4話-3 「78」

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読了時間目安:4分

この作品には残酷表現があります。苦手な方は注意してください

真面目な回です。
複雑な部分がありますのでよく考えてお読みください。
1971年 3月13日。土曜日。
探検隊国家公務員試験当日。
三匹は分厚い本を読みながら試験会場の目の前にやってきた。


「もう完璧ね。満点確定でしょww」

「おいおい、そんな油断してるとイージーミスして俺に負けるぞww」

「僕ももう完璧!二人の『200問連続正解するまで寝れま10』のおかげで答えられない問題なんてないよ!」

「もう995点なんてとるなよ!お前にはフラグが成立しそうで怖いんだけど」

「大丈夫だって。心配しすぎなのよ。もし満点取れなかったら食べ放題バイキングを奢ってもらうわよ。」

「あそこ一匹800P(日本円で約3500円)もするじゃん。高いよ。」

「プレッシャーやばくてマジ草生えるww」

さぁ、行こうか。
三匹は堂々とした姿で試験に臨む。





筆記試験
今年は受験生が多いな‥‥ざっと数えて250はいるだろうか‥‥。

前回から合格点が1000点以上に引き上げになって合格率は4%。(いままでは7%)急激に低下した。おそらく、今までは900点ラインで合格していた人が多くいたのだろう。だが、そんなことは気にせずに電気野郎は筆記試験に挑むのだった。







テスト終了12分前に
カッ、カツカッ、カッカッカッ‥‥
ひたすら紙と鉛筆が摩擦する音が聞こえる。ラストスパートの時間である。受験者が焦りだす時間だ。その摩擦音はやむことがない。


「ゲホッ!うッ!ガハッ!‥‥ゲホッ!ゲホッ!‥‥ハァハァハァ‥‥。」
誰かが苦しむような声が聞こえる。誰だろう。かれこれ3分くらい咳き込んでいる。

テストを受けることはかなりのプレッシャーがある。気持ちが焦って体調を悪くする人も少なくないだろう。試験で鉛筆のカリカリとする音は、聞いている人にとって有害なのである。『周りの人はどんどん問題を解いている!!焦るな!考えろ!考えろ!』という感情が緊張や不安、焦りを引き起こすことがある。場合によっては吐き気や頭痛などを引き起こすこともあるそうだ。その焦る気持ちは空回りして失敗してしまうことが多いのだ。

さっき具合が悪くなった人、大丈夫なのだろうか。体調を崩した受験者を試験官が心配して駆け寄っている。電気野郎は前の方の席に座っているので後ろが見えない。見ることができない為、誰が体調を崩したのか見ることができない。
電気野郎は心配していたが自分の方に意識を持たなくてはと気持ちを切り替えた。







筆記試験終了。さらに実技試験も終了。仕上がりは完璧だ。変なミスをしていない限り俺は満点だ。自信がある。






3日後 試験結果。




〈電気野郎〉    1143点 合格。

〈ミル・コサイン〉 1187点 合格。

〈カイト・ペイン〉 1085点 合格。

全員合格。

合格祝いの食べ放題バイキングはカイトの奢り。










時はさかのぼる。
筆記試験終了後。試験官たちが問題用紙と回答用紙を回収する。


「‥‥‥なんだこれは。」

試験官の一人だったフタチマルはの問題用紙と回答用紙を集めた。
彼の回答用紙が目に入った。
『問78』。たしか世界史分野のラッキー問題だったはず。科学や計算問題が完璧なこの子がわからない問題ではないはずだ。


――――――――――――――――――――――
問78

1962年、第三次未来戦争末期に活躍した
英雄 セン・ロッツォだが、
彼の最終職業を答え、死因を明確に答えよ
――――――――――――――――――――――ー
問題用紙 問78のページにはその『英雄』の写真も載せていたはず。

「く……狂ってやがるぜ」

問題用紙の英雄の写真には大きな文字で、赤いインクでFU〇Kと記されていた。
…これは赤いインクじゃない。そもそも鉛筆、消しゴム、時計以外の持ち込みは禁止。
いや、この場所に入る地点で持ち物検査をしっかりと行った。これは赤いペンじゃない。
これは‥‥血だ。

……何があった。彼に何があった。分からない…。
それ以上、彼は何も考えなかった。考えようとしなかった。


ミル「謎が多いわねこの作者。」
電気野郎「ほんとそれな。」
カイト「僕より頭おかしいんじゃない?この作者。」
作者「カイトよりはマシだと思うのだが‥‥。」

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