Jょ>ぶ<4―ちいあ>の せんた>J

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読了時間目安:2分

この作品には残酷表現があります。苦手な方は注意してください

 ………………………………
 おい、どこだよ、ここ。
 「ボクはご主人が嫌いだ。」
 そういう台詞で始まるはずだろう?
 何でこんなに暗いんだよ。
 何で何もないんだよ。
 おい、何とか言えよ。
 ボクに助言した奴がいただろう?
 ボクを絶望のどん底に突き落とした奴がいただろう?










 まさか。
 ボクが殺してしまったから、もう現れないとでもいうのか?
 それなら、どうしてこんなに真っ暗なんだ?
 ボクが愚痴をこぼして、そこからどうするか選んで。
 そういう手順だったはずだろう?
 どうして何も現れない?
 どうして何も起こらない?










 そうだ。
 今までみたいに、リセットすればいいんだ。
 あの選択の場面まで戻って、やり直せばいいんだ。
 今までみたいに出てこいよ。
 リセットしますかって、出てこいよ。
 ボクは何度だってやり直すんだ。
 だから、出てこいよ!











*リセット しますか?
→はい
 いいえ










 ははは!これで……










*ここで リセット すると にどと もとには もどれません。
*それでも ほんとうに リセット しますか?










 しつこいなぁ!リセットするさ!何度でもね!










→はい
 いいえ










*リセットが 完了 しました。










 よし、これで……










*データを ロード できません。










 あれ?










*データを ロード できません。










 え?なんで?今までこの方法でやり直してきたのに!
 何でできないんだよ!










*データは あなたの手で リセット されました










 お、おい……










*あなたの 物語は










 やめろよ。










*これで





 やめろって!





*おしまい です。





 やめろぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!!!!!!





 ブツッ





































 そして全てが無に帰した。

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感想

お名前:北埜とらさん
 こ、こあい……!!!(幼稚園児並の感想)
 確か庭さんの企画に出されていた作品でしたよね。企画や連載掲載されていたときの他の方の反応を見ていてこあい作品なんやろなあと想像はしていたのですが、想像以上にホラーみが強くてゾクゾクしました。メタ感の強いネタですが、そこに主人の「せいへき」理不尽さや生々しさが加わることで、メタネタとの相乗効果的に不気味な作品に仕上がっていますね。ボクによる文体の柔らかさ、『しょくぶつ』の強引な変換解釈など、クスッと来てもいいような見かけからの、漂い回を追うごとに鮮明になっていく気味悪さとのギャップがまた良い味でした。
 一話目の段階では、一体誰と喋っているんだろう、カウンセラー的な人なのか? と考えていましたが、結局彼は一体なんだったんだろう……彼を殺したことで真っ暗になってロードが効かなくなったり4話目タイトルがバグっていたり、ゲームシステム的なもの……だったんでしょうか。だとすると、それに支配されていた「ボク」の人生とは何……?「データ」とは?私の見ていたものは一体……??ゲームの中の世界だったのか……??? などと、疑問は深まるばかり……(*‘ω‘ *)短いシュミレーションゲームを選択肢を変えながら何度もプレイする感覚ですが、このゲーム、ハッピーエンドがそもそも組み込まれていたのかどうか……多分組み込まれてませんよね? ゲームとして間違ってる!!笑 ホラーは分かんないことが怖いとはまさにこのことですね……! 不気味!
書いた日:2019年03月22日
作者からの返信
普段の私の作品とは一風変わった作品でした。お読みいただきありがとうございます。とあるゲーム作品に強い影響を受けてこんな形になりました。書いている自分にとっても、ゲームの世界の住人に降りかかる理不尽について色々考えるいい機会だったと思ってます。
・Happy Endは存在したかどうか
「選択肢の中にはなかった」とだけ答えさせていただきます。選択肢の外に、Happy Endへの道があったのかどうかは、ご想像にお任せします。
・タイトルのバグ
よくぞ読み取ってくださいました。そうなんです。バグってるんです。鏡文字のような文字や記号が存在するものを正しい文字と入れ替えることで、バグのように見せたのでした。
・ゲームみたいな感覚
そうなんですよね。時を遡って様々な選択肢を試せる。ゲームの特徴の一つです。でも、現実の時間は元には戻らない。一度道を選んで進んでしまったら、本来は後戻りができないはずなんです。でも、「ボク」には「できて」しまった。そのこと自体が、既に「おかしな」ことなのかもしれません。
・ゲームとして間違ってる!
私もそう思います。はっきりと言っていただけて嬉しいです。

ちゃんとした返信になってるか不安ですが、こんなところです。
改めて、読了とご感想をありがとうございました。
書いた日:2019年03月23日