折角の日常がまた崩れていきそうです。

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リザードと出会って早くも2ヶ月が経過しようとしています。あいつ、毎日のトレーニングという名目での特訓をここ2ヶ月ずっと欠かさずやってるしやっぱり空を飛ぶっていう大きい夢に向かって熱くなっているんだな。こんばんはトオルです、ここ数日はすっかり秋めいてきて日によっては11月とは思えない位寒いと感じる位の気候になってきました。家はカズの助言の通りに引っ越しましたが仕事は同じ所で続けています。以前住んでた場所と比べると圧倒的に通勤が不便になってしまいましたが、周りが凄く田んぼしか無い田舎()なのでとても健康的で平穏な生活が送れています。ポケモン達もここなら伸び伸びと暮らせているようなので良かったです、車もミニリュウとリザードが進化しても大丈夫なようにもう1台中古で何故かイプサムを増車しました。・・・・どうでも良い事ですね。

『何言ってるの~さっさと食べないと仕事に遅れるよ~?』

ミニリュウと初めて出会ってからは早くも5ヶ月が過ぎようとしていますが、ここでお知らせがあります。何故かバトルもしてないし特に特訓もしていない堕落生活を続けていたミニリュウが急にハクリューに進化しました。いや~家に帰ってきてリビングの扉を開けた瞬間に光り出すんだもん、どんだけタイミングばっちりなんだって話なんだよまったくびっくりしたなぁあの時は。ミニリュウの時と比べると随分色気が出て綺麗なお姉さんみたいな感じになりましたが実は彼、雄なんです。

『とにかく早く食べていかないとまた遅刻寸前になるよー?それにリザードも早いとこ食べて-?1人食べるのが遅いと片付かないし時間も過ぎちゃうでしょ?』

『わかったわかった。全く・・進化してからなんか俺はよく分からないけど母親みたいな口調ばっかり聞くようになって・・・ところでこいつ雄なんだよな?間違いないんだよな?』

「そうなんだけど、もしかしてこれが主夫ってもんじゃないの?でも見た目からすると綺麗だし可愛いし男の子と言うより男の娘・・・・」

『変な事ばかり勘ぐらないで早く食べてしまいなさい!!』



「じゃあ行ってくるよ-、今日は早く帰れる日だから早く帰ってくるよ?じゃあ2人とも今日もよろしくね。行ってきまーす。」

『行ってらっしゃーい!さてと・・・リザード!!片付かないんだから早く食べてしないなさいい!!』

『なんなんだよ・・・・。』

通勤は今まで通り電車と徒歩で行っているが、以前より30分以上も前に家を出ないといけなくなったからそこは多少辛いところ。それにもうこの世の中にポケモンという物体が存在してから早くも半年以上が過ぎてしまった以上色々な所でポケモンを見かける事が出来る。まず電車の運転士にゴーリキー使うのは販促過ぎるでしょって話から始めて服屋ではピクシーなどの可愛い系が。ちなみにこの前鼻炎薬貰いに病院行ったらそこにラッキー居て真面目にあれは「はっ?」ってなったなぁ・・・っとまぁそんな感じにこの世の中にポケモンが溢れてきております。

【1番乗り場に電車がまいります。危ないですから黄色い線の内側までお下がり下さい】

電車に乗って通勤するのはもう慣れたが、ここは都心部から結構離れた小さな駅のホーム。その為乗る人も少なく満員電車になる前に座れるという点は有り難いと言うか何て言うかだ。

「今日は名ばかりのNO残業デーだけど、果たして定時で帰る事出来るかなぁ・・・。」



「それで今日は特に何もない1日でしたっと。」

やっぱりNO残業デーは名ばかりだったな。あれ本当にやろうと思うんだったら会社の電気全て落として業務出来なくすれば良いんだって話なのに何故か上の人間は分からないんだよなぁ・・そんな事もあったけど、今日もようやく終ることが出来た。後は家に帰ってキンキンに冷えたビールを飲んで・・・!!
はよ帰ろうっと。

「ただいまー。」

『お帰り、もうご飯出来てるぞ?』

「あれ?今日はリザードがお迎え?ミニリュ・・・違った。ハクリューはどうしたん?」

相変わらずハクリューの事をミニリュウって読んでしまいそうになる。やっぱりずっとそう呼んでいたから癖が抜けきれないんだろうな。そうだろうな~それよりもなんでリザードが夕ご飯作ってるんだ?何時もはハクリューがどうやって作ってるのか分からないけど夕ご飯は作っているっていうのに。まさか風邪でも引いたか?

「おーい、ハクリューどうした・・・???何やってるの・・・?」

『ご覧の通り・・・・・昼間っからあればっかりだよ・・・・そんなにあれ面白いのか?』

そこには僕が買ったばっかりのP〇4と今日届いたと思われるソフトで器用に口でコントローラーを使っているハクリューの姿があった。ん?・・うぉぉっぃ!!!口でコントローラー操作するなよ!!あぁぁ・・また買い直しかよ・・・

「はいはい、ハクリューゲームはそこまでにしてご飯食べようねー?って・・・お前ゲームばっかりすんじゃないの!取り上げるぞ!!」

『むーん・・・。』

ヤレヤレ・・・やっと止めてくれた。コレはどこかに隠しておかないといけないな・・そもそもこいつが何故ゲームなんてやるんだって話しだし器用にコントローラーを使って僕より先にやらないで欲しい所だ。さてとどうするかな~

ガンガンガン!!!

『!?何の音!??!・・・玄関・・・?誰よーこんな時間にピンポンもしないで直にドア叩いてくる不届き者は・・・?あっ!!!と・・トオルさん!!』

「どした?なんでそんな慌てて・・何か変な奴でも居たのか?」

『その・・・ルギアが玄関先にいる・・・・!!』

えっ・・・・?ルギア・・・・?もしかしたらもしかしてアキだったりするの!!!!記憶戻ったのかな!!えー電話してくれたら迎えに行ったのにーその為にイプサム買ったんよー!!・・・・?ちょっと待て・・・誰にもここの住所知らせていないのになんであいつが知ってるんだ・・・?もしかしてカズが教えた?でもあいつずっと警察署に泊まり込みだった筈だぞ・・・?それにカズとアキはお互いの電話番号も知らなければ存在も知らないんだから・・・どういうこと?なんでここの住所知ってるの?

『取り敢えず・・・・・警戒しておいた方が良さそうだな・・・トオル・・・気をつけろよ?』

「OK。みんなもちょっと気を引き締めてね・・・?あっ、ハクリュー、コレは訓練じゃ無いからね?もしかしたら実戦になるかもしれないし逃げるかもしれないからイプサムのキー持ってて。・・じゃあ開けるよ・・・・。」

ガチャ

『やっと見つけた・・・・・お前を消してやる!!!!!!!』

あっコレアカン奴ですわ。見た感じは確かにあのネックレスしてるしあのスカーフしてるからアキなんだろうけどコレ駄目な方向に話が進んでいるんじゃないのかしら?ってそんな吞気な事考えている場合じゃ無かった!!こんな殺意むき出しの奴に家の中に入ってこられたらもうそれはそれは大惨事な事になりかねない!!コレはもうベランダから逃げるしか無いな!!

「新聞勧誘はお断りしております!!!!」

『そんな事言わないで・・・洗剤付けますから・・・・しまった!!つい何時もの癖で乗ってしまったじゃないか!!!』

こいつなんだ?やっぱり淡路島近辺の島にいるから関西系が混ざってるのか?こっちがボケたら向こうもボケ返してきたぞ!・・・って事はもうアキとしての記憶は無くなったって事でOKなのか・・・?残念だ・・・取り敢えず扉は閉めて鍵も掛けた!今の内にベランダから逃げよう!!こんな折角キンッキンに冷えたビールを飲んで今日一日の疲れを取ろうと言うときにこんな変な関西混じりのルギアなんかと話したらもうそれこそ最悪な一日になる!!

「急いでにげよう!!あいつなんかおかしい!!それにあいつはエスパーが入ってるから急がないと先を越される!!」

『分かった!じゃあ一応ラップ掛けて冷蔵庫に入れてっと・・・だってコレ美味しそうなんだもん~~リザードも料理の腕上げたね~凄い凄い!』

こんな時に吞気にラップなんて掛けなくて良いの!!どうせすぐ戻ってくるんだから!!それより急いで逃げないと!!ってなんでリザードも顔赤くしてそんな照れた様子なのよ!!確かに料理は旨そうだけど今はそれどころじゃないでしょ!!後でいっぱい褒めてあげるから今は取り敢えず逃げよう!!

『開けろ!!!逃げられると思うなよ!!!おい!!聞いてるのか!!』ドンドン!!

「コレは真面目に通報案件ですわ・・・取り敢えず車に行って通報しよう!!ここだと何時ドアがぶち破られるか分からない!!」

ガララ!!ベランダから逃げるって言ったってここ2階やぞ!!高いって!!うぉ!!高!!!でも飛び降りない事には逃げられない・・・・ん?おっ!ここに丁度非常階段があるじゃ無いか!!この下の人は確かいまはいなかったはず!!なら!!

「ミニ・・・じゃなかった。ハクリュー!お前から降りろ!!急いで!!その次はリザード!お前だ!!下に降りたら急いで車まで走れ!!キーについているボタンを押せば鍵は開く!!」

『クソッ!!!ベランダから逃げるつもりか!!そうはさせるか!!!』

「ヤバいって!!あいつが来るって!!急いで!!」

『うぉぉぉぉっぉ!!!なんでこんな映画見たいな事しないといけないのよー!!しかもまだ夕ご飯も食べてないー!!!』

『そんな事嘆いている場合か!!!それより急いで走れ!!』

『分かりましたー!!!!!!』


よし!あいつが来るまで車に乗り込むことが出来たぞ!!キーを回して一気にギアをDに入れアクセルを踏む!!クラッチ繋がなくても車が前に進むちょっと感動。ATは本当に楽だな!!ってヤバい!!あいつがもうすぐそこまで来た!!

「しっかり捕まってろよ!!!!飛ばすぞ!!!」

僕達が乗った車は勢いよく幹線道路へと向かい走り出す。クラッチ繋がなくても(ry


『クソっ・・・逃がしたか・・・でもこの次はこうもいかないんだからね・・・トオルさん・・・・。』

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