第二話 初ジム戦!

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カルムのポケモンになり、リュカという名前を与えられたおくびょうなリオル。トレーナーのポケモンとなって早々、いきなりのジム戦を経験することになる。
カルムのポケモンになった後、僕は22番道路にいるトレーナーと戦い、そこそこの経験値を積んだ。しかし、まだまだ能力が低いせいで、相手を一撃で倒せずに反撃を喰らうことが多い。
一旦ポケモンセンターで回復した後、いよいよハクダンシティジムへ挑戦することになった。

「リュカ、私の戦いをしっかり見ておきなさい!」

フォッコのフレイさんが得意気にそう言って、次々に勝負をしかけてくるトレーナーを、自慢の火の粉で蹴散らしていく。たった一撃で敵を倒すその姿を、僕は憧れのような視線で見ていた。

(僕もいつか、あんな風にカッコよくなりたい…!)

そしていよいよ、ジムリーダーのビオラさんとの対戦が始まった。勢いそのままにフレイさんの快進撃が続くと思われたが、ここで思わぬ落とし穴が待っていた。

「アメタマは確か、むし・みずタイプのポケモンだったはず。フレイとの相性は悪いな…」

カルムの言葉通り、フレイさんの火の粉はあまりダメージが通らず、逆にアメタマのあわ攻撃で大ダメージを負ってしまう。
ここでカルムはフレイさんを下げて、僕の出番がやってきた。しかし、交代して早々アメタマのあわ攻撃を喰らってしまう。

(くっ…これくらいなら、どうってことない!)

心配するカルムに大丈夫とアイコンタクトを送る。それを感じ取ったカルムから、電光石火の攻撃が命じられた。僕は左右に素早く動きながら、一気に相手の距離を詰めて、その速さを殺すことなく右パンチを繰り出す。偶然にも急所に当たり、アメタマは想像以上に吹っ飛んだ後、様子を見に行ったジャッジから戦闘不能が告げられる。
そして僕のレベルが上がり、強敵を倒した感触が身体に残ったまま、僕は次の対戦ポケモンのビビヨンとも対峙する。ここで一旦カルムは、フレイさんの回復の為このターンを飛ばす。そして相手のビビヨンは、僕にまとわりつく攻撃をしてきた。

(ぐっ…ダメージはそんなにないけど、徐々に体力が奪われていく…!)

それに加えて、ビビヨンが僕の周りをまとわりついているせいで、ポケモンの交代もできなくなっている。すかさず僕は敵に攻撃を与えるが、思ったほどダメージが通らない。

(だめだ、ここにきて能力差が響いてる…)

全体的に進化が早いのが特徴の、むしタイプのポケモンたち。最終進化によって能力が高くなっているビビヨンに対して、僕はまだまだひ弱なポケモン。さらにここで、ビビヨンはかたくなるで守りを固め、持久戦に持ち込んできた。

「私たちもビオラさんの勝利の為に戦っているんです!相手が誰であれ容赦はしません!」

相手のビビヨンの声から強い意志を感じる。中途半端な気持ちで戦っていた僕が勝てるわけなかったんだ…。もう僕には戦う体力も精神力も無くなり、そのままバタッと倒れてしまう。

「リュカ!ごめん、すぐに交代できなくて…。あとは任せたよ、フレイ!」

「キャウキャウ!!(おくびょうなリュカにしては、よく頑張ったと褒めてあげるわ。後は先輩の私に任せなさい!)」

結局フレイさんの火の粉が決定打となって、ジムリーダー戦はカルムの勝利で終わった。
ポケモンセンターで回復してもらった後、僕はカルムからご褒美としてチョコポフレを受け取る。しかし先程のジムリーダー戦で、自分が何の覚悟も熱意も無く、ただ浅はかに勝負を挑んでいたという愚かさを実感してしまい、食べたチョコポフレはあまり美味しく感じられなかった。
カルムの手持ち
リュカ(リオル♂) フレイ(フォッコ♀)

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