5話 誕生祭

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読了時間目安:28分

この作品には残酷表現があります。苦手な方は注意してください

電気野郎「おはようございまーす」
カイト「おはようございまーす!」
ミル「早く寝ろ」
1971年3月16日

マーズタウン中央役所で合格通知書を提出(翌日にライセンスが発行される)して向かった先は




ガルーラの店


「「「こんにちはー!!」」」

三匹は店のドアを強く開けて元気な声でガルーラに挨拶をする。


電気野郎「ひゃっほぉーい!おやっさん(ガルーラ)!全員合格だぜ!」


ガルーラ「あら!よかったじゃない!おめでとさん!」

何故ここに来たのか、合格したことを報告するためである。ガルーラとした労働契約は〈探検隊国家公務員試験に合格するまで〉というものであるため、今日を持ってアルバイト卒業ということなのである。これからは探検隊の仕事をするのだ。お別れの挨拶をするためにもここに来たのである。

「あなたたち、今までよく頑張ったわね!おめでとう!…ピカチュウ。君には酷いことを言ってしまった時があったわね。あの時はごめんね。もっと優しい言い方をすればよかったわ。」

「謝るのはこっちの方ですよ。あの時帰れと言われて心が折れて、ドアを壊すつもりで、やつあたりで強くドアを閉めて帰ったんですよ。」

「あんな冷たいことを言われて苦しくないやつはいないからね。仕方ないよ。」

「あ!そういえば!鉄はもう外していい??これ着けてると邪魔で寝にくかったんだよねぇ。」

「あなたたち‥‥。本当に寝る時も着けてたのね‥‥。冗談のつもりだったんだけど…もちろん!試験は合格したんだから外していいわよ!」

ミル「やっっっっっっっっっっっと!外せるのね!あぁぁぁぁ!つかれたぁ!」
そういってミルは颯爽と鉄のおもりを外した。するとどうだろう。この軽々しい体は。天使の羽をもったかのようにミルははしゃいだ。これで背筋、ピーン!だ。(?)
電気野郎とカイトもおもりを外して‥‥


「「「うふふふふふふふ!!!あははははは!!!軽~い!」」」

三匹は天使の羽を思う存分楽しんだ。

「さぁあなた達!ギルドに行きなさい!合格したことを報告してきなさい!みんな楽しみに待ってるわよ!」

「はい!行ってきます!」

「たまに遊びに行きますね!」

「遊びに行ったときはシェイク奢ってねー!特盛だよー!」
三匹は扉を開けてガルーラに手を振りながら店を出た。
ガルーラはしょうがない子たちねぇと呟いて三匹に手を振った。



三匹は学校、ガルーラの店でのアルバイトを 卒業。





17:37
ギルドB3(地下3階)

「ただいまぁー!」


「ちょっカイト!あっ‥‥」

「まっ‥‥」
カイトは合格したことを隊長のデデンネに報告するために隊長の部屋にドーン!と突入した。普通はノックを三回、そして「失礼します」と言ってから入るのが基本であるが、興奮しているせいかそれすらも忘れている。いや、カイトはバカだから…だろう。そこではデデンネとバシャーモが椅子に座って机にある大量の資料を抱えながら寝落ちしている。あっ、よだれ垂らしている。なんてだらしない姿だろうww。お疲れ様です。

「zzz‥‥‥‥!?はっ!ヤベェ‥‥寝てた‥‥」
デデンネがはっと目を覚ます。

「zzz‥‥‥‥!!おっ‥‥俺は寝てないからな!!ずっと起きてたぞ!!」
バシャーモも起きた。うん、確実に寝てましたね。
バシャーモはよだれを拭いて寝ていなかったことをアピールしている。

「「あのぅ‥‥失礼しますぅ‥」」
電気野郎とミルがあとから入ってきて恐る恐る声をかける。

「あぁ君たち。どうしたんだい?」
どうしたんだい?と聞かれて三匹が一斉に同じポーズをした。自信満々に親指を立ててデデンネ達に向けた。GOODのサイン。

「「よくやったっ!!!」」
彼らが合格できたことを表すサインに気が付いたデデンネとバシャーモはサインし返す。
「よしっ!今夜は誕生祭だな!!」

「「ナニそれ!!!おもしろそう!!」」
電気野郎とカイトが興味津々になって首を突っ込む。はぁまったく、首を突っ込みすぎなのよ…とミルは呟いてため息をつく。

「そうか君たちは初めてだったな。『誕生祭』ってのは探検隊になった新人をお祝いする儀式だよ。このギルドだけの特別な儀式なんだ。空の神 ホウオウ様と水の神 ルギア様に探検隊として誠意を尽くすことを誓うんだ。それで初めて探検隊になったということになる。大切な儀式だからふざけたりするなよ?」

「‥‥」

「ホウオウとルギア‥‥か。」
なぜか懐かしい。俺はホウオウ様?とルギア様?を捕まえていた記憶があるような無いような‥‥!たしか俺はどっちもスーパーボールで捕まえてたな‥‥
?!ちょっ!捕まえた?!なんでそんな記憶があるんだ?!なんで?!‥‥‥‥‥‥
多分これは気のせいだ。もうこのことは忘れよう。変な妄想をしているだけだ。忘れよう。
俺は考えていたことを切り替えて、質問をしようじゃァないか。

「でも、なんで探検隊が誓う必要があるんです?なんか探検隊が特別扱いされてるみたいで気になるんですけど‥そもそも誓う理由って何ですか?」

「私が教えよう!ホウオウ様とルギア様はこの星を創ったとされているんだ。そしてこの星を守っている。そして探検隊はこの星の安全、治安の安定を目指して仕事をしている。私たちもホウオウ様、ルギア様と同じように星を守る仕事をしているんだ。だから探検隊として私たちも星を守るために、あなた方に協力します。一緒に守りましょうという約束をするためにこの儀式があるんだ。」
デデンネが丁寧に説明してくれた。

「へぇ‥‥納得しました。」
かなり奥が深い。神なんてでたらめだと思っていたが、なぜか俺は神様を知っている。なぜかは知らんが、これは真剣に行った方がよさそうだ。


「バシャーモ。18:00に明日あいつを呼んでこれるように連絡を取っておけ。あと準備も頼む。」

「了解です」


カイト「早いっすね!準備に時間かかったりしないの?」

バシャーモ「別に?祭壇とかテーブルとかの軽い準備でいいんだよ。ご飯はデリバリーで頼むから。」


「デリバリー?!やった!ふぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!!何頼むの?」

「それはお前らが決めてくれ。」

「僕は腹いっぱい食えるならそれでいい!」

「同感だね」
「私も」

バシャーモ(こっ…こいつら‥‥何が食べたいか聞いてるのに答えになってない!‥‥めんどくさい奴らだ(泣))

何が食べたい?と聞かれてなんでもいい!って言われるのは一番めんどくさい発言なのである。(作者もよく使うめんどくさい言葉)

バシャーモ「‥‥じゃぁ適当に言っておくよ」

「「「素晴らしい!!!!!!!」」」


デデンネ「さぁ、もう夜遅いから早く寝てきなさい。」

「「「はぁーい!」」」
「失礼しました!おやすみなさい!」


バッシャーモ「元気があってよろしい!それじゃぁな。おやすみ」
三匹は軽く礼をしてそっと扉を閉めて部屋から出た。




デデンネは大きく息を吸って、吐いて。
「さぁぁて、残りの仕事終わらせるか。」

バシャーモ「そうですね。明日は久しぶりに飲める(酒)じゃないですか、あの方と。」

デデンネ「そうだな、長い時間飲めるように明日の分も片づけるぞ」

バシャーモ「初めからそのつもりでしたよ。」
そう言って彼らは仕事を素早く片付けるのであった。






1971年3月17日。水曜日。

朝。太陽は降り注がない。なぜならここは地下4階だからだ。しかし、温かい春の温度が電気野郎を深い睡眠へ誘う。電気野郎はそれに耐えることができず朝はいつもの時間に起きることはできなかった。


am 8:22


バクオング「おぉぉぉぉきろぉぉぉぉぉ!!!!朝だぞぉぉぉぉ!!!!」

朝の目覚まし係のバクオングが三匹を起こしに来る。


ミル「ぐはぁぁぁぁぁぁ!!!」
カイト「うごぉぉぉぉぉ!!!」

その音は爆音。地面が少し揺れるくらいの爆音。圧倒的な爆音!バクオングの爆音に耐えきれずカイトとミルはたまらず耳をふさぐ。(ポッチャマには耳はあるのか?‥‥まぁ、耳があるという仮定でお願いします)
しかし、それに全く動じないポケモン。電気野郎だ。彼はまだベッドで深い深い眠りについている。

ミル・カイト(よくあんな爆音でも寝ていられるよなぁ)


バクオング「おぉぉぉぉきろっていってんだろぉぉぉぉぉ!!!!!!!」
それでも電気野郎は動じない。だが、少し反応した。


電気野郎「zzzzzもう‥‥これ以上‥‥アマ〇ンで買い物は…するな‥‥zzzzz」
ただの寝言だった。意味不明である。


バクオング「俺の声でも起きねぇのかぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」

ドゥゥゥゥゥゥゥゥン!!!!!そう言っているように聞こえる。(人気少年漫画ド〇えもんに出てくる少年Gの歌唱中の音、ボェーという音に近い。)


ミル「ぐはぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!耳が死ぬ!死ぬ!死ぬって!!!起こす方法はないの?!」


カイト「ここは僕に任せて!いい方法がある!」

カイトは後ろに下がり距離をとる。そして電気野郎に向かって全力で走る!ジャンプ!勢い余ったスピードで膝を電気野郎の顔面に直撃させる。“とび膝蹴り”である。


カイト「おはよーございまーす!朝の食パンが君を待ってるぞー!」


電気野郎「うぐぉぉぉぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」

電気野郎は勢いよく吹っ飛び、壁にゴン!という美しい音色を響かせて激突する。


電気野郎「クッソがッ!!何すんだ!」
電気は激突してじんじん痛む後頭部を抑えて言った。

カイト「ごん!!やっぱり音楽は素晴らしい!こうでなくっちゃ!」

ミル「やっと起きたのね(涙)今日はライセンスの受け取りでしょ!取りに行くわよ!」
あ、そうだった。





マーズタウン中央役所
完成したランセンスを受け取りに行く。手渡されたのはライセンスと通行証明書?と書かれているものが。ライセンスは銅色をしていて右に自分の写真が貼ってある。硬いカード状である。
通行証明書とは下位ランク、上位ランク、超級ランクの三段階に分かれていて、規制されているダンジョンに入ることができるもの。上位ランクや超級ランクになると未開の地や難関ダンジョンに入ることができる。ライセンスも上位ランクになれば銀色になり、超級ランクになれば色はゴールドである。

それとライセンスと通行証明書と入れるパスケースをもらった。警察が身分を証明するために見せる警察手帳によく似ている。

さらに大きめのバッグ人数分を(3)もらった。いわゆる探検バッグだ。かなり大きいので大体アイテムが8個くらい入る大きさだ。3匹いるから単純計算で24個か。かなり満足だ。

まだもらうのもがある。不思議な地図(解説不可の謎すぎる地図)とモモンスカーフ、みきりハチマキ、スタミナリボンをもらった。

電気野郎「さて…」

カイト「これを?」

ミル「誰が着けるか…だね」


カイト「僕スカーフ!」
電気野郎「あっ!おまっ!ずりーぞ!」

カイト「いいじゃん!早い者勝ちでしょ!」


電気野郎「ちっ。じゃぁ俺はハチマキか‥‥」


ミル「それで?私が強制的にリボンになると」

「「リボンは無理だわww絶対似合わないww」」
電気野郎とカイトは思わず笑ってしまった。(後でボコられました)
三匹はもらった装備品をつけた。電気野郎は頭に付けてもズレてすぐ取れてしまうので耳に付けることにした。なんだか体育祭でハチマキを締めて張り切る高校生みたいだ。悪くない、意外と似合う。スカーフがいいと思っていたが、まぁこれでいいか。

「さぁ!帰るわよ!!ダッシュで!!」

「えっ、もう帰るのかよ」

「当り前じゃない!今のうちに腹空かせておかないと食べれないじゃない!!」
昨日、太るからいやだとか言ってたくせに‥‥めんどくせー女だ。なんというか、男だと思う。発言が男らしい。こいつは女じゃない。絶対男だ。


ミル「ん?誰かが私を男だと考えていなかった?ん?(怒)」
そう言って振り返り、電気野郎を真顔で見た。
な…なんだこいつ?!考えていたことを当てられた?!こいつヤベェ!!!次言ったら殺される!!!マジで殺される!!もう男だなんて言わないでおこう。

「電気!!帰り道に鬼ごっこしよ!」

「嫌だよ、め ん ど く せ ぇ」
そんな子供っぽいことしてられっかよ。だりぃ。子供っぽいことしか考えられないカイトはお子ちゃまだな。

「いじわる!いいじゃんちょっとくらい!」
カイトは口をぷくぅと膨らませ、電気野郎をガツン!と殴った。

「いっっっっっっっ?!」
唐突にカイトから殴られ思わず涙目になってしまった。
それと同時にカイトはデデンネのギルドの方向に向かって全力で走る

「じゃぁ電気が鬼でぼくが逃げる番ね!!!鬼ごっこスタートぉ!」
「クソがッッッッ!!!クソ犬!ぶっ殺す!!!」
「えっ……」
電気野郎もカイトを追って走る。ミルをおいて行ってしまった。

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誕生祭。ギルドに戻ると大きな絵が三匹を迎えた。大きな生き物が海で優雅に泳ぐ姿と、空を飛ぶ美しい羽根を持つ生き物が秋の夕焼けを優雅に飛ぶ姿。それが一枚の絵に合わさっていて実に綺麗だ。これはカッコイイと表現するべきか。そして絵の正面にいくつかの椅子が置かれている。これを言葉で表すならば教会だ。


デデンネ「さぁ、始めようか。」

デデンネとバシャーモが絵を正面に三匹を並ばせて三匹の正面に立った。


電気野郎「あの‥‥俺たちは何をすればいいのですか?」


バシャーモ「まぁ、みんながやっていることに合わせてくれればいいよ。」

デデンネが深呼吸をして手を強く叩いた。綺麗な『いただきます』のポーズである。

「ア~アォーーーーーー!」というデデンネの高い声が響き、ギルドメンバー全員が一斉に手を叩き、叫んだ。その鳴き声はとても長く、高く、響く。三匹の鼓膜を振動させる。

「天は自ら助くる者を助くーーー天は生命の上に生命を作らずーー我ら声を掲げて一大事を守らんと誓ふーー」
デデンネの不思議なお経が始まる。長いのかと思われたがそうでもなかった。

‥‥‥デデンネ「‥‥只今より誕生祭を始めさせていただきます。‥‥さぁ、目を閉じなさい。新しい守り人達よ」
守り人とは俺たちのことを言っているのだろうか。だから電気野郎は目を閉じる。それを見たカイトとミルも目をつぶる。

バシャーモ「あなた達はこれから、いかなることがあろうとも、仲間を信じ、助け合い、ともに世界を守ることを誓いますか。」

「「「誓います。」」」
真剣な顔で俺たちは言った。

デデンネ「では、あなた達のチームの名前はなんですか。」

「「「?!」」」
しまった。そういえばチームの名前決めてなかった!三匹は目を開けて小声で話し合う。


電気野郎(おい!やべーぞ!どうする?!)
ミル(どうするも何も知らないわよ!そんなの!)
カイト(今日って何曜日?)
電気野郎(水曜日だけど今そんなこと言ってる場合かよ!)
カイト(じゃぁ、『水曜日』ってのはダサいから『Wednesday』はどう?)
ミル(今日が水曜日だから『Wednesday』にするの?!そんなの嫌よ!)
カイト(そういえば、バイトの件で喧嘩をしたのはいつだっけ。確か水曜日だよね。)
電気野郎(?だから?何が言いたいのさ。)

カイト(そういえば水曜日って嫌なことがいっぱいあったね。水曜日学校は9限講義だったよね。それで急いでバイト行ったの思い出すな~。そして喧嘩があったのも水曜日。僕たちが受験した時は水曜日だったよね。僕だけ落ちちゃったけどww)

ミル(だから何が言いた…)
カイト(辛い水曜日を乗り越える『Wednesday』。昨日を越えて、今日を生きて、明日に抗う『Wednesday』という意味だよ。)

電気野郎(その発想どこから出てきたんだよ。クソ良い名前じゃんかよ!)

ミル(それにしよう。カイト、あなた何者なの?ww)

俺達は大きな声で叫んだ。
俺たちは明日に抗う『Wednesday』。
『Wednesday』の冒険は『まだ』始まっていない。
俺達の青春サクセスストーリーは運動会の徒競走で唸るピストル音に足を思いきり蹴って、一位を取りたがる小学生のようにスタートを切るのである。





同時刻
マーズタウンの静かな酒場では1匹の鳥ポケモンが飲んでいた。それはピジョンである。そこには部下らしきポケモンも、
「先輩、どうしたんだろぅ‥ここ数ヶ月、何も喋っていないし、元気もない」「先輩!苦しいことがあるなら私たちにも言ってくださいよ。心配で仕方ないんです!」


ピジョン「おい」

「はい?なんです?」


ピジョン「俺がガルーラの店にピカチュウいた時のことは覚えてるか?」

「えぇ、覚えていますが‥それがどうしたのですか?先輩、エアカッターはちょっとやりすぎな気がしますが‥」

「あの時のピカチュウの顔を見たか?」

「顔?見ていないですが‥」

「どんな顔をしていたと思う」

「顔‥‥‥ですか?」

「あの時の顔ははっきり覚えている‥あの顔は確実に」







笑っていた。
しかもニッコリした顔で
「『殺す』と何度も言われた。」
あの顔は二度と忘れることはできないだろう‥




19:29
誕生祭は終わった。そして打ち上げのパーティだ。
何か大きな道具を担いで


「失礼しま~す、おじゃましま~すぅ」

そう言ってギルドにやってきた人物は


「「「あ?!ガルーラのおやっさん?!」」」


ガルーラ「やぁ!あなた達!バシャーモがギルドで飯作ってくれってしつこいからしょうがなしに店閉めてやってきたのよ。」

バシャーモ「何言ってるんですか!wwガルーラさんが作らせてくれって言ったじゃないですか!wwそんなしつこいこと言ってないですww」

デデンネ「え〜、ガルーラを脅したの〜?さいてい〜」

バシャーモ「だから!そんなことしていないですって!」

ガルーラ「冗談に決まってるじゃないwwデデンネとは長い付き合いだし、あの子達も頑張ってたから祝ってあげないとね!そらっ!作って欲しいのはラーメンだったね?まっかせなさい!」

そう言ってガルーラは担いできた道具を使って麺を湯がき始める。

デデンネはチームWednesdayに向かって

デデンネ「ガルーラが飯作ってる間に今ながら自己紹介するか。 私はここのギルドの隊長をやっているデデンネ。ゴールド探検隊で専攻は心理学。一応女だ。」

「ちょっと突っ込むところが多くて何言ってるのかわかんないですねw」

「専攻ってナニ?美味しい系?」

「女性だったんですか?!」


デデンネ「女で悪かったな。それと専攻ってのは探検隊の中の専門資格って感じかな。探検隊の国家資格があるけど、もっと上の資格ってのがあるんだよ。専攻ってのは個性がよく出るね。科学やってる奴もいるしワザの専攻って奴もいる。」

電気野郎「それで心理学ってのはなんですか?」

デデンネ「心理学ってのは生き物の心理と行動を研究する学問のこと。簡単に言うと相手の考えていることが大体わかるみたいな感じ。」

バシャーモ「そして俺が副隊長のバシャーモ。専攻は‥まだ取ってない」


「俺が探検隊Expressの一番隊長!ニドキング!快速急行で事件解決!キケンな仕事は俺たちに任せろ!」


「同じくExpressのエレキブル。」


「同じくExpressのビーダルですわ」


「俺様が探検隊LOUDのバクオング!‥本当はあと3匹いるんだが、俺様がミスって怪我しちまったから今はお留守番って訳だ!後の3匹は遠征に行ってるぞ!」

それぞれ自己紹介をしてもらったので


「俺達はWednesday。俺は記憶を失っているから名前はわかりません。電気野郎って呼んでください」


「僕はWednesdayのカイト!」


「同じくミルです。」


「「「よろしくお願いします!」」」


3匹は深々とお辞儀をする。そんなに賢まらなくていいよ!とみんなが言うが、初めは第一印象ってのが大切なんだよ。


デデンネ「探検隊はまだいるんだけどね、今は遠征とかで忙しい時期なんだよ。あ、まだ紹介していない人がいるじゃないか。すみませーん!係の皆さん!申し訳ないですが集まっていただけますかー?!」

「あ〜忙し忙し〜」と走りながら20匹程度のポケモンがぞろぞろやってきた。


デデンネ「一人づつやってくのは時間がかかりそうだからスタッフ代表のハハコモリ!挨拶お願い!」


ハハコモリ「え〜!?わ、私!?そ、そそそそそそそんなじじじじじじじ自己紹介だなんて‥!」

「お願いしますよキャプテン!」

「頑張ってくださーい!!」

スタッフメンバーが応援している。その期待に応えるぞという勢いで3匹の前に立ち

「す、すすすスタッフ代表の‥は、ハハハハハハハコモリですっ!Wednesdayの皆さんっ!よ、よろしくお願いします!」

「「「お願いします!!」」」

ハハコモリ「わぁぁぁ(泣)ありがとうございますぅぅ!」
ハハコモリは嬉しいのだろうか。涙目である。
そしてハハコモリはスタッフメンバーに向かって


ハハコモリ「Wednesdayの皆さんに優しくするんだぞ!そして新しい仲間が入った!野郎共!!今まで以上に気合い入れ行くぞ!今まで以上にビシバシ働いてもらうぞ!!!わかったか!!!!」


スタッフ一同「「はいっ!!!!!!!」」


電気野郎「こ‥これはすげぇ」

どうやらスタッフメンバーにめちゃくちゃ厳しいようだ。俺たちの前の時はあんなにおどおどしていたのに‥!言葉遣いもすごいな‥スタッフの皆さん‥頑張って!!


ガルーラ「そぉーら!できたぞ!熱々醤油ラーメン!塩も味噌もあるぞ!さぁみんなでたくさん食え!食ったらケーキもあるからなぁ!」

「「「「「待ってましたぁ!!!」」」」」

デデンネ「バシャーモ!今日は飲むぞ!!」

バシャーモ「もちろんです!!」

電気野郎「俺は味噌ラーメンだな!‥‥‥‥!?こっ!これは!?‥‥‥‥熱いーー!!!」


こうして楽しい宴会は行われるのだった。




食い終わった後。

ガルーラ「電気!はいっ!これあげる!」
何を嬉しそうに言ってるんだ……
手渡されたのはパイじゃないか!もしかしてこれって‥‥‥

「誰かの顔面に投げつけてきなさい!」
おっ?これは?パーティで恒例のパイを顔面に投げるゲームだ!!!!ふっ、投げる相手は決まってるね。もちろん、あのクソ犬だ。ふっふっふっ…どうやって投げようか。顔面にパイだらけのカイトの顔が見てみたいwww

電気野郎は投げる用のパイをバレないように後ろに隠し持って

「おーい、カイト―」
背を向けていたカイトが振り向いて…今だっ!!!


びちゃっ

「えっ?」
?!今起こったことをありのままに話すぜ…!俺はカイトに向かってパイを投げようとした!それなのに?!俺の視界は真っ白だ!どっ…どういうことなんだ?!顔にべっとり何かが付いたような感覚が…



「あああああーーーっはっはっはっは!!!!!マジでウケるんですけどwwww」

「は?」
カイトが大笑いしてやがる。視界は真っ白でも声で分かる。は???

周りで笑い声が響く。

「ほんっっっっとにバカね!!!ウケるwwwwwあなたにパイを渡したらカイトに投げようとすることくらい分かってるわよwwだからカイトにもパイを持たせたのよww」


「‥‥‥‥」
電気野郎はパイで真っ白になった顔を手で拭う。

「あんのクソ犬がぁぁぁぁ!!ぶっ殺す!!どこに行きやがった!!出てこいや!!」

(カイトは隠れちゃったわよ)
ミルのボソッと呟いたのを地獄耳の俺が聞き逃すと思っていたのか!隠れてやがるなッ!ロッカーに隠れやがったか?!違う部屋に隠れやがったな!!3秒で見つけ出してやるぜ!!!!!ぶっ殺す!!

電気野郎はカイトを見つけるため、みんながいる広場を出て行った。

くそいぬがぁぁぁぁぁぁ!!でてこいやぁぁぁ!!


遠くで電気野郎の叫び声が聞こえる‥‥‥。
周りのみんなは笑いが止められなかった。









23:49

宴会も終わりみんなが寝静まった頃、デデンネ、バシャーモ、ガルーラの3匹は丸テーブルに座り、話し合っていた。


デデンネ「ガルーラ。ホルスビールの味はどうだい?」

ガルーラ「最高ねこれ!ラーメン食った後のシメにぴったりよ!」

バシャーモ「ガルーラさん?それ逆ですよ。飲んだ後のラーメンが最高なんですよ。」

ガルーラ「もぅ!いちいちうるさいわね〜どっちでもいいのよそこは」

バシャーモは ‥えぇ‥(汗)と言う表情を。デデンネとガルーラは笑っている。

バシャーモ「ガルーラさん。そういえばどうして辞めちゃったのです?人気店になったとはいえあっちの方が儲かるのではないですか?」


ガルーラ「結婚して子供がいるんだよ。子育ても大事だろ?そもそも店は繁盛してるし、旦那が続けているからお金は大丈夫なのよ」

バシャーモ「店より部下の育成の仕事の方が絶対良いですって!『ダン・マーガレット』陸軍中佐?」

ガルーラ「大陸軍の犬になるのはもう辞めたのよ。その名前でいちいち言わないでちょうだい。」
ガルーラはビールジョッキを持って半分入っていたビールを飲み干した。そして深いため息。

ガルーラ「軍でも色々あったのよ‥上官の命令は絶対だし、前の第三次未来戦争でも酷い目にあったのよ。もうイヤよ。」

デデンネ「急に話変えるが新しいあの3匹はどうだい?ガルーラ。」

ガルーラ「あの子達凄いわよ。どうせすぐ辞めるだろうと思ってたのにあの根性は凄いわ。あれだけ頑張れる秘訣が知りたいわ!デデンネ!あの3匹は強くしたわよ。後はよろしくね!…そういえばカイト・ペイン‥‥‥?どこかで聞いたような‥?」


デデンネ「確かにあのリオルはなかなかやるよ。頭は悪いけどちゃんと考えてものを言っている。今日だって‥ね?バシャーモ?」
バシャーモはビールをぐびぐび飲んで、ぷはぁぁとビールを味わう。

バシャーモ「本当にカイトはすごいですよ〜!とっさに考えたチーム名、めっちゃカッコいいじゃないですか〜!羨ましくてムカつきますぅ」

デデンネ「バシャーモはもう限界だねwwカイトはすごい。でも、あの中に1匹、ヤバイ奴がいる。」
苦笑いをするデデンネ。

ガルーラ「そうね。今まで軍とかでも後輩を見てきたけどあんなにヤバイ奴は初めてよ。」

バシャーモ「ヤバイ奴ですかぁ〜?そんなの大体検討はついてますよォ〜電気野郎君でしょぉ?」

デデンネ「残念だけど不正解だ。」




「「ミル・コサイン」」
デデンネとガルーラは揃って発した。

「?!」
バシャーモは酔いが吹っ切れて驚きの表情をしている。

ガルーラ「やっぱり。髪がぴょこんとしたピカチュウだと思ったのでしょ?まだまだ甘いわね〜」

バシャーモ「そんなっ?!なんで?!ミル・コサイン?!よくいる普通の女の子じゃないか?!」

デデンネ「名前のないピカチュウか。あの子は3匹の中で一番弱い。まだまだ修行が必要だな。でもこれからが楽しみだね。」



ガルーラとデデンネは顔を赤らめて言う。酔いが出てきたようなので話はこれまで。
この先、どんな話をしたのかは誰にもわからない。





場所不明

???「‥よし、これにしよう。」
???「決まったな」

???「ついに‥ついに始まるのですね‥!」

???「頑張りましょうね!‥‥さん!」

???「さぁ変えてやるぞ、この世界を‥」

???「俺たちの名前は‥‥」




「「「「「『Fの革命軍』だ!!!!!」」」」」



『Wednesday』が完成したと同時になにか新しい組織が完成する。時の流れは止まることはない。そして『Fの革命軍』とは。

第1章 終
第2章 カルマと呼ばれたポケモン編

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