アシマリと不思議のダンジョン 番外編?

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今回はちょっとした、番外編?のようなものです。

これはとある日のこと......
僕はちょっと昼寝をしていてふと目が覚める

アルカ「お兄ちゃん、おっはよ~!」

おっはよ~って......ちょっと待った
なんか違和感を感じる
なんか違う......いや、明らかに違う
アルカの口調が明らかにおかしい

アルカ「何いってるのお兄ちゃん?ボクはいつも通りだよ~!」

いや、絶対いつも通りじゃないから
でも、アルカにとってはそんな質問をする僕の方がいつも通りじゃないらしく、不思議そうに僕を見ている
アルカと僕が話していると

ラルナ「あっ、ノルトさん。おはようございます」

一匹のアシマリが......
えっ......もはや、驚きを通り越して......あんた誰?

ラルナ「僕ですよ。アシマリのラルナですよ」

確かに、見た目はラルナなんだけど......
ちなみに、この口調でも、女の子と勘違いしそうになったのは秘密

ラルナ「ノルトさん大丈夫ですか......?なんだか性格がいつもと違うような......気がしますけど」

朝からなんかおかしい
いったい何があったんだ?
そう疑問に思う
クーアならきっと何か分かるかもしれない
しかし、その期待はすぐに裏切られる

クーア「ヤッホー、世界の美少女クーア参上!」

全然いつも通りじゃなかった
クーア三乗ということは
クーア×クーア×クーア......?そんなこと考えてる場合じゃない
あまりに驚いて吹き出しそうだった

ノルト「クーア......さん?」
クーア「ボクがどうかしたの?ノルト君」

クーア「ラルナおっはよ~」
クーア「ラルナかわいいね~」
ラルナ「僕は男の子ですよ」

しかもシスコン......いや弟にべったりだし
そして、ソルアはなぜか枝を持って登場
それって、狐は狐でもロコンじゃなくてテールナーだよね......?
心のなかでそんなツッコミをいれたくなる

ソルア「みんなおはよう」

それにしても、なんか今日のソルアはやけに穏やかというか
いつもと違って凶暴じゃない......
明日、雪でも降るんじゃないだろうか
いや、僕が雪でも降らせそう

ソルア「ノルトいったいどうしたの?今日の私何か変......?」

そして、いつも通りとりあえずギルドへと向かうが......

フウラ「みんなおはよう~!さあ、今日もラルナ達が元の世界に戻る方法探すよっ」

フウラまでいつもと性格が違う
僕は戸惑いながらも、とりあえずあいさつする
でも、動揺してるのがバレたのか

フウラ「あれ、ノルト、どうしたのっ?」
ラキト「ノルト......いったいどうしたんだ?」
ノルト「それは僕のセリフだよ......二匹とも、どうしたの?」
ラキト「俺達は別に......いつも通りだからなっ!」
セッカ「みんな、おはよ~」

セッカもいつもと違うが
もう、あまり驚かなかった
とりあえず、何があったかセッカに聞いてみる

セッカ「えっ......みんないつも通りだよ!」
セッカ「私もみんなもいつも通りだよ~ふああ眠い」

セッカの一人称がいつもと違う......なぜだろう
セッカは寝不足なのか、眠そうにしている
いつもの活発さとは正反対

セッカ「ノルト...大丈夫......?熱でもあるの?」

とりあえず、一人称が違う理由を聞いてみる

セッカ「別にいつも通りだよ~眠い...」

イーブイ「ノルトさん......おはよう......」

しかも、イーブイはやけに無口だった

フウラ「イーブイちゃん...♪もふらせてくれる?」

イーブイ「もふもふ」

ソルア「私たちはいつも通りだよ。それよりもノルトの方こそ大丈夫?いつもと性格が違うけど」

僕がいつもと違うみんなの性格に戸惑っていると
逆にソルアから質問される

ノルト「どういうこと?」

セッカ「いつもなら、一人称が俺で、もっと真面目で頼れるリーダーなのに、今日のノルトはその逆だね...」

でも、やっぱり僕はみんなから憧れられる存在なんだね!
さすが......まあ当然だけど

フウラ「ノルト、なんでどや顔してるの?」

そして、気付く
いつもなら頼りになるリーダーで、今はその逆ということは...

ソルア「確かに今日のノルトは子どもっぽいというか......なんか、かわいいね」

フウラ「私も負けれられないよ~私だってかわいいでしょ」

なんか複雑だけど
このパターンって......
要するにここは、きっとみんなの性格が逆な世界なんだね
そういう結論に至る
ということは、元の世界に戻る方法を探さなくては

ノルト「とりあえず、元の世界に戻らないと」

クーア「ここはノルトの夢だよ~!」
ラルナ「それネタバレです!」

えっ夢......?

ノルト「あれっ......夢か......」

僕は目が覚める。どうやら夢だったようだ
自分のほっぺたをつねる
確かに痛い。夢じゃない

アルカ「お兄ちゃん、朝だよ~」

あれっアルカいつもと性格違う?と一瞬思ったが

アルカ「それじゃ、お兄ちゃんみたいだよ......」

ラルナ「天才魔法使いミラクル☆ラルナ参上~だよ~!」

クーア「ラルナ、落ち着いて」

いつも通りだった。やっぱりこっちの方が落ち着く
いつものみんなに会えて嬉しい
本当にそう感じる
さあ、今日もラルナ達が元の世界に戻る方法探すぞ~!

ソルア「ノルトおはよう」
ノルト「おはよ~!」
ソルア「ノルトどうしたんだ?」
ノルト「いつも通りのソルアだな~って思って......」
ソルア「???」

続く......

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