第八話 カロス5人組とポケモンたちの交流

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パルファム宮殿にポケモンの笛を取りに行き、その帰り道でニャスパー兄妹を仲間に引き入れたリュカ一行。橋の上で寝ていたカビゴンを倒し、ポケモン育て屋さんで赤髪のお姉さんに出会った。
長いまつげのつり目にプルプルとしたルージュ色の唇。抜群のプロポーションでありながら大きな胸を併せ持つ。お姉さんはカルムたちに視線を合わせようと屈み、プルンという効果音が聞こえてしまうくらいに胸が揺れる。

「私はマホロっていうの。よかったらここの施設を案内してあげるわよ?」

「あ、あの…僕たちはちょっと見学しに来ただけなので大丈夫です!」

カルムとトロバとティエルノは顔を赤くさせて、逃げるように外へ出る。僕たちも後を追うが、なぜか僕がお姉さんに捕まってしまった。

「可愛いリオルくん、お姉さんにギュ〜ってさせて♡」

そのまま僕はお姉さんに抱きしめられる。柔らかい感触が顔を包み、女性特有の優しい香りに心奪われる。このままだと色んな意味で駄目になりそうだったので、僕はスルリと抜け出して素早く逃げ出す。

「あらあら、私嫌われちゃったかしら?いつでも待ってるからまた来てね〜」

去り際にそう言われて外へ出ると、ちょうどサナとセレナも合流していて、皆のポケモンお披露目会のようなものをしていた。

「みてみて、私のマロンちゃんに色々アクセサリーを付けてあげたの!もうさいっこうにキュートって感じ!」

「俺のヘイガニも最近多彩なムーブが出来るようになったし、理想のダンスチームが組めるように頑張らないとな!」

「ぼっ、僕は順調にポケモン図鑑を埋めています。いつか皆さんが見たことないようなポケモンを、見せれたらいいなって思います」

「私のゲッコウもさっきのバトルで進化したわ。図鑑で見た姿と色がちょっと違うのが気になるけど、今では頼りになる存在よ」

「僕のフレイも進化したけど、何だかさらに我が儘になった気がする…。ピンチになっても交代したがらないし、事あるごとにポフレを要求したりするんだ。手持ちも増えてきたし、本当に苦労が絶えないよ…」

カルムたちが話し合ってる間、僕はフレイさんに連れられて他のポケモンたちと話し合うことになった。こういうところでも発揮するフレイさんの積極性は、僕も見習いたいと常々思う。
フレイの誘いで集まったメンバーは、ハリマロン・ゲコガシラ・ヘイガニ・ピカチュウの4匹。それぞれトレーナーの代表者といったところかな。

「フレイちゃん進化したんだね、すっごく可愛い!」

「ふむ、以前よりも力がついたようだな。いずれ拙者と手合わせ願いたいものだ」

「ヘイヘ〜イ、俺の踊りだってキレが増してるぜ!いつか皆で踊る姿を見てみたいな!」

「僕はあんまり戦いが得意じゃないけど、こうして色んな世界を見れるのはとても楽しいよ」

「フフン、皆それなりに成長してるみたいね。でも一番になるのは私なんだから覚悟しておきなさい!」

「そうッス!そしてそのフレイ姉さんの隣には、頼れる存在の俺がいることも忘れないでほしいッス!」

「いや、アンタは別にいらないわ」

「うう…姉さん冷たいッス。でも、そこにシビれる!あこがれるゥ!」

皆が盛り上がる中、僕はサラとニャオとニャイのエスパー会話に混ざることにした。

(リュカさん、今ポケモンバトルの理論について考えていたんです。一緒にどうですか?)

「いや、僕は聞くだけでいいよ。エスニャン兄妹も何か考えているのかい?」

(うん、僕はサポートや状態異常を上手く使うことが一番だと思うんだ)

(私は強力な技や多彩なタイプ技を扱えるポケモンこそが、より多く勝利できると思います)

(なるほど…私はその両方をバランス良く使えることが大事かと思いますね。よろしければリュカさんの考えも聞かせて下さい)

「僕は…今でも戦うことに精一杯だから、いつもがむしゃらに頑張ってるだけだよ。昔から考えて行動するのは苦手なんだ…」

僕だけ曖昧な答えになっちゃったけど、それでもサラたちは真剣に聞いてくれている。彼女たちのような夢や理想を持つポケモンは、何だか僕には輝いて見える。凄くカッコいいけど、僕はどうしたらそんな風に輝けるのかよく分からない。皆で楽しく旅をするだけじゃ駄目なのかな?



(戦うことや勝つことって、そんなに大切なことなのかな…?まだその真意は分からないけど、この旅を通じて理解できたらいいな…)



しばらく会話が弾んだ後、再び皆とまた話し合うことを約束して、改めて7番道路を歩き始める。
カルムの手持ち
リュカ(リオル♂) フレイ(テールナー♀) サラ(色違いラルトス♀) リザン(ヒトカゲ♂) ニャオ(ニャスパー♂) ニャイ(ニャスパー♀)

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