第十一話 そこに海があるから

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輝きの洞窟にやってきたリュカ達。奥へ進むとフレア団と名乗る怪しい男に勝負を挑まれ、仲間と一緒に撃退していく。そしてダブルバトルでも、的確な連携で見事勝利したのだった。
ダブルバトルに勝利した後、僕たちは無事に化石博士を発見し、その際にポケモンの化石をもらい、ひとまず目的は達成した。
さっそくコボクタウンに戻って化石を復元してもらい、そしてカルムが受け取ったのは、アマルスという大昔に寒冷地に住んでいたポケモンらしい。アマルという名前を与えられ、おっとりとした様子で僕たちに挨拶する。

「どうも〜大昔からやってきたアマルです。ほとんど分からないことだらけだけど、これからよろしく〜って言っても、僕戦闘は苦手だから他の人にお任せするよ」

タイプはこおりといわだし、弱点が多いので使いどころが難しそうだ。とりあえずボックスに送られることになった。
一旦ポケモンセンターで回復した後、僕たちは次の町へ向けて出発した。8番道路は浜辺になっていて、すぐそばに海が広がっている。そのまま通り過ぎるかと思われたが、フレイさんがはしゃぎながら水辺に走っていく。

「冷たいけど、すごく気持ちいいわ!アンタたちも早く来なさ〜い!」

こちらに向かって手を振るフレイさん。一応確認するためにカルムの方を見る。

「…もうしょうがないなぁ。しばらく休憩にするから皆遊びに行ってもいいよ」

その言葉を聞いて、僕たちは一斉に海へ走り出す。近づくにつれて潮の香りが強くなり、水に触れた瞬間あまりの冷たさに全身の鳥肌が立つ。

「なな情けないですねリュカさん!武術の天才である私なら、これくらいの冷たさなんて平気ですよ…ブルル」

なぜかいつも対抗してくるコジョさんも、僕と同じく体を震わせている。言葉では平然を装っているが、頬の毛と尻尾が逆立っているので意味がない。
ちなみにリザンとサラは砂で遊んでいて、ソラはカルムのそばでうずくまりながら眠っている。そしてリザンとサラは協力してお城を作ろうと頑張っているようだ。
その様子を眺めていたら、突然背後から水をかけられた。びっくりして思わず尻尾がピンと立つ。

「なに余所見してるのリュカ!今から三匹で水かけ合戦するから、早くこっちに来なさい!」

「別にいいけど…フレイさんに水かけて大丈夫?」

「そんな大量に浴びなければ平気。弱点攻撃を耐えることも、強くなるために必要なことよ!」

「なるほど…さすがフレイお姉さんです!」

コジョに褒められて、フフンと鼻を鳴らして上機嫌になるフレイさん。そして三匹での水かけ合戦を存分に楽しんだ。…ほとんど僕が水をかけられたけどね。


一方カルムとソラは…

「主様…世界の破滅は刻一刻と迫ってるのに、こんなことをしてる暇はおありですか?」

「ソラ…僕は世界の破滅とかよく分からないけど、こうして皆と楽しく過ごせればそれで良いんだ。僕はトレーナーとしては平凡レベルだし、世界を救うなんてできるわけない。それでも…僕の周りの人たちだけでも助けれる力は持ちたい、そう思っているよ」

「…理解し難いものです。主様にはいずれ大きな運命と立ち向かう時が訪れます。それまでに万全の準備をしておいて下さい」

「あ、あはは…何とか頑張ってみるよ。っていうかソラ喋れたんだね」

「はい、いつの間にか言葉を理解できるようになりました。しかし私は使命を果たすために使うだけなので、このことは他言無用でお願いします」

「うん、二人だけの秘密ね」
カルムの手持ち
リュカ(リオル♂) フレイ(テールナー♀) サラ(色違いラルトス♀) リザン(リザード♂) ソラ(アブソル♀) コジョ(コジョフー♀)

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