黄昏の港町

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「着きましたよ! ここが港町、トワイポート!」
「町の由来は黄昏の港町、黄昏はトワイライトなんですけど、トワイライトポートタウンだと長すぎるとの事なのでトワイポートになったそうです」
 凄い、この量の知識がサラサラと口から出てくるんだ。
「へぇ~物知りなんだね」
「こう見えてコジョ君、学校の中でも成績優秀でいっつも一位を取ってるんですよ!」
「こう見えては余計だよチラさん......」
 この二人を見てると微笑ましくなる。
 
 私もマナフィさんとこんな風に話せたらどんなに嬉しいだろうか......でも、その為に旅に出てるのもあるし、今から話すのに慣れないと。
「ふふっ、二人は仲良しなんだね」
「うんっ、それはもちろん!」
「僕達も沢山の事を一緒に体験してきたからね......」
 私の知らない所で、二人の物語があったんだろうなぁと考えさせられる。いや、今も二人の物語は続いてる。二人が一緒にいる限り、いつまでも物語は続く、人生と言う名の長い長い物語が。
 そんな二人が、とても羨ましい。

「フィオネさん、周りを見てみて!」
 チラーミィが言う通り周りを見てみると......いつの間にか沢山のポケモンや人間に囲まれていた。
「もしかして本物のフィオネ!?」とか「本で見た通りだー!」等の声が聞こえる。
 少し、緊張するけど......
「そ、そうです、わ、私は正真正銘のフィオネです!」と人間にも分かるように頷いて言った。
 喋れた......?これは確かな成長よね......?
 しかし、余韻に浸る暇もなく辺りでは大歓声が起きる。
「なんだか町を挙げての歓迎って感じがするね」
「凄いよね、チラさん」
 ふふっ、嬉しいなぁ......私がそれに似合うかは分からないけど、見てるこっちもなんだか......良い気分がする。

 本当に来て良かった。
「ありがとうね、二人とも」
「いやいや、僕達はここに用事があったんです」
「フィオネさんにも見て欲しい物があるの!」
 私に見て欲しい物?なんだろう。
 とても気になるなぁ......

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