣かせてやるからな……けどまぁ、それならこの場にコルボーが居なくて正解だったな。危うくアイツを変態にしちまうところだったぜ……」
「確か、ボクと入れ違いで帰った人だったっけ?一目で良いから、会ってみたかったな。」
「まぁ、機会があればいつか会えるさ。さてと……明日、私は予定通り西に向かうけど、2人はどうするんだ?」
「何で置いていこうとしてるんですか。私達もアーシェさんと一緒に行きますよ。」
「そうだよ。右も左も判らないボク達を置いていこうとしないでもらえるかな?少なくとも……フクスさんと2人、見知らぬ土地で放置するのはやめてほしいな。」
「え?それ、どういう……」
「言葉通りの意味だよ。フクスさんだって、この地には偶然来ただけなんでしょ?」
「わかった、わかった!何かフクスは用事があるとか何とか言ってたような気がするけど……とりあえず、お前達に何か用事が出来て帰らなきゃいけなくなる時まで、同行してやるよ。」
「ありがとう、アーシェさん。」
「そうやって最後にはちゃんと受け入れてくれるから、ありがたいです。頼りにしてますね、アーシェさん。」

こんな口煩い奴と一緒に居るより、せっかくなんだから友達同士で旅行すりゃ良いとも思うんだけど……まぁいいか。
とりあえず今日は、新しい人の仲間とポケモンの仲間と出会えたことを、素直に喜んでおくとしよう。
前書きぶりです、お疲れ様でした。

はい!というわけで、10話からアーシェの旅に同行してくださっていたコルボーさんがここで離脱となります。
といっても、ティアさんと同じでこれで終わりではなく、またいずれ登場していただこうと思っております。

そして!今回からフクスさんに続き、ゲストキャラでサモンさんが登場となります。
お待たせしました、本当にありがとうございます!大切に登場させていただきます。

今後の展開は追々考えながら、いずれはアローラ地方やシンオウ地方、オーレ地方にアーシェを出向かせたいなぁ……などとも考えていますが
予定は未定なのです。
まぁ、ボチボチと綴らせていただきますね。

それでは!ここまでお付き合いくださり、ありがとうございました。
また次話で御会いしましょうです。

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