恐怖

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しくったなぁ・・・こんな事になるんだったら屋内駐車場に入れておくべきだったな・・もう後の祭りけどね。それよりもやっぱりあいつは元アキ、数ヶ月前に家で襲ってきたルギアに間違いなさそうだ。ん?何故そんな事分かるのかって?実はあの新聞の下りの時にちゃっかり右腕?翼?に黒のマッキーでざっと書き足していたからな!コレならあいつが襲ってきた奴だって言うのが分かるでしょ?よく銀行強盗とかにカラーボール投げるみたいなのがあるけどアレと同じ事よ。

『随分荒々しい登場だな。周りの車をひっくり返したりしてるこの様子なら下手に刺激したらこっちにまで危害加えられそうだぞ?どうするんだトオル?』

「取り敢えず・・・安全を第一に考えてその次に車の移動を考えよう。考えとしては気をどこかに向かわせてその間に車を安全な場所に走らせるか・・幸い隣には軽自動車とミニバン、後ろにはキャラバンと言った瀬高商用車という背が高い組み合わせが囲んでいる形となってる・・・セダンであるアコードは低いからあいつの視界からは恐らく消えてるだろう・・・んで、その気を引かせる方法なんだけど・・・。」

『?もしかして僕達が何か技を放ってその隙にってこと?OK!じゃあ僕も頑張っちゃうよ~だからリザードも頑張ってね?こういう時に何時ものトレーニングの成果を出さないと意味ないからね?』

『当たり前だろ!何時もの特訓の成果を見せつけてやる!!』

「よし、じゃあ2人ともよろしく頼むよ。・・・しかしまぁ人が多くてコレじゃあろくに行動も出来やしない。ん?何人かは車を移動させようと車に乗り込んでいるな・・・じゃあこの人混みに紛れていけば行ける?・・・リザード、ハクリュー計画変更。プランB。」

『プランBって・・・何?』



「あいつら・・・一体何を考えてるんだ?・・・それよりも何だ何だこの人の数は・・・コレではまるで人がゴミのようだ。ん?あいつらの姿を見失った・・・それで隠れられたつもりかもしれないがな・・・私には・・・ふふふ・・・。」

ルギアはそう呟くとすっと目を閉じる。そして何かを見切ったかのように目を見開くとトオル達のいる場所の3m前に冷凍ビームを放ってきた。その瞬間トオル達は急ブレーキ、車まであと少しという所でこの仕打ちなのでトオル達からすると本当タチが悪い。

「この調子だとすんなり車に乗せてくれないようだね。周りの人も色々といるからあまり大きな事はしたくないんだけど、この調子だとあまり長引かせるのも駄目かな。ほら・・・あいつの周りの車とか凍らされてるしひっくり返されるよりマシかもしれないけど流石にあそこまでやられたらもう嫌ね。」

『じゃあ俺の火炎放射であの冷凍ビームを受け止める。その間に車を前に出してくれ、その瞬間後ろに乗るからな。』

「OK。じゃあ・・・・リザード・・それで頼む。ハクリューは・・・あいつ早いなぁ・・もう助手席の方に居る・・・ん?エンジンを掛けていてくれたのか・・リザード・・無茶するなよ。」

『それ位分かってるよ。』

あのルギアはどうもアキの頃と比べると幾分か素早くなってるな・・・それもそうか・・・もうポケモンになってから早くも半年以上経ってるわけである程度適応力という物があるからなぁ・・・人間には・・・まっ、あいつはもう人間じゃ無いんだけどね。それより・・・来た!!冷凍ビーム!!

「リザード!!頼んだ!!」

『よし!!来た!!!へまするなよ!!』

リザードが火炎放射で冷凍ビームを食い止めてくれている間に僕はアコードの運転席に座りシートベルトもせずにギアを繋げる。やっぱり暫く暖機した後に繋げると繋がりやすいわ、ってそんな事言ってる場合じゃ無かった・・・ハクリュー!!後ろのドアを開けろ!!よし良いぞ!!リザード!!!今だ!!乗れ!!!

『ちょっと無茶な気もするが・・・うぉりゃ!!』

よし、リザードも乗ったぞ・・ってもしかして尻尾の炎がシートに!!!あぁ!!焦げて・・・無い!!こいつやっぱりすげぇわ・・・どんな身体能力あったらそんな飛び込んだのにシートに尻尾の炎当てずに座れるねん!!このまま帰りたい所だけど、買い物したものがまだ店内にあるから帰るにも帰れない!!
こんな事になるんだったらもうチョイ近くに止めておけば良かった!!

ん?どこからかともなくサイレンの音が聞こえてきたな・・・っと言う事は誰かが通報したのか。そりゃそうだよな、あんな冷凍ビームで何台もの罪なき車を凍らせたんだから・・・器物損壊だろ・・・ただでさえルギアって言うと伝説のポケモンって話が通ってるのにこれじゃあただの悪人だわ。ルギアのイメージダウンだよなぁ・・・・これ元からルギアだった奴が居たら名誉毀損とかで訴えても良いと思うわ。

「ちっ・・・邪魔がまた入ったか・・・・今回もこれ位にしておいてやる・・でも次は絶対仕留めてやるからな!!!覚悟しておけよ!!!私の元夫さん?」

「もうこっち来んな!!って・・・元夫ってどういう事!!!!まだ僕は別れたつもりじゃ!!離婚届も役所にまだ出してないぞ!!ってなんでその事を・・・まさかあいつ記憶戻ったけど本能でああやってるのか・・・!!?あんなに性格悪かったかあいつ!!?」

『そういう可能性は十分あるね・・・ルギアと言うと元々海の神様・・・羽ばたくだけで嵐を起こせるという逸話もある位・・・っと言う事は性格極悪な場合も考えられる訳だよね?タチが悪い神様も中にはいる位だから今回もそのパターンかも?ん?そういえば、もしかしたらああいう海の神様には仕える物が一定数いるって聞いた事がある・・・だとしたら次は仲間を複数引き連れてくるかもしれない・・・用心するに越した事はないね。』

「自分の記憶は戻ったけど、本能の方が強くて暴走しているって感じなのかな?でも元夫って言われたのはとても寂しい。離婚したわけじゃ無いのにそう言われたとなるともう夫婦として過ごすことは適わないのだろうか・・・そう思うと涙が出てくる・・・今夜は一人酒で・・・」

『飲み過ぎは禁止!酔いつぶれるのは駄目!飲むならノンアルコール飲料かジュースにしなさい!!』

『それより早い所帰ろうぜ?今は警察が来たからあいつが来るとは考えられにくいが、俺達が家に帰った所を襲われたらどうしようも無い。』

「そういう事は一理も二理もあるな・・・よし、急いでトランクに買った物を詰め込もう。そして急いで帰ろう!!・・・っとその前にホームセンターに寄ってから帰ろうね。買う物あるのすっかり忘れてた。」

『なんでまたホームセンター?何かここ以外で買う物ってあったっけ?それって年末年始過ごすのに必要な物なの?』

「いや・・・・その洗車用品買おうかな~って思って、だってこの車凄く汚れてるじゃない?年越し位綺麗な状態で過ごさせてあげたいじゃ無いの。ははは。」

『却下、第一まだ家に色々と使い切れてないのがあるでしょ?その分僕達に何が豪勢な物食べさせてくれれば良いんじゃない!そうすればお金も有意義に使った事になるし!ね!今日の夜ご飯はレストランにしよう!そうしよう!』

『そんな事してまたここみたいに襲われでもしたらどうするつもりなんだよ。えっ?その時はその時だって?俺はそんな破天荒な考え方好きになれないな。お前の考えもちょっと怖い通り越して呆れる所があるぞ?気をつけろよ?』

『だって考えたってなるようにしかならないんだから、それだったら考えるだけ疲れ損って感じじゃ無い?リザードはそうやって何時も固い頭使って・・・石頭使ってるから考えも固くなるんだよ?分かる?』

『なんで石頭って言い変えたんだ?そもそもそんなに石頭じゃありません。俺よりもまだトオルの方が考え固いだろ。』

「なんでこっちに話振ってくるんや。そんな事よりさっさとホームセンター行って帰るぞー。」
頭と目が痛いですね。今回もギリギリ今日中に書き上げれました。

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